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ヴェロスクロノス都農

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
J.FC MIYAZAKIから転送)
ヴェロスクロノス都農
原語表記 ヴェロスクロノス都農
呼称 ヴェロスクロノス都農
クラブカラー     浅葱色
創設年 2014年
所属リーグ 九州サッカーリーグ
ホームタウン 宮崎県児湯郡都農町
ホームスタジアム 都農町藤見総合運動公園陸上競技場
収容人数 3,100
運営法人 株式会社J.FC宮崎
代表者 日本の旗 山本貴士
監督 日本の旗 小寺真人
公式サイト 公式サイト
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ
株式会社J.FC宮崎
種類 株式会社
市場情報 (非上場)
本社所在地 日本の旗 日本
889-1201
宮崎県児湯郡都農町大字川北4822-1
設立 2015年2月9日
業種 サービス業
法人番号 2350001013245
事業内容 サッカークラブ及びサッカースクールの運営
代表者 山本貴士(代表取締役社長)
資本金 100万円
外部リンク https://veroskronos.com/
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ヴェロスクロノス都農(ヴェロスクロノスつの、Veroskronos Tsuno) は、宮崎県児湯郡都農町を本拠地とする社会人サッカークラブ。Jリーグ加盟を目指すクラブの一つである。

概要

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2014年
3月鵬翔高校監督の松﨑博美がサッカーを通して、「宮崎県民を元気にしたい」「子供たちに夢をあたえたい」との思いから、前年まで活動していた「宮崎産業経営大学FC」(鵬翔高校と同じく大淀学園が設立した宮崎産業経営大学サッカー部の社会人登録チーム。かつてJリーグを目指していたエストレーラ宮崎の受け皿として2010年に設立)を母体にJ.FC MIYAZAKIとして設立された[1]。監督には大学サッカー部のコーチでもあった笛真人が就任した。
J.FC MIYAZAKIの「J」は、「Jリーグを目指す」と「Jump~宮崎から全国へ飛躍する」に由来している[2]
宮崎県リーグ1部で全勝優勝。九州各県リーグ決勝大会ではPK戦の末、NIFS KANOYA FCに勝利し九州リーグへ昇格した。
2015年
笛体制2年目。
初参戦の九州リーグは10勝1PK勝4PK負3敗の3位。
天皇杯県予選では、準決勝・ホンダロックSCを3-0、決勝はテゲバジャーロ宮崎をPK戦の末勝利し初出場を果たす。本戦1回戦は北九州に敗れた。第51回全国社会人サッカー選手権大会は1回戦で敗退した。笛はこの年限りで監督を退任し、総監督に異動した。
2016年
長友耕一郎が選手兼任で監督に就任[3]。選手面では、前年所属した選手32名中、DF愛甲光ら23名が退団した(途中退団含む)。一方で、テゲバジャーロ宮崎からGK村尾龍矢ヴェルスパ大分からDF福元考佑ら22名を獲得し、選手総入れ替えとなった。
九州リーグで初優勝。初出場となった全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2016は一次ラウンドで敗退した。
2017年
与那城ジョージが監督に就任[4]、長友は現役を退き、トップチームコーチ及びU-18コーチに就任した[3]。選手面では、MF村山充ら18名が退団したが、T宮崎からDF山口直大やブラジル・サンパウロ州選手権ECノロエスチからFWブルーノ・アレシャンドレ・ロドリゲスら17名を獲得した(途中加入含む)。
優勝したT宮崎にシーズンダブルを許し、15勝2PK勝3敗の2位でフィニッシュ。第53回全国社会人サッカー選手権大会は1回戦で敗退した。
2018年
与那城体制2年目。DFラファエル・カエタノ・デ・アルメイダ北海道十勝スカイアースへ移籍)ら19名の選手が退団したが、YS横浜からMF小笠原賢聖鳥取からFW黒津勝ら13名を獲得した。
同年から九州リーグに昇格した沖縄SVに前半戦を先行されたものの、後半戦の直接対決で勝利し逆転で首位浮上し、そのまま首位を譲らず優勝。全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2018・1次ラウンドではグループBで2位となったが、2位最上位のワイルドカードで決勝ラウンド進出。決勝ラウンドは3戦全敗に終わり、翌年のJFL昇格を逃した。
2019年
与那城体制3年目。前年加入したMF小笠原賢聖(東京ユナイテッドFCへ移籍)ら12名が退団した。一方で、T宮崎からDF川上典洋FCマルヤス岡崎からFW松本祐樹ら12名を獲得した(途中加入含む)。
15勝1PK負2敗でリーグ2位フィニッシュ。第55回全国社会人サッカー選手権大会栃木シティFCに1 - 3で敗れて1回戦敗退となり、2年連続の全国地域サッカーチャンピオンズリーグ出場はならなかった。
8月7日、J.FC MIYAZAKIと都農町、一般社団法人ツノスポーツコミッションとの間で、「つの職育プロジェクトに関する協定」を締結した[5]
2020年
この年より、ホームタウンを宮崎市から児湯郡都農町に移転[6]、クラブカラーも緑(   )とサックスブルー(   )から浅葱色(   )へ変更した[7]
与那城が前シーズン限りで退任[8]、後任に奈良クラブのコーチの菅原太郎を招聘した[9]。選手面では、前シーズン所属した選手26名中、MFヒューエル・オリベイラ湘南ベルマーレへ移籍)やDF佐野裕哉Cento Cuore HARIMAへ移籍)ら23名が退団・引退した。一方で、山形からDF古部健太藤枝MYFCからMF大竹隆人・MF北川滉平谷口堅三ら21名が加入した。
九州リーグは3試合を消化したところで新型コロナウイルスの影響により中止となった。輪番枠で全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2020へ出場したが、グループリーグで1分2敗の最下位に終わった。
2021年
1月29日、2021年シーズンからクラブ名を「ヴェロスクロノス都農」に変更し、チームロゴやエンブレムも刷新した[10][11][12][13]。新クラブ名は公募によるもので、都農町に所在する矢研の滝に因む「矢」のギリシア語「ヴェロス」(: Βέλος, Velos)と、ギリシャ神話の農耕の神「クロノス」(古希: Κρόνος, Kronos)を組み合わせたものである。
菅原が監督から強化育成担当に異動し、新たに酒井靖雄が監督に就任した。
リーグ戦では開幕から17連勝(PK勝1を含む)を記録したが、最終節の沖縄SV戦では後半アディショナルタイムに逆転を許し敗戦。沖縄SVに勝点1及ばず2位に終わった。北川が24得点で得点王に、曽我部慶太が15アシストでアシスト王に輝いた。
2022年
酒井が前シーズン限りで退任し、監督にミゲル・アンヘル・ロティーナの通訳を務めていた小寺真人が就任。
前年度得点王の北川滉平や、池庭諒耶佐藤隼ら12人が退団・引退。新たにテゲバジャーロ宮崎からサミュエル・サヌミカマタマーレ讃岐から中村亮藤枝MYFCから鮫島晃太ジェフユナイテッド市原・千葉から杉山弾斗おこしやす京都ACから稲垣雄太などが加入。
天皇杯県予選は、新型コロナウイルスの影響によりテゲバジャーロ宮崎とホンダロックSCによる決勝戦のみ開催となったため、不参加。
リーグ戦では開幕8連勝と好調なスタートを切るも、沖縄SVに2敗、FC延岡AGATAに1分1敗と上位戦で星を落とし3位に終わる。
第58回全国社会人サッカー選手権大会では、福山シティFC南葛SC、おこしやす京都ACを下しベスト4に進出。準決勝・3位決定戦を落としたものの、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2022の出場権を得た。 その全国地域では沖縄SV、コバルトーレ女川アルティスタ浅間とのグループBに入り、初戦の女川には勝利したものの、続く浅間に引き分け、沖縄SVに敗戦。グループ2位、2位内全体の上位に入れず1次ラウンド敗退に終わった[14]
2023年
小寺体制2年目。古部やサミュエルら13人が退団、佐藤和樹上米良柊人堀研太宮尾孝一ら11人が加入。
リーグ前期はジェイリースFC・FC延岡AGATAと同勝ち点で2位となるも、後期は開幕から8連勝で2チームを引き離し、最終節前に優勝を決めた。
第59回全国社会人サッカー選手権大会は準々決勝でアルテリーヴォ和歌山に0-1で敗退。
全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2023では、地元宮崎県で開催された1次ラウンドAグループで3戦3敗に終わった。
2024年
小寺体制3年目。
リーグ戦では開幕から7連勝を含む16戦負け無しで最終節前に優勝を決めた。
全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024ではグループAに入り、初戦のFC徳島に引分、後が無くなったFC.ISE-SHIMA戦では1-0で勝利、しかし続くジェイリース戦に引き分けた事によりグループ2位となり、2位内全体で上位に入る事が出来ず3年連続の1次ラウンド敗退に終わった。

戦績

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「宮崎産業経営大学FC」時代の戦績については、宮崎産業経営大学サッカー部#宮崎産業経営大学FC(第1次)を参照

年度 所属 順位 勝点 試合 PK勝 PK負 天皇杯 監督
2014 宮崎県1部 優勝 24 9 8 - 0 - 0 56 7 49 - 日本の旗 笛真人
2015 九州 3位 36 18 10 1 - 4 3 41 23 18 1回戦敗退
2016 優勝 25 9 8 0 - 1 0 22 6 16 県予選敗退 日本の旗 長友耕一郎
2017 2位 49 20 15 2 - 0 3 47 15 32 日本の旗ブラジルの旗 与那城ジョージ
2018 優勝 49 18 16 0 - 1 1 56 13 43
2019 2位 46 18 15 0 - 1 2 49 15 34
2020 新型コロナウイルスの影響により中止[15] 日本の旗 菅原太郎
2021 2位 50 18 16 1 - 0 1 76 12 64 日本の旗 酒井靖雄
2022 3位 47 20 15 - 2 - 3 65 10 55 出場権なし 日本の旗 小寺真人
2023 優勝 47 18 15 - 2 - 1 74 6 68 県予選敗退
2024 優勝 49 18 16 - 1 - 1 67 8 59 県予選敗退

タイトル

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ユニフォーム

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ユニフォームの色
カラー シャツ パンツ ストッキング
FP(1st) 青×紺
FP(2nd) 白×グレー
GK(1st)
GK(2nd)
FP 1st
FP 2nd
GK 1st
GK 2nd

クラブカラー

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  • 2014年 - 2019年:  緑、  サックスブルー
    • 緑は「宮崎の自然」を、サックスブルーは「宮崎の海」をイメージしたものである。
  • 2020年 - 現在:    浅葱色
    • 宮崎県の「神話」、「若者」、「育成」、「農」をイメージしたものである。

ユニフォームスポンサー

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掲出箇所 スポンサー名 表記 掲出年 備考
シフトプラス SHIFT PLUS 2019年 - 2019年は背中下部
2019年は「SHIFT PLUS - ask yourself -」表記
鎖骨 フロンティアコンサルティング FRONTIER
CONSULTING
2024年 - 左側に表記
SKYLIGHT SKYLIGHT 2023年 - 右側に表記
2022年はパンツ前面
背中上部 昭和テクノコンベヤ SHOWΛ
TECHNO CONVEYOR INC.
2023年 -
背中下部 鰻楽 鰻樂
MANRAKU
2023年 -
なし - -
パンツ前面 合同会社ビクトリー 合同会社ビクトリー 2024年 -
パンツ背面 なし - -

ユニフォームサプライヤーの遍歴

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歴代ユニフォームスポンサー表記

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年度 箇所 サプライヤー
鎖骨左 鎖骨右 背中上部 背中下部 パンツ前面 パンツ背面
2014 - 解禁前 - /
明治安田生命
- 宮崎
産業経営大学
- 解禁前 PUMA
2015 - /
MSG
カレッジリーグ
明治安田生命 mrt
宮崎放送
2016 MSG
カレッジリーグ
-
2017
2018 - 21フィットネスクラブ
スイミングスクール
2019 SHIFT PLUS
- ask yourself -
ローストチキン
コオロギ
2020 SHIFT PLUS - - つの
100
TSUNO TOWN
100th ANNIVERSARY
- - XF
2021 -
2022 SKYLIGHT
2023 - SKYLIGHT SHOWΛ
TECHNO CONVEYOR INC.
鰻樂
MANRAKU
空と海 アスレタ
2024 FRONTIER
CONSULTING
合同会社ビクトリー

下部組織

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  • ヴェロスクロノス都農U-18
  • ヴェロスクロノス都農U-15
  • ヴェロスクロノス都農サッカースクール
    • 都農スクール
    • 都城スクール
    • 佐土原スクール
    • 高鍋・新富スクール

関連項目

[編集]

脚注

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  1. ^ Jリーグ参入へ新クラブ 松崎監督(鵬翔)が設立へ”. 宮崎日日新聞. 2016年5月29日閲覧。
  2. ^ ジェイエフシー ミヤザキ”. J.FC MIYAZAKI. 2018年7月30日閲覧。
  3. ^ a b U-18新設のお知らせ”. J.FC MIYAZAKI (2016年12月28日). 2017年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月30日閲覧。
  4. ^ 与那城ジョージ氏 監督就任のお知らせ”. J.FC MIYAZAKI (2016年12月19日). 2016年12月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月30日閲覧。
  5. ^ つの職育プロジェクトに関する協定締結のお知らせ”. J.FC MIYAZAKI (2019年8月7日). 2020年3月30日閲覧。
  6. ^ ホームタウン移転および事務所移転のお知らせ”. J.FC MIYAZAKI (2020年3月20日). 2020年3月30日閲覧。
  7. ^ クラブカラーの変更および2020シーズンクラブスローガン決定のお知らせ”. J.FC MIYAZAKI (2020年3月21日). 2020年3月30日閲覧。
  8. ^ 与那城 ジョージ監督 契約満了に伴う退任のお知らせ』(プレスリリース)J.FC MIYAZAKI、2019年11月7日http://jfc-miyazaki.com/wp/2019/11/07/%e4%b8%8e%e9%82%a3%e5%9f%8e-%e3%82%b8%e3%83%a7%e3%83%bc%e3%82%b8%e7%9b%a3%e7%9d%a3-%e5%a5%91%e7%b4%84%e6%ba%80%e4%ba%86%e3%81%ab%e4%bc%b4%e3%81%86%e9%80%80%e4%bb%bb%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89/2019年11月7日閲覧 
  9. ^ トップチーム監督就任のお知らせ”. J.FC MIYAZAKI (2020年1月24日). 2020年3月30日閲覧。
  10. ^ クラブ名称変更のお知らせ”. ヴェロスクロノス都農公式サイト (2021年1月29日). 2021年1月29日閲覧。
  11. ^ “J.FCMIYAZAKI 新名称を発表”. MRTニュース (株式会社宮崎放送). (2021年1月29日). http://mrt.jp/localnews/?newsid=00037067 2021年1月30日閲覧。 
  12. ^ “サッカーJ・FC MIYAZAKIがチーム名発表 宮崎県”. 宮崎ニュースUMK (株式会社テレビ宮崎). (2021年1月29日). https://www.umk.co.jp/news/?date=20210129&id=07165 2021年1月30日閲覧。 
  13. ^ “JFC、J昇格見据え 新名称ヴェロスクロノス都農”. 宮崎日日新聞 / デジタル夕刊 プレみや (株式会社宮崎日日新聞社). (2021年1月30日). https://pre-miya.com/miyaspo/ippan/75187.html 2021年1月30日閲覧。 
  14. ^ 日程・結果|全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2022|JFA.jp”. JFA|公益財団法人日本サッカー協会. 2022年11月13日閲覧。
  15. ^ 中止時点で「3勝・得点12・失点2」で暫定2位であった。

外部リンク

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