Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/イスラム美術 20210218
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選考終了日時:2021年3月4日 (木) 07:10 (UTC)→2021年4月1日 (木) 07:10 (UTC)
- (推薦)他薦です。2010年12月13日に、フランス語版からの翻訳で大幅な加筆がされています。2011年の良質な記事の選考で不通過とありますけれど、現状の内容で良質な記事として成立すると考えました。私も最近加筆を行いましたが、記事全体のサイズからはわずかな量であり、他薦としました。以下メモです。
- 翻訳者の方が近年は活動していないようなので、変更が必要な際は私ができるかぎり編集します。他に詳しい方がいれば歓迎です。
- 「参考文献」には翻訳者の方のコメントが入っており、独自研究の観点から議論がありそうですけれど、ひとまずそのままとしました。
- 賛成 :推薦者票。--Moke(会話) 2021年2月18日 (木) 07:10 (UTC)
- コメント – まだ通読していない段階ですが、ざっと目を通していくつか気付いた点があったので、とりあえずコメントいたします(以下版番81900824に基づきます)。
- 出典のうち、Naef 2004(仏語版に書誌詳細あり)、辛島編 2007、杉田 2004(杉田 1999の誤り?)が参考文献節に見当たりません。
- 出典43の「ルーヴル美術館 AO 6023」がリンク切れなので(おそらくこちらで代用可能)、ほかも確認したほうがよいかと思います(気が向いたら私も確認してみます)。
- 注釈14のついている文が独自研究かも?と感じました。直前の文の出典に記載があるのかなとも思いましたが、仏語版の脚注25と26の位置関係を見ると、そういうわけでもなさそうです。
- ひとまず以上です。--Jutha DDA(会話) 2021年2月18日 (木) 08:05 (UTC)
- 返信 :Jutha DDAさん、ありがとうございます。以下、ひとまず更新しました。
- Naef 2004を参考文献に追加しました。辛島編 2007、杉田 2004は誤字でした。失礼しました。
- 出典43のリンクを、代用案でいただいたものに変更しました。
- 注釈14のついている本文は、Jutha DDAさんがあげてくださったルーヴル美術館の解説に同様の主旨の内容があったので、出典として追加してみました。いかがでしょう。--Moke(会話) 2021年2月18日 (木) 09:00 (UTC)
- 返信 :Jutha DDAさん、ありがとうございます。以下、ひとまず更新しました。
- コメント:他にもリンク切れがあるようなので、更新してお知らせします。--Moke(会話) 2021年2月18日 (木) 10:20 (UTC)
- コメント:リンク切れを訂正しました。--Moke(会話) 2021年2月18日 (木) 13:15 (UTC)
- 長文の記事であり、文献の確認に時間がかかる可能性があります。査読コメントをいただいた場合の対応時間を考慮して、1ヶ月の延長をお願いいたします。--Moke(会話) 2021年3月1日 (月) 22:10 (UTC)
- 報告 選考終了日時を4週間延長しました。--285Sunlize(会話) 2021年3月2日 (火) 14:17 (UTC)
- コメント 非常に良く書けていると思うのですが、歴史が19世紀で終わっているのはなぜなんでしょう。20世紀以降もイスラム美術は何か書くべきことがあるのではないかと思うのですが。--Tam0031(会話) 2021年3月9日 (火) 15:20 (UTC)
- 返信 (Tam0031さま宛) 20世紀に入り、「三大帝国」(この言い回しが嫌なのですが)の最後、オスマン帝国が消滅、トルコ共和国がスルタン=カリフ制を廃し、西欧化政策をとることによって、トルコ以外の諸国を含め、イスラーム美術の独自性は見いだせなくなったということでしょう。翻訳記事ですので、一から書き下ろす必要がありますが、他の芸術分野同様、20世紀は間口が一気に広がるので、執筆は大変です。私も記事改訂に協力したいのですが、そこまで手が回らないのが実情です。--Falcated(会話) 2021年3月11日 (木) 15:02 (UTC)
- 返信 Tam0031さん、チェックありがとうございます。「歴史」節に19世紀以降を加えました。文献を確認したところ、メトロポリタン美術館 (1987)の目次では18世紀までで終わっており、杉村編 (1999)、ブルーム, ブレア (2001)も基本的にオスマン帝国までとなっています。そのため、工芸や建築などの文献をもとに加筆しました。秀逸な記事になっているフランス語版の歴史節もオスマン、カージャール、ムガルまでになっている点からすると、日本語以外の文献も同様の事情があるのかもしれません。推薦者としては、良質な記事としては問題ないと考えております。 --Moke(会話) 2021年3月13日 (土) 06:53 (UTC)
- 賛成 美術に詳しい方の評価も必要だと思いますが、私としては求めた19世紀以降の加筆が行われたので、賛成とさせていただきます。--Tam0031(会話) 2021年3月15日 (月) 14:14 (UTC)
- 返信 Tam0031さん、確認ありがとうございます。--Moke(会話) 2021年3月16日 (火) 19:26 (UTC)
- コメントMokeさん、お疲れさまでした。まだ読み込めていないので、現時点ではコメントに留めます。
- 「2.4 19世紀以降」は大方宜しいかと存じます。導入部の定義で「イスラーム教徒の君主が支配する地域」とあるので、あまり長尺にすると定義を書き換える必要に迫られます。ですので、この位の分量で結構かと。「イスラーム教徒が増えた東南アジア」は削除してください。それ以前から多かったのですから。
- 導入部一文目で「現代」WP:DATEDとあるので、「21世紀」にしましょう。
- 二段落目、イスラーム君主統治下において、「芸術家」は居ません。それはヨーロッパでの定義です。「職人」と呼ぶのが、妥当なところでしょうか。
- 第四段落「イスラームの美術は厳密に言えば宗教的なものではない」「『イスラーム美術』において直接に宗教美術が占める部分は比較的小さい」。この文言自体に承諾できません。なぜなら「宗教的な場所や聖典において『人間、動物、さらにはムハンマドを表現したもの(が)』禁止されていた」から、結果そう感じるのであって、それは反面、極く「宗教的」であることをを示しているからです。
- 「しばしば極めて高い技術的完成」は、翻訳調で意味が取りづらいです。
- 「書物の中に見られる絵画とミニアチュール」。ペルシア語圏諸王朝とムガル帝国の書籍に限っては、「ミニアチュール」であって、「絵画」とは言いません。 とりあえず、ここまでとします。--Falcated(会話) 2021年3月15日 (月) 14:47 (UTC)
- 賛成 一通り読みました。大筋問題ないですし、反対する要素はありません。言葉の問題。先にも書きましたが、「4.1 美術と宗教」での「イスラームは偶像を禁じたため、モスクなどの宗教建築やクルアーンの写本などを除くと宗教美術は存在せず(略)よってイスラーム美術に占める宗教美術の割合は大きくないのである」とありますが、「宗教」美術ではなく、「具象」美術ではないのでしょうか。その結果がイスラーム美術=宗教美術なのであり、宗教美術が10割を占めると言ってもよいのではないでしょうか。キリスト教や仏教美術の枠組で考えるのが間違っているのです。 「4.3 抽象的なモチーフ」などで「神像、偶像」とありますが、これは「偶像」だけで良いと思います。ムスリムからすると、神像=偶像なのですから。取り敢えずここまでとします。秀逸の俎上に挙がることがあれば、再度考えたいと存じます。--Falcated(会話) 2021年3月16日 (火) 13:43 (UTC)
- 返信 Falcatedさん、チェックありがとうございます。以下のように編集しました。
- 導入部「現代」→「21世紀」、二段落目の「芸術家」→「職人」、「しばしば極めて高い技術的完成」→「完成度は高かった」、「書物の中に見られる絵画とミニアチュール」→「書物の中に見られるミニアチュール」、「2.4 19世紀以降」の「イスラーム教徒が増えた」は削除。「神像、偶像」→「偶像」。
- 第四段落や「4.1 美術と宗教」部分の表現は、今後の課題とさせてください。よい文献があれば更新します。--Moke(会話) 2021年3月16日 (火) 19:26 (UTC)
- 返信 (利用者:Mokeさん宛) :了解致しました。私の方で加筆できるようでしたら、実施いたします。--Falcated(会話) 2021年3月18日 (木) 13:42 (UTC)
賛成のみ3票以上の状態が48時間継続のため、早期終了・通過となります。--Tam0031(会話) 2021年3月18日 (木) 14:21 (UTC)