コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

風夢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ONE (斉藤由貴の曲)から転送)
『風夢』
斉藤由貴スタジオ・アルバム
リリース
録音 1987/1/8 - 1987/3/5
221st.
一口坂st.
河口湖st.
シャングリ・ラst.
ジャンル ポップス
時間
レーベル キャニオン・レコード
プロデュース 長岡和弘
チャート最高順位
  • 1位(オリコン
  • 1987年度年間41位(オリコン)
斉藤由貴 アルバム 年表
チャイム
1986年
風夢
(1987年)
ripple
(1987年)
『風夢』収録のシングル
  1. MAY
    リリース: 1986年11月19日
  2. 砂の城
    リリース: 1987年4月10日
テンプレートを表示

風夢』(ふうむ)は、斉藤由貴の通算4枚目のスタジオ・アルバム。1987年4月21日発売。発売元はキャニオン・レコード(現:ポニーキャニオン)。規格品番はLP:C28A0562、CT:28P6657、CD:D32A0281。

背景

[編集]

LP帯のコピー:頬に触れる風のように、夢のように……

先行シングル「砂の城[1]」の他、本人作詞の楽曲も収録された4枚目のオリジナル・アルバム。前作『チャイム[2]』に続き女性シンガーソングライター谷山浩子のほか、飯島真理を作曲とコーラスで初起用している。CDはLPと曲順が異なっており、シングル「MAY[3]」「砂の城」のB面「記憶」の2曲が追加収録されている。

歌詞ブックレット巻末のスタッフ・クレジットは、″航海誌″ として掲載されている(たとえば「船主:斉藤由貴、航海長:武部さとし」といった具合)。

収録曲のうち、「街角のスナップ」「家族の食卓」が2008年3月8-9日に数年ぶりに開催された東京PARCO劇場でのコンサートで披露された。また、同年12月23日に東京・浜離宮朝日ホールで開催されたコンサートでは「12月のカレンダー」「ひまわり」が披露されている。なお、「ひまわり」の歌詞は谷山浩子によるものであるが、この歌詞は元々別の楽曲用に書かれたものである。詳細は項目「チャイム#解説」参照のこと。

「体育館は踊る」「家族の食卓」は、それぞれが斉藤自身が出演したフジテレビのトーク番組『斉藤さんちのお客さま』のオープニング、エンディング・テーマとなった。当楽曲は同年12月発売のコンピレーション・アルバムYUKI'S BRAND[4]』のCD盤に、イントロの長いロング・バージョンが収められた。2007年には、リアレンジ&ヴォーカル・ニュー・ヴァージョンで、シングル「悲しみよこんにちは(21st century ver.)[5]」の4曲目に収録された。ほか、谷山浩子が「SORAMIMI」をアルバム『水玉時間』(1986年10月21日発売)で、「ひまわり」を『透明なサーカス』(1987年9月5日発売)でセルフカバーしている。

2003年9月18日発売のCD-BOX『斉藤由貴 CD-BOX 1』にリマスタリング音源で収められた。同ボックス・セットは限定生産のため、現在は入手困難となっている。2009年には歌手デビュー25周年企画の一環として、特別なCDプレーヤーを購入することなく高音質再生が可能であるとされるHiQualityCD(HQCD)仕様で発売された。収録曲と曲順はLPに準拠。歌詞ブックレット巻末には制作プロデューサーである長岡和弘のコメント付き。2016年にはUHQCD仕様で発売された。この盤にはLPの曲順が採用され、ボーナストラック3曲を追加収録している[6]

『家族の食卓』のミュージッククリップは『斉藤さんちのお客さま』のビデオ化に合わせて7分のロングバージョンも制作されビデオ作品として発売された。監督は市川準。「斉藤由貴デビュー25th記念DVD-BOX」にも収録されている。

収録曲

[編集]

LP/CT

[編集]
Side A
全編曲: 武部聡志(特記以外)。
#タイトル作詞作曲時間
1.「ONE」(編曲:崎谷健次郎)BANDIT崎谷健次郎
2.砂の城森雪之丞岡本朗
3.「12月のカレンダー」森雪之丞岡本朗
4.「ひまわり」谷山浩子崎谷健次郎
5.「Side Seat」佐藤純子田口俊
6.「眠り姫」斉藤由貴飯島真理
合計時間:
Side B
全編曲: 武部聡志。
#タイトル作詞作曲時間
1.「親知らずが痛んだ日」田口俊飯島真理
2.「体育館は踊る」斉藤由貴崎谷健次郎
3.「街角のスナップ」和泉ゆかり亀井登志夫
4.「風・夢・天使」斉藤由貴武部聡志
5.「家族の食卓」斉藤由貴岡本朗
合計時間:

CD

[編集]
全編曲: 武部聡志(特記以外)。
#タイトル作詞作曲時間
1.「ONE」(編曲:崎谷健次郎)BANDIT崎谷健次郎
2.「体育館は踊る」斉藤由貴崎谷健次郎
3.「親知らずが痛んだ日」田口俊飯島真理
4.「Side Seat」佐藤純子田口俊
5.「12月のカレンダー」森雪之丞岡本朗
6.記憶斉藤由貴鈴木康博
7.「ひまわり」谷山浩子崎谷健次郎
8.「砂の城」森雪之丞岡本朗
9.MAY谷山浩子MAYUMI
10.「眠り姫」斉藤由貴飯島真理
11.「街角のスナップ」和泉ゆかり亀井登志夫
12.「風・夢・天使」斉藤由貴武部聡志
13.「家族の食卓」斉藤由貴岡本朗
合計時間:

2009年盤

[編集]
HiQualityCD(HQCD)
全編曲: 武部聡志(特記以外)。
#タイトル作詞作曲時間
1.「ONE」(編曲:崎谷健次郎)BANDIT崎谷健次郎
2.「砂の城」森雪之丞岡本朗
3.「12月のカレンダー」森雪之丞岡本朗
4.「ひまわり」谷山浩子崎谷健次郎
5.「Side Seat」佐藤純子田口俊
6.「眠り姫」斉藤由貴飯島真理
7.「親知らずが痛んだ日」田口俊飯島真理
8.「体育館は踊る」斉藤由貴崎谷健次郎
9.「街角のスナップ」和泉ゆかり亀井登志夫
10.「風・夢・天使」斉藤由貴武部聡志
11.「家族の食卓」斉藤由貴岡本朗
合計時間:

2016年盤

[編集]
UHQCD
全編曲: 武部聡志(特記以外)。
#タイトル作詞作曲時間
1.「ONE」(編曲:崎谷健次郎)BANDIT崎谷健次郎
2.「砂の城」森雪之丞岡本朗
3.「12月のカレンダー」森雪之丞岡本朗
4.「ひまわり」谷山浩子崎谷健次郎
5.「Side Seat」佐藤純子田口俊
6.「眠り姫」斉藤由貴飯島真理
7.「親知らずが痛んだ日」田口俊飯島真理
8.「体育館は踊る」斉藤由貴崎谷健次郎
9.「街角のスナップ」和泉ゆかり亀井登志夫
10.「風・夢・天使」斉藤由貴武部聡志
11.「家族の食卓」斉藤由貴岡本朗
12.MAY(Bonus Track)谷山浩子MAYUMI
13.追い風のポニー・テール(Bonus Track)佐藤純子来生たかお
14.記憶(Bonus Track)斉藤由貴鈴木康博
合計時間:

曲解説

[編集]
  1. ONE
  2. 砂の城
  3. 12月のカレンダー
  4. ひまわり
  5. Side Seat
  6. 眠り姫
  7. 親知らずが痛んだ日
  8. 体育館は踊る
  9. 街角のスナップ
    • 日本電気『PC-88VA』テレビコマーシャルソング。
  10. 風・夢・天使
  11. 家族の食卓
    • フジテレビ系トーク番組『斉藤さんちのお客さま』エンディング・テーマ。

2016年盤ボーナストラック

[編集]
  1. MAY
    • 8枚目のシングル表題曲。CDのみ収録。映画『恋する女たち』主題歌。
  2. 追い風のポニーテール
    • シングル「MAY」B面曲。CDのみ収録。
  3. 記憶
    • シングル「砂の城」B面曲。CDのみ収録。

関連作品

[編集]

(#CDのトラック・ナンバー参照)

備考

[編集]

発売履歴

[編集]
  • 1987年4月21日 - LP、規格品番:C28A0562
  • 1987年4月21日 - CD、規格品番:D32A0281
  • 1987年4月21日 - CT、規格品番:28P6592
  • 1989年3月21日 - GOLD CD、規格品番:D35A0479
  • 2003年9月18日 - CD-BOX、規格品番:PCCA-1924
  • 2009年3月25日 - HQCD紙ジャケット仕様)、規格品番:PCCA-50135

脚注

[編集]
  1. ^ シングル「砂の城」(B面:記憶)は1987年4月10日発売。規格品番はシングルレコード:7A0708、CDシングル:S10A0038。
  2. ^ アルバム『チャイム』は1986年10月21日発売。規格品番はLPレコード:C28A0520、CDアルバム(初版):D32A0234。
  3. ^ シングル「MAY」(B面:追い風のポニー・テール)は1986年11月19日発売。規格品番はシングルレコード:7A0660、CDシングル:S10A0037。
  4. ^ コンピレーション・アルバム『YUKI'S BRAND』は1987年12月16日発売。規格品番はLPレコード:C28A0613、CDアルバム(初版):D32A0339。
  5. ^ シングル「悲しみよこんにちは(21st century ver.)」(B面:夢の中へ(21st century ver.)、白い炎(21st century ver.)、家族の食卓(21st century ver.))は2007年11月28日発売。規格品番はKDSD-176。
  6. ^ 斉藤由貴/風夢”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2023年5月4日閲覧。

外部リンク

[編集]