Wikipedia:井戸端/subj/ユニバーサル行動規範によってウィキペディア日本語版は衰退させられるのではないか?
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ユニバーサル行動規範によってウィキペディア日本語版は衰退させられるのではないか?
[編集]この内容は、先日案内のあったオンラインミーティングで得た情報や私の発言と一部重複していますが、改めてしっかりとオンウィキで表明するものです。
少し暴論で極論かもしれません。 しかし、ユニバーサル行動規範、とりわけユニバーサル行動規範の施行ガイドラインとその進め方は、ウィキペディア日本語版を悪くする方向に作用するのではないか?と考えたので問題提起とコミュニティーへ相談をしたいと思います。
理由を簡潔に述べれば、現在、ただでさえ人が減って対応が追いつかなくなっている各種雑用の対応、特に削除権限を持つ人(削除者/管理者グループ)に、これまでにない負荷の義務を新たに追加しているように見えます。 そのような負荷の増大は、各種作業への協力心(やる気/動機/モチベーション)を大きく阻害し、最悪の場合、ウィキペディア日本語版の各種制度とコミュニティーの崩壊に繋がりかねません。
まず前提として、ウィキペディア日本語版(に限らずほぼすべてのウィキメディアプロジェクト)は、参加者各位の自発的な自由意志と献身によって成り立っています。 それぞれ参加のきっかけや今の参加動機は違うかもしれませんが、ウィキペディア日本語版参加者にとって「信頼されるフリーなオンライン百科事典、それも質・量ともに史上最大の百科事典を、共同作業で創り上げる」という共通の目的だけは、変わらないはずです。 この目的に対して、最も必要とされ最も重要な貢献は「記事を執筆する」ことは自明であると思いますが、逆に言えば、それ以外の作業は、そのような記事執筆を円滑に進めるための雑用でしかないとも言えます。 削除・保護・ブロックなどの各種権限の行使はそんな「雑用」の一部にすぎません。 重要な「記事執筆」とそれ以外の「雑用」という違いはありますが、いずれにせよ、その活動を誰かに強制されたり具体的な報酬を得ているわけではなく、どちらも「自身のやる気」だけが推進剤であることは全員同じでしょう。
そんな「雑用」に、私を含む管理者やその他権限を持った人も、日々取り組んでいて、少なくない貢献をしていると思っています。 その動機も人によって様々でしょうが、私自身は「可能であれば記事執筆だけを楽しみたい」「けれども雑用を誰かがこなさないといけない」「誰かがやらなければならないなら、日々の自分の生活・人生の隙間時間に可能な範囲で雑用を少しでも負担しておこう」というような気持ちでやっています。 他の権限持ちの方も、大体の人は、大きく外れてはいないと思います。 少なくとも「権限を持ったからと言って、やらなければならないこと=義務は増えておらず、単にできること=権利が増えているだけだ(もちろん権利の行使においては追加の各種規則を守るべし)」という考え方は、ウィキペディア日本語版の文化として根付いていると思っています。 そのような文化の中で「できる時にできることをやる」「できないこと・やりたくないこと・苦手なことは、無理してやらない」という姿勢で日々の雑用をこなしているのです。
しかし、そんな中で今、ユニバーサル行動規範の施行ガイドラインというものを導入しようという強い流れと圧力があり、主にウィキメディア財団がそれを推進しています。 規範もガイドラインも内容が長くてまとまってなくて分かりづらいのですが(これは要約を書くように要望中です)、重要な点として管理者を含むいくつかの特殊な権限を持った利用者に、ユニバーサル行動規範への違反行為に対処する義務を新たに追加しています。 これは、先に書いた文化や姿勢とは対立するものです。 今までは「やらないこと=不作為」については何もなかったところに、「やらないこと」を咎める内容となっているからです。
少し極端な例を挙げます。 まず、ユニバーサル行動規範においては、「人種差別的な言動」は悪と断じられ禁止事項になっています。 この規則自体は、一般の社会生活において当然のことでもありますし、ウィキペディア日本語版には既にWikipedia:個人攻撃はしないという方針として定められていて、特にそれとの矛盾はありません。 しかし「施行ガイドライン」においては、そのような違反行為があったと報告された時、その報告を受け取った・見た(例えば)管理者は、その違反行為に対して必ず対処することを、義務としています。 もしその義務を怠った場合、その管理者自身が、ユニバーサル行動規範(とその施行ガイドライン)違反となるのです。 そうなった時、最悪の場合、その違反を根拠に、個人やコミュニティーに対して法的措置(損害賠償請求)などを取られかねません。 またそのような時に、そのような義務を強要したウィキメディア財団側は「義務を守るように言ったのに無視したその管理者個人が悪いのであって、財団は悪くないので一切関与しない、自分個人でなんとかしろ」と切り捨てることも理論上は可能です。
こんな極端なことが実際に発生するとは信じていません。 しかし、そんな可能性を心配できてしまうことが問題であり、管理者などの雑用がそんな危険な作業になった時、それを今までのように自発的に進んでやってやろうと思う人がどれだけいるでしょうか? 少なくとも、私自身はそのような可能性が高まった場合、私生活等を犠牲にしてまで管理者や各種権限を保持し続けることはできません。 仮に権限を手放したとしても、他の人にそんな自分が嫌な危険性を押し付けてまで、自己の記事執筆欲求を満たしたいとは思いません(気になって記事執筆に集中できないでしょう)。
そして、私と同じように考える人は少なくないと考えています。 であれば、これは、管理者や特別な権限を持っている人だけの問題にとどまらず、一般利用者にも大きな問題となります。 なぜなら、そのような権限を行使する人が減ったり一人もいなくなった場合、対応できるのは日本語が得意ではない&ウィキペディア日本語版のこれまでの文化を理解できないグローバル権限を持っている人や財団職員だけになります。 そうなると説明労力が増えたり誤った対応が増えたりで、一般利用者もウィキペディア日本語版で活動しづらくなるでしょう。 そして最終的に行き着くのは、利用者が減り、コミュニティーの衰退とプロジェクトの停滞、それによって規模もかなり縮小し荒れ放題でプロジェクトの進行速度も大きく低下した「もはや死にかけのウィキペディア日本語版」です。
そのような状況になることを、私は良しとしたくありません。止めたいと思っています。 しかし、これも悪いことに、この施行ガイドラインは約2週間後に投票によって採決をとることが既に決まっているのです。 議論が成熟しきっておらず、文書も不明確な今のような状況での投票は、少なくともウィキペディア日本語版では認められていない方法なのですが、そのような時間的制約を課されてしまっている以上、私たちが日頃から大切にしている「合意形成に基づいた議論と対話による方法」をとることが困難な状況にあります。
そこで、少しいくつかの規則には反することになるのですが必要なことである考えて、コミュニティー各位に以下を投げたいと思います。
- 質問)上記のような「ユニバーサル行動規範施行ガイドラインはウィキペディア日本語版を妨害する」というような考えは間違っていて考えすぎであり、誤解による過剰な心配と恐れだったりするのでしょうか?
- 相談)もし、仮に一部でも合っている部分があるのであれば、ウィキペディア日本語版はその悪影響を最小化するために、なにかできること(アイディア)はないでしょうか?
- お願い)ユニバーサル行動規範、特にその施行ガイドラインについて、自分に影響のある自分事の問題として捉えて、意見提出や疑問不明点の洗い出しに協力をお願いします
もちろん、これも義務ではありません。しかし、先に書いたとおり、ウィキペディア日本語版の将来を左右するとても重要なことだと考えています。
コミュニティー各位からの積極的な応答と活発な議論を期待しています。--青子守歌(会話/履歴) 2022年2月19日 (土) 10:14 (UTC)
- 補足追記
- すみません、ちょっと言葉足らずでした。今回(私が)問題にしているのはユニバーサル行動規範そのものというよりは、ユニバーサル行動規範の施行ガイドライン(どのようにユニバーサル行動規範を守らせるか)という文書です。もちろん、両者は切り離せないものではありますが、上記例にも挙げたとおり、ユニバーサル行動規範自体に書かれていることは、ウィキペディア日本語版でも各種方針やガイドラインで既に設定済みのものばかりで大した問題ではないと思います。問題なのは、それを守らせるために、例えば義務や推奨(推奨と言いわれても、理由がなければ拒否できないでしょうから実質強制になると思います)となる項目が増える上にその項目がウィキペディア日本語版のこれまでの取り組み方(やる気があるときにだけやる)と相容れないなど、問題が多そうでこのまま批准されると大変困るということです。--青子守歌(会話/履歴) 2022年2月21日 (月) 04:18 (UTC)
議論
[編集]- コメント 原文を読めていないので誤解があると恐縮ですが、簡単に要約すると、
- 削除者や管理者もボランティアであり、時間のある時にやれる範囲で保護やブロック、削除などに対処しているのが現状である。
- ユニバーサル行動規範の改訂によって差別編集などの違反行為への対処が管理者らに義務付けられてしまい、過剰な責任を負わされてしまう。
- そんな義務を負ってまで管理者や削除者を務めることはできない…として、管理者や削除者になってくれる人がいなくなる恐れがある。
- という懸念だと思います。
- これまでも存命人物の記事で保護や版指定削除をした管理者の方が、匿名掲示板やSNSで誹謗中傷を受けていることが気になっており、このような懸念には共感を覚える次第です。財団や管理者権限についての知識には自信がないのであまりコメントできませんが、
- アクティブに活躍されている管理者の方数名が財団職員となり、業務として管理者業務を遂行する。
- という手はどうかと考えました。的外れなコメントではないかと恐縮する次第ですが、ご参考になれば幸いです。また、この度の問題提起に敬意を表します。--Assemblykinematics(会話) 2022年2月19日 (土) 12:40 (UTC)
- @Assemblykinematicsさん、ご意見を英訳して、ミーティングの報告に加え、財団に提出します。--YShibata (WMF)(会話) 2022年2月20日 (日) 10:17 (UTC)
- @青子守歌様、[[1]]を書きました。施行ガイドラインでの新しいご意見の英訳もして理解を求めます。--YShibata (WMF)(会話) 2022年2月20日 (日) 14:36 (UTC)
コメント 日本語版Wikipedia自体の衰退に繋がるものとして、自分は利用者:青子守歌さんに全面的に賛成し、方針に反対します。被っている部分は、青子守歌さんの意見に入っているので、そちらはなるべくカットしています。以下、長文。
- 問題点
- そもそも、この構想自体、管理者・削除者などが全ての事象に対応できることを前提に書いていますが、正直、執筆者に対する管理者の割合が著しく低い日本語版で対応できるとは到底思えません。権限者の中にも英語が話せない方はいらっしゃるでしょうが、今回の構想は「ウィキペディアの利用者・管理者は、英語が話せる・英語が読める・英語で議論できる」ことがまるで前提かのように書かれており、英語を話せない「非英語話者」を完全に蚊帳の外に置いています。英語版で議論できるほどの英語力と度胸を持つ人が日本語版、もっと言えば権限者にどれだけいるでしょうか?例え、日本語しか話せない人が意義を申し立てたとしても、それを英語・日本語に常に翻訳し、全てのメッセージに対してそれを行える人がどれくらいいるでしょうか?それで異議申し立て・方針の認識相違による微妙な案件の対処・速やかな情報伝達などなど、上手くいくのでしょうか?そう考えると、「世界全体での非英語話者は英語話者の6倍もいるというデータもあるのに、『英語版でルールも罰則者の扱いも全部決めておくので、全員それに従ってね。管理者・削除者など権限者は後始末よろしく。ウィキメディア財団は何があっても責任は取りません』という道理はおかしい」と思います。『初心者にもわかりやすく』を目指した結果、『でも、英語話せないとダメ』というのか、と。法案成立後は、権限を持つ人の数が少ない日本語版の意見など無視されるでしょう。そして、基準による訴訟リスクを恐れた利用者はウィキプロジェクトから離れるでしょう。そのため、日本語版の執筆者が減ることは間違いないと思います。しかも、コミュニティのメンバーは研修を受けないといけない。日本語版Wikipediaの現状に合致しなさすぎます。
- ユニバーサル行動規範のオープンレターを読みましたが、正直、オープンレターの執筆者は自身が「正義」であり「皆を先導する正しき人」であることを前提に書いており、中立性・公平性に疑問があります。日本語版Wikipediaの管理者・削除者は立候補と投票で決まります。それは日本語版Wikipediaコミュニティ全体の合意形成のもとで行われているもので、異論はありません。しかし、UCoCの管理者は誰が決めるのでしょうか?現状だと有志の気がします。そして、過去のグローバルなウィキメディアでの投票を見る限りでは、日本語版の意見はほとんど通っていないように思われます。では、有志の人はどれだけ「政治的・思想的に中立」でしょうか。エジプトでは政権のコロナ対応を批判したジャーナリストがフェイクニュース禁止法で逮捕され、「慰安婦は高級売春婦と同じだ」などと主張した上で慰安婦問題に対して反対の立場をとったアメリカのラムザイヤー教授に対して論文撤回の署名運動が3500件寄せられ、インドでは「2つのインド発言」を行ったヴィール・ダースが逮捕のリスクを負っているなど、世界的に「発言の自由」が危惧されている時代です。ウィキペディアプロジェクトには人種と知能、性差と知能などの記事があります。もしも、私がこういった内容の情報・記事を書き、それが「知能・容貌・人種・信教・文化・社会階層・性的指向・精神障害・身体障害・年齢・ジェンダー・性的指向・宗教・民族・人種・政治的帰属・国籍などに対しての個人攻撃や悪口」などと判定され、ケース3-1の「侮辱」に当てはまるとされた場合、その判定するUCoC関連の人は政治的・思想的に公正に判断してくれるでしょうか?ウィキペディアコミュニティはどれくらい訴訟リスクなどから利用者の身の保証をしてくれるのでしょうか?というより、これらのジャンルの記事は訴訟リスクがあるので今後一切書けなくなるということでしょうか?疑問は尽きませんが、問題点が非常に多い問題だと思います。
- 上記の話は、私の想像ではなく、実際に自分がかつて属していた「英語ディベートコミュニティ」で起こったことを元に書いています。英語ディベート界隈には「エクイティ(平等性)」という、最近導入されたとても曖昧な基準がありました。曰く、「オポーネント(対戦相手)、ジャッジ(審判)、オーディエンス(聴衆)が不快にならないようなスピーチをしましょう。それができなかった場合(少しでも苦情が来た場合)は厳重注意します」ということでした。取り仕切っているのは大会の「エクイティオフィサー」という役職の人で、参加者側からしたらどこがアウトで、どこがセーフかの基準も分かりません。今回の例でいくと、UCoCの方針のケース3-1ともかなり似ているところがあると思います。 ディベート界のエクイティ導入の初期の目的は「一部の民族・宗教・国籍の人など、社会的に弱い立場にある人に対して差別的・攻撃的な発言をすることを防ぐ」などの意味合いが強かったと記憶しています(今回ならケース3-1)。しかし、徐々に「これはインモラル(非道徳的だ)」「これは悲壮な記憶を呼び起こす危険性がある」「一部の政治的信条などに反する可能性がある」などとして、少しずつ「中絶廃止」や「同性婚合法化」などの論題がEquity Violation(平等性の侵害)として大会自体から排除されていきました。大会でその論題が出たとしても、中絶廃止の論題でレイプなどの描写を描いただけで「レイプされた経験のある人が悲壮な経験を呼び起こす可能性がある」として発言者が厳重注意、同性婚合法化の論題で合法化反対派で話すことを強制された人が立場上「男同士の結婚は不健全だ」と発言しただけで「性的多様性を無視して人の心を傷つけた」として発言者が厳重注意、みたいなのが実際にあったので(一部は他人越しですが、実際にあったものとして記憶しています)、ウィキペディアから「発言の自由」がなくなる未来も近くなる可能性があります。下手すれば、その関連の記事・情報を投稿しただけで内容を撤回することを強制されたり、訴訟されたりするリスクもありますし、私はかなり問題視しています。
- 「助け合いの手助けは必要だとしても、助け合いの強制は要らない」。これにつきます。自分は、初期にウィキペディアで「分割強行した上に履歴不継承」という大罪を初期の時に起こしましたが、その時も他のウィキペディアンの方々の献身的な手助けで窮地を脱することができました。現状でも執筆の手助けとして「ウィキポータル」「査読依頼」「井戸端」などなど、他の案があります。もっと言えば、「毛皮のマリー」のようにウィキペディアプロジェクトに慣れた方と初心者の方が一緒になって執筆された記事もあります。現状でも助け合いの準備は十分できていると思います。もしも不十分であれば、それは専用のページを設けるなどしてコミュニティの中で対処するべきですし、「他のウィキペディアンのことも見るように」と強制されたとして、実際に他の利用者まで目が行く人がどれくらいいるでしょうか?正直、自分のことで手一杯だと思います。そのため、この法案自体、空想論を並べただけで、負担を増やし、自由を減らすだけの政策にしか見えないのですが...。
- 解決案
- 反対票を投じる。これに尽きると思います。Twitterなどでウィキペディアユーザーに呼びかけて、なるべく多く投票に参加してもらう(ただし、ウィキペディアのルールに反しないように賛成・反対のいずれに投票するかは強制しない)。同時に、問題点などを発信し、なるべく多くの人を味方につける
- 日本語版Wikipediaの利用者などに、なるべく管理側(UCoC・管理者・削除者など、どれでも可)に回ってもらう。
- 解決案については、少し思いつかなかったので、月並みの表現ですが、一個人でできる範囲であればこれくらいしか思いつかないです...。--NatsuQuiz(会話) 2022年2月19日 (土) 14:10 (UTC)一部、補足--NatsuQuiz(会話) 2022年2月19日 (土) 14:13 (UTC)一部、補足--NatsuQuiz(会話) 2022年2月19日 (土) 14:15 (UTC)
- @NatsuQuiz様、呼びかけについて、ご協力いただければありがたいです。--YShibata (WMF)(会話) 2022年2月20日 (日) 11:51 (UTC)
- 了解です。少し忙しい状態が続いているため、多言語版の議論までは期限内に手回らない可能性が高いのですが、日本語版関連は少し呼びかけに協力できるかとは思いますので、微力なら、自分のできる範囲で協力させてもらいます。--NatsuQuiz(会話) 2022年2月20日 (日) 11:56 (UTC)
- @NatsuQuiz様、感謝もうしあげます。日本語コミュニティだけで十分です。2021年、世界第三位の規模だそうです。一位英語、二位仏語(アフリカやカナダなど含)--YShibata (WMF)(会話) 2022年2月20日 (日) 14:50 (UTC)
- 了解です。少し忙しい状態が続いているため、多言語版の議論までは期限内に手回らない可能性が高いのですが、日本語版関連は少し呼びかけに協力できるかとは思いますので、微力なら、自分のできる範囲で協力させてもらいます。--NatsuQuiz(会話) 2022年2月20日 (日) 11:56 (UTC)
- @NatsuQuiz様、@青子守歌様、研修については「Recommendations」[[2]]なので、義務ではないです。--YShibata (WMF)(会話) 2022年2月20日 (日) 11:57 (UTC)
コメント 守るべき「ウィキペディア日本語版の文化」なるものがあって、相容れないものを押し付けられようとしている、と聞こえるのですが、そんな文化は存在するのでしょうか。以前井戸端でWikipedia:井戸端/subj/寄付お願いのメール等に関するjawpからの要望など(あれば)2020なる呼びかけがあり、寄付お願いメールに対する意見が募集されたことがありました。こういう議論は、出た意見のまとめがあって、こういう意見を何月何日に財団の窓口に伝えた、という報告で終わっているのが「一般の社会生活において当然のこと」だと思います。しかしそうなってはいません。これが「できる時にできることをやる」という「文化」の成果なのなら、そんな文化は行動規範とやらを受け入れようと受け入れまいと、衰退していくと思います。--西村崇(会話) 2022年2月19日 (土) 23:18 (UTC)
- コメント 非英語話者云々以前に「(導入言語版コミュニティに)裁定委員会が存在すること」が大前提となって厳しい制裁措置規定や差別に関する言動、態度の規制が盛り込まれているようなので『そのような委員会が存在しない日本語版には根本的に導入不能』なのではないかなあ、と思いました。その上で、裁定委員会がない状況で無理矢理にでも導入が実施された場合、それが招くのは現状で有効化されている方針ガイドラインで当てはまるものの強化、つまりWP:FAITHの厳格・厳罰化、強い遵守必要性を持つ上位方針化になるんじゃないかなあ、とも思いますし、裁定委員会というクッションを通さず一般利用者が直接にこれを問題視し即時対処を求めた場合、これらの通報に直接対処することになる管理者・削除者の負担は通常業務に支障を来たすほど増大するように思います。コミュニティの萎縮や衰退が始まるかどうかの未来展望については知りませんが、記事内容に関する議論の進行に大きな影響を及ぼすことにはなると思います(言論統制や言葉狩りまで進むとは思いませんが、懸念する方がいるのは当然かも?)。
- その結果を予想した上で、「(上の方で)規範が制定されるに至った経緯と規範の存在は解ったが、日本語版では導入準備となる前提条件を満たさないこと、今後もその前提を満たす予定がないこと、言語の壁をまたぐ翻訳者の存在が不可欠だがそれが財団側で用意されておらず、コミュニティ側にも無償ボランティアとして存在し得ないこと」を理由に導入自体に反対というか、導入不能である事実を伝えるのも反対意見のひとつとして有効かなあ、と思います。
- 日本語版固有の文化とかそういうのは実情として何を/どこを/どれを示しているのかよく分かりませんが、例えばよく問題になっているラノベ記事などサブカル分野の成長に貢献している編者群や、過去は鉄道、交通分野での編者集団によるプロジェクト各個のローカルガイドライン関係議論、といった場/分野を指し、そこら辺での編集活動が行動規範の導入を妨げる可能性が大きい、または現状での編集活動を阻害する可能性が大きい、といった懸念を心配するのであれば、自分らで資金を出し合って独自wikiを作成し、現時点のそれらの記事をせっせこCC-BY-SC3.0転記して規範と永続的に無関係なそっちへ大挙して住民移動し皆で自腹を切って続きをやればよくない? と個人的には思います(実際に日本語版以上にゆるゆるなルールで百科事典もどきを記載している、財団が一切運営に関わっていない個人wikiを知ってます)。
- で。個人的には、Wikipediaという場所を(おっそろしい年間経費を掛けて長年)提供している地主の意向がユニバーサル行動規範という形で降ってきたのなら、場所を借りてるだけにすぎない店子としては「自身の在住する国の国法と、サーバーが置かれた国の国法双方に反しないのならば」可能な限り要望を実現すべきなのではないかなと思いますし、その結果として上述のようにWP:FAITHなど既存方針ガイドラインやマナー関係が厳罰化されても「それに従える大多数が困るとは思えない」という感じ。
- ただ、賛否どちらを表明するにせよ、日本語版でこのような非英語版コミュニティの意見議論を集約し総意として運営側へ伝えようとするのは良い試みだし、意義があることだと思います。--Nami-ja [会話 履歴] 2022年2月20日 (日) 05:20 (UTC)
- コメント ユニバーサル行動規範は「一般の利用者」にとっては、今ある「個人攻撃をしない」等の方針が、全ウィキメディアプロジェクトに適用される利用規約に格上げされる程度の内容にすぎません。行動規範自体の導入に反対、賛成とかのフェイズは1年前に過ぎていて、もう導入は決まっています。今話題になっているのは規範の「執行ガイドラインの導入」についてでして、これは管理者など上位権限保持者に行動規範の遵守の表明義務とその違反者への対処を定めたものです。私のような一般利用者にとっては利用者同士の争いの解決手順が透明化、利用しやすくなるもので、歓迎すべきものです。しかし、管理者にとっては行動規範を守っていない利用者に対処しなければならない倫理的負担が追加されるので、好まない人もでてくるかと思います。
- いま出ている反対意見はすでに2020年のロシア語版やポーランド語版、韓国語版のコミュニティ意見で既出ですし、日本語版だけが行動規範自体の導入に反対したところでどうにかなるのか疑問です。すでに財団の方針として導入が決定していますので。というか強力な新たな理由がない限り反対しても意味がないでしょう。
- 一方、「執行ガイドラインの導入」については、今が導入に反対、賛成とかのフェイズなので、その問題点を指摘するのは良いことだと思います。--Afaz(会話) 2022年2月20日 (日) 09:08 (UTC)
コメント 「質問)上記のような「ユニバーサル行動規範はウィキペディア日本語版を妨害する」というような考えは間違っていて考えすぎであり、誤解による過剰な心配と恐れだったりするのでしょうか?」への感想 /「ウィキペディア日本語版の将来を左右するとても重要なことだと考えています。」「自分に影響のある自分事の問題として捉えて、意見提出や疑問不明点の洗い出しに協力をお願いします」ということですので、感想ですが記します。どちらかといえば間違っていると思います。WikipediaはGoogleで検索したらトップにヒットするメディアで強い社会的影響力をもち、それに応分の社会的義務も負っているはずです。だから規範もつくるし、規範が絵に描いた餅にならないよう施行規則もできるのでしょう。これは私は完全に良いことだと考えます。なので、それに対応できるだけの自治力を日本語Wikipediaコミュニティが有さないのだとしたならば「対応できるのは日本語が得意ではない&ウィキペディア日本語版のこれまでの文化を理解できないグローバル権限を持っている人や財団職員だけにな」っても仕方がないのではないでしょうか。管理者の方の日頃のお仕事には最大限の敬意を評します。一方で私は一執筆者で何もやっていなコミットも浅いのでこういうことを述べるのは心苦しいですが、一般的な社会の実務のありように照らして考えたときに、コミュニティ外部の一般の人に「Wikipediaにおける管理とは管理の不作為がいっさい問題とされず「「できる時にできることをやる」「できないこと・やりたくないこと・苦手なことは、無理してやらない」という姿勢」でやっているだけである」と説明して、それだけでこれだけの影響力の大きいメディアをコントロールしている(あるいはしていない?)というわけですから、驚かれ、場合によっては呆れられると思います(一般的な意味においてはそれは「管理」ではないからです。私は今回はじめてこの話を聞いて率直に驚きました)。こういう見方は私が新参の参加者で、初期の日本語Wikipediaの自由な気風の文化みたいなものよく知らないからの感想かもしれませんが、Wikipediaコミュニティ外のひとに意見をきいたらこういう感想が普通に帰ってくるのではないでしょうか。自由を好きに満喫するには今現在のWikipediaは社会的な影響力が大きすぎるのです。だから「ユニバーサル行動規範はウィキペディア日本語版を妨害」しているという「妨害」という考え方が私は感覚として大きな違和感があります。メディアの規模や影響力に応じた当然のガバナンスをきかせにきてるというほうが私の感覚に近いです。当事者として考えるというなら日本語Wikipediaのコミュニティが、Wikipediaの大きさをきちんと踏まえて社会的義務を当事者として自分事として考える視点をなくしてはいけないと考えます。Wikipediaコミュニティが社会から遊離してしまうと社会から人的リソースを調達すること期待できなくなりますよ。そういう方向の懸念も持っておかないと当座のこととして「妨害」を阻止したとして、長い目で見てコミュニティの存続に良い結果を生むのか?私は疑問なしとはしません。--Travis sttoko(会話) 2022年2月21日 (月) 08:03 (UTC)
- コメント なんでしょうね、単なる悲観主義かもしれませんが「なにも変わらない」か「衰退する」のどちらか、のような予感はします。(すごくよくなる、という感じはしない。)
- 現状、JAWPの管理界隈と本部・財団(?)との管理界隈のあいだには、よくわからない断絶が確実にあるようには感じます。おそらくまず言語の壁があって、そのために、きっと、お互いに双方向でよく事情をわかっていない。
- できるだけ建設的に言うと、結局、いまのJAWPの中から、一連のあたらしい地位(なんとか委員会とか?)に就く利用者をある程度送り込まないと、我々は不安、という感じでしょうか。じゃあ誰を?って話になりますけどね。
- 井戸端なのでフランクに言うと、たとえば、くさかさんとか、あるいは(ご本人の意思とかをガン無視して)現職ビューロクラット4名を自動的に送り込むとか、―あるいは青子守歌さんとか― がそれをやりますとか言う話なら、私は「なんか大丈夫そう」と思える。ただしまあ現実問題として、言語のハードルや、過度に個人情報とかを財団に委ねるのはヤダよというのはわかる。まずは日本支部を作ってもらって、然るべき人たちに、義務や責任に見合うだけのなにか―日本で専業としてやってくのに十分な金銭的対価とか?―があるとかね。(私自身はそこまで捧げる気はないという感覚なので、他の方も同様であったとしてもしかたがない、と思っています。)
- 些末なことをいうと、ガイドラインの「翻訳と原文に違いがある場合、英語の規定優先」というのがざわざわしますね。表面的には至極あたりまえのことなんですけど、具体的な事案ではここが問題になりそう。そもそも各種方針・ガイドラインが英語版と日本語版で「翻訳の差」に留まらない違いがあるわけで。--柒月例祭(会話) 2022年2月21日 (月) 09:54 (UTC)
- コメント 対処の義務が生じるとするならば、大きな問題であると私も思います。UCoCが最上位の規範であることに異論はありませんが、専任でもないのに特定の業務が必須というのは異常です。
- ただ、指摘されている義務は発生しないと解釈することも不可能ではなさそうです。Overview節にCode enforcement is a responsibility of designated functionaries and bodies with technical or decision-making power...とあります(青子守歌さん、根拠はここということでよいのでしょうか)が、日本語版には義務としては記載されていませんし(英語版が優越しますが、responsibilityの意味の幅の範囲内かも?)、「概要」に対するメインの部分では特に触れられていません(対応しそうなのは遵守明示とProviding resources for processing cases節のみ)。
- この議論を見てからガイドラインとにらめっこしていたんですが、そもそもの問題として日本語訳がよい状態にあるとはいえず、原文の英語版にも曖昧さがあり、さらには文書としての構造が練りきられていないように感じます。
- なお、研修に関してYShibata (WMF)さんが義務でないとおっしゃっていますが、これ(少なくともその根拠)は誤りかと思います。終身制であるがために「遵守明示の対象」から漏れている可能性は否定しきれないものの、この節はThe Wikimedia Foundation shouldで始まっていることからもわかるように財団への勧告という形式をとっており(節名は誤訳、直訳すれば「コミュニティ・メンバーへのUCoC研修についての勧告」)、本文での研修についての説明では遵守明示の対象者に受講の義務が課されています。--YTRK(会話) 2022年2月21日 (月) 13:11 (UTC)
- YTRKさん、実は2月4日の「会話の時間」において、自分はその質問を提出しており、査読委員会 (EDGR)のメンバーのMJLさんからトレーニング (研修) そのものはあくまで推奨であると明言がありました。ただ、その「推奨」であるはずのトレーニングを語る節内で
「強制」「必須」を示す表現があるという文章構造の齟齬については説明がありませんでしたので、2月25日の「会話の時間」でなんらかの形で質問してみるつもりです。 - それから、日本語訳以前に英語の文言に対する内容的及び英文構造的問題点 (issues) は「会話の時間」内でもメタの議論ページでも度々指摘されています (ガイドラインのみならず行動規範文章そのものについても)。そこでこのままの文言で投票を決行するのかとの質問も「会話の時間」内でなされましたが、回答は持ち越しとなり、かつ公式議事要約には2月22日時点で、その質問があった事すら記載されていません。一応未回答の案件が近日中に追加されるとのことですので、その中にこの質問への回答があることを願って、待っている状態です。--RottenApple777(会話) 2022年2月22日 (火) 20:36 (UTC)
- YTRKさん、実は2月4日の「会話の時間」において、自分はその質問を提出しており、査読委員会 (EDGR)のメンバーのMJLさんからトレーニング (研修) そのものはあくまで推奨であると明言がありました。ただ、その「推奨」であるはずのトレーニングを語る節内で
コメント 皆さんお疲れさまです。まずどんな理解で書き込むか述べます。ユニバーサル行動規範は、例えば百科事典ですと300超ある言語版のうち、5本の柱があることすら周知せず細々と続けているところから、YShibataさんが示されたように言語人口と比べると密度濃く活発に編集を行う日本語版やフランス語版まで、全部に基本線のルールを作る話として読んできました。本件(行動規範を決めよう→施行・執行策を守ろう)の背景には、管理者が独裁してしまったウィキもある、ウィキ活動を根拠に身体的被害を受けた利用者がある、終わらない人種格差を煽る投稿や荒らしなど、編集者同士としてより、財団法務部として懸念することがあると読みました。なんだか対岸の火事です。
では、脱いだ靴はそろえる、食事をつくってもらったら皿ぐらい洗おう。卑近な例ですが、日本語版ウィキに特定すると、なんでもありの「ちゃんねる系」ではない空間を保つために方針とガイドラインを揃えて、権限を預かる人がパンクしないように、皆さん、互助の精神で衝突解決を仲立ちし合い、ヒラでもできる措置を手伝っておられます(雑用呼ばわりはご自分を卑下するため?)。
でも本件の施行・執行の決まりのせいで、「お互い様精神」はしぼんでしまうのでしょうか?
- 「害」を被るのは管理者(権限を預かる人)だけで、ヒラの私は対岸の火事だと眺めていれば良いのか?
- 使えないヘボな道具を押し付けられ、それをしぶしぶ用いたら、些細な誤用をとがめる根拠を受け入れることになるのか? どんなひどい目に遭わされるのか?
- 屁理屈をこねるには絶好の悪い器であり、荒らし呼ばわりを撤回させるために使えて喜ばしいのか?
日本語版のウィキペディアをユニバーサル行動規範と照らすなら、現行のガイドラインまで含めて「やっちゃダメ」な項目はきめ細やかであって、わざわざ追加すべきものはないと感じます。間違っていたら教えてください。
では「ユニバーサルな行動規範を実施せよ」(施行・執行策)との落差は何なのか。これを読ませたい対象は、世界にいるというウィキ独裁や編集者粛清を堂々としている、一部の利用者を想定しているのですか? 行動規範を行動のものさし、つまり道具だとすると、ウィキペディア日本語版こそ、行儀や決まりは丁寧に丁寧に築いてあり、そこに突然、その使い方に罰や罪の考えで「取り締まるぞ」と押し付けてきたのでしょうか。
- 便利な道具だけど双刃の刃でもあるので、使って良い人と、安全な使い方、間違った使い方をしたときにこうなりますよと例示するのが、「施行・執行」の目的だと解釈しています。こと日本語版ウィキペディアでは実施者・実施しなかった者が処分を受けるなどナンセンス、不足気味の管理者に足枷をはめては本末転倒。私は施行・執行に伴う罰則規定を設け従うことを求めてくるならボイコットします。読む専に戻るのもIP利用でできる範囲のことに絞るのもあまりに苦しいし、志したことは諦めたくないから罰則規定は反対します。
日本語版の百科事典には「ユニバーサルな行動規範」は大きなお世話に感じます。言語コミュニティ同士が投稿者として同格なら、共通の決まりはないがしろにせず守る。それで十分。ここ(日本語版ウィキペディア)に限定するなら、きめ細かくルールを作り、マンパワーを限界まで回して包括性と安全を守っている点の、どこに文句をつけるところがあるのか。方針やガイドラインが不備なウィキなら、多言語版(おそらく英語版)から訳して持ち込むしんどさを想像すると、規制の道具(ユニバーサル行動規範)を持ってくれば楽かもしれないです。
ただ、言うべきことは山ほどあるはずなのに会場は英語でやり取りするからって口を塞がれるのはたまりません。だけれど、こちらが言うか言わないかは別問題として、そもそもメタは非英語(日本語)で書き込むことを禁じてないのです。「本意が伝わりにくいので英語で書いてくれないかな」と添え書きしたページもあり、半分は投稿者に頼めるとしても、本来、意見感想を言えと求めるなら、予算を持っている組織の怠慢です。また、ことこの案件について財団は大切な投稿を読まないわけにいかないから、「英語じゃないから読んでない」という言い訳は立ちません。@YShibata (WMF)さんが手を尽くしてここ(日本語版ウィキペディア)への投稿を翻訳してくださるけど、「メタに書き込まない=無言の承諾」を避けませんか。メタにも個人的見解は書き込んでよいんですよ、この投稿は日本語コミュニティの総意なのだなとは受け止めないです。
最後に自戒を込めて。メタにこの件の文書類が置かれていて、わざわざ読みに行ったら誤訳じゃんと思われた皆さん。お読みになり、文書間の照らし合わせで誤りを発見されたのですね、たいへんお手数をかけました。そういう暁には、百科事典(ここ)同様にウィキの精神を発揮してその場で訂正してはどうですか。もしくは変更履歴を見て投稿者にアドバイスしてもらえませんか。訳者として私の反省点は期限付きの議論を求められていることに縛られて、複数の文書の読み合わせができないままページ数を稼ごうとしている点です。また重ねて言い訳だけれども、たとえ何年もらっても訳出と良質な査読は私にはできず、じゃあ手を出さずに眺めていることもできず、時間はなくなるばかり。
まとめ。無料で空間が用意され利用者は互いに益となるように手を差し出し、管理者は利用者を危険から守ろう、誤用や不公正をただそうと尽くしてくれている日本語版ウィキペディア。世の中の常として、全体像に対してポジティブな面がすべてでないとしても(それも気持ち悪い)、こんなに有難いことはありません。お互い様なのだからせめてエールを送るつもりでできることはする、だからこのスレッドにもたくさんコメントが集まったと思います。ローカルの自浄作用を妨げる目的や条項は、行動規範の施行・執行策に盛り込まないでください。--Omotecho(会話) 2022年2月22日 (火) 03:19 (UTC)
コメント青子守歌様、柒月例祭様、YTRK様、Omotecho様、
- 翻訳につきましては、公表直前、非ヨーロッパ言語の翻訳者と、英文担当者との間で議論がありました。元々、「一単語一単語、きちんと訳」が求められていました。が、「訳文が硬くなる。強くなる。読み始めた人は読むのをやめる!」という意見。そこで英文責任者が、「読んでもらえること・偉そうな表現にならないこと」が最優先、と決めました。そのため、日本語訳について、全面的に書き直しました。例えば、法律翻訳では「should」が多くの場合、「~ものとする」ですが、全て書き直しました。Recommendations も「勧告」としていましたが、行政機関による文書で使われる用語なので「推奨」に代えました。(「法律用語対訳集 法務省外国法令研究会編」を参照しました[[3]])
- 英語の原文が優先、というのは「誰かが訴状を提出したとき(と、英文の責任者は言いましたが、日本語コミュニティは国別協会になっていない[4]のでウィキメディアを当事者の一方とする提出はかなり困難です)、他の言語コミュニティと問題になったとき」、が想定されるとのことです。このリンクにある文言です「裁判沙汰になりウィキメディアの責任が問われた場合に民事上の責任が個人に集中する危険があります。しっかりした支部組織があれば、こうした問題は回避できます」
- 誤訳については、この施行ガイドラインに限らず、右上の編集から訂正していただければありがたいです。
- 英文について、「the document looks a bit messy with grammar/formatting inconsistencies etc」というご意見が施行ガイドラインのトークページ[5]にあります。--YShibata (WMF)(会話) 2022年2月22日 (火) 14:43 (UTC)
コメント青子守歌様、18日における14名のご意見が、次の英語でのミーティング[[6]](文を書いた人たちも出席。25日日本時間21:00から)で取り上げられることが決定しました。私が所属する部署を超えて上位の人に共有されました。--YShibata (WMF)(会話) 2022年2月22日 (火) 15:03 (UTC)
- @YShibata (WMF): えっと、ちょっと申し訳ないのですがしばらく静観してもらえないでしょうか?冒頭に書いたとおり、私はここで(既存の)コミュニティーへの提起と意見収集と各位との議論を望んで、本ページを作成しています。お仕事なので&ご自身の深い関わりのあることなので(ともするとご自身が避難されているような錯覚を覚えておられるかもしれないので)逸る気持ちは重々理解できますが、ここはYShibataさんとの連絡帳でもなければYShibataさんの情報収集を主目的とした場ではありません。明らかに間違いなどがあればもちろん指摘をお願いしたいですが、あまりにも個別な過度な応答で普段と違う雰囲気にしてしまうと、逆に投稿を萎縮させてしまう恐れもあります。「他所でやれ」と冷たく聞こえるかもしれませんが、適切な場所で適切な投稿をお願いしたいです。もちろん、ここの議論は公開されていますから、個々の内容を上司の方々に伝えていただいたり活用していただくのは自由ですし大歓迎です。ただし、ここまでは各位から個別の意見をもらっただけで、コミュニティーをまとめた(代表した)結論などはなにもないことを注意して取り扱ってください(将来的に出る見込みも今のところないですが)。18日の意見?も含めて「声の大きい誰か(個人、少人数)が言ったこと」を個別に大きく取り上げるのは、それはそれで「みんなで作る」という協力体制を是とする私たちの風習からは違和感があります。--青子守歌(会話/履歴) 2022年2月22日 (火) 15:21 (UTC)
コメント質問があるのですが、コミュニティの根幹に関わる重要な事柄についての意見が募集されていると考えて、自分なりに考えてコメントしたのですが、私の意見が上部の組織にどういう形で伝達されるのでしょうか?そもそもここでの質問募集が「妨害」とかなり強い言葉が使われていて結論誘導的な質問に思えたのですが、青子守歌様が上部のかたと話されるときに私みたいな意見もあったということは伝わりますか?--Travis sttoko(会話) 2022年2月22日 (火) 21:56 (UTC)
- ここに書いた意見がどのように伝わるか?は2通りあると思います。1つは、YShibataさんのような専従の方が取り上げて伝える場合。もう1つは、私を含む一般の利用者が気づいたらorこういう意見があったなと記憶していた時に機会があれば伝える場合です。前者については、meta:Talk:Universal Code of Conduct/Enforcement guidelines/jaではここのページについてYShibataさんに連絡してありますし、無視されることはないと思います(実際にYShibataさんから多く反応があるので、きちっと読んでくれているものとは思います)し、我々から特別なにかしなくても多分そっちで伝達されると個人的には予想します。後者については各利用者の気持ち次第なのでなんとも言えません。確実に絶対に漏れなく自分の意見を伝わったと確認できるような方法は私にも分かってませんが、meta:Talk:Universal Code of Conduct/Enforcement guidelinesかmeta:Universal Code of Conduct/2021 consultations/Roundtable discussionsあたりが推進しているチームの人から反応があるので、そこに書くのでどうでしょう?(英語しか受け付けてなさそうなので困ってはいますが)。あと、見込みは高くないと思ってますが、ここでの方向性で何かしら合意形成できるような感じになったら「ウィキペディア日本語版のコミュニティーの意見」として(これは各個人ではなく合体されて)、公開状のような形で送ることも可能性はないこともないと思います。ただ冒頭にある通り、今のところ私からは質問と相談、そして依頼の3点を提起しており、前者2つはローカルに閉じるので伝達はあってもなくても良いと思いますが、最後の点については何かしら伝えたほうが良さそうとは思いますけど、では出たものをどのように伝達するかまでは決まっていません(それもここの話の中で決めるべきものと思います)。--青子守歌(会話/履歴) 2022年2月23日 (水) 03:54 (UTC)
- こちらで日本語で意見を受け付けているようです。ご承知かもしれませんが報告いたします。--Travis sttoko(会話) 2022年2月23日 (水) 08:28 (UTC)
(jawiki参加者の多い)日本国では今日は祝日で今日反応してくれるかもた多いかもと思って一旦ここまでの意見をWikipedia:井戸端/subj/ユニバーサル行動規範によってウィキペディア日本語版は衰退させられるのではないか?/暫定まとめ20220223に(私なりに)まとめてみました。 「これ間違ってるよ」とか「この人のこれが抜けてると思う」とかあれば、ぜひこちらのまとめの精製にご協力ください(誰かの所有物ではないのでWP:BOLDで)。
これを見ながらまた意見交換・議論を継続できればと思います。もちろん、ここにないor重複した新しい意見・応答も大歓迎です。 また折を見て時間がある時にまとめを書いてみようと思います&どなたかまとめを書いてもらえると助かります。--青子守歌(会話/履歴) 2022年2月23日 (水) 06:02 (UTC)
- コメント それで、これをまとめながら個人的に感じたことを書いておきます。まず、やはり普通の一般利用者として活動しているだけならあまり影響がなく、強いて言えばU4Cの人たちとか上位の人がこれを誤ってor恣意的に適用しないかという心配があるぐらいかなと思います。一方で、施行ガイドラインなどの本文も訳も文面が不十分なのもあって、管理者を始めとする特別な権限を持っている人が何を求められていてどれぐらい負荷が増えるのかが現時点では読みづらいなと思いました(なにかしら増えそうなことは分かる)。今の文面のままだとやはり当初の危惧は起きそうなことで、現時点では反対票を投じてもらう必要があるのかと思います。
では建設的に、どうすればいいかと言うと、私は「ウィキペディア日本語版は既にユニバーサル行動規範自体には合致した運用がされているはずなのだから、施行ガイドラインの範囲に入れないでほしい」という意見に注目したいと思います。つまり各プロジェクトが既にUCoCに合う方針があり運用がされているのであれば、施行ガイドラインの中身に従う必要がないという条項を入れるという案もありなのかなと考えています。その判断をU4Cの委員や財団がやる必要があって、その証明の材料集めを我々ローカルコミュニティがやる必要があるでしょうが、1回(もしくは定期的に?)みんなで協力してやれば済む話ですし、永続的に利用者個人が義務を負うよりはるかに良い気がします。目的はUCoC自体を(特に小規模ウィキに対して)適用することなのですから、我々のように自治と自浄がそれなりにでも働いているところでは引き続き任せてもらうことでも、その目的は達成できるはずです。各プロジェクトを見て回って判断する係(U4Cの人?財団の人?)は大変でしょうが、自分で言いだしたことなのですし自分が作業負担するのが筋なのかなとも思います。このような案について、みなさんどう思いますか?
もう1つ個人的に興味深かったのは「ウィキペディア日本語版には既に社会的責任があるほどデカイのだから、今のような緩さはやめて、しっかり管理と統制の体制を作るべき」という意見です。個人的に賛同するつもりはない(一般論として、既存制度を批判的に変更するには、既存の者からは受け入れられないと反発があるもので、それに該当すると思ってもらえれば間違いはないと思います)のですが、そういう意見が出てくるようになったのだなぁと純粋に感慨深いものがあり、いつの日かそのような意見が大きくなってコミュニティーの総意となる時も来るのかもしれないなぁと可能性を感じました。--青子守歌(会話/履歴) 2022年2月23日 (水) 06:23 (UTC)- 1つ(またですみませんが後出しで)補足します。最初から書いているとおりですが、私(と他の方も?)が問題視している「義務」とか「負担」というのは、「新しく作業が増える」つまり「今まではやりたくなければやらなくても良かったことを強制される」ことにあります。上記で各位から取り上げられている「ユニバーサル行動規範とほぼ似ている」と言われているウィキペディア日本語版内の各種方針等も「なにかをする時」にその行動に対する規則・制約・推奨事項を規定しています。一方で、「xxxな人は必ずyyyをしなければならない」という方針やガイドラインは、ごく一部の例外を除けば存在しません(これはWP:NOTREQUIREDに従ったものだと思います)。しかし今回の場合、特に施行ガイドラインには「管理者/削除者権限を持った人はXXXをしなければならない」と言う部分があるわけです(XXXに研修やら権限行使の期間などがあるようですがそれが不明瞭である点はまた別問題としてあります)。つまり作為に対する制限があるのは今までと変わらないので問題ではなく、不作為に対する規則や罰則を増やすことを、私自身はもちろん、他の方もそこを危惧しているのだと私には読み解けました。その解決策として、「ローカルが適切に回っているなら」を条件として、不作為の義務やら罰則やら今の我々のやり方とは異なる(あまり適切だとは思えない)方法を導入しないことを許可してもらえるなら随分マシだろうというのが上記の一案です。--青子守歌(会話/履歴) 2022年2月23日 (水) 11:00 (UTC)
- 「今まではやりたくなければやらなくても良かったことを強制されるのがおかしい」「不作為が許されないのがおかしい」というのは、ナンセンスな主張だと私には思われます。何故なら不作為が許されるルールでは、「作為をもって不作為を行う」ことができてしまう(二つの同性質のルール違反事案の一つだけにあえて不作為を働かて見逃すことができる)ことから、公正なルールが公正に適用される仕組みになりようがないからです。「今まで不作為がゆるされていた」のだとしたら、それがそもそも原理としておかしいのです。(おわかりいただけると思いますが念のため付言します。これは、今の管理人の誰それを信用できないなどと言っているのではありません。管理人は永世でも終身でもないはずです。どういう人物が管理についても、仮におかしな人物が管理についても公正なルールが運用されるためのフェイルセーフ、最低限の担保は必要であると言っているだけです)
- (あとちょっと苦言を呈させてください。意見を求められたから私は意見を記しました。その意見が直下にあるのにそれを無視する様な形で、特段の応答もないまま「後出し」と仰りながら私の記述の上に意見を追加されるのはあまり良い気分はしません。ご配慮いただければよかったと思います。私はWikipediaコミュニティでは何者でもないアカウントですが、意見を述べるにあたっては私と青子守歌さまは立場的に対等と思います。真剣に話している相手を少数意見として取り合わないとしたら、そういうことこそユニバーサルな行動規範の精神に当てはまらない行いにならないでしょうか)--Travis sttoko(会話) 2022年2月26日 (土) 01:44 (UTC)
- コメント 私の考えなのですが、執筆する自由を主張するならば、ユニバーサル行動規範という義務を果たさなくてはならないと思います。また同じ様に、管理という権限を行使するならば、責任という負荷を背負うことを覚悟しなければならないと思います。ですが、暫定まとめに付け足したように、Wikipedia:説明責任は英語版では「failed」となっています。日本語より多く使用されている言語であり、財団内でも英語でコミュニケーションをとるのならば、責任というのはそれほど重要視されていなかったのかもしれません。ですが、ローカルコミュニティー主体の管理に任せるだけでなく、足りないところには手を出そうという、ウィキメディア財団の責任感の所在を、私は感じています。現状のガイドラインは曖昧模糊としていて、私も賛同できるものではありませんが、対処の義務を負うのを避けるから管理の手が足りなくなる、というのは衰退の原因はユニバーサル行動規範ではないと考えます。私の表現力が足りなくて、支離滅裂なコメントになっていましたら、申し訳ありません。--温厚知新(会話) 2022年2月23日 (水) 08:52 (UTC)
追記 まとめに書いた部分は、㭍月例祭さんの「英語版と日本語版で「翻訳の差」に留まらない違い」の部分を記したつもりでした。私の早合点でしたら、深く謝罪いたします。--温厚知新(会話) 2022年2月23日 (水) 09:03 (UTC)
- コメント 誤りかどうかはわかりませんが一貫した論理に貫かれているか疑問に感じます。「これまでなかった「違反者に対応する」作業が増えるので、負荷が高まる予想が立つ」ということが反対の主要理由のようですが、一方で「ウィキペディア日本語版は既にユニバーサル行動規範自体には合致した運用がされているはずなのだから、施行ガイドラインの範囲に入れないでほしい」としています。この両者はどう整合するのですか?ガイドライン導入で高まる負荷が反対理由になるほど膨大であるならば、「ユニバーサル行動規範に合致した運用がされておらず、ユニバーサルガイドラインで違反者にあたるものが今は放置されているから」と考えるのが自然ですがどうなのでしょうか?あと社会的責任について非常に軽視されているのが気になりました。ネット検索でトップヒットするサイトという事実をもって社会的責任は逃れようがなく発生しているのではないですか?ウィキペディア内部の総意などのコミュニティ内部の意見で社会的責任が決まるとは私は考えません。-Travis sttoko(会話) 2022年2月23日 (水) 09:26 (UTC)
- コメント とりあえず一番下に書き込みます。
- RottenApple777さん、情報提供に感謝します。研修に関しての回答については、直後に研修の制作方法について述べられていること、並びに最後の質問が飛ばされている(誤解された可能性もあるが、deliveredが受講方法を指していたのならばそちらも。その場合は「推奨事項の段階なので、受講方法・任意性・不合格の場合の対処のいずれもまだ確定ではない」ととることになるだろう。)ことから、参加の任意性ではなく、推奨事項(勧告)というガイドライン上での状態を指しているのではないかという印象を受けました。
- YShibata (WMF)さんのコメントを受けて。翻訳に関して、正確性を下位に置くというのは非英語話者をないがしろにすることと同義です。中身が正しく伝わっていない状態での意見募集や投票は意味をなしません。研修の件に関しては、recommendationの訳ではなく、誰に対するrecommendationなのかという点が根幹の部分です。「研修については「Recommendations」なので、義務ではないです。」という発言について修正あるいは補足を求めます。
- 青子守歌さん、再度のお願いで恐縮ですが、問題の義務が発生するという根拠条文(あるいはノート発言?)がどこであるかご教示いただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。
- 最後に。草案は編集してはいけないのかと思っていましたが、メタの方での意見表明共々、折を見てやってみようと思います。--YTRK(会話) 2022年2月23日 (水) 13:53 (UTC)
- YTRKさん、自分に対するコメントではないのですが、そうなんですよ。今のままの文言では誰が誰に対して推奨しているのか不明なんです。更にはトレーニングの項に唐突に登場する「We」。英語文書の決まり事として、人称代名詞が使われる時は明確にその代名詞が誰の事を指しているのか判別可能な名詞なり固有名詞なりの表現が先行するか、先行しない場合は有名な「We the People of the United States」の様に人称代名詞の初出の際に誰の事を指しているのか明確に定義するものですが、それすらもないんです。「We」って誰?自分たちが投票するので自分たち (利用者) の事なのか?そして誰に対して推奨しているのか?理事会へ?それともU4Cへ?
- ここからは個人の勝手な推察でいわゆる「独自研究」になってしまうのですが、このガイドラインは元々理事会での承認を前提として、草案委員会 (DC)と草案査読委員会 (EDGR)が理事会 (BoT) にそのまま直接提出するという前提で書かれたものではないかと思われます。だから誰がはDCとEDGRで誰にかはBoTとU4Cなのではないかと。ところが複数の言語版裁定委員会から公開書簡が提出されて、結果として投票という形になったので、文章構造的に利用者が投票するものとして不自然な形になってしまったのではないかと推察しています。もちろんこれは私論ですので財団側からはっきりと回答を得るまで質問を繰り返すつもりでいます。YTRKさんも同じような疑問を抱いていると知って心強いです。--RottenApple777(会話) 2022年2月23日 (水) 17:33 (UTC) 訂正--RottenApple777(会話) 2022年2月23日 (水) 17:39 (UTC)
コメント 自分もどこでコメントしたらいいのかわからないので、一番下に書きます。
@YShibata (WMF)さんが引用された「裁判沙汰になりウィキメディアの責任が問われた場合に民事上の責任が個人に集中する危険があります。しっかりした支部組織があれば、こうした問題は回避できます」というのは正確ではないと思います。
なぜならば国別協会 (ローカル・チャプター) はウィキメディア財団の下部組織ではないからです。国別協会 は、ウィキメディア財団の理念を共有しその理念を実現するための提携組織で、完全に別個の法人です。日本国別協会ができても、メンバーがオーバーラップすることはあっても、ウイキペディア日本語版 (jawiki) の運営に関わる性質の組織ではありません。Jawikiの運営を担うのはあくまでウィキメディア財団です。そのウィキメディア財団の運営するjawikiの活動において訴訟問題が起こった時、完全に別個法人で訴訟当事者ではない日本国別協会がその受け皿になって問題の回避が出来ることはあまりありえないと思います。日本国別協会がjawikiと協力してイベントを開き、そこで問題が起こり、日本国別協会とウィキメディア財団、そしてその関係者が個人で訴えられた場合は話は別ですが。でもそのような場合も、日本国別協会は自分の組織と自分の協会メンバーとして参加していた人を守ることに徹することでしょうから、協会メンバーでもないjawiki利用者を守ってくれる可能性は少ないでしょう。
ついでながら、jawikiが米国非営利団体によって運営されていることと (米国連邦法の遵守義務がある)、上位権限者が多くの編集者が持っていない権限を持ち合わせていることを鑑みると、ユニバーサル行動規範執行ガイドラインが実施されようともされまいとも、もう既に潜在的に個人的に訴訟を起こされる可能性は存在します。実際に起こる可能性はかなり低いですが。どうせ訴訟を起こすなら、個人を訴えるよりディープポケットの (何十億という単位で資金がある) 財団を訴えることでしょうから。【これは法律アドバイスではありません。実際に問題に巻き込まれた、巻き込まれそうな方は専門家に相談して下さい。】--RottenApple777(会話) 2022年2月23日 (水) 21:38 (UTC)
- 質問 勧告を発したのはウィキメディア利用者総意(の代弁者)でないのですか? 勧告を受けるのは財団だと理解していました。勧告をまとめたのは、草稿・草案委員会だったと記憶しますが、すみません、そこらの流れ図のリンクが見つからない。いずれその委員会は私たちグローバル利用者の有志が務めたのだと受け止めてました。でも違うみたい?
- だから推奨じゃなくて、ここで協議しているように、そういうふうにしてくれないかなと勧めるのであり、軽い〈おすすめ〉(推奨)じゃなかったと思うんですけど。
- 情報補足、メタで勧告を発したのが誰か、記述箇所を見つけました。ユニバーサルな行動規範UCoC/よくある質問#ウィキメディア財団の役割(#ウィキメディア財団の役割)冒頭です。遂行した翻訳単位は、Universal Code of Conduct/FAQ/83/ja。--Omotecho(会話) 2022年2月26日 (土) 15:33 (UTC)
- すみません、図々しいのですが「〇〇と書いてある」「〇〇とされている(してある)」と示される時は、なるべくメタのリンクを補ってほしいかもです。気づかなかったことがどんどん出てきたので、ぜひ問題箇所を読みたいです。--Omotecho(会話) 2022年2月24日 (木) 00:34 (UTC) / --Omotecho(会話) 2022年2月24日 (木) 00:38 (UTC)アイコンエラー訂正
返信 トレーニング(研修)の件ですが、MSGチームの「会話の時間」で質問しましたところ、やっぱりトレーニングはあくまで推奨で、回答された信頼と安全チームのChristelさん (pingしないよう外部リンクにしてあります)の言葉を直接引用すると"Nobody will be forced to take the training"とのことです。日本語訳にすると齟齬の問題が起きるかもしれないので敢えて英語で記します。日本語に訳したい方はご自由にどうぞ。
Christelさんは、必要ではない人は受けなくてもいい。必要な人だけが※受ければいいともおっしゃっていました。しかしなぜかまたもや公式メモには今のところこの回答は書かれていません。公式議事要約には記載される事を願っています。それから公式メモのリンクを今ここで公表してしまうと改ざんされてしまう恐れがあるのでもうちょっと待って下さい。公式議事要約が公表されればメモのリンクを提示しますので。
※この「必要な人」は、ガイドラインで「トレーニングは必須」と書かれたグループの人たちのことを指しているのではありません。
誰が誰にトレーニングを推奨しているかの質問には、一瞬「それは考えていなかった」(←そう実際言った訳ではなくただ単に様子の描写)というような戸惑いとちょっと考えを巡らせている様子をみせ、少し遅れてから、推奨しているのは草案委員会(草案査読委員会も含む)で、誰に推奨しているかは、利用者グループと財団だと思うとのことでした。(←事実としてではなく意見として述べている。)
多くの人が既に懸念 (concerns) を表明しているのにこのままの文言のままで投票を決行するのかと言う質問は今回も持ち越しで回答はありませんでした。ただ、とってもカジュアルな様子でYoungjinさんが投票をするのは文言の不備を洗い出すためでもあるとおっしゃっていましたので、何が何でも1回目の投票でコミュニティに承認させようという訳でもなさそうでした。--RottenApple777(会話) 2022年2月25日 (金) 20:49 (UTC) 「必要な人」追加説明--RottenApple777(会話) 2022年2月25日 (金) 21:25 (UTC) 質問した時表現を柔らかくしていた事を思い出したので--RottenApple777(会話) 2022年2月26日 (土) 02:04 (UTC)
- @RottenApple777さんありがとうございます。研修が必須ではなく任意であるとよくわかりました。このスレッドは情報交換の場として頼りにしています。皆さんそれぞれの見方から眺めた像が少しずつ重なるしズレるので、そのズレはメタで、つまり全 ウィキの全言語版で集まって話しても、やはり利用者の懸念が出ている。当たり前かもしれません。執筆者と読み手の理解はズレるものでしょう、ウィキペディアでもあるんで、近づけるため、ここを含めあちこちで協議しているんだと思います。罰則がないままやってきた日本語版ウィキペディアが「奇特で特異」なのか、これからもそれで進めるかどうかは考えから抜けていました。
- 校正できる人いませんか
- で、メタの関連ページを訳してますので、どなたか校閲してくださるのをお待ちします。日本語で読んでもらえるように訳を進めているのは私ばかりではないんで偉そうな物言いですが、投票が終わってから日本語版じゃあ承伏してないなど言えませんからね。同じ日本語版でも手を当てられるのは、百科事典こそ余裕があるはず。
- メタUCoCページ冒頭の告知の箱。
- ページ冒頭の箱に「財団職員ほかが作業している」とあるのは、利用者に手を出すなと伝えているのではありません。通常、職員はメタ空間で利用者の書いたものを推敲や訂正しない決まりなので驚く人がいるのと、原稿がどんどん校閲で変わるから書き替えがあっても(必ずしも)荒らしではないと説明したと解釈します。ご遠慮はご無用にて。
- 研修(training):メタのUCoC/FAQ/よくある質問の9番でたたき台を作ったと書いてあり、ここを@@青子守歌さんの発言は指していますか? 「よくある質問」ページは時系列で理事会が認めた草稿より後だろうと仮定して、ほかでも探しては訳しています。* 施行の仕組み:第2フェーズの質問(2021年)(草案委員会の募集前、施行の仕組みを作るだろう(はpotential enforcement mechanisms)のページだったかでも読んだと思います。
- 批准投票(ratifi*):検索してヒットした箇所を見ると、文言の変更による改訂はする見込みだが、頻度・間隔など未定とのこと。投票のマニュアルは離れ、よくある質問(FAQ)を順に読んでいます。--Omotecho(会話) 2022年2月26日 (土) 07:11 (UTC)
- 論点が多いので、とりあえず気になったWP:NOTREQUIREDに関連してコメントいたします。管理者は決して特別ではなく、あくまでコミュニティが決めたことを、ボタンを押して反映させていく一利用者です。「ウィキペディアはボランティアのコミュニティであり、利用者に対して、本人が望む以上の時間と労力の提供を求めません」は当然管理者にも当てはまりますし、ほかの利用者と同様に、不作為に対して責任を負うことはありません。少なくとも(ガイドラインが施行されていない)現状はそうです。もちろん、管理者に限らず、やったこと、言及したことについては説明の責任があり、共同作業においてそれは大切なことです。しかし、記事を書くなら、アカウントがあるなら、押せるボタンが多い(=何らかの利用者グループに属している)なら●●を必ずせよ、と強制することは、ボランティアのプロジェクトである以上なるべく抑制的であるべきです。義務や強制が多くなれば、編集者や管理者が減少し、ウィキペディアが衰退に向かうだろうと推測することは自然な発想かと。それでもなお、ウィキペディアが社会に対して果たすべき責任や義務があるとしたら、それは財団あるいは、積極的にその責任を引き受ける意思のあるボランティアのみが負うべきです。その意思を個別に確認せず、一律に現在の管理者に新たな義務を負わせようとすることは、容易に受け入れられるものではないですし、新規管理者の減少をさらに加速させることは想像に難くありません。財団との議論を通じて、本ガイドラインがそういった性質のものでないことが確認できれば幸いです。--W.CC(会話) 2022年2月28日 (月) 11:43 (UTC)
コメント ここでの皆さんのコメント読んで思ったことを徒然と綴ります。
- まず上位権限者の方がaffirmかacknowledge (affirmかacknowledgeの表現については今も審議中) を求められているのはガイドラインに対してではなく行動規範に対してです。
- 『「やらないこと」を咎める内容』になっているとのことですが、その根拠がいまだどなたからも示されていません。WP:NOTREQUIREDですが、ウィキペディア英語版を見てきたら、Wikipedia is not compulsoryやWikipedia is a volunteer serviceと多少表現や形式の違いやはあるものの英語版でも「やりたいことやる」という文化は同じでした。今回提示されたガイドラインにそれをoverrideする(上書きする)ような条項が見受けられないのですが、YTRKさんも書かれているように、提示をお願い致します。もちろん英語原文自体が曖昧な部分が多々あり、さらにそれを日本語訳にした時に更なる曖昧さが出てきているのかもしれないので、そういった部分は咀嚼して財団に真意の説明を求めたり、原文の改訂を求めたり (一回目の投票前には実現できそうもないですが、まだ回答がないので可能かどうかはわかりませせん)が出来るのではないかと思いますので (聞き入れられるかどうかは別として) 宜しくお願いします。
- よって今回投票にかけられるガイドラインの英語原文と有志の方々によるメタでの日本語訳を対比するページを作ってみました。これでメタまで「出張」せずに何に投票するのか「地元」で閲覧可能になるかと思います。日本語訳は有志の方によるもので「財団公式訳」とは言い切れない事にご留意下さい。翻訳して下さった方々に感謝する意味でも、もし英語と日本語訳に齟齬を発見したり指摘したい場合は「誤訳」という表現でなく、「この方が良いのでは?」という表現にしてもらうと助かります。
- 英語原文が曖昧と言えば、研修のことで (3.3 Recommendations for UCoC training for community members) YTRKさんがメタでも質問をして下さっていました。そこで返って来た回答が、草案委員会メンバー自身の方が"It's ambiguous, and folks have come to conflicting interpretations regarding it" つまりガイドラインを書いて査読をした当事者が、この条項は曖昧で人によって矛盾する解釈になっていると認識しているのです。 (^^; ちなみに「会話の時間」での自分の質問の仕方は、「推奨 (recommendation) なのにどうやって特定の人に対して必修 (required) に出来るのですか?これは英文論理の質問です」でした。それに対する答えが例の"Nobody will be forced to take the training"なのですが、実は自分の英文構文的問題点に対する質問への直接的回答はありませんでした。この質問は英語で言えばto be continued (つづく) ですね。
- ガイドラインが裁定委員会などの特別な組織があることが前提で書かれているかどうかですが、ガイドラインの意図はその反対です。むしろ裁定委員会があるコミュニティは同委員会が正常に機能している場合はそれをそのまま利用し、ガイドラインが既存の裁定委員会の役割を置き換えるというものではありません。むしろガイドラインは裁定委員会などの申し立てを出来るプロセスが存在しない若しくは機能していないコミュニティを補完する意図で書かれています。例えばブロックなどの措置をローカルで行った場合、その措置に不服がある利用者は裁定委員会などがあるコミュニティの場合は同委員会などに申し立てが出来ますが、日本語版のように裁定委員会やその他のプロセス (IRCや利用者ページでのやり取りは機能している申し立てプロセスには含まれません) が確定していないコミュニティではどこに申し立てをするかという問題に道筋を付け解決するものです。またクロスウィキで起こった事項に対する申し立てはどうするかという問題を解決するためのものでもあります。
- ローカルが適切に回っていることを条件として、ガイドラインの一部を免除してもらう案ですが、まず日本語版には不服申してをするプロセスが足りていないので、「適切に回っている」という主張は受け入れられないと思います。更には「会話の時間で」はっきりとグローバルな方針とガイドラインなので特定の言語版だけ導入の免除は認めないと回答がありました。
- 前述のガイドラインの英語原文と日本語訳を並べてみて気が付いたのですが、英語原文ではrecomanndation(s)となっているいくつもの節題が日本語訳には推奨という単語が入っていませんでした。そこで多少誤解が生じているのではないかと思いました。多くの内容が推奨となっている部分もありますので、そのことを念頭にもう一度ガイドラインを読み返して下さい。
- 推奨は誰が行っているのかですが、Omotechoさんが提示してくれたメタのウィキメディア財団の役割が書かれた文書を読みましたが、"On the recommendations advanced by community members in the Movement Strategy process, the UCoC was written by a committee comprised of both volunteers and Foundation staff"と書かれており、ガイドラインそのものの文書が誰から誰に推奨して書かれたものかという説明ではありませんでした。ですので、次回の「会話時間」やメタ上で訂正の説明がない限り推奨はやはり草案委員会から利用者達と財団というChristelさんの説明が現在の解釈だと思います。--RottenApple777(会話) 2022年3月1日 (火) 22:09 (UTC)「さん」追加--RottenApple777(会話) 2022年3月2日 (水) 06:05 (UTC)
報告 どちらも英文で申し訳ないけど、メタで2月25日の「会話の時間」の議事要約が掲載され、まだ全文を読み込んでいないのですが、ミーティングでは未回答だった質問の回答も掲載され、ガイドラインは現在の文言のままで投票にかけられると理事会が決定したとの明示がありました。
また議事要約が発表されたのでお約束通り公式メモのリンクを掲載します。--RottenApple777(会話) 2022年3月2日 (水) 14:22 (UTC)
コメント 日常とかとの兼ね合いで今週は時間が取れませんでしたが(といったことが普通にあるので、管理者を含む誰かに「やらないこと」を咎めてはいけないというのが問題の背景にありますね)、各位の意見や発言のおかげもあって、日本語訳はもちろん、「誰がなにをするべきか」の要約も追加されるなど、施行ガイドラインに対して一定の改善はあったように思います。この結果を得られたのは各位の労力によるものであって、私個人からは感謝を述べたいと思います。ありがとうございました。
そして、以上までに得られた内容を持って、私は以下の結論を、私の最終的な意見として、コミュニティーへ表明します。
まず最初に。改善されたガイドライン及び翻訳、各位のコメントや質問に対する回答、オンラインミーティングでの質疑応答の結果なども考慮した結果、「不作為を咎められることはない」という点に私も(ようやく)到達することができるようになりました。 特に、meta:Talk:Universal Code of Conduct/Enforcement guidelines/jaにおいてKurihayaさんの質問4への財団からの公式回答で「管理者にも各利用者にもなんら義務はない。必要なのは、管理者として作業する時にはUCoCや各ウィキの方針を守ること」(原文:"no individual volunteer, including any individual administrator, is obliged to do something in the volunteer community. The language aims to clarify that if admins are choosing to work on admin issues in their free time, they need to uphold at least the UCoC or local community standards that go beyond it while doing so.")と明記されたことが大きいです(欲を言えば、ifではなくiffと書いてほしいですが、細いことは今はひとまず置いておきます)。
しかし依然として、この施行ガイドラインを現状の文言のママをまともに適用された時の問題は残っていると考えています。つまり
- ウィキペディア日本語版の、とりわけ(本来は面倒でやる気はあんまりでないが必要性は理解しているので)雑用をやっている人たち=多くの場合なにかしらの権限(管理者権限など)を持った人たちへの負荷が大きく高まること
- その割にウィキペディア日本語版の目的である「質も量も最大である百科事典を作ること」への貢献がとても小さいこと
の2点が、高い確度を持った予想として成立するという、当初の問題は変わっていないということです。
先述の通り管理者や権限持ち個人への義務はガイドラインにはないと思いますが、それでもなお"Recommendations for local enforcement structures"や"Recommendations for the reporting and processing tool"の章で示されるような、新しい仕組みやツールを導入し、それを運用することが求められています。読み解く限りでは
- 既存の執行機関がUCoC違反に対する応答に責任を持つことが推奨される。(we encourage existing enforcement structures to take up the responsibility of receiving and dealing with UCoC violations)
- 適切な執行機関などがない場合、それは「システム障害」(system failure、ここでの「システム」は「体制」「仕組み」という意味)とみなされ、それは明確に「UCoC違反行為」(violation)とみなされる。(Enforcement by types of violationsの節参照)
- 執行機関を適切に運用するためには、違反の申立に対して、A.申立者のプライバシーと匿名性を守りつつ、B.かならずある一定の期間内(a consistent time frame)に解決し(特別な理由がある場合は中間報告が必須)、C.すべての案件の内容と結果について検索可能な形で記録を公開する、ということが必要です。(Principles for filing and processing of reported violationの節参照)
ということになっています。2番目の場合はグローバルに設置されるU4C委員会がローカルの代わりに対処し、3番目については運用しやすくするツールは別途提供されるようですが、どちらについても、それがどんなものになるか詳細は何も決まってません。
ここで、仮に3番に従って、この施行ガイドラインに従った執行機関をウィキペディア日本語版内に設置したとしましょう。 そこで考えてほしいのは以下のような点です
- そのような執行機関を適切に運用し続ける労力は、本当に見合うものでしょうか?
- その労力を、記事の執筆を含め百科事典の量・質の純粋な向上に振り向け集中させたほうが、ウィキペディア日本語版の目的により早く確実に近づきませんか?
- 既存の方針や仕組みだけでも現状はある程度うまく運営できていますが、今のままではウィキペディア日本語版の具体的にどこにどのような問題があり、なぜ新しく執行機関が必要なのでしょうか?過去に実際に何か起きた問題事例がありますか?
- 今のウィキペディア日本語版が直面している各種の問題に比べて、執行機関の設立と運営は優先される対策ですか?
- 私たちの使える時間・人員は限られていて、特に雑用を増やすには多大な犠牲が伴います。その貴重な資源を使ってまで得た、このような強力かつ手間のかかる執行機関は、私たちに具体的に何をもたらしてくれるのでしょうか?新規執筆者ですか?既存の優秀執筆者の保護ですか?その根拠は?
このような必要性については、真っ先にmeta:Talk:Universal Code of Conduct/Enforcement guidelines/jaで私は問い合わせましたが、ここまで明確な回答は得られていません。
そしてまた、これがウィキペディア日本語版にとって致命的な問題なのは、ここまでの内容から、「(ただでさえ大変な)そのような苦情申し立て対策をしっかり運用しろ、さもなければ、ローカルコミュニティは違反していることを自覚しろ」と読み解くことが可能な点です。 実際の精神がそうでなかったとしても、「読み解くことが可能」というだけで、そのように(過失なり悪意を持って)主張する人が現れたり、極端な例では「LTA:SUZUのような議論がしたいだけの役立たずが湧いた」場合に、このような執行機関をローカルに設置させる流れとその侵攻を止める論理が成り立たなくなります。
「自警」なんていう言葉が存在するほど、そのような言動が忌避されるウィキペディア日本語版において、そのような人たちを増長・応援させる材料になりかねない、今の施行ガイドラインはそんな文言となっていると考えられます。 また加えて、執行機関ではプライバシー・匿名性保護のために、非公開の場での議論と決定が認められています。 裁定委員会がウィキペディア日本語版になじまなかったのと同じ理由で、そのような非公開の議論・決定を認める執行機関の導入は、そももそも不可能に近いと思います(が、その場合は先述の通り「コミュニティーが違反している」という烙印を押されることになります)。
これを改善するための案や修正提案は、この井戸端やmetaのノート、そして3回あったオンラインミーティングでも、私を含めて何人から何度も指摘しましたが、結論として得られた回答は「投票まで時間がないから文言の修正はせず運用でなんとかする」というものでした。 しかし、例えば、冒頭のKurihayaさんへの回答である「"管理者として作業する時には"UCoCや各ウィキの方針を守ること」という文章は、ここまででで大きく取り上げられたようにかなり重要な点であり、ガイドライン本文中に明記が必要不可欠です。 にも関わらず、今はそのような追加修正は単に「投票まで時間がないから」拒否するそうです。 また、ローカルの執行機関がないことを「違反と呼ばないように修正を」というのも同じ理由で通っていません。 さらに悪いことに、ひとたび導入したら、そのような致命的な欠陥があってもそれを使い続け、改定の機会は1年後、年に1回の時に入れるから、という回答でした。
そもそも、最初に述べたとおり、投票ありきで話を始め、致命的であると指摘されている点について修正を保留にして、投票による多数決の力で押し通そうという姿勢自体が、間違っています(少なくとも、ウィキペディア日本語版のやり方ではありませんし、他のウィキでも同様でしょう)。 問題があることが分かっているなら、投票を延期して議論を深めて修正してからにすべきです。 これ自体も指摘してありますが、同様の理由で、来週3/7から始まる投票は止めないそうです。 財団の姿勢は「投票で反対意見を述べよ」とのことですが、そもそも上記のような致命的な問題を含んだままの導入進行と投票による決定が間違いであるという点は認めないようです。
以上から結論として、私は、今の施行ガイドライン文書およびその承認投票に明確に反対を表明します(誤解されないよう明記しておくと、これはUCoC=ユニバーサル行動規範そのものに対する反対表明ではありません)。 また、この施行ガイドラインが間違ったまま承認され導入されてしまった時の深刻度を考慮して、WP:MEATおよびWP:CANなどに抵触することを承知の上で、有権者各位に、このページもしくは個別の連絡手段などを使って、導入反対で投票するよう勧誘することを宣言しておきます。 この意見については、ここ以外にも、metaのトークページなどへ投稿し、確実に財団内の推進者へ到達するように投稿します。 また、本文章(厳密には、このあと投稿ボタンをおして投稿された差分)はCC0であることを明記しておき、各位がこれを自由に複製・改変して自身の投票や意見表明などの際に(面倒な手続きが一切許諾なしに)利用することを許諾します。 特に、この私の意見に(少しでも)賛同し反対票の呼びかけに協力してくれる方がいれば大変嬉しいです。
最後に、この意見に賛否は指摘はもちろん大歓迎です。それをもって各位が、それぞれ自身の意見をしっかりもって投票に臨まれることを私は望みます。 しかし私自身は、おそらく投票期間終了までの残り期間は他のことに時間を使う必要があり、ここなどでの応答などは難しくまた読むことすらできないこともありえるため、各位の追加コメントによってこの意見を変える可能性はほぼないことを念のためお伝えしておきます。--青子守歌(会話/履歴) 2022年3月4日 (金) 16:42 (UTC)
- コメント (このコメントはmetaにも投稿しています。)先陣を切って問題提起をしてくださっている青子守歌さんに感謝申し上げます。また、限られた期限の中でコミュニティの意見を集める姿勢を見せてくださったYShibataさんやJan Eissfeldtさんをはじめとするウィキメディア財団職員の皆様に、お礼申し上げます。今までのウィキメディア財団は、一方的に決め周知するのみ、助言を求めても一般的回答に終始し、個々具体的な事案へのサポートは十分とは言えない、というのが正直な感想でした。しかし、今回はこのような意見募集に際して、専門職員の採用、翻訳業者手配など、日本語版ボランティアに対して歩み寄りの姿勢を見せてくださっていることは、非常にありがたいと思っています。一方で、ガイドラインの文章や投票期限の変更を一切認めない、というやり方への不満はありますが、今後の改善に期待したいです。
- ・「不作為の責任を問われる可能性、つまり管理ボランティアとして一定の作業を義務とされる可能性」について初回のミーティングで言及させていただきました。2回目のミーティングでは、Jan Eissfeldtさんに文書でご回答いただき、「そのような可能性はない」ことを明確にしてくださいました。一方で、それをガイドラインに明記することは投票期限が近いためできないこと、コミュニティのルールとして明記することを目指すことをYShibataさんが目標としていることも伺いました。私の意見としては、ユニバーサル行動規範(UCoC)や施行ガイドラインで決められた新たな作業に関することは、施行ガイドライン本文に明記すべきと思います。もちろん、グローバルポリシーであるmeta:CheckUser policyに対して、ローカルポリシーであるチェックユーザーの方針があるように、日本語版としてUCoCや施行ガイドラインに対応するための方針を策定することを否定するつもりはありませんが、ユニバーサル行動規範というルールの、施行ガイドラインの、ローカルガイドラインを作るというのは煩雑な印象を受けます。またローカルポリシーは、施行ガイドラインの文言や解釈が変わるたびに改定が必要になるでしょう。チェックユーザーの方針ですらmeta:ANPDPに合わせた細かい改訂が追い付いていない現状では、労力が大きすぎます。
- ・U4Cも、執行機関も、執行ガイドライン改定ボランティアも、自ら手を挙げてその労力を負担してくださる方が十分にいる状況ならば有用な選択肢でしょう。その見込みは十分あるでしょうか。ただでさえ少ないボランティアの負担が増えるだけにはならないでしょうか。そうでないとすれば、その根拠を財団は十分説明できているでしょうか。裁定委員会も国内支部もない言語版がほとんどの状態です。日本語版をホームウィキとするボランティアで、財団やグローバルでも活動されている方は非常に少ないです。ただでさえ少ないグローバルでも活動する利用者さんが、「グローバルの論理」と「日本語版コミュニティの論理」の板挟みになって、結局去っていく様子も何度か見ています。
- ・上記のような懸念から、私は今回の施行ガイドラインには反対票を投じます。しかし、施行ガイドラインが賛成多数で正式化された場合は、私のウィキペディアに割ける時間と労力の範囲内でガイドラインを尊重する意思はあります。私を含め、多くの日本語版利用者は、真摯に、最高の百科事典を共同作業で創り上げることを目指しています。そのお手伝いをごくごく微力ながら続けていく意思に変わりはありません。--W.CC(会話) 2022年3月5日 (土) 13:54 (UTC)
コメント 何か大事なことを決めようとしているらしいので検索していたらここにたどり付きました。ユニバーサル行動規範/施行ガイドラインを斜め読みした感想としてはあまり私には関係のない話のようです。しかし、「反対」と主張しておられる方々のご心配は杞憂だと思います。W.CCさんは「2.適切な執行機関などがない場合、それは「システム障害」(system failure、ここでの「システム」は「体制」「仕組み」という意味)とみなされ、それは明確に「UCoC違反行為」(violation)とみなされる。(Enforcement by types of violationsの節参照)」と引用しておられますが、W.CCさんがその後に書いておられるようにグローバルに設置されるU4C委員会がローカルの代わりに対処するというだけのことで、別にローカルのコミュニティーがお叱りを受けるということではないでしょう。ローカルのルールで管理者全員がUCoC対応するということにするとたしかに大変なことになるでしょうが、(取り消しました。取り消しの理由は下記。--27.85.207.84)ローカルのルールできっちりUCoC対応をする立候補制の専門の委員会のようなものを作っておけば、立候補制なので当然委員はしっかり勉強しているわけで、別にトラブルにはならないように思います。--27.85.207.220 2022年3月8日 (火) 15:55 (UTC)
- コメント その引用は私のコメントではありません。--W.CC(会話) 2022年3月10日 (木) 12:18 (UTC)
- コメント 基本的に、この議論については利害相反がある管理者当事者によるポジショントークの側面が極めて強いと感じています。ご覧の通り久しぶりにアカウントを取りました。自分は10年以上前、いやもっと前のTwitterもないような時代にWikipedia日本語版には多いに期待し、いろいろ管理者の挙動を見てきましたが、ここで強く主張される通りの「誰かがやらなければならない」とかいう使命感はあるのかもしれませんが、概して独善的で横柄で自身の感情的振る舞いを自制できない様とそれを巧妙に隠蔽する狡猾な振る舞いに失望していました。これは古今東西共通だとは思うのですが、人間というのは権限を持ったら、なるだけ干渉されずに行使する自由だけを追求しはじめて、権利行使の影響に伴う責任を負いたくないのですね。もちろん、管理者権限剥奪の投票合意などもあるのですが、その基準は曖昧です。今どきCoCというのはどこのコミュニティにも存在するものであり、権限行使をする管理者にはCoCが適応されないのであれば、それはむしろ不健全なのです。提案者はボランティアなのだから、時間的物理的に対応可能であるとは限らないのだから、という理屈を持って拒絶していますが、CoCが適応されないエクスキューズとしては原理的に成立しないと考えます。CoCが適応できないほど管理業務に付随する責任を放棄すると開き直るのであれば、管理者を辞退すれば良いのではないですか?ただでさえ人が少ない、という問題点と、管理者はCoCに縛られない、権限の濫用、あるいは権限行使を恣意的な判断であえてしない濫用、不作為も許容される在り方は、「別問題」なのです。不作為だって正当化されているので貴方もぜひ管理者になってください、みたいな理屈なんでしょうか?自身の趣味の利害、自由さと、コミュニティの健全性というのは原理的に利害相反するものですが、利害相反する自分の利益が損なわれるように感じたことの自己正当化として、人が少ないから、やりたくなる人がいなくなる、発展を阻害する、とさして根拠の妥当性も確認できない「予測」を持ち出しているようにしか見えない。オンライン・コミュニティにおいては権限をもつコントロールフリークの横暴というのは結構大きな問題で有り続けています。根深いのは、まさにここでポジショントークの主題とされているようなロジックがまかり通り、自浄作用が効きにくいということです。不服を訴えても「管理者だって、ただのボランティアなのだから」と、ここで主張されるとおりの伝家の宝刀を最終的に持ち出されて不快な思いをしてしまう。時間の余裕がないという恣意的な権限非行使と公平さの区別なんて付きません。提案者がここまで言うってことは、おそらく前者の要素が大きいのでは?とかいかぶってしまいますね。新たなCoCの水準に満たないのであれば、辞任もひとつの選択肢です。利用者とともに管理者もコミュニティを見限る、これも別の「ボランティア」の側面なのですよ。深くコミットしてもらいたいのであれば、管理者としてのボランティアの利害を持ち出すだけでなく、権限行使なんて興味もない側のボランティアの考えにも配慮すべきでしょう。現状、これだけネット利用の母数が増えて、Wikipedia日本語版の執筆者管理者が減少している、というのは、むしろ日本語版の現状あるいは、「文化」のほうに問題があるとか考えないのでしょうか??Wikimediaが権限の行使のある種の無びゅう性について牽制する方向に乗り出したのは大変喜ばしいことだと歓迎します。そして「人がいなくなる」という点についてですが、いろいろ問題を見てきて、ちょっと事情を知った外野の意見を総合して考えると、概して日本語版の統治は信用されていません。コメントでも社会的に非常識だという趣旨の意見が表明されていましたが、そのとおりだと思います。そして、管理者というボランティアが、ボランティアだということを自分たちの信用とコミュニティ統治の信用を損ねることを自己正当化せずに、「権限行使の公正さへの責任感」をもった「きちんとした人たち」であると尊敬されるようになれば、ネット全般でも、Wikipediaの管理者だ、というだけで一目置かれるような存在感も出てきて、自分もそうなりたい、Wikipediaの管理者として活動していれば社会的評価も高まる、となれば、なりたい人だって増えるでしょう。こんな、ポジショントーク丸出しの義務が増える、ボランティアなのに、みたいな利己感丸出しのことをWikipedia日本語版の発展への阻害の予測、なんてことを結びつけているから現状で、何が文化だ、と言う、これも別の方がコメントしていたことに共感せざるを得ないです。ご自身のアプローチと合致しないと感じるのならば辞めれば良いのではないでしょうか?中長期的には、ユニバーサルなCoCが導入されるのはこれまでの知見の結晶のように感じるし、管理者へのCoCはコミュニティの健全化と管理者への信頼、リスペクトに繋がり、利用者はより信頼と安心の元で定着しやすい、人は増えて発展することに直結すると信じます。最後にそのままの意味で言語道断なのが「各プロジェクトが既にUCoCに合う方針があり運用がされているのであれば、施行ガイドラインの中身に従う必要がないという条項」に至っては明白な論理矛盾であり悪法、横暴に近いものであると単純に思いました。--Fsome(会話) 2022年3月9日 (水) 23:15 (UTC)
コメント 2022年3月8日 15:55 (UTC)に27.85.207.220でコメントした者です。先日のコメントで「ローカルのルールで管理者全員がUCoC対応するということにするとたしかに大変なことになるでしょう」と書いたのですが、勘違いしていたことがあるので取り消します。勘違いしていたことは、「UCoC違反に対する応答に責任を持つ機関」の構成者には研修の義務があると思っていたことです。これは、「ユニバーサル行動規範/施行ガイドライン」(日本語訳版)の「1.3.3 コミュニティ・メンバーに対するUCoC研修の奨励」に「ユニバーサル行動規範を【認め】、【遵守する】ことが求められる個人は、実施について共通理解を確実にするため、研修に出席しなければなりません。」と書かれているためにそう思ったものです。しかし、ガイドラインを読み返してみると、「UCoC違反に対する応答に責任を持つ機関」の構成者は「ユニバーサル行動規範を【認め】、【遵守する】ことが求められる個人」ではありません。「1.3.2 【UCoCの遵守明示が求められる人】 【特定グループでのUCoC の確約】」によると、対象者は大雑把に表現すると「偉い人」です。「大変なこと」というのは「研修の義務」を指していたので、「ローカルのルールで管理者全員がUCoC対応するということにするとたしかに大変なことになるでしょう」の個所を取り消します。--27.85.207.84 2022年3月10日 (木) 05:51 (UTC)
投票について
[編集] 情報 さっきMSG主催の「会話の時間」ミーティングが終わって、未だ内容を消化中ですが、取りあえず(電子)投票用紙の見本が出来たのそうなのでお知らせします。ここで画像を表示していいのかわからないのでコモンズのリンクを置きます。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:SecurePoll_interface_-_UCoC_Enforcement_Guidelines_Ratification_vote.png
この投票用紙が多言語で提供されるかどうかはわかりませんが、YesかNo (Vote)、コメント欄 (Comments)、そして「投票する (Submit vote)」だけなので多分投票用紙自体は英語のままでも皆さん大丈夫かと思われます。
コメント記入には投票者の母国語で書いて良いという回答を得ました。 そういえば聞き忘れたけど、誰が翻訳作業を担うんでしょうかね?【更新情報】プライバシーポリシーのため翻訳会社が翻訳を担うとの記述がメタにありました。 --RottenApple777(会話) 2022年3月4日 (金) 18:13 (UTC)更新情報 --RottenApple777(会話) 2022年3月11日 (金) 22:35 (UTC)
報告 有志の方々がしっかりと投票用紙の翻訳をして下さっていましたのでリンクを張ります。有志の皆さんありがとうございます。
--RottenApple777(会話) 2022年3月5日 (土) 15:14 (UTC)
投票開始
[編集]お知らせでYShibata (WMF)さんが既に告知をされていますが、重要な事だと思うので重複情報の掲載をお許し下さい。
- 投票資格はこちらでチェック
- 投票はこちらから - 日本語ページ直リンク
- 再度くどいですが投票ページのコメント欄は日本語で記入可です。
- 投票期間は3月21日まで。
翻訳・推敲・校正お手伝いのお願い
[編集]井戸端の他の節にも書きましたが、繰り返すことをお許しください。UCoC関連文書の翻訳や推敲を行なっています。日本語Wikipediaアカウントがあれば特別な資格はいりません。
Meta:User talk:Omotecho/sandbox/UCoC E2022 02に作業情報を集約しています。翻訳画面操作方法、課題などもあります。英語が苦手でも誤字を探してくださるだけでも助かります。よろしくお願いいたします。Kizhiya(会話) 2022年3月7日 (月) 02:36 (UTC)
次のステップ
[編集]青子守歌様、 Assemblykinematics様、NatsuQuiz様、西村崇様、Nami-ja様、Afaz様、Travis sttoko様、㭍月例祭様、YTRK様、RottenApple777様、Omotecho様、温厚知新様、W.CC様、Fsome様、Kizhiya様、(リンク修正--Q8j(会話) 2022年6月5日 (日) 11:16 (UTC))
報告が大変遅れましたが、ここで出していただいたご意見はウィキメディア財団の転換点になりました。「英語での意思疎通に参加しないコミュニティを知らなければならない」という積年の課題が2021年7月、やっと手探り始動、というレベルでした。そこに、非ヨーロッパ言語話者がこれだけの議論をしてくれた、ということが衝撃(良い意味)だったようです。非ヨーロッパ言語では、日本語コミュニティが断トツの量でした。
ここでのご意見、ミーティングでのご意見、投票の際のコメントは全て翻訳されました。日本語コミュニティからだけでなく、世界中から寄せられたご意見は分類されました。
理事全員(創業者ジミーさん含)、CEOマラヤナ、当初の文言を書いた利用者たちが熟読したそうです。
多言語対応、特に、非ヨーロッパ言語への対応が七転び八起きで始まりました。七転八倒かもしれませんが、動き始めました。
施行ガイドラインの改正」の見直しが始まりました。この場でも問題点として挙げられていた文言について、書くのは今後も、通常の「利用者」たちです。財団職員ではなく、法律家でもありません。
日本語コミュニティのご意見を確実に文言に反映させるためにも、面倒をおかけしますが、「改正のための話し合い」のトークページに、是非、ご意見をお願いいたします。日本語でかまいません。英語だと「改正のための話し合い」の表ページでも、一定の内容について議論が始まっています。翻訳が間に合っておらず申し訳ありません。
「アファーメーション、Affirmation」問題や「研修」問題などに限らず、例えば以下のようなことも出ています。(以下の翻訳はまずいと思います、申し訳ありません。読みやすさより、一語一句の訳であることを優先させました。訳の訂正をお願いいたします)6月25日までのご意見が反映されるとのことです。
- 利用者Aが利用者Bを誹謗中傷し、その結果利用者Bが経済的損失を被ったとします。利用者Aが編集することを禁止されても、WMFは利用者Aに利用者Bの経済的損失を埋め合わせるように強制することはできません。利用者Bの唯一の手段は、法的措置で、利用者Aの個人情報を裁判所に開示する必要があり、審理が行われれば、一般大衆に開示されることになります。現在の文章は、WMFを裁判所より上位に置いています。あなたは、裁判所がWMFよりも上位の機関であることを認識するために、現在の文章を書き換えることに賛成しますか?
- ある編集者がウィキペディアに、自分が理解できない、あるいは同意できない内容を善意で挿入しようとした場合、その編集者の視点からは、ここで説明されていることとまったく同じことを経験することになります。人々、つまり他のウィキペディアンが、議論に勝つため、あるいは自分の望むように行動させるために、人が自分自身の知覚、感覚、理解を疑うように仕向けようとする、すなわち、その世界観を表すために極めて重要だと感じているだろうその内容を挿入しないよう強制するというものです。このような状況では、この文章は他のウィキペディアンの行動を悪意あるものとするよう「奨励」することになります。内容論争をさらに私物化する可能性があります。このセクションを削除することに賛成ですか?
- 権限の受託者、役員や職員による濫用:濫用とは受託者ならびにウィキメディア財団または提携団体の理事および職員が職位によって付与された職権または入手した知識や使えるリソースを不当に使い、他者を萎縮させ脅迫することを指します。この定義では、明らかにアブユースであるケースを見逃し、明らかにアブユースでないケースも含まれています。つまり、誰かがあるルールに違反し、私が「次回はブロックしますよ」という形でそれを繰り返さないように警告した場合、私はその利用者を脅して私の権限とリソースを使い、したがって私自身がUCOCに違反することになるのです。何も悪いことをしていない利用者がいたとして、でも気に入らないからブロックするという場合、ブロックする権限を行使するために「威嚇・脅迫」したわけではなく、ただブロックしただけなので、UCOCによれば職権乱用ではありません。
- UCoCトレーニングの種類、目的、適用性を明確にする。
- 専門家でなくても理解できるように、言語を単純化する。
- affirmationという概念について、その長所と短所を含めて検討する。
- プライバシー/被害者保護(privacy/victim protection )と(right to be heard.)権利という相反する役割を見直す。
お手数をおかけいたします。 --YShibata (WMF)(会話) 2022年6月2日 (木) 06:49 (UTC)お一人のお名前に様をつけていませんでした。お詫び申し上げます。--YShibata (WMF)(会話) 2022年6月5日 (日) 11:43 (UTC)