Wikipedia‐ノート:Info-ja/報告
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Info-jaの現状
[編集]2006年まで
[編集]2006年まで
日本語版の初期にはWikipedia:連絡先には連絡を取れるアドレスが記載されていませんでした(連絡先初版)。その後、日本語版有志による報道受付infoseekMLアドレス(2004-03-17)、ジミー・ウェールズのアドレス(2004-03-26)、財団理事会アドレス(2005-04-05)追加。 2005-05-25にはinfo-ja(at)wikipedia.jpが追加されました。これは、日本語による要請受付アドレスが無いことを危惧した有志数名によって立ち上げられたMLで、それまでは連絡アドレスとしては「管理者へ直接メールで」伝えるしかなかったのです。 2005-10-22には報道受付アドレスもinfo-ja(at)wikipedia.jp に統合されました。(文責:miya(会話) 2013年7月2日 (火) 14:48 (UTC))
2006年から2007年
[編集]- 2007年1月報告(2007年1月、Wikipedia‐ノート:連絡先に記載)
2007年から2008年
[編集]2007年から2008年の概観
法的な問題での苦情・削除要請等
[編集]- (主として存命人物や現在活動中の組織に関する記述)
- 「名誉毀損」「業務妨害」・・・本人サイド依頼が主。「間違っている」「悪意ある嘘が書かれている」「(まったくの虚偽ではないが)敵対者の観点から書かれている」など。依頼には「公開可」「依頼主は公開可だがメールは非公開」「だれの依頼か非公開」「プライバシー案件なので依頼があったことも非公開」などの種類がありえます。依頼元は、個人、団体(企業、学校等)、どちらもあります。作家などの場合、出版社の編集担当者がメールしてくる場合もありますが、厳密にいえばこれは「正式な代理人」とはいえません。
- 「プライバシー侵害」・・・本人サイド依頼が主。有名人(準公人)の非公開の個人情報(住所、本名、生年月日、学歴など)や、一般人(私人)の情報。学校IPからの悪戯投稿を含む。これには、初版は本人サイドもしくはファンが投稿したが、その後悪意ある加筆があったり、公開したくない情報を書かれたりの理由で削除してほしい、と言ってきたケースもあります。また本人は一度も本名を公開していないのに、他人が著書でフルネーム表記していて、なにもできなかったケースもあります。
- 「肖像権侵害」
- ある分野の作家の方から「私の写った写真を消してほしい/載せないでほしい」という依頼がありました。画像はコモンズに非日本語話者がアップロードしたもので、Info-jaとしては対応できないため、コモンズの紹介をすると共に、日本語版で表示されないように、同ファイル名で白紙画像をアップロードしました。
- IP開示要請
- 名誉毀損やプライバシー侵害されたので、執筆者の情報を開示するように求められたこともありますが、これについては、プライバシーポリシーと財団窓口を紹介。
- 法的威嚇
- 「名誉毀損」「業務妨害」「プライバシー侵害」で訴えるぞというメールが来る場合もあります。ウィキペディアの本文に問題のない場合はいいのですが、本文に法的にリスクのある版があった場合は、ケースバイケースで「編集除去」もしくは「緊急削除」を検討します。管理者MLに諮る場合もあります。
法的な問題以外
[編集]- 修正・加筆要請
- 「ここが間違っている」「情報が抜けている」「同名の別人の記事しかない」等はInfo-jaではなく、ノートなどに投稿してもらいたい案件ですが、これに該当するメールは相変わらずあります
- (例)アダムスキーに関して「いんちき辞典」「即時に、ウィキペディアを廃止すべき」というメールが来たこともあります。
- 自分で修正しようとしたが保護されている、というメールもきます。
- 利用方法について
- 「文章を引用したい」「画像を利用したい」というメールもきます。ウィキペディアが急に有名になった時期の2006年に比べれば、多少減っているか横ばいのような感触があります。
- gooのWikipedia検索のような形でウィキペディアのデータを利用したいという申込が来る場合もあります。
- 準リアルタイム更新フィードサービスを利用する場合==>meta:Wikimedia_update_feed_service
- 更新フィードサービスを利用しない場合==>meta:Data_dumps
- 編集・検索方法について
- やり方が分からないというメールには、ガイドブックやヘルプページを案内します。
- 要望
- 携帯で読めるようにしてほしい、など。
- ソフトウェアのバグ・不具合の報告
- フォント:草書体やPOP体で表示される、というメールもありました。
- 文字化け:「教えて!goo - 質問&回答 (Q&A) コミュニティ」で「wikipediaのホームページが文字化けしてしまいます」で検索した問&回答を報告してくださった方もいらっしゃいました。
その他
[編集]- 報道などのお問い合わせ
- 詳細はWikipedia:プレスにありますが、「管理者の方へ」という取材依頼はsysopMLに回したりしています。取材申し込み件数は2006年がピークだったようです。
- ブロックされた「利用者名」
- 自分の名前で検索すると「ブロックされている」という人聞きの悪いページがGoogleでトップにくる。私の信用にかかわる。何とかしてほしい。そのアカウントを私に取らせてほしい。など。これはInfo-jaでは対応できません。コミュニティで議論して、ソックパペットテンプレートや無期限ブロックテンプレートを工夫する必要があるでしょう(cf.Template‐ノート:Sockpuppet)
- ウィキペディアンから
- また、Info-jaは本来、部外者のための受付窓口なのですが、日本語版ユーザーからのメールもきます。「ブロックされた」「この記事はひどい」「利用者だれそれが攻撃してくる」などなど。(おおむね依頼ページやWikiJA-lを案内します)
- 件数
- 2006年前半は「週に1通か2通」でしたが、2006年後半以降、毎日複数のメールが来るようになっています。ウィキペディアが話題に上るたびに、本人サイドからのクレームが増えるような感触があります。
以上(文責:miya)
疑問点
[編集]疑問に思ったこと、今後の課題など。
- 存命人物「詳細を敢えて非公開にしている著名人の個人的情報」
- かつて、他人によって本人の許諾もなく公表された本名などを(出典があるからといって)ウィキペディアに書いてよいのか、疑問に感じます。少なくとも、本人サイドから削除を求められた場合、せめて非表示にすべきではないでしょうか。でも非公開依頼だと、対応がむずかしい。--miya 2008年3月31日 (月) 06:32 (UTC)
2008年から2010年
[編集]2008年から2010年の概観
2008年から2010年にかけてInfo-jaで受け取った案件の概観です。--miya 2010年7月23日 (金) 16:11 (UTC)
苦情・削除要請等
[編集]- プライバシー侵害
- 一般の人、児童生徒(しばしば悪戯や揶揄目的の記述が伴う)
- 書籍やネット上で情報が確認できる方であっても、当人の同意なく立てられたとして抗議・削除要請が来る場合もある。
- 引退したから書かないでほしい/削除してほしい、という依頼
- 公式サイトで公開していない「本名」や「昔の芸名」を書かないでほしい/削除してほしい、という依頼
- 内容に間違いや中傷があるというメール
- 「本人」や「関係者」を名乗る人から来るケース:対応はケースバイケース。ノートに書いてほしいと返信するケースもある。
- 第三者からくるケースには、原則としてノートに書いてほしいと返信。
- 電話番号間違い(Info-boxおよび本文)
- 学校、会社、組織等の電話番号間違い=>書かないという合意が形成されて除去されることになった。Wikipedia:井戸端/subj/電話番号・FAX番号記載について参照
- 削除されたページに表示される削除ログ等への異議>個人名、「宣伝」などの言葉
- →赤リンクページに削除ログが表示されない(かつGoogleにも拾われない)方法があるか?
- →プライバシー侵害の恐れがあるときは「秘匿」の適用を検討
- 削除依頼ページにある文言、情報への異議>「宣伝」「特筆性皆無!」など
- →コメントを書いた利用者本人がアクティブなら、修正を依頼することも考える
- →削除依頼ページを編集で白紙化することは認められるか?
問題点・困る点・対象外
[編集]- プライバシー侵害だとして本名、出身地、生年月日などの削除を求められるが、本人もしくは正式な代理人からのメールだと確認できないケース(一般ISPのメールアドレスや無料メールアドレス、「友人」「本人に頼まれた」など)
- プライバシー侵害だとして本名、出身地、生年月日など、あるいは項目そのものの削除を求められるが、著名人と言えるか言えないか微妙なケース
- 存命人物から本人希望として項目そのものの削除を求められるが、書籍の著者紹介などで公開されている情報で構成されているケース
- アドレスやブログで本人/関係者と推定はされるが、「間違い」「中傷」に当たるかどうか判断が難しい場合(Info-jaメンバーが修正したとしても執筆者が差し戻してしまうことが予想される)。
- 自分の名前の項目に同姓同名他人の情報が書いてあるという抗議が来たケース
- 原則としてノートに書いてほしいと返信
- ミラーサイトにある情報の削除を求められるケース
- 存命人物関連の削除依頼ページなどについて、ミラーサイト担当者が「ウィキペディアで削除してもらわないとこちらでは反映されない」などと言う
- 画像に映っている自動車の所有者を名乗る人が画像削除を求めてこられた場合
- →本人確認困難、削除理由に該当しない可能性
- 対象外・見当違いのメール
- ブロックされた利用者からのメール
- ウィキペディア以外の組織へのメール(当該組織の受付窓口と誤認)
- 利用案内や井戸端に書くべき内容のメール
- 画像や本文の利用許諾を求めるメール(ライセンスの説明を案内)
- 警察の方からのお問い合わせ
- 警察の方から「編集元IPアドレス」を求められた場合は、プライバシーポリシーに照らし原則として「ウィキメディア財団へのお問い合わせ」のページwmf:Contact us および その日本語ページをご案内
その他
[編集]- 件数
- 2007-2008年のころとあまり変わらず、毎日のようにメールがある。
- 取材申し込みはピークだった2006年ごろに比べれば少ない印象。Info-jaを通さず、直接利用者個人に取材依頼されるケースは把握していない(WCJ2009関係者、過去に取材を受けた個人を通すなど)。
- 前回報告との違い
- 同名利用者ページに表示されたブロックメッセージへの苦情は激減。Googleが利用者ページのNOFOLLOWが実現したことと、ブロックメッセージが穏当になったことが理由として考えられる。
- 赤リンクページに、それまでの削除ログが表示されるようになったので、当該項目の存命人物関係者からその文言の消去を求められるケースが発生
2010年から2011年
[編集]Wikipedia‐ノート:Info-ja/報告/2010-2011