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RE係数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

RE係数(REけいすう、英:Relative Effectiveness factor)とはピカティニー・アーセナルが制定した解体目的のための爆薬の破壊力を換算するための係数である。

この係数は爆薬の重量でTNTと比較して爆薬効果を求めるのに用いられる。

RE係数はTNTの爆発熱と当該の爆薬の爆発熱の比であり、RE係数=爆薬の爆発熱[MJ/kg] /4.184[MJ/kg]で表される。

エンジニアがTNTのために設計された方程式を利用して爆破を行う場合に他の種類の爆薬をTNTの代わりにすることができるようにするための係数である。 例えば、柱を破壊するのに1kgのTNTを必要とする場合に0.6kgのペンスリット (PETN) または2.38kgの硝酸アンモニウムで代替できることを示している。

Some R.E. factor examples
Explosive, Grade 密度
g/cm³
爆速
Vel.m/s
RE係数
TNT 1.654 6,900 1.00
アマトール, 80%TNT+20%AN 1.548 6,570 1.17
硝酸アンモニウム 1.123 5,270 0.42
アンホ爆薬, 94.3%AN+5.7%FuelOil 0.84 5,270 0.8
C-3 1.34
C-4,91%RDX 1.737 8,040 1.34
サイクロトール,63%RDX+36%TNT 1.751 8,000 1.35
ダイナマイト, Ammonia 40% 0.41
ダイナマイト, Ammonia 50% 0.46
ダイナマイト, Ammonia 60% 0.53
ダイナマイト, Gelatin 40% 0.42
ダイナマイト, Gelatin 50% 0.47
ダイナマイト, Gelatin 60% 0.76
ダイナマイト, Military 0.92
ダイナマイト, Straight 40% 0.65
ダイナマイト, Straight 50% 0.79
ダイナマイト, Straight 60% 0.83
黒色火薬,75%KN+15%C+10%S 1.7 var.w/Sulfur 0.55
ヘキサニトロヘキサアザイソウルチタン 2.04
シクロテトラメチレンテトラニトラミン 1.91 9,100 1.70
ニトログリセリン 1.6 7,700 1.50
ピクリン酸              7,350 1.11
核出力 19.1 250 <6M
オクタニトロキュバン 2 10,100 2.7
ペンスリット 1.773 8,400 1.66
トリメチレントリニトロアミン(RDX) 1.82 8,750 1.60
セムテックス, 94.3%PETN+5.7%RDX 1.776 8,420 1.66
テトリル 1.73 7,570 1.25
テトリル, 70%Tetryl+30%TNT 1.707 7,370 1.20
Explosive, Grade 密度
(g/cm³)
爆速
Vel. (m/s)
RE係数

関連項目

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参考資料

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