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TOQビジョン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
5080系の案内表示器。左側がTOQビジョン
6000系の案内表示器。左側がTOQビジョン

TOQビジョン(トーキュービジョン)は、東急電鉄の動画PRサービスで、東急グループの広告代理店である東急エージェンシーの「OOH[1]」部門が媒体社となって運用している。

概要

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TOQビジョンは、5000系列6000系2020系列3000系横浜高速鉄道Y500系の客用ドア客室側上部に2画面設置されている。サービス自体は2002年平成14年)12月8日から開始したが、「TOQビジョン」の名称が使われ始めたのは2004年平成16年)9月からであり、画面周りに「TOQビジョン」のステッカーを貼付している。なお、池上線東急多摩川線用の7000系も客用ドア客室側上部に2画面の液晶ディスプレイが設置されているが、こちらはTOQビジョンの名称を使用していない。

田園都市線用の5000系第1編成 (5101F) は運行開始当時1画面で、このサービスを行っていなかったが、第2編成 (5102F) 以降では東日本旅客鉄道(JR東日本)山手線E231系500番台と同様の2画面レイアウトになり、サービス開始となった。第1編成も2003年3月17日より2画面レイアウトとされた。第1編成営業当時、駅到着直前・停車中・出発直後は現在のような旅客案内を表示し、駅間走行中は動物・魚などの環境映像を放映していた。環境映像は駅到着直前に打ち切られた。

画面上ではJR東日本の「トレインチャンネル」で独自番組(TRAIN TV)を放送しているのとは異なり、テレビコマーシャルの動画が繰り返し流される。なお、ニュース天気予報は長い間放映されなかったが、2018年から「TOQビジョンニュース」としてNHK Pickup NEWS共同通信ニュース、更にウェザーニューズ提供の天気予報(愛称・のるるん天気予報)が流れるようになった[2]。のるるん天気予報は、東急沿線地域(東京都区部神奈川県東部)のみの天気予報となっている。音声は「トレインチャンネル」と同様に流れない。運行情報は旅客案内側モニターで東急線の情報のみ表示される。

CM動画は劇団四季パナソニックなど一般企業・団体の他、自社やグループ各社(南町田グランベリーパークイッツコム東急でんき&ガスなど)の商品・サービス・イベント告知、グループ各社沿線地域の観光案内(伊豆急行が運行する伊豆半島エリアなど)も多い。5050系4000番台第10編成(Shibuya Hikarie号)では渋谷ヒカリエの案内動画、2020年より運行されている「SDGsトレイン」[3]では東急グループおよび本プロジェクトで協働している阪急阪神ホールディングスのSDGsの取り組みが流されるなど、特定の編成に限り動画が異なるケースもある。

車両運用の関係で、東急線以外に以下の路線でも見ることができる。前述ののるるん天気予報もそのまま流れるため、乗り入れ先の多くを占める埼玉県内で、埼玉県ではなく東急沿線地域の天気予報が流れる現象が発生する。

搭載車両

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脚注

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  1. ^ Out of Homeの略称で、自宅以外の場所で接触する広告メディアを指す(広告#他の媒体」を参照)。
  2. ^ 鉄道車内でニュース・天気予報の配信を開始しました(東急電鉄 2018年6月20日)
  3. ^ 特別企画列車「SDGsトレイン 美しい時代へ号」をリニューアル。(東急電鉄 2023年3月23日)

関連項目

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外部リンク

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