PDCアジアンツアー
PDCアジアンツアー (PDC Asian Tour) はスティール・ティップ・ダーツのツアーイベントである。 獲得賞金の年間ランキングの上位4名がアジア代表枠として翌年のPDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップの出場権を獲得する。
形式
[編集]年間6~8か国で開催され、試合は各国とも土曜、日曜の2日連戦で2回、もしくは3回開催される。
ゲームフォーマットは501シングルス ベストオブ9レッグズで、全試合がストレートノックアウト形式である。[1]
結果
[編集]2018年
[編集]決勝戦
[編集]各大会の決勝戦における試合結果は、以下の通りである。
試合 | 日付 | 開催国/都市 | 優勝 | スコア | 準優勝 | Ref. |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3月10日(土) | ソウル | (91.82) ロイデン・ラム | 5 – 3 | ノエル・マリクデム (83.38) | [2] |
2 | 3月11日(日) | (83.34) 浅田斉吾 | 5 – 4 | パク・ヒョンチョル (76.44) | [2] | |
3 | 4月28日(土) | マカオ | (90.57) ローレンス・イラガン | 5 – 2 | アレクシス・トイロ (77.02) | [3] |
4 | 4月29日(日) | (91.78) ローレンス・イラガン | 5 – 1 | ロイデン・ラム (86.84) | [4] | |
5 | 6月23日(土) | 神戸 | (91.39) ロイデン・ラム | 5 – 3 | 浅田斉吾 (85.62) | [5] |
6 | 6月24日(日) | (89.46) ノエル・マリクデム | 5 – 0 | 赤松大輔 (82.04) | [6] | |
7 | 8月18日(土) | クアラルンプール | (86.47) 浅田斉吾 | 5 – 4 | ロイデン・ラム (79.64) | [7] |
8 | 8月19日(日) | (87.90) ローレンス・イラガン | 5 – 1 | ハリス・リム (73.13) | [8] | |
9 | 9月8日(土) | 台北 | (89.60) 浅田斉吾 | 5 – 4 | ポール・リム (87.85) | [9] |
10 | 9月9日(日) | (92.39) ポール・リム | 5 – 3 | ローレンス・イラガン (99.00) | [10] | |
11 | 10月13日(土) | マニラ | (93.21) ローレンス・イラガン | 5 – 4 | ヴァル・カプヤン (87.57) | [11] |
12 | 10月14日(日) | (99.70) ノエル・マリクデム | 5 – 2 | ポール・リム (93.68) | [12] |
オーダー・オブ・メリット
[編集]2018年のオーダー・オブ・メリットは以下の通りである。
ローレンス・イラガン、浅田斉吾、ロイデン・ラム、ノエル・マリクデムの4名がPDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップの出場権を獲得したが、 浅田斉吾がJAPAN CHAMPIONSHIP 2018で優勝し、日本人選手枠としても出場権を獲得したため、5位のポール・リムが繰り上げとなった。 [13] [14]
順位 | プレイヤー | 賞金額 |
---|---|---|
1 | ローレンス・イラガン | $18,380 |
2 | 浅田斉吾 | $13,670 |
3 | ロイデン・ラム | $11,950 |
4 | ノエル・マリクデム | $11,270 |
5 | ポール・リム | $8,870 |
6 | アレクシス・トイロ | $3,380 |
7 | 村松治樹 | $3,270 |
8 | 赤松大輔 | $2,530 |
9 | クリスチャン・ペレス | $2,460 |
10 | パオロ・ネブリダ | $2,240 |
2019年
[編集]決勝戦
[編集]各大会の決勝戦における試合結果は、以下の通りである。
試合 | 日付 | 開催国/都市 | 優勝 | スコア | 準優勝 | Ref. |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1月26日(土) | ソウル | (98.39) ロイデン・ラム | 5 – 4 | ポール・リム (105.30) | [15] |
2 | 1月27日(日) | (90.03) ポール・リム | 5 – 2 | カイ・ファン・レオン (81.74) | [16] | |
3 | 2月16日(土) | 神戸 | (88.94) 村松治樹 | 5 – 3 | 浅田斉吾 (98.87) | [17] |
4 | 2月17日(日) | (88.01) 浅田斉吾 | 5 – 3 | ロイデン・ラム (80.50) | [18] | |
5 | 3月30日(土) | ポロ | (92.12) ノエル・マリクデム | 5 – 2 | テンリエ・プポ (90.03) | [19] |
6 | 3月31日(日) | (90.27) ローレンス・イラガン | 5 – 3 | 山田勇樹 (87.60) | [19] | |
7 | 6月22日(土) | 台北 | (110.32) ローレンス・イラガン | 5 – 2 | ノエル・マリクデム (92.73) | [20] |
8 | 6月23日(日) | (89.87) ローレンス・イラガン | 5 – 4 | ノエル・マリクデム (86.60) | [21] | |
9 | 7月27日(土) | 香港 | (90.00) ポール・リム | 5 – 1 | ゾン・シャオチェン (85.79) | [22] |
10 | 7月28日(日) | (89.54) 山田勇樹 | 5 – 4 | ポール・リム (87.22) | [23] | |
11 | 8月31日(土) | シンガポール | (94.18) 浅田斉吾 | 5 – 2 | ノエル・マリクデム (92.29) | [24] |
12 | 9月1日(日) | (90.36) 浅田斉吾 | 5 – 4 | ローレンス・イラガン (100.80) | [25] |
オーダー・オブ・メリット
[編集]2019年のオーダー・オブ・メリットは以下の通りである。
ローレンス・イラガン、浅田斉吾、ポール・リム、ノエル・マリクデムの4名がPDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップの出場権を獲得したが、 2018年同様に浅田斉吾がJAPAN CHAMPIONSHIP 2019で優勝したため、5位の山田勇樹が繰り上げとなった。 [26]
順位 | プレイヤー | 賞金額 |
---|---|---|
1 | ローレンス・イラガン | $13,000 |
2 | 浅田斉吾 | $12,200 |
3 | ポール・リム | $10,900 |
4 | ノエル・マリクデム | $9,200 |
5 | 山田勇樹 | $6,000 |
6 | ロイデン・ラム | $5,900 |
7 | 村松治樹 | $5,500 |
8 | カイ・ファン・レオン | $3,800 |
9 | テンリエ・プポ | $3,700 |
10 | マイケル・ヴィオラ | $1,800 |
10 | パオロ・ネブリダ | $1,800 |
2023年
[編集]各大会の決勝戦における試合結果は、以下の通りである。
試合 | 日付 | 開催国/都市 | 優勝 | スコア | 準優勝 | Ref. |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3月11日(土) | 神戸 | (94.91) マン・ロック・レオン | 5 – 3 | ローレンス・イラガン (89.29) | |
2 | 3月11日(土) | (97.70) ローレンス・イラガン | 5 – 2 | 酒井求 (90.96) | ||
3 | 3月12日(日) | (82.38) 村松治樹 | 5 – 4 | ローレンス・イラガン (88.91) | ||
4 | 3月25日(土) | ソウル | (94.91) ロク・イン・リー | 5 – 2 | 小野恵太 (77.43) | |
5 | 3月25日(土) | (84.38) 松田純 | 5 – 2 | 後藤智也 (81.11) | ||
6 | 3月26日(日) | (87.27) マン・ロック・レオン | 5 – 2 | 後藤智也 (87.62) | ||
7 | 4月15日(土) | タクロバン | (104.59) ロセンド・ルバトン | 5 – 2 | ローレンス・イラガン (89.40) | |
8 | 4月15日(土) | (96.77) ライアン・コンダット | 5 – 2 | 二ティン・クマール (86.02) | ||
9 | 4月16日(日) | (110.51) レイナルド・リベラ | 5 – 0 | ローレンス・イラガン (93.71) | ||
10 | 4月29日(土) | 香港 | (95.71) クリスチャン・ペレス | 5 – 1 | 二ティン・クマール (85.68) | |
11 | 4月29日(土) | (88.14) ローレンス・イラガン | 5 – 1 | レイナルド・リベラ (83.84) | ||
12 | 4月30日(日) | (88.96) パオロ・ネブリダ | 5 – 4 | レイナルド・リベラ (94.57) | ||
13 | 5月27日(土) | ウランバートル | (92.73) ゾン・シャオチェン | 5 – 2 | アルタントゥルクル・ミャグマスレン (75.83) | |
14 | 5月27日(土) | (88.20) 二ティン・クマール | 5 – 4 | ポール・リム (81.47) | ||
15 | 5月28日(日) | (83.03) ゾン・シャオチェン | 5 – 1 | 松田純 (87.62) | ||
16 | 7月1日(土) | シンガポール | (89.49) モフド=ナシル・ビン・ジャンタン | 5 – 3 | パオロ・ネブリダ (86.07) | |
17 | 7月2日(日) | (88.99) 後藤智也 | 5 – 3 | アレクシス・トイロ (89.02) | ||
18 | 7月2日(日) | (94.00) モフド=ナシル・ビン・ジャンタン | 5 – 2 | パオロ・ネブリダ (93.75) | ||
19 | 7月29日(土) | バンセーン | (88.76) 立浪光彦 | 5 – 2 | パオロ・ネブリダ (78.85) | |
20 | 7月29日(土) | (93.44) マン・ロック・レオン | 5 – 3 | パオロ・ネブリダ (90.62) | ||
21 | 7月30日(日) | (91.74) ポール・リム | 5 – 1 | パオロ・ネブリダ (85.70) | ||
22 | 9月9日(土) | 青島 | (84.20) ロク・イン・リー | 5 – 4 | ロセンド・ルバトン (84.57) | |
23 | 9月9日(土) | (93.16) レイナルド・リベラ | 5 – 2 | アレクシス・トイロ (78.96) | ||
24 | 9月10日(日) | (100.21) 後藤智也 | 5 – 1 | パオロ・ネブリダ (87.78) |
PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップにおける結果
[編集]PDC Asian TourからPDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップの出場権を獲得したプレイヤーの本戦での戦績は以下の通りである。
2020年にはノエル・マリクデムがPDCの上位ランカーであるピーター・ライトを相手にフルセットのサドンデスまで持ち込む善戦を見せるなど、近年のアジアのプレイヤーレベルの高まりを示している。
年 | ラウンド | プレイヤー | スコア | 対戦プレイヤー |
---|---|---|---|---|
2019 | 1 | ロイデン・ラム (85.72) | 0 - 3 | ダニー・ノッパード (96.19) |
ポール・リム (91.28) | 1 - 3 | ロス・スミス (91.89) | ||
ローレンス・イラガン (95.52) | 1 - 3 | ヴィンセント・ファン・デル・フォールト (94.06) | ||
ノエル・マリクデム (85.86) | 3 - 2 | ジェフリー・デ・ズワーン (78.52) | ||
2 | ノエル・マリクデム (92.93) | 0 - 3 | カイル・アンダーソン (96.41) | |
2020 | 1 | 山田勇樹 (85.77) | 3 - 1 | ライアン・ミークル (81.00) |
ポール・リム (93.14) | 0 - 3 | ルーク・ウッドハウス (96.02) | ||
ローレンス・イラガン (84.36) | 2 - 3 | クリスト・レイズ (85.62) | ||
ノエル・マリクデム (85.07) | 3 - 0 | ロビー=ジョン・ロドリゲス (81.34) | ||
2 | 山田勇樹 (82.34) | 0 - 3 | ダレン・ウェブスター (91.28) | |
ノエル・マリクデム (93.77) | 2 - 3 | ピーター・ライト (96.53) |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “PDC Asian Tour Format”. pdc-asia.tv. 2019年12月22日閲覧。
- ^ a b “Lam & Asada Share Asian Tour Wins”. www.pdc.tv. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “DartConnect Match Report”. DartConnect. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “DartConnect Match Report”. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “DartConnect Match Report”. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “DartConnect Match Report”. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “DartConnect Match Report”. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “DartConnect Match Report”. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “DartConnect Match Report”. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “DartConnect Match Report”. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “DartConnect Match Report”. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “DartConnect Match Report”. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “Asada Seals Ally Pally Return”. PDC. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “World Championship: Lim Among Asian Tour Qualifiers”. Professional Darts Corporation. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “DartConnect Match Report”. DartConnect. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “DartConnect Match Report”. DartConnect. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “DartConnect Match Report”. DartConnect. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “DartConnect Match Report”. DartConnect. 2019年12月22日閲覧。
- ^ a b “Philippines Duo Enjoy Home Success On Asian Tour”. www.pdc.tv. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “DartConnect Match Report”. DartConnect. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “DartConnect Match Report”. DartConnect. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “DartConnect Match Report”. DartConnect. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “DartConnect Match Report”. DartConnect. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “DartConnect Match Report”. DartConnect. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “DartConnect Match Report”. DartConnect. 2019年12月22日閲覧。
- ^ “Asian Tour qualifiers for Ally Pally confirmed”. www.pdc.tv. 2019年12月22日閲覧。
外部リンク
[編集]- PDC Asian Tour PDC ASIA