Wikipedia:井戸端/subj/ペルー大統領の代数表記がおかしい
|
ペルー大統領の代数表記がおかしい
[編集]適切な場所がわからなかったため(Portal‐ノート:南アメリカが妥当かもしれませんが、どれだけアクティブな人がいるのかわからないので)、井戸端で展開します。
たまたま今週あったペルーの首相交代のニュース絡みで気づいたのですが、表題の通り、日本語版におけるペルー大統領の代数表記がおかしいです。例えば現在のペドロ・カスティジョ大統領は第63代になっていますが、かつて大統領を努めたアルベルト・フジモリは第91代になっていて明らかにおかしいです。
そこで英語版のen:List of presidents of Peru(ペルーの大統領の一覧)を確認したところ、カスティジョは63代で正しく、フジモリは第54代が正しいようです。それでどうして91代となっているのか経緯を調べたところ、2011年4月に書き換えれていたことを発見し、10年以上にわたって91代という誤った表記になっていました、という話ならここで終わりなのですが、まだ複雑で、書き換え前は第54代ではなく第45代で、もともとも間違っていました。
さらに日本語版に記事がある、1930年に大統領になったルイス・ミゲル・サンチェス・セロを確認したところ、第71,75代であり、経歴上は1期しかやってないのにまた妙な記述になっていることに気づきました。英語版(en:Luis Miguel Sánchez Cerro)では第41代なのでやはりおかしい。しかし、この記事は2016年2月に英語版などから翻訳で作成された記事で、当時の英語版を確認すると、71st President of Peru と 75th President of the Republic of Peru になっており、翻訳者が間違ったわけではなさそうである。
よって、こうした代数のゆらぎは、荒らしや悪意をもったユーザーの書き換えによって生じたわけではないと思われるのですが、なにぶん、ペルー史はおろか、南米史にも疎いため、なんでこんな差異が発生しているのか皆目検討もつかず、井戸端に展開します。--EULE(会話) 2022年8月6日 (土) 02:52 (UTC)
- 暫定政府の大統領を含むかどうかでズレがあるだけではないでしょうか。例えば、ルイス・ミゲル・サンチェス・セロについては、1930年8月27日にクーデターに成功して暫定政府の大統領となり、1931年3月1日に罷免されています。その後、en:Ricardo Leoncio Elías Arias、en:Gustavo Jiménez、en:David Samanez Ocampoが暫定政府の大統領を務めたのち、1931年12月8日に選挙によってルイス・ミゲル・サンチェス・セロが正式な大統領になったようです。en:List of presidents of PeruにはRicardo Leoncio Elías Arias、Gustavo Jiménez、David Samanez Ocampoが掲載されていませんが、これらを含めて数えると、ルイス・ミゲル・サンチェス・セロは1930年8月27日に暫定政府の大統領になったのが71代、1931年12月8日に正式な大統領になったのが75代になるのではないでしょうか。--WhiteSpaceCoder(会話) 2022年8月7日 (日) 06:51 (UTC)
- コメントありがとうございます。では、フジモリなどにも約40代の差があるのも同じ理由でしょうか? (そもそもセロについても言及ている通り、今は英語版で41代になっています)--EULE(会話) 2022年8月7日 (日) 11:37 (UTC)
- もう一つ、日本なら安倍首相を96,97,98代首相というように、再任ごとに数えるか、これを1代とするか、があるでしょう。--Sibazyun(会話) 2022年8月7日 (日) 13:02 (UTC)
- コメントありがとうございます。では、フジモリなどにも約40代の差があるのも同じ理由でしょうか? (そもそもセロについても言及ている通り、今は英語版で41代になっています)--EULE(会話) 2022年8月7日 (日) 11:37 (UTC)
コメント ロシア語版で2019年の「今年の記事」に選出された記事ru:Список президентов Перу(ペルーの大統領の一覧)では、大統領以外にペルーの最高権力者として実権を握った人物などもリストアップされており、どの人物を歴代の「大統領」に数え入れて、どの人物を数え入れないかについて知るための一つの参考材料になりそうです。また、同記事ではペルーの大統領に関連する歴史の概略も掲載されているので、自動翻訳して読んでみることをおすすめします。代数にズレが生じている背景にペルーの複雑な歴史が関係していることが分かると思います。ちなみに、当のスペイン語版のes:Anexo:Presidentes del Perúでは代数が一切記載されていません。なお、ペルー大統領とは関係のない話になりますが、以前、私が編集に関わったイギリスの内閣一覧でも同様の問題を提議したことがあります(ノート:イギリスの内閣一覧#内閣の代について)。日本政府が歴代内閣の代数を公式発表している(出典)のと異なり、英国政府は公式に内閣の代数を発表していない事情があるため、前記の一覧記事中の「代」は便宜的に数えただけのものとなっています。ペルー大統領の代数についても同様のことがいえるのではないかと思い、ご紹介しておきます。何かの参考になれば幸いです。--Doraemonplus(会話) 2022年8月7日 (日) 13:45 (UTC)
- 情報 ロシア語版では、ルイス・ミゲル・サンチェス・セロは代数表記なし、アルベルト・フジモリは第40代大統領、現職のペドロ・カスティジョは第48代大統領になっています。ちなみに、初代大統領はホセ・デ・ラ・リバ・アグエロと、英語版とロシア語版の代数が一致していますが、第3代大統領のところで、ロシア語版はシモン・ボリバル、英語版はホセ・デ・ラ・マールとなっており、不一致が生じています。ペルー政府は歴代大統領の公式目録を公表していないようですので、ウィキペディアの言語版ごとに代数にズレが生じるのは仕方ないことだろうと思います。--Doraemonplus(会話) 2022年9月2日 (金) 10:51 (UTC)