Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/今中慎二 20110423
選考終了日時:2011年5月7日 (土) 09:46 (UTC) 1か月の選考期間延長により2011年6月7日 (火) 09:46 (UTC)
- (推薦)割と自薦です。記事の内容および出典やスタイルが、良質な記事である郭泰源と同レベルまで達していると思います。--Okapia2 2011年4月23日 (土) 09:46 (UTC)
- 賛成 :推薦者票--Okapia2 2011年4月23日 (土) 09:46 (UTC)
条件付賛成賛成 出典は丁寧に付けられているが、難がある箇所が数点見受けられます。以下箇条書きで指摘します。- おそらく同じ変化球が、#現役前半では「スプリット・フィンガード・ファストボール」と、#フォークボールでは「スプリット・フィンガード・ファストボール系のフォーク」と記載されているが、この表記を統一しない理由はあるのでしょうか。同じように#現役後半では「キレ」、#投球スタイルでは「切れ」となっていますね。これらは特に理由がないならば表記ゆれとして修正すべきです。
- 一般的な野球の知識なのか、今中個人の経験則なのかがはっきりしない記述が多い。これらはどちらかを明示すべきでしょう。例えば、#現役前半の「このケガからのリハビリで痛みの軽いカーブだけで遠投を行った」や#スローカーブの「また反発力がないため打たれても飛ばず」など。
- 今中自身の発言を引用している箇所は括弧を使用するなど工夫をするべきでしょう。そうしないと#成績の「昔の左打者は外角へ逃げる球を苦手としていたが現代の左打者は左投手のスライダーなどにもうまく対応」における「昔」「現代」などはすぐ古くなる表現とみなされてしまうかもしれません。
- 主語が入れ替わるなど、日本語としてこなれていない箇所があります。#投球スタイルにおける「特にカーブの方がストレートよりも力強く腕を振るように見えたため、打者はストレートに差し込まれたりカーブに体が突っ込んだりしやすくなった」など。
- 野球のジャーゴンが多すぎます。例えば#現役後半では「スロー調整」、「例年ノースローだった秋季キャンプ」とあり、throwなのかslowなのか良く分からなくなっています。
以上の修正がなされた場合には賛成票に切り替えさせていただきます。--オクラ煎餅 2011年4月28日 (木) 00:49 (UTC)
- コメントコメントを頂きましてありがとうございました。遅くなりましたが、それぞれについて対応と回答は以下の通りです。
- 表記ゆれ→「スプリット・フィンガード・ファストボール系のフォーク」と「キレ」に統一しました。
- 一般的な知識か、個人の経験則か→元の文献ではどちらも一般論として書かれています。「一般論である事を明示」というのが、うまくイメージがつかめず加筆はしていません。申し訳ありません。
- 今中自身の発言→経歴節の発言と同様、鉤括弧(「」)で囲みました。
- 日本語のこなれなさ→加筆を行ないました。
- ジャーゴン→三大紙などを見ると、「スロー調整」は例えば朝日新聞の2009年3月30日付夕刊P.13や同2011年2月20日付朝刊P.17、読売新聞の2011年2月16日付朝刊P.29など、「ノースロー調整」は朝日2011年3月05日付朝刊P.27、読売新聞2010年12月17日付夕刊P.3などでそれぞれ使われており、ジャーゴンというほど特殊でわかりにくい表現ではないように思います。投手の練習には基本的に投球が含まれること、「遅くない」という意味でノースローという表現は(多分あまり)使われないことから、必ずしも理解しにくくないのではないでしょうか。もちろん「ゆっくり調整した」「投球せずに調整をした」でも全く問題はないと思いますが、ジャーゴンとみなす基準がもしあれば教えて頂ければ幸いです。
- 以上、よろしくお願いいたします。--Okapia2 2011年5月5日 (木) 14:54 (UTC)
コメント 加筆修正ありがとうございます。ですが、まだ表現に難がある点は残っていると思います。例えば「スプリット・フィンガード・ファストボール系のフォーク」はやはり違和感があります。フォークボールとスプリットフィンガードファストボールの中間的な変化をする球種であることを示したいのであれば、「鋭く落ちるフォークボール」や「落差のあるスプリットフィンガードファストボール」でいいのではないかと思うのです。次に、元の文献ではどちらも一般論として書かれているとしても、専門技術的にして経験則が重視されるスポーツ理論においては、あるメソッドに対する反証があることが多いため、その点を考慮すべきであると考えます(例:打撃 (野球)#打撃理論)。なのでやはり「今中はスローカーブは反発力がないため飛ばないと考えていたことから…」などとしたほうがより正確かと思います。また、「スロー調整」と「ノースロー調整」が同じ節に並んでいては判りにくいのは当然でしょう。Wikipedia:専門用語には解説をに照らし、意味が通じるならば「無理をせずに調整」、「投球せずに調整」などとしたほうが良いと思います。--オクラ煎餅 2011年5月6日 (金) 06:29 (UTC)
- コメント再びコメントを頂き、ありがとうございます。
- フォークボールの項にあるように、スプリットフィンガードファストボール(SFF)とフォークボールの間には必ずしも明確な判別基準がありません。今回の「SFF系のフォーク」も、落差だけならもちろん「落差のあるSFF」で良いと思いますが、握り方も含めて「SFF的なニュアンスの強いフォークボール」という意味となっています。
- 「スローカーブは反発力がなくて飛ばない」については、現役引退後に今中自身が(他人のスローカーブも含めて)「打たれても飛距離が出なかった」という事実として認識し、出展元の専門誌(『野球小僧』)が記事の中で一般論として扱っています。同じ文中の第三者による「球速が遅いため打者が必ず反応する」と同様、信頼できる情報源の観点からは「(特殊な個人経験というより)一般論として扱う合理性がある」と見なしてよいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
- ご指摘に従い、「ノースロー」と同じ節の「スロー調整」を改めました。
- 以上、よろしくお願いいたします。--Okapia2 2011年5月6日 (金) 07:40 (UTC)
コメント フォークボールとスプリット、あるいはSFFの間に明確な定義の違いがないことは存じ上げております。しかしながら「スプリット・フィンガード・ファストボール系のフォーク」や「SFF的なニュアンスの強いフォークボール」と表記することはWikipedia:言葉を濁さないの観点から好ましくありません。そのように書くくらいなら「鋭く落ちるフォークボール」や「落差のあるスプリットフィンガードファストボール」と書くほうが簡潔で読みやすいと考えます。もちろん「今中はこの球種を『スプリット・フィンガード・ファストボール系のフォーク』と呼んでいる<ref>「今中慎二インタビュー」『野球小僧』20xx年x月x日号xxページ</ref>。」のように引用として記述する限りはなんら問題はありません。--オクラ煎餅 2011年5月6日 (金) 08:27 (UTC)
- コメント野球小僧ではライターが「SFF系のフォーク」という表現を使っています。とりわけこのようなケースでは出典を上げれば十分かと思っていましたが、「『野球小僧』(で執筆したライター)がSFF系のフォークと呼ぶ変化球」と書いたほうが良いという事でしょうか?先ほども書いたように、握りも含めて「SFF的なニュアンスの強いフォーク」なので、「落差の大きいSFF」だとSFF一般の変化量の個人差に還元されて意味が変わるように思います。
- またこちらの理解不足で大変申し訳ないのですが、この表現がWikipedia:言葉を濁さないの「匿名の情報源(ソース)に基づくものとすることによって、文章に偏見を持ち込んで」「中立的な観点に欠ける(:冒頭定義)」というのが少しわかりにくいので、もう少し具体的にどの項目に該当するのかご教示頂ければ幸いです。
- 以上、よろしくお願いいたします。--Okapia2 2011年5月6日 (金) 09:04 (UTC)
- 賛成 丁寧に出典がつけられていて、野球選手としての業績・プレースタイルも丁寧に説明されており、良質な記事としてふさわしいと考えます。スプリット・フィンガード・ファストボールとフォークボールは元々違いがあいまいであり、この項目でそこまで表記の違いにこだわることは無いのではないでしょうか。--Haifun999 2011年5月7日 (土) 05:04 (UTC)
- コメント まもなく選考期間が終了しますが、現在賛成2票、条件付賛成票1票ですので、「記事の修正が必要とされる意見が出た場合、選考期間を最大1ヶ月延長することができます」に基づいて、選考期間の延長を適用してはどうでしょうか?--Tam0031 2011年5月7日 (土) 08:23 (UTC)
コメントHaifun999さん、Tam0031さん、新たにコメントを頂きありがとうございます。Tam0031さんのご助言に従い、選考期間を延長させて頂きたいと思います。
Googleによる検索は「表現がどのくらい通俗的に使用されているか、大まかに確かめる」方法ですが、一方で「スプリット系」という言葉で変化球を表現している例は新聞記事で散見され(北海道新聞2011年2月22日付朝刊P.16、産経新聞2010年8月16日付朝刊P.12、中日新聞2010年7月16日付朝刊P.22、など)、「スプリットフィンガードファストボール系のフォークボール」という表現の一般性は必ずしも低くないのではないでしょうか。
簡潔性が大事な事はもちろん認めますが、今回の場合は不必要に言葉を濁しているわけではなく、記述の正確性を高める役割を果たしていると私は考えております。また、プレースタイル-変化球 の節では最初だけこのように表現し、その後は「フォークボール」としており記事全体の簡潔性を損ねるというほどではないように思います。
レゲエは私が言うまでもなく素晴らしい秀逸記事ですし、例えばその主執筆者のオクラ煎餅さんが同じような指向性で記事を編集されるというのであれば大変ありがたく思いますし、異議を唱えるつもりもありませんただ私としては、上記のような理由でこのままの表現でも良いのではないか、と考えております。引き続きご意見など頂ければ幸いです。以上、よろしくお願いいたします。--Okapia2 2011年5月7日 (土) 13:33 (UTC)
- コメント 重箱の隅をつつくような話になって申し訳ありませんが、今回Okapia2さんはまた新たな表現「スプリット系」を例に出されました。「スプリットフィンガードファストボール系」と「スプリット系」と「フォークボール」がほぼ同じ球種をあらわしていることは野球ファンである私には理解できます。しかしそれらの異なる表現が幅広い読者に対して丁寧な表現足りえているかはやはり疑問なのです。繰り返しになり恐縮ですが、そのような表現をするくらいならば単純に「フォークボール」に統一した上、注釈を付記すればよいと考えます。とはいえ、私が指摘した他のポイントについてはすべて改善していただきましたので、賛成票に切り替えさせていただきます。修正ご苦労様でした。--オクラ煎餅 2011年5月8日 (日) 02:36 (UTC)
- コメント オクラ煎餅さん、幾度にも渡ってコメントを頂きありがとうございました。せっかく(?)なので補足させて頂きますと、フォークボール#名称と分類にもあるように変化球を指す場合の「スプリット」は「スプリットフィンガードファストボール」の略称(=同意語)として使われています(読売新聞1987年4月10日付夕刊P.3)。そのため私は「スプリット系」と「スプリットフィンガードファストボール系」も同じ意味を指す言葉として認識し、「(誤解を生む)新たな表現」という意識がなく、前回のようなコメントを書きました。
- この件も含めて、以前の「ジャーゴンな表現」と同様に「一般紙の記事に使われる表現は一般性がある(誤解を生じにくく、wikipediaの記事内で基本的に使用して良い)」という私の認識が正しい基準からズレているのかな、という事を改めて考えさせられました。正直なところどの位ズレているのか自分ではよくわからず、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。オクラ煎餅さんのような定見のある方々が、記事スタイルのルールをさらに充実させて下さることを陰ながら(勝手に)願っております。--Okapia2 2011年5月8日 (日) 14:07 (UTC)
- スポーツ記事においてジャーゴンや専門用語を使用するとき、一般紙に使われているから大丈夫ということはないと思います。本件における「スプリットフィンガードファストボール系」と「スプリット系」と「フォークボール」の他にも、例えばサッカーにおける「クロス」と「センタリング」、総合格闘技における「タックル」と「テイクダウン」と「シングルレッグ」と「ダブルレッグ」競馬における「馬群」と「馬ごみ」、ボクシングにおける「ジャブ」と「リードブロウ」など同様の技術や事象を表す表現は無数にある訳ですが、そのスポーツ競技に興味がない読者は一見するだけでそれらが同じ事を表しているとは判らないかもしれません。それゆえ、誤読を避けるためには出来るだけ表記を統一した方が良いですし、あえて併用する際にはWikipedia:専門用語には解説をに照らして括弧や注釈を使用するなどして補足すべきです。野球が日本では大変人気のある競技であるゆえか、wikipedia日本語版の野球関連記事には逆にそうした配慮が欠けたものも散見されます。--オクラ煎餅 2011年5月9日 (月) 00:46 (UTC)
1か月の選考期間延長を適用して6月7日までの選考期間にすることは合意が得られたものとして、その後オクラ煎餅さんが5月8日02:36 (UTC) に条件付き賛成票を賛成票に切り替え、賛成票のみ3票の状態が48時間継続のため、早期終了・通過となります。--Tam0031 2011年5月10日 (火) 16:03 (UTC)