Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/マレーシアの漫画 20241102
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選考終了日時:2024年11月16日 (土) 14:30 (UTC)
- (推薦)自薦します。マレー語・中国語の文献は参照していないので加筆の余地はあるはずですが、英語・日本語文献の範囲で書ける内容はある程度カバーできたと思います。--Deer hunter(会話) 2024年11月2日 (土) 14:30 (UTC)
- 賛成 :推薦者票。--Deer hunter(会話) 2024年11月2日 (土) 14:30 (UTC)
- 賛成 マレーシアの漫画について、よく分かる記事になっていると思います。一点、形式的な面で、WP:MSH#NOLINKの観点から、「歴史」節の見出しの注釈は外に出したほうがいいように思います。また、「歴史」節の挿入画像においてマレーシア・カートゥーン&コミック・ハウスに触れていますが、「アーカイブ」節でも何らかの言及があったほうが良いと考えます。選考において求めるものではありませんが、リード文や「イベント」節で少し触れられているような、漫画の購読者層やファンカルチャーといった、消費者側の動向についてももう少し紙幅があればうれしいなと思いました。--Nux-vomica 1007(会話) 2024年11月5日 (火) 14:45 (UTC)
- 返信 (利用者:Nux-vomica 1007さん宛) : コメントありがとうございました。改善点を指摘していただけて嬉しいです。見出しの注釈とアーカイブ節をご提案通り変更し、漫画の読者層についても多少加筆しました。もう少し包括的な市場動向データが欲しいところです。
- 近年のファンカルチャーは手薄な側面でした。私自身よく知らないので、アニメ・漫画ファンダムに丸投げできるならそうしたいのですが、そちらの記事は今のところ内容がないですね。「マレーシアの漫画」というくくりで書けることがあるか分かりませんが、宿題にさせてください。--Deer hunter(会話) 2024年11月7日 (木) 11:07 (UTC)
- コメント 読みやすく大変興味深い記事でした。内容的には賛成なのですが、若干気になるところがあり、賛成票を入れると選考が終わってしまうので、いったんコメントとさせていただきます。
- 冒頭の「元々大きくない漫画の市場はさらに細分化されていた。それが障害となってマレーシア漫画は日本や米国に見られるような固有の表現形式を発達させることができなかったという見方もある[10]。」と対応している本文が、文章が似ている「ただし、マレーシアの中国語漫画は絵・内容・文化の面で独自の作風を生み出すには至らなかったという評価もある[126]。」かと思ったのですが、本文の方は「マレーシアの中国語漫画」なので異なっており、冒頭の文章に対応している本文がどこか迷いました。これは特にどこかと対応してはいないのでしょうか?
- 「近代的な漫画 (一コマ漫画) 」という表現ですが、ここでいう近代的の意味について、少し補足があればと思いました。
- 「マレー語の風刺漫画は中国語よりも遅れて発展した。その理由としては、手本とされていたアラブ系の新聞がイラストレーションを使用していなかったためだという説や」という文章ですが、最初「マレー語の風刺漫画がアラブ系の新聞(の漫画)を手本としており、その漫画はイラストレーションを使用していなかった」という意味だと思い、「?」となりました。読み進めると意味が分かったのですが、「マレー語の新聞がアラブ系の新聞を手本としていた」とわかるようにしていただけると、誤読が防げると思います。
- 「米国『MAD』誌のひな形にならったユーモア雑誌だった。」ですが、「ひな形」と「ならう」で意味が被っているので、どちらか省いてよいと思います。
- 「フラットなカラーリングの絵柄」ですが、日本の漫画はだいたい白黒なので、どういう意味なのか解釈に悩みました。
- 「インディー出版」はインディーズ出版のことでしょうか?
- 「スルタン特権」が「マレーシア国王の特権」ということなら、そう書いてしまった方が読者にはわかりやすいかと思います。
- 出典の137がエラーになっています。
- 以上となります。ニッチなテーマとは思えないほど良く書かれており、楽しく読ませていただきました。--呉野(会話) 2024年11月14日 (木) 13:47 (UTC)
- コメントありがとうございます。こういう記事はどこに需要があるのか?ということはいつも疑問に思っていて、面白く読んでいただけたなら望外の喜びです。
- 冒頭の「元々大きくない漫画の市場はさらに細分化されていた。それが障害となってマレーシア漫画は日本や米国に見られるような固有の表現形式を発達させることができなかったという見方もある[10]。」と対応している本文が …
- 冒頭の文はマレーシア漫画全体についての評価、本文はそのうち中国語漫画についての評価で別の論者によるものです。ただ、ご指摘とは関係ありませんが、本文の「中国語漫画は絵・内容・文化の面で独自の作風を生み出すには至らなかった」は「絵柄の面で独自の作風を生み出すには至らなかった」に変更しました。この記述は孫引きだったのですが、オリジナルの Tan 2015 をよく読むと理解が不正確でした。作品内容にマレーシアの文物が反映されている点で「content and culture」の面では独自性があるが、一目でそれとわかるような独自の画風がなかったというのが正しいです。
- 「近代的な漫画 (一コマ漫画) 」という表現ですが、ここでいう近代的の意味について、少し補足があればと思いました。
- 「近代的な漫画 (Comics/cartoons in the modern sense)」は出典通りの表現ですが、著者がどういう意味でそう言ったか詳しい説明はありません。おそらくロドルフ・テプフェール以降の風刺画を古代や中世の壁画・絵巻物・タペストリーなどと区別して言っているのではないかと思います。ただ私の解釈を付け加えるのはためらわれるので、「近代的な漫画」という表現にしておいて読者の解釈に任せたいです。
- 「フラットなカラーリングの絵柄」ですが、日本の漫画はだいたい白黒なので、どういう意味なのか解釈に悩みました。
- 出典をそのまま引くと「a linear style with "flat color and tonal values"」です。linear style はペンによる線画のこと、彩色と明暗がフラットというのはいわゆるアニメ塗りのことだと思います(マレーシアの漫画出版物はカラー印刷が主流です)。代表的な日本風作品とされる Lawak Kampus [1]はその評語通りに見えます。これも私の解釈ではありますが、まず間違いないと思うので「フラットなアニメ塗りの絵柄」と書いておきました。
- 「インディー出版」はインディーズ出版のことでしょうか?
- 言われてみると、日本語の「インディー(ズ)出版」の定義はよく分かりません。別の言葉に言い換えます。英語の「independent comics」は自費出版/自己出版と小規模出版社を両方含む言葉だと思いますが、この記事では「自己出版」でいいでしょう。ただ「近年ではインディー出版やデジタル出版で作品を発表する女性が登場」の部分は、自己公表の出典をつけてまで言うことではないという気がしてきたので削除しました。
- 「スルタン特権」が「マレーシア国王の特権」ということなら、そう書いてしまった方が読者にはわかりやすいかと思います。
- マレーシアには9つの州に世襲制のスルタンがおり、その中から国王が選出されるようです。日本の新聞などでは「スルタン(州王)」とカッコ書きしている例があり、その方が分かりやすいと思うのでそうします。
- 上記以外の部分はご指摘通りに変更しました。--Deer hunter(会話) 2024年11月15日 (金) 23:19 (UTC)
- 賛成 :マレーシアの国王はそのような制度なのですね。ご対応いただきありがとうございました。他に気になる点は他にございません。--呉野(会話) 2024年11月16日 (土) 12:15 (UTC)
選考終了時点で、賛成3票、反対0票より、通過。--Family27390(会話) 2024年11月16日 (土) 14:31 (UTC)