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NWA世界女子王座

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
NWA世界女子王座
詳細
現王者 ケンジー・ペイジ
獲得日 2023年8月27日
管理団体 NWA
創立 1937年
統計
最多保持者 ファビュラス・ムーラ(5回)
初代王者 ジューン・バイヤース
最長保持者 ファビュラス・ムーラ(3651日)
最短所持者 マリア・ホサカ(1日)

NWA世界女子王座(NWAせかいじょしおうざ、NWA World Women's Championship)はNWA(National Wrestling Alliance)本部が直轄する女子プロレスのチャンピオンシップである。

概要

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初代女子プロレス世界王者となったミルドレッド・バークジューン・バイヤースと対戦して、無効試合となったため王座が分割されて、その際にNWAはバイヤースを王座に認定した(一方のバークはWWWA世界シングル王者となった)[1]1956年に第2代王者に就いたファビュラス・ムーラは当初、WWF世界女子王座であり、前王者であるバイヤースの引退後にNWA世界女子王者に認定されたが、実際にベルトはムーラ個人管理となっていて、加盟地区に合わせてNWA、WWFと使い分けていた[2]

1983年にムーラが保持していたNWA世界女子王座はWWFに買収されて、WWF世界女子王座に変わった[3]

1986年JCPの下で、NWA世界女子王座が復活。WCWでもタイトルマッチが組まれるが、WCW独自の世界女子王座創設に伴い、1996年10月を以って再び封印。

しかし、2000年に再度王座決定。2002年TNAが設立されると、同団体内でタイトルマッチが組まれるが、2004年レイラニ・カイから剥奪すると、再びTNAを離れてインディー系の団体を中心とした王座としてタイトルマッチが組まれている。

2017年9月30日をもってNWAは組織変更がなされ、それまで認定していた王座は一旦凍結の上空位とされたが、世界女子王座と世界ヘビー級王座は凍結されず、そのまま継続して王座として認定され現在に至っている。

現在までに日本人レスラーで戴冠を果たしたのは日本女子プロレス時代の巴幸子ただ一人である。巴はムーラから奪取した後、同じムーラ相手に2度防衛を経て奪回されている。1979年、ムーラは全日本女子プロレスにNWA世界女子王者として来日して、ナンシー久美を相手に防衛している。

歴代王者

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歴代 レスラー 戴冠回数 戴冠日付 戴冠場所
ノート
ミルドレッド・バーク N/A 1935年 N/A
初代 ジューン・バイヤース 1 1954年8月20日 アトランタ
第2代 ファビュラス・ムーラ 1 1956年9月18日 ボルチモア
第3代 ベティ・バウチャー 1 1966年9月17日 シアトル
第4代 ファビュラス・ムーラ 2 1966年9月30日 N/A
第5代 巴幸子 1 1968年3月10日 大阪
第6代 ファビュラス・ムーラ 3 1968年4月2日 浜松
N/A スー・グリーン 1 1975年 ニューヨーク
N/A ファビュラス・ムーラ 4 1975年 ニューヨーク
第9代 イブリン・スティーブンス 1 1978年10月8日 ダラス
第10代 ファビュラス・ムーラ 5 1978年10月10日 フォートワース
第11代 デビー・コムズ 1 1986年 ホノルル
第12代 デビー・コムズ 2 1987年4月10日 カンザスシティ
第13代 マリア・ホサカ 1 1996年5月9日 ジョンソンシティ
第14代 デビー・コムズ 3 1996年5月10日 フォールブランチ
第15代 ストロベリー・フィールズ 1 2000年10月14日 ナッシュビル
第16代 マディソン 1 2002年8月23日 サレー
第17代 チャー・スター 1 2002年10月26日 コーパスクリスティ
第18代 マディソン 2 2002年12月6日 ポートコキットラム
第19代 レイラニ・カイ 1 2003年3月12日 ナッシュビル
2004年6月19日に度重なる欠場のため剥奪
第20代 カイリー・マクリーン 1 2004年6月19日 リッチモンド
王座決定戦でカメオに勝利
第21代 レクシー・ファイフ 1 2005年4月23日 リッチモンド
第22代 クリスティ・リッチ 1 2005年10月8日 ナッシュビル
第23代 ミスシェフ 1 2007年1月27日 レバノン
第24代 アメージング・コング 1 2007年5月5日 ストリームウッド
第25代 ミスシェフ 2 2008年4月27日 ケープジラード
第26代 ターシャ・シモーネ 1 2010年7月24日 レバノン
第27代 ラ・レイナ・デ・コラゾネス 1 2010年10月2日 アルタス
10月11日に負傷のため返上
第28代 ターシャ・シモーネ 2 2010年11月6日 レバノン
王座決定戦でミス・レイチェルに勝利
第29代 ティファニー・ロックス 1 2011年11月5日 レバノン
第30代 ターシャ・シモーネ 3 2011年12月25日 レバノン
第31代 ケイシー・カーライル 1 2012年10月20日 レバノン
第32代 バービ・ヘイデン 1 2014年1月25日 サイプレス
第33代 サンタナ・ギャレット 1 2015年2月7日 プラントシティ
第34代 アンバー・ギャローズ 1 2015年12月18日 シャーマン
第35代 ジャズ 1 2016年9月16日 シャーマン
2019年4月22日に医学的及び個人的理由により返上
第36代 アリシン・ケイ 1 2019年4月27日 コンコード
第37代 サンダー・ロサ 1 2020年1月24日 アトランタ
第38代 セリーナ・ディーブ 1 2020年10月27日 ロングビーチ
第39代 カミール 1 2021年6月6日 アトランタ
第40代 ケンジー・ペイジ 1 2023年8月27日 セントルイス

脚注

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  1. ^ Malnoske, Andrew. “Mildred Burke”. Professional Wrestling Hall of Fame and Museum. 2009年2月20日閲覧。
  2. ^ ロッシー小川. “NO9 起死回生の日米対抗戦”. 2013年1月26日閲覧。
  3. ^ Steve Slagle. “The Professional Wrestling Hall of Fame: Fabulous Moolah”. The Ring Chronicle. 2007年10月26日閲覧。

外部リンク

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