PowerBook 3400c
Apple PowerBook 3400c/200 | |
開発元 | Apple |
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種別 | ラップトップパソコン |
発売日 | 1997年2月17日 |
販売終了日 | 1997年11月7日 |
OS | Mac OS 7.6 |
CPU | PowerPC 603ev, 180–240 MHz |
前世代ハード | PowerBook 5300 |
次世代ハード | PowerBook G3 |
PowerBook 3400cは、Appleが1997年2月から11月まで製造したPowerBookシリーズのノートパソコンである。当時世界で最も速いラップトップだった[1]。このPowerBookは、240MHzで動作するPowerPC 603eプロセッサを使用し、PCIアーキテクチャ、EDOメモリ、および64ビットで40MHzの内部バスを備えた最初の機種だった[2][3][4]。また、Zoomビデオポート対応PCカードスロットを備えた最初のPowerBookだった[5]。PowerBook 500シリーズ以来、Appleのすべてのラップトップと同じく、トラックパッドを備えている。
仕様
[編集]PowerBook 3400cシリーズは、主にプロセッサ速度により、3つの異なるモデルがある。ベースモデルは180MHz(日本では未発売[6])、および2つの上位モデルは200MHzおよび240MHzである。モデル名は3400c/180、3400c/200、および3400c/240と呼ばれている。 3400c/180モデルは通常、内蔵モデムとフロッピードライブのみで販売されていた。3400c/200および3400c/240マシンには、内蔵モデム/イーサネットの組み合わせポートと、ホットスワップ可能な1.4MBフロッピーディスクおよびCDドライブが付属している。それらの間の唯一の他の違いは、1.3GBもしくは3.0GBというハードドライブの容量だった[3]。
名称
[編集]PowerBook 3400cシリーズ以前は、PowerBookの名前は(とりわけ)インストールした画面のタイプを反映していた。たとえば、PowerBook 1400csはパッシブマトリックス液晶であり、1400cはアクティブマトリックス液晶である。すべてのPowerBook 3400cには同じ15ビットカラーのアクティブマトリックス液晶を搭載されており、PowerBook 3400c名の末尾の「c」は本来不要なので、Apple自体も、マニュアルなどで削除した表記がある[2]。開発中にPowerBook 3400cに使用された内部コード名は「Hooper」[7]で、製品設計エンジニアの1人の犬にちなんで名付けられた。
工業デザイン
[編集]工業デザインに関しては、PowerBook3400cは以前のPowerBook5300シリーズから大きな影響を受けているが、画面の大型化など、いくつかの重要な変更が行われた。他には、CD-ROMドライブ搭載が可能な取り外し可能なドライブベイや第二のスピーカーを搭載する湾曲したディスプレイハウジングが挙げられる[7]。
第1世代のPowerBook G3は、PowerBook3400cと同じ外観である。
CardBusの互換性
[編集]PowerBook 5300シリーズと同様に、3400には1対のPCカードスロットが付属している。5300のものは16ビットデバイスと互換性があるが、3400のものは少なくとも理論的には32ビットCardBusカードと互換性がある。 32ビットの周りはテキサス・インスツルメンツPCI1130 PCカードコントローラによる。実際には、PCカードスロットは物理的に16ビットカードのみを受け入れるように設計されているが、多くのユーザーはさまざまなCardBusカードを使用できるようになっている[8][9]。CardBusカードを使用すると、3400シリーズPowerBookを、たとえば、プリンタなどのUSBデバイスやiPodなどのFireWireデバイスで使用できる。
モデル
[編集]Powerbook 3400c | ||
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モデル | PowerBook 3400c/200 | PowerBook 3400c/240 |
CPU | 200MHz PowerPC 603ev | 240MHz PowerPC 603ev |
キャッシュ | 16 KBデータ、16 KB命令L1、256 KB L2 | |
システムバス | 40MHz | |
メモリ | 16MB(最大144MBに増設可能) | |
ディスプレイ | 800x600 12.1インチ TFT15ビットSVGA LCD | |
グラフィック | Chips and Technologies CT65550 2MB | |
ハードドライブ | 2.0GB | 3.0 GB |
光学ドライブ(ホットスワップ可能) | 1.44MBフロッピードライブ | |
12倍速CD-ROMドライブ | ||
接続性 | 10BASE-Tイーサネット | |
33.6kモデム | ||
周辺機器 | ADB、シリアル、HDI-30 SCSI | |
ビデオアウト | HDI-15 | |
オリジナルのオペレーティングシステム | Mac OS 7.6.1 | |
最大オペレーティングシステム | Mac OS 9.1 | |
寸法 | 幅293 × 奥行239.5 × 高さ65.6mm | |
重量 | 3.3kg |
出典
[編集]- ^ macopinion.com: PowerBook 3400c -- A Potentially Great 'Book With Unfortunate Timing (latest Archive.org copy)
- ^ a b Macintosh PowerBook User's Manual, p 175. Apple Computer, 1997.
- ^ a b Macintosh PowerBook 3400 Technical Information, p 1. Apple Computer, 1997.
- ^ Apple Computer: Macintosh PowerBook 3400c/180: Technical Specification
- ^ Macintosh PowerBook User's Manual, p 55. Apple Computer, 1997.
- ^ “アップルがアメリオ会長の記者会見を開催、PowerBook 3400、QuickTake 200を発表”. pc.watch.impress.co.jp. 2021年3月15日閲覧。
- ^ a b Paul Kunkel & Rick English, Apple Design pp 265–267, Graphis. ISBN 1-888001-25-9.
- ^ Rob Frohne:
- ^ Dan Palka: - FireWire