System/360モデル40
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System/360モデル40(システムさんろくまるモデル40)はIBM社のメインフレーム・System/360コンピューター・ファミリーの中型機種で[1][2]、1964年4月に発表され、1965年に出荷が始まり、1977年に販売停止されている。日本でも広く使われた。
システム構成
[編集]初期のモデル40システムは次のような構成であった[3][4] 。
- モデル40処理装置
- IBM 2040 中央演算処理装置
- 128Kバイト・メモリー、メモリー保護、ユニバーサル命令セット、1マルチプレクサ―・チャンネル、2セレクター・チャンネル、インターバル・タイマー [5]
- 操作コンソール
- IBM 1052 タイプライター・キーボード(通常の16進法アドレス:009 [6] )
- 穿孔カード入出力装置
- IBM 1442 カード読取り・穿孔装置 (00A)
- または
- IBM 2540 カード読取り・穿孔装置 (00C & 00D)
- プリンター
- IBM 1443 プリンター (00B)
- または
- IBM 1403 プリンター (00E)
- 磁気ディスク
- IBM 2311 磁気ディスク駆動装置 (190 & 191)
- 磁気テープ
- IBM 2401 磁気テープ装置 (7トラック用は 180 & 181、9トラック用は 182 & 182)
遠隔地通信があれば、次を利用。
- 通信制御装置
- IBM 2701 通信制御装置
その他
[編集]System/360モデル40のオペレーティングシステムは、大部分がDOS/360を利用し、またOS/360を使った場合もあった。
このモデルは米国ニューヨーク州のIBMポケプシーで開発・製造され、ドイツのIBMマインツ工場、日本のIBM藤沢工場で製造された。ハイテク製品の輸入制限下で国産機でもあったので、日本でも広く使われて、同じく国産のIBM 1440システムがらの上位移行も多かった。
脚注
[編集]- ^ System/360 Model 40 (IBM Archives)
- ^ IBM Sytem/360モデル40 (Flickr from Yahoo!)
- ^ IBM System/360 Model 40 Functional Characteristics (IBM)
- ^ IBM System/360 Model 40 Operating Techniques (IBM)
- ^ IBM Field Engineering Manual of Instructions (IBM)
- ^ システムの各装置のアドレスはシステム生成(System Generation)の時に自由に決めればよいが、通常このアドレスがあてがわれた。