コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

TRUE KiSS DiSC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

TRUE KiSS DiSC(トゥルー・キス・ディスク)は、かつて存在した、SMEJ Associated Recordsのレーベルの一つ。 音楽プロデューサー小室哲哉専用のレーベルの一つ。

TRUE KiSS DiSC
親会社SMEJ Associated Records
設立1998年
設立者小室哲哉
現況2001年に活動休止
販売元Sony Music Entertainment
ジャンルJ-POP
日本の旗 日本
公式サイトTRUE KiSS DiSCのホームページ (2001年4月のアーカイブ)

概要

[編集]

1998年小室哲哉プロデュースによるアーティスト用のレーベルとしてニューヨークにて設立。レーベルのロゴデザインはエイサップ・ファーグの実父であり、かつてショーン・コムズバッド・ボーイ・レコードのロゴを手がけたデザイナーであるダロルド・ファーガソンが担当した[1]

当レーベルを使用してる全作品(1999年2月~2001年5月末)のCMにSMEJが使用しているサウンドロゴに加え、当レーベル専用のサウンドロゴがCMのエンディングに採用された。2000年にサウンドロゴが新しくなり、黒い背景にwww.truekissdisc.com/とレーベルのロゴが表示されたものだが、レーベル初期サウンドロゴはスピーカーに口紅でロゴを書くものだった。設立当初は小室哲哉の自費製作によるインディーズレーベルだったが、1999年2月にSMEJ傘下のレーベルとなった[1]

レーベルの趣旨は「音色先行」で小室が面白がれて楽しいと思える物をTRUE KiSS DESTiNATiONから初めて、レーベルのイメージとロゴマークもそこから固めていくようにした。目標は「海外のアーティスト・セルフ・プロデュースの出来るアーティストが個性を上手く引き出せて、好きなことを自由にやり易い環境を作るレーベル」「トミー・ボーイ・レコードマーヴェリック・レコードデフ・ジャム・レコーディングスのレベルに近づく」「レーベルから出る全ての作品が『Produced by TETSUYA KOMURO』ではなくレーベルが所属アーティストの代弁者になる」「デジタル配信や他メディアとの融合等のマルチメディア展開」を目指した[2]

作品第一弾はTRUE KiSS DESTiNATiONのアナログレコード盤「PRECiOUS MOMENTS -WHEN WILL I SEE YOU AGAIN-」。SMEのレーベルとしての作品第一弾は鈴木あみのシングルCD「Nothing Without You」。しかし、レーベルが発足する以前にも同じ型番で鈴木などのプロデュースを行っているため、それらを遡って含める場合もある[注 1]

1999年9月に本レーベルの所属アーティストと海外の有名アーティストがコラボレーションしたオムニバスアルバムの発売が企画されていた[1]

2000年前半、Kiss Destination(後にフライトマスターに移籍)、TM NETWORK宇都宮隆木根尚登)(後にR and C/gaball screenに移籍) がRojam Entertainmentへ移籍。最後に残った鈴木も契約トラブルにより新曲のリリースが不可能となり、2001年5月発売ベスト「FUN for FAN」と7月に先述のビデオクリップ集のリリースを以てTRUE KiSS DiSCは活動休止。

レーベルのサイト(www.truekissdisc.com) は、鈴木の「FUN for FAN」発売後、SMEJの鈴木のアーティストページへリダイレクトする形で、鈴木が活動を再開した2004年前半まで存続していた。現在は無関係のサイトとなっている。作品情報についてはSMEJ公式サイト内でアーティスト毎に掲載され続けている。

映像ロゴ

[編集]

オープニングは「SMEJ Associated Records」や「TRUE KiSS DiSC」とは表記されておらず、ブラックバックで、「Sony Music Entertainment (Japan) Inc.」というロゴを光ディスクに回しているCGアニメーション。一方の「TRUE KiSS DiSC」のロゴは映像のエンディングにブラックバックで表示される。

TRUE KiSS DiSC レーベルを使用したアーティスト

[編集]

関連項目

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 所属レーベルは上述のままだが、鈴木が1998年7月にデビューした当初の表記名は、Sony Music Entertainment (Japan) Inc.のままとなっていた。

出典

[編集]
  1. ^ a b c 角川書店刊「東京ウォーカー」1999年7月13日号「“自由な方法論”が息づく小室哲哉のレーベル」pp.166-167より。
  2. ^ ソニー・マガジンズ刊『WHAT's IN?』1999年7月号「小室哲哉 世紀末前夜、最強のTRAP始動」73P-75Pより。

外部リンク

[編集]