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徳島城(とくしまじょう)は、徳島県徳島市徳島町にあった城。国の史跡、名勝(表御殿庭園)。JR徳島駅の北側にあり、徳島市の中心部に位置する。吉野川河口付近の中洲に位置する標高61メートルの城山を中心に築かれた梯郭式の平山城である。吉野川から分流する助任川、福島川、新町川、寺島川(現在はJRの鉄道が通っている為、埋め立てられている)を外堀としている。
創建当時の天守は元和年間に取り壊されたといわれており、後に城山の中腹にある東二の丸に御三階櫓が構えられた。東二の丸天守は、天守破却後に天守の代用として建てられた、当時は御三階櫓と呼ばれていたものである。なぜ、二の丸に建てられたのかは定かではなく、景観バランスを整えるためであるとか城の防備上の都合によるものなどが考えられている。明治2年の廃城令の発布により撤去された。3重3階建てで、櫓台はなく初重平面形は正方形である。下から7間四方・5間四方3間四方といった具合の層塔型の特徴である一定の逓減率があるが、外観は望楼型といういわゆる復古型などと呼ばれるものである。外観意匠は、全面下見板張りという、素朴なもので、破風も1重目の向唐破風と大入母屋破風以外はない。……