KEYBOARDMANIA
ジャンル | 音楽ゲーム |
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対応機種 |
アーケードゲーム PlayStation 2 |
発売元 | コナミ |
人数 | 1人 - 2人 |
発売日 |
1…2000年 2…2000年 3…2001年 |
デバイス | キーボード |
その他 | セッションプレイ可能 |
『KEYBOARDMANIA』(キーボードマニア)は、2000年2月にBEMANIシリーズの第6弾としてコナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)より発売された音楽ゲーム。その名の通り、キーボードを演奏するものである。キーマニ[1]およびKM[2]と呼ばれることもある。
概要
[編集]『GUITARFREAKS』、『drummania』と同様に実際の楽器をモチーフとした音楽シミュレーションゲームで入力デバイスにはヤマハ製の2オクターヴのキーボードを搭載する[3]。
KEYBOARDMANIA 3rdMIXでは、GUITARFREAKS 5thMIX、drummania 4thMIXとのセッションが可能となっている。(マルチセッションGDKも参照)演出面においては、上記二機種とは異なりサイバーなイメージとなっている。元々、pop'n musicの新作として開発していたこともあり、類似する部分がある。
アジアをはじめ、海外でも発売されており、ほとんどの地域では名称は"KEYBOARDMANIA"のままであるが、韓国では"KEYBOARDHEAVEN"(キーボードヘブン)に名称を変更して発売されていた[注釈 1]。
初心者はもとより鍵盤楽器の演奏に素養がないプレーヤーにとってはハードルが高く、3rdMIXをもって完結したが、本作の楽曲が他のBEMANIシリーズに移植されるようになった。
続編が止まったのちも公式サイトはそのまま維持されたが、2013年2月をもって閉鎖された。
2017年7月には同じく鍵盤楽器を模したゲーム『ノスタルジア』が新たに稼働している。
基本ルール
[編集]2オクターブ(24鍵)とホイールを用いて演奏し、規定数の曲をこなすのが目的。2オクターブ(24鍵)は鍵盤楽器ではかなり少ない部類に入るが[注釈 2]、音楽ゲームとしては破格のレーン数を誇っている。
画面上部から落ちてくるノート(オブジェ)が画面下部の赤いラインに重なった時に、対応したデバイスを操作する(押す、あるいは倒す)ことで、そのタイミングの正確さに応じて「GREAT・GOOD・MISS」の3段階の判定がなされる。また、ビーム状に伸びている「ロングノート」と呼ばれる押しっぱなしのオブジェはビームが伸びている間押しっぱなしにする必要があり、押し始めと離したときに判定がある。また判定基準の幅も曲により異なっており、一定しない。
ステージクリアの条件は曲が終了時に、画面に表示されている「グルーヴゲージ」が一定量に達していることで、これは演奏の判定がGOOD以上であれば上昇、MISSであれば下降する。曲終了時に満たない場合、もしくはゲージが0になった時点でゲームオーバーとなる(コンティニューは可能)。規定のステージ数をこなすことでゲームクリアとなる。
プレイオプション
[編集]本シリーズの作品をプレイするにあたり、使用可能なオプションについて解説する。
プレイオプションについては原則としてゲーム開始時、タイトル画面表示中に行う形となる。
- MIRROR
- オブジェクトの配列がホイールを除いて左右反転する。
- HI-SPEED
- 譜面の速度が速くなるモード。ノートの間隔も変わるため、曲そのものの速度には影響しない。
- 倍率を1x~4xまで変更可能。
- DOUBLE
- 2人用の譜面を1人でプレイするモード。
- HIDDEN(2ndMIX以降)
- 譜面の途中でノートが消えるモード。記憶力とより正確なリズム感が必要となる。
- ANOTHER
- 一部曲のみ、より難しいANOTHER譜面をプレイすることができる。
ゲームモード
[編集]KEYBOARDMANIA2ndMIX公式サイトより[4]
- LIGHT(2ndMIX以降)
- 半分の1オクターヴ(12鍵盤)で行うモード
- LIGHT+(1stではNORMAL)
- 通常のプレイモード
- REAL
- 実際の譜面に近いプレイスタイルを要求される上級者向けモード。
- FREE MODE
- ゲームオーバー無しの練習モード。DOUBLEモード時選択できる譜面はLIGHT+,REAL
- PRESSURE(2ndMIX以降)
- 規定の曲順で楽曲を演奏する上級者用モード。グルーヴゲージが100%の状態からスタートし、ステージ終了時に1目盛りでも残っていればクリアとなるが、ゲージは減少するのみで回復は一切しない、特殊なものになる。
ハードウェア
[編集]システム基板
[編集]beatmaniaIII、pop'n music4以降、ParaParaParadiseと同じシステム基板『FireBeat』を使用する。ホイールや鍵盤の付属部品がなくなったら、修理不可能になる。RTC維持のために基板内に電池が含まれており、万が一電池切れを起こしても電池交換をすれば復旧は可能である。
家庭用ゲーム版コントローラ
[編集]- KEYBOARDMANIA専用コントローラ
- PS2版の1stと同梱版として発売。後に単体版が発売される。PS2のボタン数では足りないためUSB接続となる。このため、PS2版は純正のコントローラ(DUALSHOCK 2など)では遊べない。
作品リスト
[編集]アーケード
[編集]- KEYBOARDMANIA (2000年2月6日稼働)
- KEYBOARDMANIA 2ndMIX (2000年10月6日稼働)
- KEYBOARDMANIA 3rdMIX (2001年3月15日稼働) - 『GF 5th』&『dm 4th』または『GF 6th』&『dm 5th』とのセッションが可能[5]。事実上の最終作で、これ以降新製品は発売されていない。このため、『GF』と『dm』とのマルチセッション対応は最初で最後となった。
PlayStation 2
[編集]- KEYBOARDMANIA (2000年9月21日発売) - アーケード版第1作の移植。
- KEYBOARDMANIA II -2ndMIX & 3rdMIX- (2002年2月28日発売) - アーケード版『2ndMIX』、『3rdMIX』のカップリング。本作よりヤマハのキーボード、シンセサイザーでプレイ可能。
Windows(PC)
[編集]- KEYBOARDMANIA YAMAHA Edition - 日本未発売。Yamaha EZ250i(北米で2003年7月23日発売)に付属。
主要アーティスト
[編集]- Mr.T
- 村井聖夜
- 古賀博樹
- Q-Mex
- NAHJEE
- 西脇辰也
- 難波弘之
- Fantastic Factory
- dj TAKA
- 久保田修
- 泉陸奥彦
- 小野秀幸
- 佐々木博史
- Jimmy Weckl
- SLAKE(SPARKER名義)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ MANIAという表記が良く思われていないため
- ^ 鍵盤楽器の標準鍵盤数は61鍵。これより多い部類では73鍵からアコースティックピアノと同等の88鍵まであり、逆に少ない部類でもMIDIキーボードやショルダーキーボードのように37鍵から44鍵まで備える楽器も存在する。
出典
[編集]- ^ KEYBOARDMANIA2nd公式サイト・FROMSTAFF(2012年12月12日時点のアーカイブ)
- ^ KEYBOARDMANIA3nd公式サイト・FROMSTAFF(2012年10月23日時点のアーカイブ)
- ^ KEYBOARDMANIA公式サイト・ABOUT(2006年8月19日時点のアーカイブ)
- ^ KEYBOARDMANIA2ndMIX公式サイト・モード説明(2012年12月12日時点のアーカイブ)
- ^ KEYBOARDMANIA3rd公式サイト・ポイント(2012年10月23日時点のアーカイブ)
外部リンク
[編集]- KEYBOARDMANIA公式 - ウェイバックマシン(2006年5月25日アーカイブ分)
- KEYBOARDMANIA2ndMIX公式 - ウェイバックマシン(2013年1月11日アーカイブ分)
- KEYBOARDMANIA3rdMIX公式 - ウェイバックマシン(2013年1月11日アーカイブ分)
- EZ250i製品情報(ヤマハアメリカ)(2013年1月11日時点のアーカイブ) - KEYBOARDMANIA YAMAHA Editionが付属している。