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System/360モデル40

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
System/360モデル40のIBM 2040 中央演算装置のゲート(横蓋)を開けたところ。
IBM 2311 磁気ディスク駆動装置(左手前)とIBM 2401 磁気テープ装置(奥)が補助記憶装置としてよく用いられた。
プリンターIBM 1403 プリンターなどが利用された。

System/360モデル40(システムさんろくまるモデル40)はIBM社のメインフレームSystem/360コンピューター・ファミリーの中型機種で[1][2]、1964年4月に発表され、1965年に出荷が始まり、1977年に販売停止されている。日本でも広く使われた。

システム構成

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初期のモデル40システムは次のような構成であった[3][4]

モデル40処理装置
IBM 2040 中央演算処理装置
128Kバイト・メモリー、メモリー保護、ユニバーサル命令セット、1マルチプレクサ―・チャンネル、2セレクター・チャンネル、インターバル・タイマー [5]
操作コンソール
IBM 1052 タイプライター・キーボード(通常の16進法アドレス:009 [6] )
穿孔カード入出力装置
IBM 1442 カード読取り・穿孔装置 (00A)
または
IBM 2540 カード読取り・穿孔装置 (00C & 00D)
プリンター
IBM 1443 プリンター (00B)
または
IBM 1403 プリンター (00E)
磁気ディスク
IBM 2311 磁気ディスク駆動装置 (190 & 191)
IBM 1316 または IBM 2316 ディスクパックを使用
磁気テープ
IBM 2401 磁気テープ装置 (7トラック用は 180 & 181、9トラック用は 182 & 182)

遠隔地通信があれば、次を利用。

通信制御装置
IBM 2701 通信制御装置

その他

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System/360モデル40のオペレーティングシステムは、大部分がDOS/360を利用し、またOS/360を使った場合もあった。

このモデルは米国ニューヨーク州のIBMポケプシーで開発・製造され、ドイツのIBMマインツ工場、日本のIBM藤沢工場で製造された。ハイテク製品の輸入制限下で国産機でもあったので、日本でも広く使われて、同じく国産のIBM 1440システムがらの上位移行も多かった。

脚注

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  1. ^ System/360 Model 40 (IBM Archives)
  2. ^ IBM Sytem/360モデル40 (Flickr from Yahoo!)
  3. ^ IBM System/360 Model 40 Functional Characteristics (IBM)
  4. ^ IBM System/360 Model 40 Operating Techniques (IBM)
  5. ^ IBM Field Engineering Manual of Instructions (IBM)
  6. ^ システムの各装置のアドレスはシステム生成System Generation)の時に自由に決めればよいが、通常このアドレスがあてがわれた。

関連項目

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