ケンドリック・ラマー
Kendrick Lamar | |
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2018年、ピューリッツァー賞授賞式にて | |
基本情報 | |
出生名 | Kendrick Lamar Duckworth |
別名 | K-Dot・Kung-Fu Kenny・Cornrow Kenny |
生誕 | 1987年6月17日(37歳) |
出身地 | アメリカ合衆国、カリフォルニア州、コンプトン |
ジャンル | ヒップホップ |
職業 | ラッパー、ソングライター |
活動期間 | 2003年 - 現在 |
レーベル | Top Dawg Entertainment, Interscope Records |
共同作業者 | Black Hippy Dr.Dre J. Cole SZA |
公式サイト |
kendricklamar |
ケンドリック・ラマー・ダックワーズ(Kendrick Lamar Duckworth、1987年6月17日 - )は、アメリカ合衆国のラッパー、ソングライター、音楽プロデューサーである。度々「ヒップホップの新王者」と称される[1][2][3][4]。
概要
[編集]カリフォルニア州コンプトンで育ったラマーは、K-Dotという名前で10代の頃に音楽活動を開始し、地元で注目を集めたミックステープを発売後、インディーズレーベルTop Dawg Entertainment(以下TDE)と契約。2010年、最初の小売発売となった『Overly Dedicated』を発売後、認知され始めた。翌年、デビューシングル「HiiiPoWeR」を含む最初のスタジオ・アルバム『Section.80』を発売。それまでに彼は、ゲーム、バスタ・ライムス、スヌープ・ドッグを含む何人かの有名なヒップホップアーティストとコラボレーションした。2012年にTDE、アフターマス、インタースコープからメジャー・デビュー・アルバム『グッド・キッド、マッド・シティー』が発売され、批評家から高い評価を受けた。また、Billboard 200で最高2位を記録し、後にRIAAよりプラチナ認定を受けるなど商業的にも成功を収めた。加えて、アルバムは「スウィミング・プールス(ドランク)」、「ビッチ、ドント・キル・マイ・ヴァイブfeat.ジェイ・Z」、「ポエティック・ジャスティスfeat.ドレイク」といったトップ40シングルを生み出した。2015年に発売した3枚目のアルバム『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』は、ファンク、ソウル、ジャズ、スポークン・ワードの要素を取り入れており、こちらも高い評価を受けた。アルバムは、アメリカとイギリスで初登場首位を記録し、第58回グラミー賞で最優秀ラップアルバム賞を受賞した。2016年、未発表曲集『アンタイトルド・アンマスタード』を発売。2017年に4枚目のアルバム『DAMN.』を発売し、さらに評価を高めた。アルバムのリードシングル「ハンブル」は、Billboard Hot 100で首位を獲得した。
彼はソロ歌手としての経歴の他に、TDEのレーベル仲間や南ロサンゼルスに拠点を置くアブ・ソウル、ジェイ・ロック、スクールボーイ・Qと組んだウエスト・コースト・ヒップホップスーパーグループ「ブラック・ヒッピー」の一員としても知られている。
ラマーは12個のグラミー賞受賞を含む、多くの称賛を受けている。2013年初めに、MTVによって「最もホットなラッパー」に選出された[5] 。2016年にはタイムの世界で最も影響力のある100人に選ばれた[6]。2018年、アルバム『ダム』によってピューリッツァー賞の音楽部門を受賞した初の非クラシック音楽、非ジャズ音楽家となった[7]
生い立ち
[編集]1987年6月17日、イリノイ州シカゴ出身である両親の元、カリフォルニア州コンプトンにて生まれる。彼の名は、アメリカのシンガーソングライターEddie Kendricksを称えて母親から与えられた[8]。
彼の父ケニー・ダックワースはシカゴのストリートギャング、ギャングスター・ディサイプルズの元メンバーであり、ラマーの家族はブラッズと結びついていた[9]。
1995年(当時8歳)父と共にコンプトン・ファッションセンターにて撮影された、2pacとDr.Dreのヒットシングル「California Love」のミュージックビデオの撮影を生で観て感銘を受ける。
子供の頃、ラマーはコンプトン統一学区のMcNair Elementary and Vanguard Learning Centreを首席で卒業[10]。 ティーンエイジャーの頃の彼はギャング行為にはしる友人が多い中、コンプトンのセンテニアル・ハイスクールに通っており、真面目な学生であったという[11]。
影響を受けたアーティスト自身の好きなラッパートップ5として、2Pacをはじめ、Notorious B.I.G.、Jay-Z、Nas、Eminemを挙げている。2012年9月のインタビューで、デトロイト出身のEminemについて、「自分のスタイルに大きな影響を与えた人物」と話した。また、その他にも影響を与えた人物としてLil Wayne(Hot Boyzのメンバーだった頃)を挙げており、 長い期間にわたり活躍していることについても称賛している。ヨンカース出身のDMXについて、「(DMXは)ほんとに音楽を始めるきっかけを与えてくれた」と、Pawar99のインタビューで話した。2013年11月、GQとのインタビューで、「ケンドリック・ラマーを作り上げた4人のMC」という質問には、2Pac、Dr.Dre、Snoop Dogg、Mobb DeepのProdigyと答えている。
経歴
[編集]2003–2011: メジャーデビューまで
[編集]2003年16歳の時、自身初のミックステープ『Youngest Head Nigga in Charge(Hub City Threat: Minor of the Year)』をK-Dotというステージネームでリリースした。ミックステープは地元で注目を集め、当時設立されたばかりのカリフォルニア州カーソンを拠点とするインディーズレーベル、Top Dawg Entertainmentとの契約につながった。
2008年、レーベルメイトであるJay Rockのデビューシングル「All My Life(In the Ghetto)」のミュージックビデオに出演するなど、活動の幅を広める。アメリカンヒップホップのスターであるLil Wayneから認められ、Lil Wayneの「Tha Carter III」のテーマに合わせて構成した自身3枚目のミックステープ『C4』を2009年にリリースした。その後すぐにK-Dotというステージネームを改め、本名である「Kendrick Lamar」として活動していくことを決める。2009年、『Kendrick Lamar EP』をリリース。
2010年、Top Dawg Entertainmentを介して『Overly Dedicated』を デジタルリリースし、オンラインで無料配信した。曲は順調に売上を伸ばし、ビルボードチャート「トップR&B/ヒップホップアルバム」の72位を記録。ヒップホップの現役プレイヤーでプロデューサーでもあるDr.Dreは、YouTubeで同曲のミュージックビデオを観た後、ケンドリックと仕事をしたいと思ったという。これをきっかけにケンドリックはDr.DreのレコードレーベルであるAftermath Entertainmentと契約することになった。
2011年初旬、若手アメリカンラップアーティストの登竜門ともいえる、XXL誌の「Top 10 Freshman Class」に選出され、表紙を飾った。 1stアルバム『Section.80』がリリース。テレビやラジオで宣伝することなく販売され、初週5,300枚を売り上げ好評を得た。2011年8月、ウエストコースト出身のラッパーのSnoop Dogg、Dr.Dre、The Gameらとウエストロサンゼルスコンサートに出演した際、3人から「西海岸の新王者 (New King of the West Coast)」に指名された。
2012–2013: good kid, m.A.A.d city
[編集]2011年にインディーズデビューを果たし、その後メジャーレーベルと契約。2012年7月に発表したシングルSwimming Pools (Drank)が、全米シングルチャートにて17位まで上昇した事により注目を浴びた[12]。同曲を収録した2ndアルバム『Good Kid, M.A.A.D City』は、メタクリティックにて平均点が91点を記録するなど非常に高い評価を得ており[13]、全米でのトータルセールスは100万枚を突破、現在はプラチナムディスクに認定されている[14]。 また、ヒップホップグループ"ブラック・ヒッピー"のメンバーとしても活動している。
2014–2016: To Pimp a Butterfly & Untitled Unmastered
[編集]2014年9月23日、3枚目のスタジオアルバムの最初のシングル「i」をリリースし、同年12月に、スポーツウェアブランドのリーボックのイメージキャラクターとしての契約が発表された。
2015年、3rdアルバム『To Pimp A Butterfly』をリリース。前作以上の高い評価をメディアから受けた。
2016年第58回グラミー賞ではマイケル・ジャクソンに次ぐグラミー史上二番目に多い11部門にノミネート(ラップミュージシャンとして最多)され、主要部門の受賞を逃すも最優秀ラップソング、最優秀ラップアルバムなどの5部門を受賞。授賞式でのパフォーマンスは各方面から称賛を受けた。
グラミー直前のインタビューで、「サンプリングの許諾の問題や、締め切りに間に合わなくてアルバム(To Pimp a Butterfly)には入れられなかったけど、気に入ってる音源があるんだ。10曲くらいあると思うんだけど、気に入ってるし、アルバムに入らなかったものもパフォーマンスしていくよ」とコメントするなど、以前から未発表音源の存在について語っていた。
同年3月4日『untitled unmastered』と題されたデモ集を収録したアルバムをサプライズリリースした[15]。
2017–2020: DAMN.
[編集]2017年3月23日にシングル「The Heart Part 4」を発表した[16]。 1週間後、ミュージックビデオを伴って「HUMBLE.」をリリースした[17]。 2017年4月7日に、4枚目のスタジオ・アルバムの予約注文が始まり、4月11日、アルバムタイトルが「DAMN.」となること、リアーナ、Zacari、U2による客演を迎えたトラックリストを発表した。アルバムは2017年4月14日にリリースされた[18]。 さらにコレクターズ・エディションとして、2017年12月中旬に、アルバムのトラックリストを逆の順序で収録した「DAMN.Collectors Edition」が発売された[19]。
「DAMN.」は、 自身のキャリア最大の初動セールス、さらに2017年作品で最大の初動記録(当時)を打ち立てて全米アルバム・チャートで1位を獲得。音楽消費動向を伝えるニールセン・ミュージックが発表した、2017年のアメリカにおけるヒット・アルバムのランキングでは年間2位となる大ヒット作となったほか、Rolling Stone誌、Complexなどの年間ベスト・アルバム・ランキングで1位に選ばれるなどその内容は絶賛されており、主要メディアの年間ベスト選を独自に集計・ランキング化したウェブ・メディア「Album of The Year」では2017年1位となった。 MTV Newsのインタビューの中で、「アルバムが出て1週間くらいかな、逆からアルバムをプレイすることができるって気づいてもらえた」、「スタジオにいた時からじっくり計画を立ててやったことだ」と述べ、「最後から聞いていくと、ケンドリック・ラマ―の二重性や複雑さの対比が浮かびあがる。でも、(どちらから聞くのも)両方ともが俺という人間を表しているんだ」と語るなど、意図的に曲順を逆にしていたことを語った。
Top Dawg Entertainmentの創始者Anthony Tiffithとともに、マーベル・スタジオの新作映画『ブラックパンサー(2018)』のサウンドトラックのプロデュースに携わることが発表された。結果としてインスパイア・アルバムと銘打たれた『ブラックパンサー:ザ・アルバム』が映画公開の1週間前にあたる2018年2月9日にリリースされ、全米アルバムチャート初登場1位を記録した[20]。
2018年第60回グラミー賞では主要2部門を含む、7部門にノミネート。主要部門の受賞は逃すが、“最優秀ラップパフォーマンス賞”、“最優秀ラップ/サングパフォーマンス賞”、“最優秀ラップソング賞”、“最優秀ラップアルバム賞”からなるラップ4部門を制覇。そして“最優秀ミュージックビデオ賞”を加えた5部門での受賞を果たした。
2018年7月に開催される大型野外音楽フェス「フジロック・フェスティバル'18」にヘッドライナーとして出演することが決定した[21]。
2018年4月、ラッパーとして初の快挙となるピューリッツァー賞を受賞。1943年に設立されたピューリッツァー賞の音楽部門はクラシック音楽作品が受賞するのが常となっており、クラシックやジャズ以外の作品が選ばれるのは今回が初である。同賞の委員会はKendrickによる4作目のスタジオアルバムである『DAMN.』について「現代を生きるアフリカ系アメリカ人の複雑な人生を捉え、土地や文化に根付く本物の言葉やリズムのダイナミズムを統合した高水準な楽曲を収めた名作」と評価した。
2018年7月、ラマーはスターズドラマシリーズ「Power」第5シーズンで「Lace」というドミニカン麻薬中毒者を演じ俳優デビューを果たした。ラマーのキャスティングはラッパー50セントとの関係から生まれ、ラマーの演技は批評家や視聴者から賞賛された。
2018年12月、第61回グラミー賞にて自身がプロデュースを手がけたアルバム『ブラックパンサー:ザ・アルバム』から最多となる8ノミネートを獲得 [22]。
2021–現在: Mr. Morale & The Big Steppers
[編集]2021年8月、SNSへの投稿とともに、ウェブサイト「oklama.com」にて次作が“TDEからの最後のアルバム”となる事とアルバムを制作中である事をアナウンス[23]。同8月、従弟でPGLangのパートナーであるベイビー・キームと共作した「Family Ties」をリリース[24]。
2021年9月、キームのアルバム「The Melodic Blue」にて「RangeBrothers」と「Vent」「FamilyTies」に客演した[25]。
2022年2月13日、ドクター・ドレー、スヌープ・ドッグ、エミネム、50セント、メアリーJ.ブライジ、アンダーソン・パークらと第56回スーパーボウルハーフタイムショーに出演[26]。
2022年4月3日、第64回グラミー賞にてベイビー・キームと共作した「Family Ties」が「最優秀ラップ・パフォーマンス」を受賞。[27]
2022年4月18日、5枚目のスタジオアルバム、Mr. Morale & the Big Steppersを2022年5月13日にリリースすることを自身のウェブサイトで発表[28]。
ベンチャービジネス
[編集]シューズ
[編集]2014年12月スポーツウェアブランドのリーボックと提携したことが発表され、ティーンエイジャーの頃愛用した、同社の名作「リーボック クラシックレザー」を含む 計5足のシューズが発売された。すべてのモデルで平和を願うラマーの想いが込められており、そのうち四足は左右非対称のギャングカラーを表した「RED」「BLUE」のデザインが話題となった。 2013年の楽曲「CONTROL」内で" I ain't rockin no more designer shit.White T's and Nike Cortez, this red Corvette's anonymous(デザイナーのシャツは身に着けない、白いTシャツとナイキのコルテッツ、そして匿名の赤いコルベットでいい)"とラップ。アメリカ西海岸のブラックカルチャーと縁の深い、ナイキの代表作である「コルテッツ」を頻繁に着用している。2017年8月に新たにスポーツブランドのNIKEとのパートナーシップ締結したことを発表した。ラマーとナイキの初のコラボレートシューズ、「コルテッツ ケニーⅠ」を発売。
pgLang
[編集]2020年3月5日、デイブ・フリー共に、「pgLang」と名付けた多言語のアーティスト・フレンドリー・サービスを立ち上げると発表。レコード・レーベル、映画スタジオ、出版社が組み合わさった事業を行う[29]。プレスリリースで、デイブ・フリーは「レコードレーベル、映画スタジオ、出版社ではない。これは新しいことだ。この過大な刺激を受けた時代に、私たちは生の表現を育むことに焦点を当てている」とコメント。この発表では、ラマー、ベイビー・キーム、ジョルジャ・スミス、ヤラ・シャヒディが主演する4分間の短編動画も同時に公開した。 2022年3月9日、pgLangはロサンゼルス出身のアーティスト、タンナ・レオーネとのパートナーシップを発表。[30]
エピソード
[編集]- 16歳の頃に洗礼を受けたクリスチャンである。[31]しばしば楽曲にも聖書や信仰に関するスラングや隠喩が登場する。幼少期から身近な人の暴力や死を幾度も体験したためにキリスト教に救いを求めたと発言している。
- 2Pacとの関係
- 父と共にコンプトン・ファッションセンターにて撮影された、2pacとDr.Dreのヒットシングル「California Love」のミュージックビデオの撮影を生でみたこと
- 誕生日が1日違いであること (2Pac=1971年6月16日、Kendrick Lamar=1987年6月17日) 。
- 母親から誕生日が1日違いであることを伝えられた日に夢に現れた2Pacから「オレの音楽を絶やすな」と声を掛けられたこと。
- To Pimp a Butterflyに収録されているMortal Manでは1984年11月にニューヨークでMats Nileskar氏が行った2Pacのインタビューをサンプリングし、ラマーとの疑似対話形式となっている。2Pacと最初にレコード契約を結んだTom Whalley氏は「これはKendrickのアイデアだね。素晴らしいアイデアだ。Kendrickが2Pacのファンで影響を受けていることも知っていたよ」と話した[32]。
などが挙げられ2Pacとの運命的な類似点が度々語られている[33]。
- Big Seanがラマーを招いて作った曲、"Control"の、ラマーの過激なバースが波紋を呼び、世界中のシーンに影響を与えた。 なお、この曲が発表された一週間後にラマーはNYのパーティーに行き、Jay-ZとDiddyに遭遇。更に、ラマーが名を挙げた人たちの半数ぐらいがその場にいた[要出典]。
- 「エミネムが『君にスタジオに入ってほしい。あくまで君だけで。俺のエンジニアがやってくるから、レコーディングしよう。でも君の仲間は入れられない』って言って。そしたらケンドリックがヤバいバースを書いて、披露したんだよ。それからやっとケンドリックの仲間もスタジオに入れてもらえたんだけど、エミネムは、ケンドリックがゴーストライターを使っているんじゃないかと思い、本当に自分でラップを書いているのかエミネムがテストしたんだ。」というエピソードをエド・シーランが明かした[要出典]。
交友関係
[編集]- J.Cole 2010年に初めてラマーと会った際、「Kendrickに初めて会ったのは『The Warm Up』をリリースして間もない頃だ。他のアーティストのリリースパーティで、彼がステージに上がってパフォームしたんだ。当時のKendrickはまだレーベル契約をしてなくて、誰も彼のことを知らなかった。あの小さいヤツは誰だって周りと話をしてると、ラップが始まった。一瞬で虜になったよ。」と語り、交友を深め、互いのライブでパフォーマンスするなど、交友が深い[34]。
- レディー・ガガがラマーのファンである事を公言。コラボレートの噂がたち、ラマーのメジャー・デビュー作『good kid, m.A.A.d city』のためにレコーディングした楽曲、“Partynauseous”が存在したがいまだオフィシャルにリリースされておらず事実上、お蔵入りとなっている。なお、ガガは“Bitch, Don’t Kill My Vibe”にも参加していたが、結局このガガ参加バージョンもお蔵入りとなっている。なお、“Bitch, Don’t Kill My Vibe”はRemixとして、ジェイ・Zをフィーチャー、エミリー・サンデーをフィーチャーしたバージョンをそれぞれリリースしている。[要出典]。
- チャンス・ザ・ラッパー 第59回グラミー賞を受賞した際にはラマーから、お祝いのメッセージが送られてきたことをSNSで公表するなど交流を深めている。
- バラク・オバマ 2015年最も好きだった曲にラマーの最新作『To Pimp A Butterfly』に収録される「How Much A Dollar Cost」を挙げ、ホワイトハウスに招待している。
- レブロン・ジェームズ Untitled Unmastered発売の際もデモ集の発売をかけあうなど、ファンであることを度々公言している。このリリースについては、NBAスターのレブロン・ジェームズが、ラマーのTop Dawg Entertainmentの創始者Anthony Tiffithに対して、「すぐに未発表の音源をリリースするべき! どう?」とツイートし、「ちょっと考えさせてくれ」との返答をもらっており、レブロン・ジェームズのこのツイートがリリースのきっかけとなった。
ディスコグラフィ
[編集]アルバム
[編集]年 | タイトル | アルバム詳細 | チャート最高位 | 認定 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
US [35] |
AUS [36] |
BEL [37] |
CAN [38] |
FRA [39] |
IRE [40] |
NZ [41] |
SWI [42] |
UK [43] | |||||
2011 | Section.80 |
|
113 | — | — | — | — | — | — | — | — |
| |
2012 | 『グッド・キッド、マッド・シティー』 - Good Kid, M.A.A.D City |
|
2 | 23 | 46 | 2 | 57 | 26 | 7 | 38 | 16 |
| |
2015 | 『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』 - To Pimp a Butterfly |
|
1 | 1 | 4 | 1 | 17 | 6 | 1 | 3 | 1 | ||
2017 | 『ダム』 - DAMN. |
|
1 | 2 | 2 | 1 | 3 | 2 | 2 | 3 | 2 | ||
2022 | 『ミスター・モラル・アンド・ザ・ビッグ・ステッパーズ』 - Mr. Morale & the Big Steppers |
|
1 | 1 | 1 | 1 | 3 | 1 | 1 | 2 | 2 |
| |
2024 | GNX |
コンピレーション
[編集]年 | タイトル | アルバム詳細 | チャート最高位 | 認定 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
US [35] |
AUS [36] |
BEL [37] |
CAN [38] |
FRA [39] |
IRE [40] |
NZ [41] |
SWI [42] |
UK [43] | ||||
2016 | 『アンタイトルド・アンマスタード』 - untitled unmastered. |
|
1 | 3 | 11 | 1 | 55 | 9 | 5 | 9 | 7 |
ミックステープ
[編集]Title | アルバム詳細 | チャート最高位 | 認定 | ||
---|---|---|---|---|---|
US
R&B/HH |
US
Heat. | ||||
Y.H.N.I.C. (Hub City Threat: Minorof the Year)(as K-Dot) |
|
— | — | ||
Training Day(as K-Dot) |
|
— | — | ||
No Sleep 'Til NYC(as K-Dot, with Jay Rock) |
|
— | — | ||
C4(as K-Dot) |
|
— | — | ||
Overly Dedicated |
|
72 | 46 |
| |
"—"は未発売またはチャート圏外を意味する。 |
サウンドトラック
[編集]タイトル | アルバム詳細 | チャート最高位 | 認定 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
US | US
R&B/ HH |
AUS | BEL (FL) | CAN | FRA | NZ | SWE | SWI | UK | |||
『ブラックパンサー・ザ・アルバム』 - Black Panther: The Album |
|
1 | 1 | 2 | 8 | 1 | 93 | 2 | 1 | 7 | — |
|
ツアー
[編集]ヘッドライナー
- Section.80 Tour (2011)
- good kid, m.A.A.d city World Tour (2013)
- Kunta Groove Sessions Tour (2015)
- The Damn Tour (2017-2018)
- The Championship Tour (2018)
サポートメンバー
- The Yeezus Tour (with Kanye West) (2013–14)
来日歴
[編集]- フジロック・フェスティバル 2013、2018(新潟県苗場)
- SUMMER SONIC2023(大阪府舞洲、千葉県幕張)、ヘッドライナー
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 原雅明「Introduction ケンドリック・ラマーとディアンジェロが刷新したジャズとブラック・ミュージックの関係性」『Jazz The New Chapter 3』柳樂光隆編 シンコーミュージック 2015年 ISBN 978-4401642113
- ソーレン・ベイカー『ギャングスター・ラップの歴史 スクーリー・Dからケンドリック・ラマーまで』塚田桂子訳・解説 DU BOOKS 2019年9月 ISBN 978-4866471020
脚注
[編集]- ^ Kornhaber, Spencer. “What Kendrick Lamar's "The Blacker the Berry" Really Means” (英語). The Atlantic February 8, 2018閲覧。
- ^ Baltin, Steve. “The Importance Of Kendrick Lamar And How He Is Making Pop Music Matter Again” (英語). Forbes February 8, 2018閲覧。
- ^ Galil, Leor. “Kendrick Lamar shows us why he's hip-hop's king” (英語). Chicago Reader February 8, 2018閲覧。
- ^ Platon, Adelle (April 24, 2017). “Does Kendrick Lamar's 'DAMN.' Make Him the G.O.A.T.? Hip-Hop Editors Weigh In”. Billboard February 8, 2018閲覧。
- ^ “Kendrick Lamar Brings Crown To Compton As 'Hottest MC in the Game”. MTV (March 7, 2013). March 7, 2013閲覧。
- ^ “Time 100: Kendrick Lamar”. Time. (April 21, 2016) April 21, 2016閲覧。
- ^ Johnston, Chris (April 17, 2018). “Kendrick Lamar wins Pulitzer music prize” (英語). BBC News May 31, 2018閲覧。
- ^ https://www.youtube.com/watch?v=Emw3y0OSWP4
- ^ https://www.straight.com/music/943516/all-you-need-know-about-kendrick-lamar-vancouver
- ^ https://www.rollingstone.com/music/features/the-trials-of-kendrick-lamar-cover-story-20150622
- ^ http://pigeonsandplanes.com/news/2016/02/kendrick-lamar-high-school-principal
- ^ Billboard Hot 100 - Billboard.com
- ^ Kendrick Lamr - metacritic.com
- ^ RIAA - riaa.com
- ^ http://bmr.jp/news/154757
- ^ XXL
- ^ https://pitchfork.com/news/72462-kendrick-lamar-shares-video-for-new-song-humble-watch/
- ^ https://www.vladtv.com/article/226651/kendrick-lamar-to-release-new-album-on-april-14th
- ^ http://www.complex.com/music/2017/12/is-a-collectors-edition-of-kendrick-lamar-damn-on-the-way
- ^ https://www.billboard.com/articles/columns/chart-beat/8205904/black-panther-album-billboard-200-chart-no-1
- ^ https://hypebeast.com/jp/2018/4/kendrick-lamar-damn-2018-pulitzer-prize-1st-rapper
- ^ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004699.000001355.html
- ^ https://oklama.com/
- ^ “Baby Keemとケンドリック・ラマーが新曲「family ties」をリリース。MVも公開される”. HIP HOP DNA. 2021年8月27日閲覧。
- ^ “Baby Keem(ベイビー・キーム)が新アルバム「The Melodic Blue」をリリース。ケンドリック・ラマー、トラヴィス・スコット、Don Toliverが参加”. HIP HOP DNA. 2021年9月10日閲覧。
- ^ “【第56回NFLスーパーボウル】ドクター・ドレー率いるヒップホップ界重鎮ら、数々のヒット曲でハーフタイム・ショーを盛り上げる”. Billboard. 2022年2月14日閲覧。
- ^ “【第64回グラミー賞】ベイビー・キームfeat.ケンドリック・ラマー「Family Ties」が<最優秀ラップ・パフォーマンス>を受賞”. Billboard. 2022年4月4日閲覧。
- ^ “For Immediate Release”. oklama. 2022年4月18日閲覧。
- ^ “ケンドリック・ラマー、アーティスト・フレンドリーな新サービスpgLangを発足”. Billboard. 2020年3月6日閲覧。
- ^ “Kendrick Lamar and Dave Free’s pgLang Announces Partnership With Los Angeles Artist Tanna Leone (UPDATE)”. COMPLEX. 2022年3月10日閲覧。
- ^ “ケンドリックラマーと信仰”. 2024年12月3日閲覧。
- ^ https://www.billboard.com/articles/columns/the-juice/6509202/kendrick-lamar-tupac-mortal-mon
- ^ http://moluv.jp/blog-entry-4200.html
- ^ http://moluv.jp/blog-entry-13920.html
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- ^ a b “Discographie Kendrick Lamar” (French). lescharts.com. Hung Medien. November 8, 2012閲覧。
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- ^ a b “Discography Kendrick Lamar”. charts.org.nz. Hung Medien. November 30, 2012閲覧。
- ^ a b “Discographie Kendrick Lamar” (German). swisscharts.com. Hung Medien. December 22, 2012閲覧。
- ^ a b Peak chart positions for singles and songs in the UK:
- For all except where noted: “Kendrick Lamar”. Official Charts Company. March 22, 2015閲覧。
- ^ “Section.80 by Kendrick Lamar”. iTunes Store. Apple. November 3, 2012閲覧。
- ^ a b c d “Gold & Platinum: Lamar, Kendrick”. Recording Industry Association of America. April 18, 2017閲覧。
- ^ Jeffries, David. “good kid, m.A.A.d City – Kendrick Lamar”. AllMusic. Rovi Corporation. November 3, 2012閲覧。
- ^ "Canadian certifications – Kendrick Lamar". Music Canada. 2013年11月23日閲覧。
- ^ a b c d “Certified Awards Search” (To access, enter the search parameter "Kendrick Lamar"). British Phonographic Industry. January 31, 2015閲覧。
- ^ “ARIA Charts - Accreditations - 2015 Albums”. Australian Recording Industry Association (December 31, 2015). August 24, 2016閲覧。
- ^ “Kendrick Lamar Enlists Rihanna, U2 for New LP 'Damn.'”. Rolling Stone April 11, 2017閲覧。
- ^ “untitled unmastered.”. iTunes Store (US). March 3, 2016閲覧。
外部リンク
[編集]- Kendrick Lamar
- ケンドリック・ラマー | Kendrick Lamar - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
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