Steel Bank Common Lisp
作者 | William Newman により CMUCL からフォーク |
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開発元 | Various |
初版 | 1999年12月 (fork) |
最新版 |
2.4.11
/ 2024年11月30日[1] |
リポジトリ | |
対応OS | Linux, Solaris, DragonFly BSD, FreeBSD, NetBSD, OpenBSD, Mac OS X, 実験的: Microsoft Windows |
プラットフォーム | クロスプラットフォーム |
対応言語 | Common Lisp |
種別 | コンパイラおよびインタプリタ |
ライセンス | パブリックドメイン, MITライセンスとBSDライセンスでカバーされている部分を含む (宣伝条項なし) |
公式サイト |
www |
Steel Bank Common Lisp (SBCL)は、高性能なネイティブコンパイラ、Unicodeサポート、ネイティブスレッドのサポートを特徴とするフリーのCommon Lisp実装。
"Steel Bank Common Lisp"という名前は、SBCLがフォークしたCarnegie Mellon University Common Lispにちなんだものである (アンドリュー・カーネギーは鉄鋼業(Steel)で財を成し、アンドリュー・メロンは銀行家(Bank)として成功した)。
歴史
[編集]SBCLはCMUCLから派生したもので、CMUCLは、Spice Lisp,[2]の子孫である。 CMUCLは、1980年代、IBM RT PC上のMachオペレーティングシステム等で、Spice Lispは、Three Rivers Computing CorporationのPERQコンピュータで動作した。
SBCLはWilliam Newmanにより1999年12月にCMUCLの派生として公表された。[2][3] 派生当時の主な特徴は、処理系のクリーンなブートストラップ手法であった。CMUCLはCMUCLのソースコードをコンパイルするために、すでにコンパイルされた実行バイナリを必要とするが、SBCLはあらゆるANSI Common Lisp規格準拠の処理系からのブートストラップを理論的には可能とした。
SBCLは2000年9月にSourceForgeプロジェクトとなる。フォークの元々の理由は、当時すでに成熟して多く使われていたCMUCLの実装を不安定にすることなく、Newmanが行った初期の作業を継続することであった。フォークは友好的に行われ、以来、二つのプロジェクト間でコードの重要な流れやその他の相互作用が行われてきた。
フォーク以来、SBCLは何人かの開発者を集め、複数のハードウェアアーキテクチャやオペレーティングシステムに移植され、[4]、SBCLプロジェクトの範囲を超えていると考えられるいくつかのCMUCL拡張(Motifインターフェイスなど)のサポートを削除した一方で、ネイティブスレッドやUnicodeサポートを含む多くの新機能を開発するなど、多くの変更と改善が施されてきた。
2006年11月にはバージョン1.0がリリースされ、現在も活発な開発が行われている。
2008年の4月にWilliam Newmanはプロジェクトの管理者からの降任を表明したが、[5]数人の開発者がリリースの暫定的な管理を引き継いでいる。
SBCL10周年[6]、20周年[7]を記念して、ワークショップが開催された。
参照
[編集]- ^ [1]
- ^ a b Hirschfeld & Rose 2008, p. 76.
- ^ http://www-jcsu.jesus.cam.ac.uk/~csr21/sbcl-0.0 original email announcement of the fork from CMUCL
- ^ http://www.sbcl.org/platform-table.html
- ^ https://groups.google.com/g/sbcl-devel/c/7A7TmBne6xw/m/fxxgM2xIdEMJ
- ^ SBCL's 10th Anniversary Workshop
- ^ SBCL's 20th Anniversary Workshop