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LISTEN TO THE STEREO!!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
LISTEN TO THE STEREO !!から転送)
「LlSTEN TO THE STEREO!!」
GOING UNDER GROUNDシングル
初出アルバム『稲川くん
リリース
ジャンル ロック
レーベル ポニーキャニオン
作詞・作曲 松本素生
プロデュース ヒダカトオル
チャート最高順位
  • 週間19位(オリコン
  • デイリー12位(オリコン)
  • 登場回数6回(オリコン)
GOING UNDER GROUND シングル 年表
いっしょに帰ろう
(2009年)
LlSTEN TO THE STEREO!!
(2010年)
LONG WAY TO GO
(2010年)
ミュージックビデオ
LISTEN TO THE STEREO!! - YouTube
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LlSTEN TO THE STEREO!!」(リッスン・トゥ・ザ・ステレオ!!)はGOING UNDER GROUNDのシングル。ポニーキャニオンより2010年5月19日発売。

概要

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メジャーデビュー後20枚目(通算23枚目)のシングルであり、ポニーキャニオンに移籍して1枚目の作品。キーボードの伊藤洋一が脱退後、4人体制で初めてのシングルとなった。プロデュースはBEAT CRUSADERSヒダカトオル

ヒダカのプロデューサーへの招聘は、伊藤脱退後しばらくの間バンド活動を休止していた期間にボーカルの松本素生がソロプロジェクトSxOxUのプロデュースをヒダカに依頼した際に、バンドの立て直しを図るために、ソロだけでなくゆくゆくはバンドのプロデュースもお願いしたいとヒダカに申し出ていたもので、「音楽的にどうこうという前に、バンドとして機能するには、元に戻れるにはどうしたらいいのか」に軸を置いて力を貸してもらいたいという意向であり[1]、多様な音楽に精通したメロディーメーカーであることを理由にヒダカに白羽の矢を立てた[2]。ヒダカのプロデュースは、基本的にはバンドのやりたいようにさせるといった形で[3]、セッションやアレンジに対して「いいね」と言ったり、細部について「こうしたほうがいい」と意見を出したりと、バンドとしての再生を手助けするようなプロデュースとなったという[1]

ギターの中澤寛規はヒダカのプロデュースについて、活動再開後のバンドの状態を「アスリートがケガしてリハビリを終えたんだけどなんかうまく走れない」という状態にたとえ、フォーム修正や、「こうすればいい」というポイントを教えてもらうことで、「バンドのとしてのフィジカル」を取り戻すような作業であったと語っている[1]

通常盤(GOING盤)とREBORN!盤の2種類があり、ジャケットが異なる。REBORN!盤には初回封入特典として「REBORN!キャラクター・チェンジング・ジャケット」が7種のうち1枚封入されている。通常盤は松本と親交のある、レーベルYouth Records代表の庄司信也がアートディレクションを手掛けた。

プロモーション

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本作のリリースツアーとして、本作発売翌日の2010年5月20日から7月11日にかけてツアー「聡です!ひろき心で気分JOEJOE!はりきっていきまSOU!」が全10公演行われた[4]。伊藤脱退後初めてのツアーとなった本ツアーにはサポートキーボードとして本作の制作にも携わった大久保敬に加え、6公演のみプロデューサーのヒダカと同じBEAT CRUSADERSのケイタイモがゲストミュージシャンとして参加した[5]。音楽ライターの兵庫慎司ロッキング・オン)は同ツアーファイナルを鑑賞し、伊藤の脱退を経てバンドメンバーの個々のキャラクターや役割がはっきりしたと評し、「ゴーイングは、一度解散したわけです。で、前とは違うバンドになって、再結成した」という表現を用いて、「メンバーひとり減っただけだけど、昔からの曲もいっぱりやっているけど、メンバーの関係性や結びつき、音楽へ向かう立ち位置、バンドというものに対する考え方などが、前とは違うのではないかと思う。もっとシリアスで、もっと切実なものになったのではないか」「全体に、『ああ、ゴーイングは変わったんだなあ』ということが、とてもよくわかるライブだった。ガラッと全部変わったわけじゃない。半分くらいは、我々が知っているゴーイングだったけど、あとの半分くらいが違った。少なくとも、僕はそう受け取った」と記している[5]

収録曲

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  1. LISTEN TO THE STEREO!!
    (作詞:松本素生、作曲:松本素生・河野丈洋
    テレビ東京系アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN!」オープニング曲。
    松本が制作開始時にイメージしていたのはブームタウン・ラッツの1979年のヒット曲「I DON'T LIKE MONDAY」であり、同曲のような「メロディアスで普遍的な曲」を書きたいと考えていたが、「最初にイメージしていたものから思ってもみない方向に進んだ」ことにバンドの楽しさがあらわれていると松本は振り返っている[6]。当初制作したメロディーをメンバーに聞かせたところ、「AメロとBメロが真面目」という評価を受け、河野が「もっとダラダラでいい」と即興で弾いてみせたメロディーを採って差し替えたため、松本と河野の共作となっている[2]
  2. MAKE SOME NOISE!!
    (作詞・作曲:松本素生)

収録アルバム

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LISTEN TO THE STEREO!!

参加ミュージシャン

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脚注

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  1. ^ a b c GOING UNDER GROUND 正解なんてない。だから歌うんだ!!!”. skream! (2011年4月). 2022年2月26日閲覧。
  2. ^ a b 【GOING UNDER GROUND】この曲を作り終わった時に“あっ、これだな”って思えた”. OKMusic (2010年5月20日). 2022年2月26日閲覧。
  3. ^ 新しい要素や楽曲もあるが、結局彼らは彼ら。GOING UNDER GROUNDのニューアルバム”. FanplusMusic (2011年4月27日). 2022年2月26日閲覧。
  4. ^ GOING UNDER GROUND、レーベル移籍&全国ツアーを発表”. 音楽ナタリー (2010年2月3日). 2022年2月26日閲覧。
  5. ^ a b 兵庫慎司 (2010年7月11日). “GOING UNDER GROUND @ SHIBUYA-AX”. rockin'on.com. 2022年2月26日閲覧。
  6. ^ 新生ゴーイング1stアルバム完成 松本素生が新作に込めた思い”. 音楽ナタリー (2011年4月). 2022年2月26日閲覧。