VR感覚
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VR感覚(ブイアールかんかく、英: VR Sense )は、本来視聴覚しか再現されないはずのVR体験中に、本来感じるはずのないそれ以外の様々な感覚を疑似的に感じる現状のことである。[1]
原理
[編集]クロスモーダル現象
[編集]視覚と触覚、聴覚と嗅覚、味覚と嗅覚など人間の感覚に五感が相互に作用し合う現象のこと。VRにおいては、飲み物や食べ物を顔に近づけた時、においや味を知覚したり、実際の室温は変わらなくても、火の近くに行くと温かくなったように感じることがあったりなどする。[2]
共感覚
[編集]→詳細は「共感覚」を参照
実際に関連する脳の部位が反応していて、脳は本当にその感覚を感じている。
感覚の種類
[編集]人により程度は異なるが、「触覚」「痛覚」「落下感」「嗅覚」「温度感覚」「風圧」などを感じることがある[3][4]。
特に感度が高い人は、獣耳やしっぽなど人にはない部位においても感じることがある。
危険性
[編集]主に触覚や痛覚を感じる人に対し、鈍器や刃物などを突き立てた際、しびれ、脱力、意識喪失などが発生する恐れがある[5]。
脚注
[編集]- ^ Nem, Virtual Girl (2024年2月29日). “VRにおけるファントムセンスとは?VR感覚の謎めいた世界を解明しよう”. VIVERSE. 2024年5月8日閲覧。
- ^ “クロスモーダルとは 関連企業や最新ニュースも | NIKKEI COMPASS - 日本経済新聞”. www.nikkei.com. 2024年5月8日閲覧。
- ^ “ソーシャルVR国勢調査2021|バーチャル美少女ねむ/Nem⚡メタバース文化エバンジェリスト”. note(ノート) (2021年10月28日). 2024年5月8日閲覧。
- ^ “ソーシャルVRライフスタイル調査2023|バーチャル美少女ねむ/Nem⚡メタバース文化エバンジェリスト”. note(ノート) (2023年11月6日). 2024年5月8日閲覧。
- ^ みたらし (2018年10月28日). “VRで断頭台に……刃が落とされた瞬間ユーザーに起きた“異変””. MoguLive. 2024年5月8日閲覧。