Jリーグトラッキングデータコンテスト
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『Jリーグトラッキングデータコンテスト』は、日本プロサッカーリーグが主催して2015年から開始した走行距離や速度を数値・データ化した、「トラッキングデータ」を使った統計学のコンクールである。
このコンクールでは、Jリーグ(2015年度はJ1第1ステージ)の公式戦で使用されているトラッキングデータから、チームや選手のデータ分析やそれを用いた動画コンテンツのアイデアを募り、それを通してJリーグの新しい試合の楽しみ方を追求するというものである。この企画はテレビ東京のサッカー教養番組である『FOOT×BRAIN』も協力している。
応募概要
[編集](以下第1回のものを参考)
- 参加は個人・団体いずれでも可、定員無制限
- Jリーグ公式サイトから、必要記入事項(住所、氏名<グループでの参加の場合はグループ名とその代表者>、年齢、性別、電話番号、メールアドレスなど)を記入しまずエントリーする。
- その後折り返し、エントリー者に対象となる大会(2015年J1第1ステージ)のトラッキングデータを主催者から送付し、それを基に作品を作成、メールにて送付する。資料用のデータは、チーム・個人別のトラッキングデータ、スタッツデータなどで、1試合ごと、もしくはステージ単位で集計されている。これらを参考として、今までにない独創的な観点やアイデア、根拠に基づいた分析、様々な人が楽しめるエンターテインメント性、またそれらのデータの活用法などを総合的に評価して審査を行うが、どれか1つの項目だけでも突出していてもよい。
- それらを10月末までに提出し審査を行い、優秀作5つの製作者に対しては、プレゼン大会と題した決選コンクールで、そのデータを発表してもらい、最優秀作品を決定する。
審査結果
[編集]第1回
[編集]- 最優秀賞 「サポラン」 選手の走行距離を参考としたランニング用アプリケーションで、ランニングの継続性を促す機能に加え、選手や応援団の間の交流、Jリーグの興味向上を目的としたもの
- 審査委員特別賞 「次の日本代表を探せ! Next Hero Seeker」 データを参考としてプレースタイルが似ている選手を検索するアプリケーション
- 同 「チーム"走力"についての考察」 走力と勝敗の関連性を分析したデータ
- 審査委員
- 中西大介(Jリーグ常務理事)
- 伊東武彦(朝日新聞社)
- 加藤善彦(データスタジアム社長)
- 西内啓(Jリーグアドバイザー、データビーグル製品担当)
- 馬場功淳(コロプラ社長)
- 村井純(慶應義塾大学環境情報学部長・同教授)
- 北澤豪(特別ゲスト審査委員 日本サッカー協会理事)