Wikipedia:井戸端/subj/独自研究と思しき記事名は改名すべきか
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独自研究と思しき記事名は改名すべきか
[編集]こんばんわ。今日、家人が「最初のRPGを作った男 ゲイリー・ガイギャックス ~想像力の帝国~」 ISBN 978-4-86246-347-0 という本を買ってきまして、私も少々読ませてもらったのですが、冒頭に「レーク・ジェネヴァ」という地名が出てきます。検索をかけたところ、Wikipediaでレイク・ジェニーバ (ウィスコンシン州)という表記がヒットしました。英語表記ではLake Genevaですから、ジェネヴァともジェニーバとも読めそうなのですが、一つ気になったことがありまして、この記事のノートを見ると、記事を立項したUser:Ostwind氏が日本語でどう表記するかかなり悩んだ部分が見受けられます。...が、私はこの記事名がOstwind氏の独自研究の域を出ないという疑念が拭い切れないのです。と言いますのも、この記事へリンクしている記事の過去の版を見ますと、「レイクジェネヴァ」という表記がかなり多く、それをOstwind氏が虱潰しに「レイク・ジェニーバ」に修正した痕跡があるのです。私はこの町やTSRやダンジョンズ&ドラゴンズのことはほぼ分からないのですが、件の本で「レーク・ジェネヴァ」と表記されているのは第三者出典として検証可能ではないかと思います。そこで、この「レイク・ジェニーバ (ウィスコンシン州)」を「レーク・ジェネヴァ (ウィスコンシン州)」に改名してもいいものか、どうなのでしょうか?もちろん、いきなり改名はせず、提案を出した上でのことですが、皆様のご意見をお聞きしたく思います。--Focus35mm(会話) 2016年7月2日 (土) 14:21 (UTC)
- 件の記事を作成した者です。記事名について悩んだのは確かですが、独自研究ではありません。グーグルマップ[1]の表記を採用いたしました。つまり地図の表記を使用しているということでございます。--こち(会話) 2016年7月2日 (土) 14:57 (UTC)
- 追加です。
- >「レイクジェネヴァ」という表記がかなり多く、それをOstwind氏が虱潰しに「レイク・ジェニーバ」に修正した痕跡があるのです。
- についてですが、その元の「レイクジェネヴァ」自体、ウィスコンシン州関連のテンプレート以外のほとんどは私が英語版から翻訳した記事であると思います。それらの翻訳をした時は独自研究的に「レイク・ジェネヴァ」と表記しておりましたが、本記事ができた以上修正と内部リンクをつけるのはおかしくない(というか当然の処置)と思いますがいかがでしょうか?--こち(会話) 2016年7月2日 (土) 15:20 (UTC)
- ご回答と出典の明示をありがとうございます。私が文章を見落としていたことと、多少言葉が過ぎたことを失礼いたしました。
- となりますと、出典として「Googleマップの表記を採用する」のと「日本語書籍の表記を採用する」のでは、どちらが適切なのか、ということになりますね。私としては、日本語の表記である「レーク・ジェネヴァ」のほうが良いと考えます。これには理由がありまして、アメリカ英語の発音は日本人には受け入れられないものがかなりあるからでして、例えばNikonを「ナイコン」、Katoを「ケイトゥ」と発音するのはまだ分からないでもないですが、waterをアメリカ英語の発音で「ワーラー」と書いても、ほとんどの日本人は何のことかわからないででしょう。そういう点で、「ジェニーバ」よりは「ジェネヴァ」と書くほうが日本語表記としては自然であるか?と思うのですが、第三者の皆様のご意見をお聞きしたいところです。--Focus35mm(会話) 2016年7月2日 (土) 21:26 (UTC)
- 記事のノート欄で改名提案した上で...というのが基本だと思います。googlemapについては、平凡社地図出版提供の海外地名データ及びネット上の抽出データからなるようです。一般的に地名の和名表記に関しては参照すべき書籍があれば知りたいところではあります。(表記として自然かというのは主観が入りますから...)。また「ジェニーバ」か「ジェネヴァ」どちらかが自然かという議論も、本来記事のノートで行うべきものだと思います。--211.128.129.194 2016年7月3日 (日) 01:10 (UTC)
- コメント 他の方がおっしゃるように、独自研究であったとしても基本的にはノートページで議論するべきだったと思います。ただ、井戸端として興味深い案件でもあり、ジェニーバ郡 (アラバマ州)やジェノバ湖といった、別の記事・用語との兼ね合いもありそうです。
- 自分の分野ですと、ジェネバ機構がGenevaでしょうか。機械工学、機構学の分野では「ゼネバ機構」として用語制定されていますが、Wikipediaでは「ジェネヴァ機構」にされてしまっていますし、戦前の文献には「ジェニーバ機構」という記述も見当たります。
- なかなか難しい問題かもしれませんが、結局はガイドラインにある「認知度や見つけやすさ」と「正式名称」という観点に沿って、議論することになるのではないでしょうか。また、最終的には曖昧さ回避やリダイレクトの整備も必要そうです。
- あと、シトロン・ジェネヴァ(Jenever)、ジュネーヴ諸条約 (1949年)(Genève、ジェネヴァ条約との表記例がある)といったように、別の地名・スペルでありながら「ジェネヴァ」とされる例もあるようです。そのため、「ジェニーバ」の方が区別できて見つけやすい……ということもあるのかもしれませんね。--Assemblykinematics(会話) 2016年7月3日 (日) 07:22 (UTC)
- 外国の地名を現地公用語以外の他言語にて表記しようとする際に発音規則の違いからある程度の表記ゆれがあるのは至極当たり前の話で、それを機械的に単一の用語に統一してもまたいずれそう遠くない未来に同種の問題が発生するのは容易に想像出来ることですから、記事中に注釈などで「
レーク・ジェネヴァ ([[:en:Lake Geneva, Wisconsin|Lake Geneva]]) {{refnest|注釈|日本語文献に於いてはレイク・ジェニーバ<ref>google地図による表記、2016-07-04閲覧。</ref>、レイクジェネヴァ<ref>ほげほげ書籍pp.194.</ref>などの別表記がある。ここでは最も普遍的と考えられるレーク・ジェネヴァに表記統一する。}}は、[[アメリカ合衆国]][[ウィスコンシン州]]にある市である。
」などと付記しといて他表記はリダイレクト作成するのが楽でいいんじゃないでしょうか。◆読者向けの百科事典としては読者が地名を解説している目的のページに辿り着けて解説が読めることが第一で、記事名そのものの正しさと妥当性については記事中にて「複数の表記がある事実の説明」として解説が為されていれば事足りるのではないかな(記事名の発音表記に係る表記正確性の向上という理由によりページ名の改名を進めることは、読者が解説に辿り着けるまでの所要時間その他、読者へ与える情報に大きな寄与を与える影響があるとは言えない故ここでは無視しても良い)、と考えます。◆もし表記ゆれに関して誰もが納得出来る出典参考文献を列挙して解説が成せるのであればそれそのものを百科事典的な解説文章として本文中に反映してもいいかもしれないな、と思います。--Nami-ja(凪海) (会話 / 履歴) 2016年7月3日 (日) 17:34 (UTC) - コメント 既にジェノバ湖で記載されているように、表記揺れを本文中で説明するのは有益だと思います。ただ、記事名がどうあるべきかは、また別問題かもしれません。
- ひとまずCiNiiやJ-STAGEで調べてみましたが、検索で引っかかる「ジェネバ」や「ジェネヴァ」は他のジェネバを指しているようでした(ジュネーヴ条約やリジェネ・バーナーという用語がほとんど……)。ジェニーバについてはこちらの文献がヒットしましたが、イリノイ州のジェネヴァ/ジェニーバかもしれません。また、Google検索ではなかなか地名だけがヒットせず、検索結果を精査するのは大変そうです。あとフリーの地図データでは、ジェニーバ郡 (アラバマ州)が「ジュネーヴ」になっているものもあり、メジャーな表記というのはないのかもしれません。
- 外務省など公的な機関が発信しているサイトに記述があればよいのですが、今のところ見当たりません。現状としては、実際の発音やこちらの日本語書籍の表記(レイク・ジェニーヴァ)に近く、Googlemapでも採用されている「ジェニーバ」にしておき、出典をもとに表記揺れを加筆しておく……というのが無難でしょうか。
- なお、「ジェネバ (曖昧さ回避)」を作成してみましたので、とりあえずご報告申し上げます……。--Assemblykinematics(会話) 2016年7月10日 (日) 05:28 (UTC)
- 表記ゆれの問題なんだと思います。もともと、日本語の地名ではないところに日本語を当てるわけですからどうしても揺れが生じます。例えばロサンゼルスはロサンジェルスとも言われますし、ジュネーヴにしてもジュネーブの表記が混在します。日本語として外来語に相当する言葉はどうしても揺らぎが発生するものです。日本語を使う人がその固有名詞をカタカナ語としてどう認識していることが多いのかをただ一つの文献をあたるのではなく、複数の文献をあたることで解消してはどうでしょうか。いったんグーグルマップを由来にする分には構いませんが、通りがよいかどうか(使われているのかどうか)は使用例の多さで認識するしかありません。
- 日本の図書館や大型書店に行けば日本語で書かれている世界地図が複数あるはずです。無作為に5冊程度引っ張ってきて「レイク・ジェニーバ」なのか「レイク・ジェネバ」なのかをあたってみるのが一番納得できるんじゃないでしょうか。中点が入るかどうかは「ロス・アンゼルス」か「ロサンゼルス」かの違いですから、「読者にとって読みやすいほう」を表題・文中で使う固有名詞として、もう片方は表記ゆれとして先頭に記述すればいいでしょう。--アルトクール(会話) 2016年7月10日 (日) 06:12 (UTC)
- コメント 主に英国関係の記事を翻訳しているものです。英国関係はスペルと発音との乖離が多く、色々と悩ましいものがあります。現在とある記事の改稿中で、"Aldershot"という町が登場するのですが、現在JAWP、Googleマップ共に「アルダーショット」との表記になされています。一方で、この町の英語版記事に飛びますと、発音記号は「オールダショット」と指定されております。ブリタニカでも同様の表記がありますから、これはこちらの方が正しいわけです(これはその内改名提案を出す予定です)。他にも、私が昨日立稿したジョン・デュ・プレなんかは、英字で検索すると「ジョン・デュ・プレス」と転記されて帰ってきます(この"z"は英国英語でよくあるサイレントで、わたしも何度かフィードバックを送ってはいるんですが)。また、スティーヴ・ペンバートンに関しては、奥さんの名前は「アリソン・ペンバートン」と書いてありますのに、Googleの検索結果は「アリソン・ペムバートン」のまま直りません。ここに列記しないだけで他にもいくつもいくつも例は見ていますし、個人的感想としては、「Googleにあったから」というのは、あまり当てにならないと感じています。
- で、今回の件なのですが、わたしはアルトクールさんの仰るようにいくつか(オンラインではない生ものの)地図で表記を確かめ、それをNami-jaさんの仰るように冒頭で明示(場合によってはリダイレクト制作)するのがよいと存じます。発音記号上は「ジェニーヴァ」との転記が正しいようです(出典:ジーニアス英和大辞典)が、電話を発明したアレクサンダー・グラハム・ベルのように、「グレアム」との発音が正しいことを明示しつつ、人口に膾炙した表記を使っている記事もありますので、そこは文献の勝ちですかね。--FMmice (会話/履歴) 2016年7月18日 (月) 04:57 (UTC)
- 私の場合は記事名ではないのですが、記事名が英語表記になっている記事の、導入部での日本語への音訳による表記で悩んだ例として"RHINOCEROS"と言う記事が御座います。これはポルノグラフィティによる第10作目のアルバムなのですが、私が初めてこの記事を見た時は、無出典で「ライノセロス」と表記されていたのです(版番56875113)。出典があれば別に問題は無かったのですが、この"Rhinoceros"と言う単語の音訳には、「ライノセロス」「ライノセラス」「ライナセロス」と言う3つの表記揺れがあるため、このアルバムの作品名が「ライノセロス」と表記されている複数の出典を私の方で検索して記事に追加し(版番56880607及び最新版)、その後「Rhinoceros (曖昧さ回避)」と言うページを作成したと言う経緯が御座います。
- 何を申したいかと言えば、表記揺れの一例を記事名にするには、上でアルトクール様も述べられているように、複数の出典を付して「この記事名が一般的である」と言う証拠とすれば良いのではないかと言う事です。——以上の署名の無いコメントは、知識熊(ノート・履歴)さんが 2016年7月18日 (月) 07:46 (UTC) に投稿したものです(知識熊(会話)による付記)。
- 報告 図書館で大型の地図帳を調べてみました。その結果、
- 『世界大地図帳[七訂版]』、平凡社、七訂版第1刷、2015年3月30日、ISBN 978-4-582-43512-2。
- では「レーク・ジェニーバ」、
- 『ベルテスマン世界地図帳 日本版』、昭文社、1993年3月、1版1刷、ISBN 4-398-20010-X。
- ですと「レークジェニーバ」でした。他にも数冊、大型の地図帳を見てみましたが、それらにはLake Geneva自体が記載されていませんでした。Google mapが「レイク・ジェニーバ」なのでどうすべきか悩ましいところですが、ひとまず「Geneva」の部分は「ジェネヴァ」ではなく「ジェニーバ」とすべき、という点は確かだと思います。ひとまず記事本文には、表記揺れの出典として反映させたいと思います。--Assemblykinematics(会話) 2016年9月18日 (日) 08:20 (UTC)
- コメント 基本的には複数の出典をもとに標準的な用法を探ることになると思いますが、中学校や高等学校では検定の地図帳がありますので、どこか公的機関で地名の日本語名・日本語訳が決められていたり、国語か地理関係の学会などで何か規定があるかと思っていました。ただ、CiNiiやJ-STAGEで文献を探した限りでは、そういったことが触れた文献を見つけられませんでした。日本の学会(学術団体、特に工学系)の発足当時は用語の制定が中心的な課題でしたが、用語の基準を作って広めていくといったWikipedia外の公的機関・団体にも影響を受けるのかもしれません。--Assemblykinematics(会話) 2016年9月18日 (日) 08:20 (UTC)
- 報告 図書館で大型の地図帳を調べてみました。その結果、