Portal:医学と医療/特集項目/12
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赤血球(せっけっきゅう、英: Red blood cell・Erythrocyte)は、血液細胞の1種であり、酸素を運ぶ役割を持つ。
赤血球は血液細胞の一つで色は赤く血液循環によって体中を回り、肺から得た酸素を取り込み、体の隅々の細胞に運び供給する役割を担い、また同様に二酸化炭素の排出も行う。赤血球の内部には鉄を含む赤いタンパク質ヘモグロビンが充満しており、赤血球はヘモグロビンに酸素を取り込む。大きさは直径が7-8µm、厚さが2µm強ほどの両面中央が凹んだ円盤状であり、数は血液1µLあたり成人男性で420-554万個、成人女性で384-488万個程度で血液の体積のおよそ4-5割程度が赤血球の体積である。標準的な体格の成人であれば全身におよそ3.5-5リットルの血液があるため、体内の赤血球の総数はおよそ20兆個であり、これは全身の細胞数約60兆個の1⁄3である。体内の細胞にくまなく酸素を供給するために膨大な数の赤血球が存在する。