Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/ラガヴーリン蒸留所 20231127
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選考終了日時:2023年12月11日 (月) 14:24 (UTC)
- (推薦)自己推薦。2022年12月度の新記事賞落選。既に良質な記事となっている他のウイスキー蒸留所の記事と同様、歴史、製造、製品、評価を過不足なく書けており良質な記事の基準を満たしていると考えますので自薦いたします。--Keeezawa(会話) 2023年11月27日 (月) 14:24 (UTC)
- 賛成 :--Keeezawa(会話) 2023年11月27日 (月) 14:24 (UTC)
- コメント→ 賛成 過去「良質」となっている記事では、アードベッグ蒸留所が豊富な画像によって蒸留所の様子や雰囲気がよく伝わり、スプリングバンク蒸留所ではラインナップの充実が好印象だったのですが、それに比べるとやや物足りない感があります。 率直に申し上げて、「アイラの巨人」と呼ばれるほどのラガヴーリンならば、まだなにかあるような気がするわけです。例えば、英語版ではラガヴーリンがテレビドラマで使われた例が紹介されており、「ラガヴーリン 小説」でネット検索すると、村上春樹、島田雅彦、今野敏作の名前が出てきたりします。書くに足る情報かはわかりませんが、こうした文化面での加筆ができれば、と思いました。--みっち(会話) 2023年11月29日 (水) 12:58 (UTC)
- @みっちさん ご意見ありがとうございます!
- 画像について - Flickrを漁ってみましたが意外とないものですね。ひとまず熟成庫の画像は拾えたので追加しました。ラガヴーリンは現場見学にフレンドリーではない蒸留所だと聞くのでやむを得ないのかもしれません。
- 商品ラインナップについて - たしかにスプリングバンク蒸留所の製品節と比べるとボリュームは少ないですね。ただ、スプリングバンクがボリューミーなのは単純に1蒸留所で3銘柄を作り分けており、しかも各銘柄ごとに熟成年数別で複数の定番品が存在しているためです。ラガヴーリンは製品ラインナップが非常にシンプルな蒸留所でして、ラガヴーリン8年が定番化するまでは長らくラガヴーリン16年が唯一の定番商品でした[1]。それゆえ製品節のスリムさはやむを得ない、というか適切な文量であろうと考えています。一応ディアジオが毎年限定品として出している「ディスティラーズ・エディション」については言及が多く評価も高いので加筆しました。ボトルをどこまで書くかについては白州蒸溜所のGA選考で似たようなことを書いたので特別:差分/95983036も参照いただければ幸いです。
- 文化での言及について - 文化での言及についてはWP:NOTFANSITEの観点からこういうふうにはしたくないので、載せるとすれば作中においてなんらかの重要な役割を果たした場合や、その言及が現実に何かしらの影響を与えた場合などに限るべきだと考えています。ということで『天使の分け前』に登場した話と、英語版にあった『パークス・アンド・レクリエーション』での扱いについて加筆しました。ご提示いただいた小説家方については、村上春樹はラガヴーリンを好んでいるという話は聞いたことがありますが、『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』でもラガヴーリンは特に言及がないのですよね。島田雅彦と今野敏作についてはそれぞれ「名前 ラガヴーリン」でGoogle検索すると上位にこの選考ページが出てくるような状況で、第三者言及があるほど重要な情報は私が調べた範囲ではないように感じました。--Keeezawa(会話) 2023年12月1日 (金) 16:22 (UTC)
- 対応ありがとうございます。位置図が入ったのはよいと思います。元からある地図画像はポートエレン蒸留所の説明用らしく、ポートエレンのみ赤表示で、記事中の蒸留所所在地がポートエレンとなっていることと合わせて誤解を招きやすいと思っていました。不満はほぼ解消されていますが、Gurengeさんのご指摘によりさらに改稿予定のようなので、もうしばらく様子を見させてください。
- なお、島田雅彦は『パンとサーカス』、今野敏(敏作ではなく敏でした。人名間違い失礼しました)は『逆風の街』でラガヴーリンを取り上げているように見えましたが、本を確認してはいませんのであくまで参考ということで。--みっち(会話) 2023年12月3日 (日) 14:39 (UTC)
- @みっちさん 地図の紛らわしさはたしかにそうですね。ポートエレンの復活やアードナッホー、ポートナーチュランといった新顔もあるので折を見て画像を作ろうかなと思います。具体的な小説名のご提示ありがとうございます! 私もどちらとも未読なのでなんとも言えませんが、ググった範囲ではあまり大きく取り扱われたわけではなさそうですね。--Keeezawa(会話) 2023年12月4日 (月) 14:39 (UTC)
- 改稿お疲れ様でした。創業年まわりの記述もすっきりしたので賛成します。--みっち(会話) 2023年12月5日 (火) 13:06 (UTC)
- コメント有名なスコッチウイスキー蒸留所について詳述されていると思いますが、記述にやや混乱が見られるように思います。
- 1.ジョン・ジョンストンなる人物によって1742年に創業とありますが、事実でしょうか?英語版では1816年に商業ライセンスを取り、1835年まで運営していたのもジョン・ジョンストン(およびArchibald Campbell Brooks)ということのようですが、同一人物でしょうか?同一人物の場合、期間的にいずれかの記述に誤りがあるように思いました。
- 2.アードモア蒸留所の統合について1936年(1836年の誤記?)とありましたが、[1]ではジョン・ジョンストンによるアードモア蒸留所の買収が1825年、アレクサンダー・グラハムによるラガヴーリン蒸留所買収が1836年、アードモア蒸留所とラガヴーリン蒸留所の統合が1837年となっており、もう少し記述の整理が必要ではないかと思いました。また、同じくラガヴーリン蒸留所の命名についても例えば[2]などでは1816年としており、100年以上乖離があるのは違和感があります。個人的には公式なライセンス取得時(1816年)に命名、というのがしっくり来ますが、1936年(1836年の誤記?)が事実という事であればそれまでは何と呼称されていたのか等掘り下げた解説があると良いかと思いました。
- 3.DCL社による買収後節について現在まで100年近くあると思いますが、記述があっさりとしすぎており、WW2による生産中止や設備の電化についてなどは言及しておいた方が良い出来事のように感じました。--Gurenge(会話) 2023年11月29日 (水) 21:51 (UTC)
- @Gurengeさん 丁寧なチェックありがとうございます! 思いのほか粗があり恥ずかしいですね……。こちら対応に少々時間がかかりそうなので少々お待ちいただければ幸いです。--Keeezawa(会話) 2023年12月1日 (金) 16:22 (UTC)
- @Gurengeさん お待たせいたしました。ひととおり目を通して改稿を終えましたのでご報告です。
- 創業者について - 完全に私の誤読で、1742年に創業したのはジョン・ジョンストンではないので文章を修正しました(じゃあ誰なのか、という話は手元の資料には特にありませんでした)。
- 統合年について - アードモアの歴史周りの記述の量をやや増やしたほか、統合年については注釈で1837年説に触れました。蒸留所の歴史に関する記述で特に信頼できると思われる『スコッチウイスキーの歴史』が「1837年までには蒸留所が1箇所となり」という1836とも1837とも取れる書き方をしておりもどかしいところです。
- 命名年について - これも誤読のようで、『ウイスキーガロア』2020年10月号に「1836 両蒸留所はラガヴーリンという名前で合併」とあるのを命名年だと勘違いしたようです。正しい解釈は「ラガヴーリンが存続会社だよ」という趣旨なのでしょう。
- DCL社による買収後節について - WW2については加筆しました。電化については悩んだのですが、手持ち資料のどこを見ても電化によって設備がどう変わったかに言及がなく、ただ「1948年に電化しました」とだけ書いてもあまり意味はないかなと考え加筆しませんでした。DCL時代以降の情報量の少なさは、長らくホワイトホースの原酒工場として安定した酒造りをしていたので良くも悪くも書くことがあまりない、ということなのかなと思っています。--Keeezawa(会話) 2023年12月4日 (月) 14:39 (UTC)
- 返信 (User:Keeezawaさん宛) 賛成 迅速なご対応ありがとうございます。追記修正により記事の品質が大きく向上していると思いますので、賛成票とさせて頂きます。創業年についてですが、昔の?一部ボトルラベルにThe Lagavulin distillery was founded in 1742.などと記載されているみたいで[3]、製造元はかつて1742年創業を自称していたように見えることなどから、当方は「製造元(公式)は1742年創業を自称」「記録上は1816年創業」と理解しましたが合っているでしょうか。
- 「公式な創業年」という表現が製造元が発表している創業年とも読めてしまうので、「記録上の創業年は1816年である」などのような表現の方がより適切かなと思いました。また、[4]などを参考に1742年創業はあくまで製造元が自称している伝承であることなどを補足するとより理解が深まるのではと思います。--Gurenge(会話) 2023年12月5日 (火) 11:44 (UTC)
- さっそくのお返事ありがとうございます! 私の手元にある2000年代前半流通のラガヴーリンも1816年創業と書いていたので公式は1816年としているのだろうと勝手に考えていましたが、さらに古いボトルではそうではなかったのですね……。リサーチ不足を痛感しました。infoboxの創業年は命名年ベースで1816年のままとしましたが、おっしゃるとおり本文中で「公式な創業年」と書くのは誤解を招きそうなので、文章を調整しました。丁寧なチェック本当に助かります……!--Keeezawa(会話) 2023年12月5日 (火) 12:04 (UTC)
- よく見てみると質問への回答になっていなかったので補足ですが、ディアジオ時代の1999-2000年流通のボトルでは1816年創業表記になっているほか[5]、UDorディアジオ時代の1990年代末には1816年表記となっているので[6]、おそらくUDorディアジオ時代の境目あたりで表記を変えたということなのでしょう。日本のオールドスコッチ書籍として最も信頼できるであろう盛岡スコッチハウス『スコッチ・オデッセイ』でも特にそのあたりの言及はされていないので、どっちにも取れるような書き方でお茶を濁すのがウィキペディアとしては正解かなと思いました--Keeezawa(会話) 2023年12月5日 (火) 12:19 (UTC)
賛成票のみ3票以上集まった状態が48時間継続したため、早期終了・通過。--Keeezawa(会話) 2023年12月8日 (金) 02:10 (UTC)
脚注
[編集]- ^ 70年代流通品まで遡れば12年がありますが、ここまで遡るとシングルモルトはごく少数の好事家の飲み物であり、言及を探すのが困難です。