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Wikipedia:井戸端/subj/テンプレートが貼られて長期間放置された記事は、どうやって減らしていくべきか

テンプレートが貼られて長期間放置された記事は、どうやって減らしていくべきか

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ここでいうテンプレートとはTemplate:出典の明記など記事の最上部に貼られ、その記事に問題があることを示す目的で使われるもの、カテゴリとはCategory:出典を必要とする記事などテンプレートが貼られた記事をまとめる目的で使われるものを意味します。

私はWikipediaでの活動を開始して以降、Template:存命人物の出典皆無が貼られたものをはじめとした複数の記事に対して、時には削除依頼を出し、時には出典を探して加筆し、関連するカテゴリに含まれる数を減らしていきました。そんな中「あまり減らされていないのでは?」という点が気になりました。

現在私はCategory:出典皆無な存命人物記事について、10年以上が経過したサブカテゴリをウォッチリストに入れて対象記事の増減をチェックしていますが、2011年や2012年のカテゴリからは除外された記事こそあるものの最も古いCategory:出典皆無な存命人物記事/2009年以前Category:出典皆無な存命人物記事/2010年については直近1ヶ月での除外履歴が確認できません。

現在残っているものの多くは、他言語版の翻訳で対応できる方を除けばインターネットが普及するよりも以前に活動をしていた方や専門的な分野で活動している方など、インターネット上だけでは十分な情報を獲得できないものとなっています。そういった対象について素人である私には適切な調査を行う事ができず、かといってむやみやたらと削除依頼を出すわけにもいきません。資料を所持している、あるいは用意できる方やその分野に対する詳しい知識を有する方を待つことしかできないのです。そして非常に長い期間放置されている記事はそれだけの間そういった方に目を付けられることが無かったと判断できます。

例えば、存命人物の出典皆無特筆性を理由としてTemplate:複数の問題が貼られているページに姫 (ラッパー)というものがあります。この方が活動していた年代は1990年代後半~2000年代前半なのでインターネット上で情報を見つけることはできないですが、どうやら2022年に刊行された『日本語ラップ名盤100』(ISBN 978-4781621081)という書籍にこの方についても収録がされているようです。もちろん中身を見ていないので「これに収録されているから特筆性がある」と言うことはありませんが、少なくとも比較的最近の書籍で収録されているという点から当時の資料を見ず即座に特筆性なしと断言する訳にもいきません。こういった記事についてはノートページで特筆性の有無を確認できる利用者を呼びかけることでどうにかできるかもしれないですが、これが1件や2件だったらともかく、何百件もある記事すべてに対して「出典は存在するのか」「特筆性があるのか」とノートページで問題提起していてはきりがありません。

さらに、Wikipedia:削除依頼/オリヴィア・ドーラ(依頼時点での記事がどんな状況だったかはこの依頼にすべて書いています)のように、今この状態で立項されたらサブスタブどころか即時削除すらされかねないような記事も存在しています。そんな記事ですら誰の目にも触れずに放置されてしまっているというのはWikipediaの品質向上を阻害する問題であると考えます。

私が考える一番の原因として、こういったカテゴリを多くの利用者が知る事のできる環境が整っていないという事が挙げられます。Category:修正が必要なページであれば何件かWikipedia名前空間からのリンクは確認できましたが、そこからCategory:出典を必要とする記事に入ると多くの編集者が見るようなページからのリンクを確認することができません。参加の方法は人それぞれではありますが、その中には「問題が指摘されている記事の問題解消」も大切な事としてあると考えます。ただそういった方向で活動をされている方はどのくらいこのカテゴリを理解しているのかが分からず、新たに参加する方がこういったカテゴリにたどり着けるのかも分からない状況となっています。そうでは無くて、様々な分野に参加している多くの利用者がこういったカテゴリの存在に気づき、問題が長期間放置されている記事の解消に動いていく。そして古い年月のカテゴリに残っている記事が存在しない状況となりカテゴリの役目を終えていく。こういう状況が理想的であると考えます。

そこで問題が指摘されている記事を今以上に多く減らしていき、最も古い年月のカテゴリを少しでも現在に近づけていきたいと考え、こちらに議論を提起いたします。皆様のご意見、およびカテゴリ経由で探す利用者がどのくらいいるのかの現状を把握したいので、加筆する記事はどうやって探しているのかについてもご提示をお願いいたします。

今回の議論では今すぐに新たなルールなどを整備するというような事はしません。まずは「この現状をどう考えているのか」「どういったやり方で変えていくべきか」などについて、皆様と意見を交換し、今後どうやって解決に導いていくのかの方向性を定めたいと考えています。「現状のままでも問題ない」「どうしようもない」という意見が出てくる事も考えられるため、そういう結論となった場合はこれ以上深掘りすることはせず、今まで通り一つ一つを調べていき加筆によって解決出来たものはテンプレートを消す、改善の見込みが無いものは削除依頼を出す、というやり方でやっていきます。--NanoTetsu会話2023年8月29日 (火) 12:51 (UTC)[返信]

そこは「淡々と対応する」以外に無いと思いますが。出典を求めてある程度の期間を経てもそれが示されないならば(もちろん、可能な限り自身でも調査する必要はあります)、WP:RSに基づくWP:Vを満たさないとして「一旦の削除」も止む無しでしょう。もちろん、削除されたとしても「適切な出典に基づいての再立項」が出来ない訳ではありませんし。不用意にロクな内容も無いまま再立項→即時削除を繰り返して作成禁止の措置がされなければ、ですけどね。
例えば上で名前が出ている『日本語ラップ名盤100』は各地の図書館でもそれなりに入っている(カーリルで調べたところ、東京都下の公立図書館なら40館、大学図書館で5館が所蔵。私の地元・愛知県では大学含めて9館が所蔵。名古屋市図書館には1冊も入ってませんが・・・)。それならば調査は可能でしょう。ただ、この本は「名盤とされるラップのアルバム100枚(+200枚)をレビュー)」らしいので、1冊で300枚をレビューしてるなら、姫 (ラッパー)に限らず人物の詳細な話が出てる可能性は低い様な気がします。また、本人の活動が2006年のアルバム以降確認出来ないので(一部の個人ブログで「女性ラッパーとしては有名だけどアルバムが売れてた訳ではない」と書かれてたくらい)、そうなると姫 (ラッパー)については削除となる可能性はかなり高いのではないかと。
なお、今年4月に出たユリイカ 2023年5月号で「〈フィメールラップ〉の現在」という特集が組まれていましたので、そちらの中で何かしらの言及があれば、それが出典に使える可能性はあります。目次で名前は出てませんでしたけどね。--KAMUI会話2023年8月30日 (水) 08:13 (UTC)[返信]
出典を求めてある程度の期間を経てもそれが示されないならば一旦の削除も止む無し、ですか。「ちゃんとした資料を基に適切な記事を作ることができるのであれば、削除してからの再作成では無く最初から加筆すべき」という考えから様々な分野で活動している多くの利用者による記事のチェックを増やしていきたいと考えていたのですが、そういった方向での解決は難しいのでしょうか。そうなるのであれば今まで通り「まずは調べて資料を入手できたらそれを元に加筆する。出典になり得る資料の存在を確認できないものは削除依頼に出す」というやり方で私のできる限り減らしていくしかないという事になりますね。
『日本語ラップ名盤100』は自宅近くの図書館には無かったものの何件か行けそうな場所に所蔵していたので時間さえあれば調べることは可能そうです。ただユリイカ 2023年5月号は私の生活圏内で行けるような図書館には無かったため、姫 (ラッパー)に削除依頼を出すかどうかを決めるのはそれを調べられる人が現れてからになりそうです。--NanoTetsu会話2023年8月31日 (木) 15:18 (UTC)[返信]
削除に進むか加筆に行くか、その辺りは記事が放置されていた期間であったり、その内容であったり、加筆修正に関心を持つ人がどれくらい居るかによっても変わってくるとは思いますよ。私自身が削除依頼を出して削除された後に再立項された事例としては京都大学吉田寮があります。これの場合は出典無しで10年放置(その間、複数回にわたって出典要求)。内容は独自研究の塊でほとんど入寮者向けガイド状態でした。削除から1年半ほど経過したのちに再立項されて出典に基づく加筆が急激に進み、現在では出典230余、約16万バイトの記事に成長しています。--KAMUI会話2023年9月1日 (金) 08:40 (UTC)[返信]
ユリイカの当該の号を所有しています。直接的な言及はありませんがつやちゃん(2022)『わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論』のディスクレビューに姫に関する記述がある旨が記されていました。ですが彼女の活動年からして最初に確認すべきなのは『blast』のバックナンバーでしょう。--Nux-vomica 1007会話2023年9月5日 (火) 05:35 (UTC)[返信]
ちょと国立国会図書館で検索してみましたが、見事に入ってないですね。辛うじて増刊?らしきものが2冊だけでした(「Hiphop map : blast presents 2002」、「DJ gears : Blast presents 2006 2006autumn」)。地方の図書館だと15年以上前の雑誌類はプッシュアウトされちゃってる可能性が高いかなぁ・・・--KAMUI会話2023年9月5日 (火) 11:13 (UTC)[返信]
大学図書館・大宅文庫にも収蔵されていないようなので思わぬ稀覯書になってるようですね……驚きです。今も所蔵している人はそれなりにいるとは思いますが、ここまでアクセシビリティが低いと『blast』をもとに加筆、というのはだいぶ厳しいのでしょうね。--Nux-vomica 1007会話2023年9月6日 (水) 03:51 (UTC)[返信]
カーリルで探してみると幾らか出てきたりするので、探し方(検索パターン)によるかも知れません。"blast"+"シンコーミュージック"と"blast"+"シンコー"や、"blast"+"HIP HOP"と"blast"+"HIPHOP"でヒット数が違ったりってのはよく分からんな・・・4つ目のでジェフ・ベックのアルバム「フー・エルス!」のバンドスコアとか引っ掛かるのは4曲目の"Blast from the East"がヒットしてるのかもだけど、HIPHOP関係ない筈だし。--KAMUI会話2023年9月6日 (水) 11:01 (UTC)[返信]
Blastについてはカーリルで調べても私の生活圏内にある図書館には所蔵されていないらしいので、確認するのは難しいですね。ところで姫 (ラッパー)には英語版が存在していて、そこでは"Hip-hop Japan: Rap And the Paths of Cultural Globalization"(ISBN 0-8223-3892-0)なる書籍が出典として用いられており、この存在があって削除依頼を出すことを躊躇していたことを思い出しました。これ一本で特筆性の問題が解決出来るかは分かりませんが、情報提供のみいたします。--NanoTetsu会話2023年9月7日 (木) 15:47 (UTC)[返信]
この本は翻訳されていたはずです!(上野俊哉訳『日本のヒップホップ―文化グローバリゼーションの〈現場〉』がそれだと思います) かなり加筆可能性は見えてきたように思います。--Nux-vomica 1007会話2023年9月7日 (木) 16:03 (UTC)[返信]
英語版記事の存在は完全に見落としてましたが、ざっと見たところでは当該人物の作品について「歌舞伎や文楽の語りなどをサンプリング」するなどの特徴について出典付きで書かれてたりするので、いっそ英語版の翻訳記事に書き替える(出典は上記の日本語版書籍に差し替えるとか)って手段が取れるかも知れません。--KAMUI会話2023年9月8日 (金) 08:44 (UTC)[返信]
(コメント)インデント戻したうえ、横やりで失礼。参考までに。Wikipedia:出典をつけよう大会Wikipedia:出典をつけよう大会/第2回。こういうのって、音頭取りがどれだけ熱を持っていられるかっていうのと、その熱がどれだけ波及するかってところにかかってますよね。--Kodai99会話2023年9月6日 (水) 13:07 (UTC)[返信]
(コメント)この大会がかつて存在していたことは噂程度にではありますが知っていました。これを参考にして、例えば「出典に関する問題がテンプレートで指摘されてから10年以上(この期間は変えてもいいかもしれません)放置された記事」を対象として出典の補完を要請できればこの場所で指摘した問題を解決出来るようになると考えます。そういった大会を開催できるのであれば、この問題を提起した身である私も可能な限り関わっていきたいです。--NanoTetsu会話2023年9月7日 (木) 15:47 (UTC)[返信]