Template‐ノート:Indefblockeduser/投票 20081005/経緯
2008年7月22日、自分の実名が荒らしに利用され、無期限投稿ブロックを受けたとの表示されていることが苦痛であるとの申し出を受け、Googleなどの検索エンジンの検索結果にまで表示される必要はないとする議論が、Wikipedia:井戸端/subj/ブロックされた利用者・ソックパペットテンプレートの変更・廃止に提出された。
この問題は、Template‐ノート:Indefblockeduser#テンプレート変更もしくは廃止案で話し合われ、検索エンジンの検索結果に表示されないようになるまでの暫定措置としてとの賛成と、条件を付けていない賛成の双方を含む、多数の賛成を得て[1]、同年8月3日にTemplate:Indefblockeduserは簡潔な表示のものへと変更された[2]。Template:SockpuppetとTemplate:Vandaluserもまた、同様に変更された [3][4]。
その後、__NOINDEX__マジックワードが導入され、検索エンジンの検索結果に表示されることを回避することが容易になったことを受け、現在の簡略なものから、従来のものに復帰させるとの提案が、同年8月31日に行われた。この提案に対して、多くの賛同が寄せられた。しかし、対象者を刺激するような内容は避けるべきであるなどの理由による反対もあり、復帰に賛同する側もこの意見を部分的に取り入れたものを提案して、議論が続けられた。
復帰に賛成する意見の理由は、次のようなものである:
- 今回のテンプレート変更は、利用者名でGoogle等で検索をした時に「利用者:ほにゃらら. 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』.〔…〕このアカウントは無期限の投稿ブロックを受けています。 投稿ブロックリストも参照してください 」といった内容が最初に表示されることの救済であったが、その後、__NOINDEX__マジックワードが導入され、当初の目的は__NOINDEX__で回避できることが実証された。
- 変更への賛同も、__NOINDEX__が導入される以前の状態を前提としたものが多くあった。
- 画像のみによる表示は、ウェブページにおけるアクセシビリティへの配慮が欠けている。
- 「検索避けができなかった」という前提がなくなった今、あえて分かりづらい物にする必要はない。
- 初心者から「これなに?」的な質問が増える懸念がある。
- わざわざ初心者を区別してまで隠す必要は無い。
復帰に反対する意見の理由は、次のようなものである:
- 今回のテンプレート改変は直接的には検索エンジンに実名などと同じ利用者名で「利用者:ほにゃらら. 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』.〔…〕このアカウントは無期限の投稿ブロックを受けています。 投稿ブロックリストも参照してください 」といった表示がされることへの対処として始まったが、そのようなことを希望するクレームが来ており、希望が正当なものだと受け止められた根底には、従来の記載内容が不名誉で刺激的なものに感じる人が少なくないということがあった。
- __NOINDEX__がすべての検索エンジン・すべての利用者で有効とは限らない。
- テンプレートを簡略化しても目立った不都合は起こっていない。
- このテンプレートは利用者ページに貼るものなので、初心者に理解されなくても、あるいは質問が多少増えても不都合はない。テンプレート文書に初心者向けの説明を補足してそのURLを示すだけで対処できる。
- ある荒らしが過激化したのも、元はと言えばテンプレートの内容がが挑発的だったことが大きかったのではないかと思われる。
同年9月27日ころまで議論は続けられたが、復帰の提案から4週間経過し、議論はほとんど膠着状態に陥り、2008年9月28日05:17(UTC)に投票が提案されるに至り、投票の合意が形成された。
ただし、復帰に賛成するといっても、前述のようにより刺激の少ない表現に改めたものを提案しているし、復帰に反対するといっても、賛成側の提案よりもなお刺激の少ないものであれば妥協するとの立場もある。そのため、それぞれの立場は一様ではなく、多くの案が出され、8月3日の変更の直前の表現そのものを含まない、5候補並立の投票となった。
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