Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/万葉翡翠 20190711
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選考終了日時:2019年7月24日 (水) 16:15 (UTC)→2019年8月14日 (水) 16:15 (UTC)
- (自動推薦)2019年6月度の月間新記事賞受賞記事。--totti(会話) 2019年7月10日 (水) 16:15 (UTC)
- 賛成 1文学作品の記事として十分な品質と出典で適切な規模感で書かれていると思います。--TEN(会話) 2019年7月12日 (金) 16:11 (UTC)
- コメント この推理小説について様々な角度から触れられた優れた記事だと思います。一点だけ気になるのが、あらすじが「翡翠原石の発見と犯罪の露見に繋がっていく」と途中で終わっていることです。ガイドライン「Wikipedia:あらすじの書き方」や「Wikipedia:ネタバレ」では言葉を濁さず結末まであらすじを書くことになっていますし、百科事典の記事としてはこの記事だけを読んで結末まで知ることができるようにあらすじが書かかれていたほうが良いと考えます。例えば結局今岡がどうなったのかといったあたりなどが記事内で触れられておらず、「設定とトリック」の節を読む上でも、あらすじが最後まで書かれていないとなかなか理解しづらい部分があるのではないでしょうか。--伊佐坂安物(会話/履歴) 2019年7月14日 (日) 12:54 (UTC)
- コメント 執筆者です。査読と批評をありがとうございます。あらすじの点については、確かに首肯できる点がありますから多少書き足そうかと思います。幸いにして、手元に光文社文庫版(山前譲氏による解説も優れたものです)がありますから再度内容を検討しつつ修正しようと考えています。--Swanee(会話) 2019年7月14日 (日) 14:01 (UTC)
- コメント 先ほどあらすじについて加筆を済ませました。これで結末までカバーできたのではないかと思います。--Swanee(会話) 2019年7月15日 (月) 08:14 (UTC)
- 賛成 ご対応いただきありがとうございます。賛成票に切り替えます。--伊佐坂安物(会話/履歴) 2019年7月15日 (月) 09:05 (UTC)
- コメント 先ほどあらすじについて加筆を済ませました。これで結末までカバーできたのではないかと思います。--Swanee(会話) 2019年7月15日 (月) 08:14 (UTC)
- コメント 執筆者です。査読と批評をありがとうございます。あらすじの点については、確かに首肯できる点がありますから多少書き足そうかと思います。幸いにして、手元に光文社文庫版(山前譲氏による解説も優れたものです)がありますから再度内容を検討しつつ修正しようと考えています。--Swanee(会話) 2019年7月14日 (日) 14:01 (UTC)
- 賛成 注釈3に書かれている、「東京には絶対に生えていない植物が生育しているのが見つかり」という方が自然なストーリーに見えますね。新宿駅で「杉原がその近くで1人の少年から何かを包んだ紙を受け取る」という必然性がよくわかりませんでした。ともあれ、作品の内容をうまく解説できているものと思います。--Tam0031(会話) 2019年7月16日 (火) 14:48 (UTC)
- 反対 現時点で反対する主な理由は以下の通りです。
- 本作品の主題の一つが歴史の謎を巡る研究であり、実際にも本作品は、推理小説としての側面よりも、歴史研究としての側面に対する評価の方が高い以上、現実の研究結果とフィクション(もしくは著者の意見)として書かれた部分が、どこでどのように違っているのか、という点について明瞭な解説が必要と考えます。現在の記事構成では、現実の研究結果があちこちにばらばらに書かれており、現実の研究と清張のオリジナルの部分の違いがよくわかりません。そこで、日本翡翠を巡る実際の研究史について、本作品に関連する内容を一節程度にまとめた解説が欲しいところです。具体的には§4「作品の背景」節の下にサブセクションとして「日本翡翠に関する現実の研究」(仮題)を置くのが適切でしょう。そのサブセクションに「奈良時代に歴史の表舞台から姿を消した日本産の翡翠が再発見されたのは、1935年のことであった」「作品の大詰めで舞台となった小滝川の翡翠集積地は...翡翠のすべては糸魚川産であることが定説となった」といった内容や、§5.3「考古学者の視点」節の「考古学者の寺村光晴は ... .導き出されたものとして同意している。」の部分など、日本翡翠に関する現実の研究史を(清張作品の主題に直接関わる部分に絞って)まとめて解説していただけるとわかり易いと思います。ついでに、清張作品オリジナルの説はどのような部分か、の解説もあるとありがたいです。たとえば、§5.2「中西進の分析」節の解説を読むと、『万葉集』巻十三の3247が日本翡翠を詠んだ歌である、という解釈は清張によるオリジナルなものである(少なくとも中西進はそう考えている)ように理解できますが、次の§5.3「考古学者の視点」節では、「樋口清之が歌の内容と翡翠との関連を説いた」とあるので、そうではないようにも思います。こういった、小説オリジナルの歴史解釈と現実の研究における解釈の違いについてのまとまった解説が欲しいところです。
- 上の Tam0031さんのコメントと同様に、杉原がフジアザミの種子を受け取った理由、および、それがフジアザミの種子とは知らないはずの多美子がそれを植物の種子だろうと推測した理由がなんとも不自然で納得がいきません。杉原は山野草の愛好家で、それまでもいろいろな山野草を栽培していた、そして多美子もそれを知っていた、などという設定があるのなら納得できますが。ネタバレまであらすじを書くなら、それについての解説もあって良いと思います。小説にはそれについての設定は何も書かれていない、というのであれば仕方ないですが。
- コメント 執筆者です。ご意見ありがとうございます。まず、杉原のことについては小説内で「植物採集が趣味」とあり、多美子もそれを知っていました。この点は「あらすじ」または「設定とトリック」のところで言及が可能かと思います。(どちらに加えるのがよいかは、文章も含めて少し思案したいと思います)次に翡翠の研究史と発見史については、手元にかなりの文献がありますので、(現時点では注釈2に説明されている点も含めて)1節を建てることが可能かと考えます。ただし、現実世界でウィキペディアにアクセスできる時間がかなり少なくなっていますので、可能であれば最大限度の選考期間延長をお願いできれば、と思います。--Swanee(会話) 2019年7月17日 (水) 13:09 (UTC)
- 主執筆者の方よりご希望がございましたので選考期間を最大限の4週間延長します。--Loasa(会話) 2019年7月17日 (水) 15:35 (UTC)
- すみません、以前もあった事案なのですが、選考期間の延長は、記事を修正したり賛否の判断をしたりするための時間を稼いで、通過させるために行うもののはずです。現状で賛成4票、反対1票であり、そのままであれば選考終了時点で通過する票数です。選考終了までに反対票が増えて通過しない状況にあるならともかく、現状で選考期間の延長は不要ではありませんか。記事の修正・改良は、選考が終了してからでもできますし。--Tam0031(会話) 2019年7月18日 (木) 15:04 (UTC)
- コメント 延長の件について、誤解していたようで申し訳ありません。ともあれ、延長の有無にかかわらず上記2点については修正・加筆作業に入る予定でおります。--Swanee(会話) 2019年7月20日 (土) 00:48 (UTC)
- コメント 一部あらすじと設定とトリック部分について加筆修正しました。翡翠の研究史と発見史については、また日を改めて取り組むことにします。--Swanee(会話) 2019年7月20日 (土) 10:21 (UTC)
- コメント 延長の件について、誤解していたようで申し訳ありません。ともあれ、延長の有無にかかわらず上記2点については修正・加筆作業に入る予定でおります。--Swanee(会話) 2019年7月20日 (土) 00:48 (UTC)
- すみません、以前もあった事案なのですが、選考期間の延長は、記事を修正したり賛否の判断をしたりするための時間を稼いで、通過させるために行うもののはずです。現状で賛成4票、反対1票であり、そのままであれば選考終了時点で通過する票数です。選考終了までに反対票が増えて通過しない状況にあるならともかく、現状で選考期間の延長は不要ではありませんか。記事の修正・改良は、選考が終了してからでもできますし。--Tam0031(会話) 2019年7月18日 (木) 15:04 (UTC)
- コメント 「作品の背景」を細分化し、日本の翡翠文化などについて説明を加えてみました。今後も気づいたことがあれば随時加筆したいと思います。--Swanee(会話) 2019年8月4日 (日) 10:34 (UTC)
- 賛成 :文字量は少ないものの背景に含まれる情報の量は多い作品で、それらをまとめて確認できるのは有意義だと思います。作品の評価を含めて丁寧に掘り起こしてあり、久しぶりに読み返したくなりました。その点でも良質だと考えます。--Moke(会話) 2019年7月17日 (水) 16:47 (UTC)
選考終了時点で賛成4票、反対1票のため、通過となります。--Tam0031(会話) 2019年8月15日 (木) 13:09 (UTC)