コンテンツにスキップ

Picture Yourself Sound School

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Picture Yourself Sound School2006年 - )は、日本の芸術運動の一つであり、その組織である。音楽プロデューサーイヴェント・オーガナイザー葛飾ホックニーがその発起人である。

略歴・概要

[編集]

「Picture Yourself」は、英語で「あなたじしんを思い描け」を意味し[1]、「学校が教えてくれなかったこと」の「すべて」を学ぶ場所であるという意味で、「Sound School」と名づけられた[1]ザ・ビートルズの『ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ』(レノン=マッカートニー)の冒頭の2語の引用と、計算機科学者アラン・ケイにインスパイアされた思想であるという[1]

「DJイヴェント」から始まり、「ヴァラエティライヴショウ」、純然たる「音楽ライヴ」、そして「オムニバス演劇」へと、さまざまな形態のライヴを行なった。また、音楽レーベル「Picture Yourself」を興し、CDの制作・販売も行なった。

参加メンバーが、有名無名を問わず、本業が多彩である。発起人の葛飾ホックニーは、本業が映画プロデューサーエッセイスト木村立哉)であり、スズキダイスケは音楽プロデューサー、ライター編集者であり、遅塚勝一CMディレクターDJ CHARLIEサイエンス・アート研究者DJ AOMONO YOKOCHOE.C.DJ郎編集者である。ほかにもミュージシャン森若香織杉山洋介ミズノマリKONTA加藤キーチ日野友香佐藤公彦林哲司ら)、映画監督片岡K山田広野寿時利夫)、イラストレーター安斎肇小田島等)、現代美術家松蔭浩之ジョリ・サランヘヨ)、コメディアンポカスカジャン寒空はだから)、コンテンポラリー・ダンス小浜正寛)と幅広い分野から、多くの人物がこの運動に名を連ねた。

第1回が行なわれた「新宿ゴールデン街」を聖地とするも、歌舞伎町中野池袋渋谷中目黒ソウル西橋洞en:Seogyo-dong)といった場所でイヴェントを開催した。

テアトログラフィ

[編集]
  • Picture Yourself Sound School #2 (2006年7月30日、DJイヴェント、新宿ゴールデン街劇場)
    出演 葛飾ホックニー、DJ CHARLIE、DJ AOMONO YOKOCHO、スズキダイスケ、亜湖派とかほり派(葛飾ホックニー+遅塚勝一)、加藤キーチ、空腹ライフセイバー
    オーガナイズ 葛飾ホックニー、DJ AOMONO YOKOCHO、スズキダイスケ
  • Picture Yourself Sound School #3 (2006年9月6日、DJイヴェント、新宿ゴールデン街劇場)
    出演 葛飾ホックニー、DJ CHARLIE、スズキダイスケ、亜湖派とかほり派 meets 森若香織、E.C.DJ郎、ジョリ・サランヘヨ、加藤キーチ、空腹ライフセイバー、総帥(角煮
    オーガナイズ 葛飾ホックニー、DJ AOMONO YOKOCHO、スズキダイスケ、オジー(遅塚勝一)
  • Picture Yourself Sound School #4 ぎんざNOWは絶快調!! (2006年11月15日、ヴァラエティライヴショウ、新宿ロフトプラスワン
    出演 葛飾ホックニー、スズキダイスケ、亜湖派とかほり派 meets 森若香織、加藤キーチ、日野友香小泉一郎
    オーガナイズ 葛飾ホックニー、スズキダイスケ、オジー(遅塚勝一)
  • 加藤キーチ meets 日野友香 (2006年11月24日、音楽ライヴ、大韓民国ソウルCafe 空中キャンプ
    出演 加藤キーチ、日野友香
    プロデュース 葛飾ホックニー、スズキダイスケ
  • Picture Yourself Sound School #5 オールスター新年会 (2007年1月30日、ヴァラエティライヴショウ、中野heavy sick ZERO)
    出演 葛飾ホックニー、DJ CHARLIE、スズキダイスケ、フカミマドカ、亜湖派とかほり派 meets 森若香織、ジョリ・サランヘヨ、加藤キーチ、空腹ライフセイバー、沢田王子、総帥、林哲司 with 日野友香
    プロデュース 葛飾ホックニー、スズキダイスケ、オジー(遅塚勝一)
  • Picture Yourself Sound School #7 Allstar Festival 80年代がやってきた! (2007年4月30日、ヴァラエティライヴショウ、中野heavy sick ZERO)
    亜湖派とかほり派、ザ・ポップ・クルセダーズ(葛飾ホックニー+スズキダイスケ)、DJきーぽん、OH! ルーシー、ヒビノダラク featuring いちこ、寒空はだか、BEATSICK.JP、総帥、林哲司 featuring 日野友香 (フィルムコンサート出演)
    プロデュース 葛飾ホックニー、スズキダイスケ、オジー(遅塚勝一)
  • 俺たちがドラマだ! (2007年9月13日 - 17日、4話オムニバス演劇、ウディーシアター中目黒)
    A面『夏のせいかしら』(柏木美都里脚本、藤井ごう演出)
    B面『セクシー・バス・ストップ』(亜湖派とかほり派脚本、遅塚勝一演出)
    C面『北国行きで』(寿時利夫脚本・演出)
    D面『てぃーんずぶるーす』(桐ヶ谷健太脚本、OTTO演出)

ディスコグラフィ

[編集]
  1. 『東京バックサイド・ブルース』 作詞森若香織、作曲編曲杉山洋介
  2. 『BALLAD OF "G"』 作詞作曲編曲加藤キーチ
  3. 『飛べないエアポート』 作詞日野友香青木多果、作曲編曲青木多果

脚注

[編集]
  1. ^ a b c 公式ブログ内の「Picture Yourself Sound Schoolてなんだろう。」(2007年3月27日付)の記述を参照。

外部リンク

[編集]