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THE HIT PARADE (松本孝弘のアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『THE HIT PARADE』
TAK MATSUMOTOカバー・アルバム
リリース
ジャンル
時間
レーベル VERMILLION RECORDS
プロデュース TAK MATSUMOTO
チャート最高順位
ゴールドディスク
  • プラチナ(日本レコード協会[2]
  • TAK MATSUMOTO アルバム 年表
    • THE HIT PARADE
    • (2003年)
    『THE HIT PARADE』収録のシングル
    1. 異邦人
      リリース: 2003年8月27日
    2. イミテイション・ゴールド
      リリース: 2003年10月8日
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    THE HIT PARADE』(ザ・ヒット・パレード)は、日本音楽ユニットB'zギタリストである松本孝弘が、「TAK MATSUMOTO」名義でリリースした6作目のアルバム。

    2024年には、21年ぶりの続編となる『THE HIT PARADE II』をリリースした[3][4]

    解説

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    松本は、1996年に洋楽カバー・アルバム『Rock'n Roll Standard Club』をリリースしたが、本作は邦楽カバー・アルバムとなっている。元々『Rock'n Roll Standard Club』に取り掛かっていた頃からいつか邦楽カバーもやりたい想いがあったという。松本自身が感銘を受けた楽曲がジャンルを問わずセレクトされている。主に昭和40年代〜昭和50年代の楽曲が多い[5]。サウンドは打ち込み主体の曲が多くなっている。

    レコーディングはB'zの活動の合間をぬって、2002年から2003年頃に行われた。25曲レコーディングしたものから厳選した17曲が収録されている[6]

    本作は、B'zデビュー15周年の一環としてリリースされたこと、カバーブームだったこと、収録曲がドラマの挿入歌として使われたことなどから、12月8日付のオリコン週間アルバムチャート最高位2位を記録した[1]

    ジャケットは漫画絵になっていて、街並みの中で松本も含めた参加アーティスト全員が載っており、店の看板などに曲名が書かれている。これは、ハウリン・ウルフのアルバム『ザ・ロンドン・ハウリン・ウルフ・セッションズ』に倣っており、信号機にぶら下がっている坂井泉水の絵はZARDのシングル曲「Don't you see!」に使用されたジャケット写真のオマージュである。[要出典]

    アルバム発売日に放送されたテレビ朝日系『徹子の部屋』に松本が初出演した[7]

    第18回日本ゴールドディスク大賞でロック&ポップ・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞した[8]

    後述の「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」の関西弁バージョンを収録したCDはパッケージにシールでその旨が明記されている[9]

    2024年に続編の『THE HIT PARADE II』が発売されたことを受けて、同年9月4日に「涙の太陽」「少女A」「時に愛は」「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」の関西弁バージョンを除く14曲が配信された[3][4][10]。配信版のアートワークは、『THE HIT PARADE II』のジャケットと連動したデザインに変更されている[10]

    収録曲

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    1. 勝手にしやがれ(featuring 稲葉浩志)(3:23)
      • 原曲:沢田研二勝手にしやがれ」(1977年)
      • フジテレビ火曜9時ドラマあなたの隣に誰かいる』挿入歌[11]。松本のソロ・アルバムであるため、B'z名義にはなっていない。第1話ではクレジットがなかったため視聴者から「沢田研二の曲を歌っているの誰?」との問い合わせが殺到した。[要出典]このアルバムでは唯一PV(レコーディング風景)が公開されていない。
      • 2024年9月16日付のオリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキングで初登場19位を記録[12]
    2. 異邦人(featuring ZARD)(3:28)
    3. 涙の太陽(featuring 愛内里菜)(2:37)
    4. その気にさせないで(featuring 三枝夕夏北原愛子高岡亜衣)(3:07)
    5. イミテイション・ゴールド(featuring 倉木麻衣)(3:45)
    6. 港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ (4:34)
    7. 雨の街を(featuring 松田明子)(4:58)
    8. Paper Doll(featuring Fayray
    9. 「いちご白書」をもう一度(featuring 菅崎茜)(4:31)
    10. Foggy Night(featuring 滴草由実)(4:05)
    11. 少女A(featuring 上原あずみ)(3:30)
    12. ビュン・ビュン(featuring 川島だりあ
      • 原曲:外道「ビュン・ビュン」(1974年)(2:11)
      • 2004年に松本がhills パン工場でのライブに出演した際、アンコールでdoaと一緒にこの曲を披露した。
    13. パープルタウン(featuring 竹井詩織里)(3:56)
    14. 時に愛は(featuring 宇徳敬子)(5:24)
    15. SPINNING TOE-HOLD (2:46)
    16. 一人〜I Stand Alone〜(featuring Jeffrey Qwest)(3:42)
      • 原曲:ディーブ・平尾(1972年)、井上堯之「一人」(1976年)
      • 公式サイトおよびブックレットではOriginal Artistに2人の名前が併記されている[13]。元々はディーブ・平尾が1972年にリリースした「僕達の夜明け」のB面の曲である。その後、1976年に井上がセルフカバーしている。楽曲タイトルも「一人」「I Stand Alone」「一人〜I Stand Alone〜」「I Stand Alone/一人」など、揺らぎがある。
    17. 私は風(featuring 中村由利)(7:14)
      • 原曲:カルメン・マキ&OZ「私は風」(1978年)
      • 中村も自身のライブで披露したことがある。松本はB'z結成前、カルメン・マキとともにセッションバンド「うるさくてゴメンねBAND」に参加していた。シングル『イミテイション・ゴールド』のカップリングにも収録されている。

    タイアップ

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    参加ミュージシャン

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    脚注

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    出典

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    1. ^ a b ■ オリコン ENTERTAINMENT SITE”. オリコン (2003年12月8日). 2003年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月26日閲覧。
    2. ^ Gold Album+...認定 2003年11月度」『The Record』第530号、日本レコード協会、2004年1月、14頁。 
    3. ^ a b “松本孝弘、約20年ぶり邦楽カバーアルバム第二弾を8月発売決定+収録詳細発表”. BARKS (ジャパンミュージックネットワークス). (2024年7月12日). https://www.barks.jp/news/?id=1000249051 2024年7月14日閲覧。 
    4. ^ a b 松本孝弘、邦楽カバーアルバム第2弾リリース 稲葉浩志、TERU(GLAY)、LiSA、倉木麻衣ら参加”. RealSound (2024年7月12日). 2024年7月14日閲覧。
    5. ^ B’z松本プロデュースの懐かしカバーアルバム”. SANSPO.COM. 株式会社産業経済新聞社. 2003年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月24日閲覧。
    6. ^ Music Freak Magazine108号
    7. ^ B'z、松本孝弘が『徹子の部屋』に出演(VIBE)”. Yahoo!JAPAN Music. ヤフー株式会社. 2003年11月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月8日閲覧。
    8. ^ THE JAPAN GOLD DISC AWARD|THE GOLD DISC”. 日本レコード大賞 (2004年). 2019年12月1日閲覧。
    9. ^ a b 『THE HIT PARADE』収録内容に関するお知らせ”. ビーイング (2018年12月19日). 2018年12月21日閲覧。
    10. ^ a b 松本孝弘 NEW ALBUM「THE HIT PARADE II」配信スタート & 「THE HIT PARADE」配信リリース決定!!”. B'z Official Website. VERMILLION RECORDS (2024年8月28日). 2024年8月28日閲覧。
    11. ^ “松本孝弘(B'z)の音楽的原風景をたどる...!”. HMV&BOOKS onlineニュース (株式会社ローソンエンタテインメント). (2003年10月10日). https://www.hmv.co.jp/news/article/310100022/ 2022年9月22日閲覧。 
    12. ^ オリコン週間 デジタルシングル(単曲)ランキング 2024年09月02日~2024年09月08日 11~20位”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年9月11日). 2024年9月12日閲覧。
    13. ^ a b THE HIT PARADE”. 2024年8月14日閲覧。
    14. ^ 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories I』エムアールエム、2013年、227頁。 

    外部リンク

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