高岡法科大学
高岡法科大学 | |
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大学設置 | 1989年 |
創立 | 1959年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人高岡第一学園 |
本部所在地 |
富山県高岡市戸出石代307-3 北緯36度40分10.4秒 東経137度0分4.8秒 / 北緯36.669556度 東経137.001333度座標: 北緯36度40分10.4秒 東経137度0分4.8秒 / 北緯36.669556度 東経137.001333度 |
学部 | 法学部 |
研究科 | なし |
ウェブサイト | https://www.takaoka.ac.jp/ |
高岡法科大学(たかおかほうかだいがく、英語: Takaoka University of Law)は、富山県高岡市戸出石代307-3に本部を置く日本の私立大学。1959年創立、1989年大学設置。大学の略称は高岡法大、TUL。
北信越地方で法学部を設置した最初の私立大学である。法学部のみの単科大学。
概観
[編集]建学の精神
[編集]- 祖国の道義を興し、親の幸福を祈る人格
- 礼儀を尊重し、正しい判断力に基づく行動
- 潜在力を抽出しつつ、愛情に導かれる教育
沿革
[編集](沿革節の主要な出典は公式サイト[1])
略歴
[編集]県立高校校長であった川原忠平が、退職後に当時県西部に私立高校が存在しないことは教育の平等の観点から黙視できないとし、私財をなげうって県西部で最初の私立高校「高岡第一高等学校」を1959年(昭和34年)に創設した[2]。1989年(平成元年)やはり県西部に私立大学が存在しないこと、富山県内第二の都市である高岡に大学をとの声から、当時高岡第一学園理事長であった川原隆平(現学園長)が、高岡市戸出の高岡オフィスパークに隣接する場所に高岡法科大学を設立した。
2024年4月、2025年度から学生募集を停止することを発表した[3]。
年表
[編集]- 1959年(昭和34年)3月14日 - 学校法人高岡第一高等学校設立
- 1965年(昭和40年)10月1日 - 法人名を高岡第一学園に改称
- 1989年(平成元年)4月1日 - 高岡法科大学開学(法学部法律学科)
- 2000年(平成12年) - ミレニアムホール完成
- 2003年(平成15年) - 大学院法学研究科法学専攻(修士課程)を開設
- 2016年(平成28年) - 学科を改組し法学部法学科を新設(法律学科、ビジネス法学科を募集停止)。大学院法学研究科を募集停止
- 2018年(平成30年) - 大学院法学研究科を廃止
- 2019年(平成31年) - 高岡第一学園創設60周年、高岡法科大学創立30周年
- 2024年 - 2025年度の学生募集停止・2028年を以て閉校を決定
組織
[編集]学部
[編集]北陸地域において、唯一の私立大学法学部であり、また金沢大学(法学類)とともに数少ない法律系学部を有する大学である。 国立大学法科大学院への進学者も多く、司法試験合格者を輩出している。
- 法学部
- 法学科
- 公共政策コース(公務員志望者)
- 法務・資格コース(法科大学院・その他法律関連資格取得志望者)
- 企業人コース(一般企業への就職志望者)
- 2年次よりコースに分かれ、将来を見据えた教育を受けることができる。
- 法学科
大学院
[編集]北陸地方唯一の私立大学大学院による法学研究科法学専攻(修士課程)があったが、2018年に廃止となった。
大学施設
[編集]- 講義棟(本館)
- 就職支援センター(2007年設置、旧学生支援センター)
- 大講義室
- 法廷教室
- 体育館・柔道場
- 厚生棟(ラウンジ[卓球台・ビリヤード台])
- 図書館(法律関連を中心に蔵書約10万冊)
- 大学院棟・ミレニアムホール
- ミレニアムホール(約500名収容の講堂)
- グラウンド
- 野球場
- ブルペン(屋根付き)
- 用具置き場・休憩所
- テニスコート(2面)
- 第1駐車場・第2駐車場(広い)
- その他
- 硬式野球部寮
- 女子柔道部寮
- セミナーハウス(現在使用禁止)
就職支援
[編集]- 就職支援センター
- 手厚い就職サポートが行われており、4年連続就職率100%となっている。
- 社会人基礎力講座等で、近隣の能作やゴールドウィンなどへの地元企業への訪問などを積極的に行っている。
キャンパスライフ
[編集]- 大学祭 - 高岡法科大学大学祭(10月)
- サークル - 女子柔道、フットサル、空手、硬式野球、軽音楽、創作、社会安全ボランティア、ガーデニング、光画(写真)、天文などがある。
- 硬式野球部 - 北陸大学野球リーグ(北陸大学野球連盟)1部リーグ所属。リーグ6度の優勝を誇り、プロ野球選手も輩出している。
- 陸上部 - 現在廃部。かつては毎年全日本大学女子駅伝対校選手権大会に出場しており、最高位は15位(2001、2003年)。
大学関係者
[編集]卒業生
[編集]教職員
[編集]交通アクセス
[編集]- 高岡駅南口から加越能バスで高岡法科大学下車(約25分)
- 北陸自動車道高岡砺波スマートICより3分
系列・関係校
[編集]- 高岡第一高等学校
- 高岡第一学園幼稚園教諭・保育士養成所[7]
- 高岡第一学園附属第一幼稚園
- 高岡第一学園附属第二幼稚園
- 高岡第一学園附属第三幼稚園
- 高岡第一学園附属第五幼稚園
- 高岡第一学園福岡ひばり園
- 富山県高岡看護専門学校(理事長が同じ)
対外関係
[編集]他大学との協定
[編集]自治体・企業との協定
[編集]就職先
[編集]- 令和元年度 愛知県警、長野県警、石川県警、富山県警など
- 平成30年度 国土交通省北信越運輸局、京都市役所、七尾市役所、富山県警、兵庫県警、自衛隊一般曹候補生など
- 平成29年度 栃木県警、富山県警、ブリヂストンタイヤジャパン、グンゼスポーツ株式会社、金沢大学法科大学院など
不祥事
[編集]1999年(平成11年)8月12日、内部告発により学業成績の改竄や不正合格が明らかになった。関与していたとして解雇された職員と大学側の意見が異なる点もあり、再調査の結果、大学は同年12月8日、1996年(平成8年) - 1998年(平成10年)度で不正合格者は65人、成績の改竄は248件であったと発表した[9]。
2010年(平成22年)6月、法学部准教授が、福井県内の書店で女子中学生のパンティを盗撮したとして取り押さえられ、迷惑行為防止条例違反で逮捕された。大学側は即時に懲戒解雇を行ったとされる。
その他
[編集]- 卒業生(金沢大学法科大学院進学)が平成27年度司法試験に現役合格。平成30年度にも卒業生(東北大学法科大学院進学)が司法試験に合格。
- 毎年、多数の公務員試験試験合格者が出ており、これまでに国家公務員、地方公務員を各100名以上、140名以上の警察官・消防士を輩出している。
- 国土交通省、文科省など(国家公務員一般職、旧II種)、裁判所事務官、刑務官、高岡市、富山市、渋谷区、京都市など。
- 警察・消防(富山県警、石川県警、福井県警、新潟県警、警視庁、富山市消防局、高岡市消防本部、富山県東部消防組合など)。
脚注
[編集]- ^ “高岡第一学園の沿革”. 学校法人高岡第一学園 高岡法科大学. 2019年3月13日閲覧。
- ^ 南砺ふるさとミュージアム
- ^ “高岡法科大学 2025年度から生徒募集停止へ 入学者減背景か(北日本放送)”. Yahoo!ニュース. 2024年4月15日閲覧。
- ^ 日本のラジオパーソナリティ一覧
- ^ 高岡法科大学CM音楽等も作成
- ^ researchmap
- ^ ホームページ
- ^ 放送大学 平成28年度 単位互換案内
- ^ 『新聞に見る20世紀の富山 第3巻』(2000年11月26日、北日本新聞社発行)298頁。