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WNBAドラフト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

WNBAドラフトWNBA Draft)は、アメリカ合衆国女子プロバスケットボールリーグWNBAが実施するドラフト会議である。

概要

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WNBAのドラフト会議は毎年4月にブリストルESPN本社で開催される。

指名を受ける資格は22歳以上で4年制大学を卒業した者、高等教育機関を修了した者、あるいは高校卒業から4年が経過した者に与えられる[1][2][3]

ドラフト指名は3巡目まで行われる。NBA同様「ロッタリー」が導入されているが、NBAとは違い3巡すべての指名順において各上位5位まで適用される。

歴史

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WNBA初年度である1997年から行われている。第1回は分配ドラフト(国内既存チームの選手対象)とエリートドラフト(他のプロリーグ選手対象)と新人ドラフトの3部構成となっている。エリートドラフトでは萩原美樹子フェニックス・マーキュリーから4位指名を受けている。新人ドラフトは4巡目まで実施された。

1998年、マウゴジャータ・ディデックユタ・スターズから外国人初の全体1位指名を受ける。

2003年ドラフト指名が3巡目までへと短縮された。この年には陸上競技のマリオン・ジョーンズがフェニックスからドラフト指名された。

1位指名

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選手 出身国 出身校/クラブ 指名チーム
1997エリート ディーナ・ヘッド アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 テネシー大学 ユタ・スターズ
1997 ティナ・トンプソン USC ヒューストン・コメッツ
1998 マルゴ・ディデック ポーランドの旗 ポーランド ポーランド ユタ・スターズ
1999 シャミーク・ホールズクロー1,2 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 テネシー大学 ワシントン・ミスティクス
2000 アン・ワウタース ベルギーの旗 ベルギー ベルギー クリーブランド・ロッカーズ
2001 ローレン・ジャクソン3 オーストラリアの旗 オーストラリア キャンベラ・キャピタルズ (オーストラリア) シアトル・ストーム
2002 スー・バード2 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 UConn
2003 ラトーヤ・トーマス ミシシッピ州立大学 クリーブランド・ロッカーズ
2004 ダイアナ・トーラジ 1 UConn フェニックス・マーキュリー
2005 ジャネル・マッカービル ミネソタ大学 シャーロット・スティング
2006 サイモン・オーガスタス1,3 LSU ミネソタ・リンクス
2007 リンジー・ハーディング デューク大学 フェニックス・マーキュリー (MINからの交換)
2008 キャンデース・パーカー1,4 テネシー大学 ロサンゼルス・スパークス
2009 エンジェル・マコートリー1 ルイビル大学 アトランタ・ドリーム
2010 ティナ・チャールズ1 UConn コネティカット・サン
2011 マヤ・ムーア1, 2 ミネソタ・リンクス
2012 ネカ・オグウマイク1 スタンフォード大学 ロサンゼルス・スパークス
2013 ブリトニー・グライナー ベイラー大学 フェニックス・マーキュリー
2014 チニー・オグウマイク スタンフォード大学 コネティカット・サン
2015 ジュエル・ロイド ノートルダム大学 シアトル・ストーム
2016 ブレアナ・スチュワート UConn
2017 ケルシー・プラム ワシントン大学 サンアントニオ・スターズ
2018 エイジャ・ウィルソン サウスカロライナ大学 ラスベガス・エーシズ
2019 ジャッキー・ヤング ノートルダム大学
2020 サブリナ・ヨネスク オレゴン大学 ニューヨーク・リバティ
2021 チャーリ・コリアー テキサス大学 ダラス・ウィングス
2022 ライアン・ハワード1,2 ケンタッキー大学 アトランタ・ドリーム
2023 アリヤ・ボストン1,2 サウスカロライナ大学 インディアナ・フィーバー
2024 ケイトリン・クラーク アイオワ大学

Notes:

  • 1: そのシーズンにて最優秀新人受賞.
  • 2: そのシーズンにてオールスター戦出場。
  • 3: そのシーズンにてオールスター戦補欠。
  • 4: そのシーズンにて最優秀選手受賞。

脚注

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  1. ^ Bishop, Greg (2009年6月16日). “Rutgers Basketball Star to Turn Pro in Europe” (英語). The New York Times. 2009年12月6日閲覧。
  2. ^ Analyzing the WNBA's Mandatory Age/Education Policy from a Legal, Cultural, and Ethical Perspective: Women, Men, and the Professional Sports Landscape See Note #100
  3. ^ Article XIII, Section 1 of the CBA; WNBA CBA

関連項目

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