m-フェニレンジアミン
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m-フェニレンジアミン | |
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Benzene-1,3-diamine | |
別称 1,3-Diaminobenzene MPD | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 108-45-2 |
PubChem | 7935 |
ChemSpider | 13836283 |
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特性 | |
化学式 | C6H8N2 |
モル質量 | 108.14 g mol−1 |
外観 | 白色固体 |
融点 |
64 - 66°C |
沸点 |
282 - 284°C |
水への溶解度 | 42.9 g/100 ml (20 °C) |
危険性 | |
GHSピクトグラム | |
GHSシグナルワード | 危険(DANGER) |
Hフレーズ | H301, H311, H317, H319, H331, H341, H400, H410 |
Pフレーズ | P201, P202, P261, P264, P270, P271, P272, P273, P280, P281, P301+310, P302+352, P304+340, P305+351+338 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
m-フェニレンジアミン(m-phenylenediamine、メタフェニレンジアミン、1,3-ジアミノベンゼンとも呼ばれる)は、化学式C6H4(NH2)2 で表される有機化合物である。o-フェニレンジアミンとp-フェニレンジアミンの異性体であり、無色の固体である。
製造
[編集]m-フェニレンジアミンは、1,3-ジニトロベンゼンの水素化によって生成される。ジニトロベンゼンは、ベンゼンのジニトロ化によって調製される[1]。
応用
[編集]m-フェニレンジアミンは、アラミド繊維、エポキシ樹脂、電線エナメルコーティング、ポリ尿素エラストマーなど、さまざまなポリマーの調製に使用される。他の用途としは、接着剤促進剤、皮革や繊維用の染料、Basic Brown 1 (Bismarck Brown)、Basic Orange 2、Direct Black 38、Developed Black BH の成分として使われる。染毛剤では、m-フェニレンジアミンは「カップリング剤」であり、青色を生成するために使用される[2]。
脚注
[編集]- ^ Smiley, Robert A. (2000), “Phenylene- and Toluenediamines”, Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry, doi:10.1002/14356007.a19_405, ISBN 3527306730
- ^ Clausen, Thomas; Schwan-Jonczyk, Annette; Lang, Günther; Schuh, Werner; Liebscher, Klaus Dieter; Springob, Christian; Franzke, Michael; Balzer, Wolfgang et al. (2006), “Hair Preparations”, Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry, doi:10.1002/14356007.a12_571.pub2, ISBN 3527306730