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ICE×∞王座

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ICE×60王座から転送)
ICE×∞王座
詳細
現王者 真白優希
獲得日 2024年10月19日
管理団体 アイスリボン
創立 2008年
過去の名称 ICE×60王座
統計
最多保持者 藤本つかさ
初代王者 聖菜
最長保持者 さくらえみ
最短所持者 松本都
最年長 市来貴代子
最年少 りほ

ICE×∞王座(アイ・シー・イー・クロス・インフィニティおうざ)は、アイスリボンが管理、認定している王座。「ICE」は「Innocent Candies Evolution」の略。「∞(インフィニティ)」は「体重無制限(Infinity)」を意味する。

歴史

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2008年、真琴が体重60kgを上限とするICE×60王座を創設。体重の軽い選手が多いアイスリボンにおいて至宝とされる王座。タイトルマッチは20分1本勝負。さくらえみのように公称体重60kgを超える選手が挑戦する場合は、試合当日までに減量してリミット以下にしなければならない。その場合は試合直前に計量も行われてリミットをオーバーすればタイトルマッチはかけられずノンタイトルとなる。奪取後も60kg以下を維持できなければ返上しなけらばならない。フルタイムによる引き分けは剥奪となる。

初代王座は真琴と聖菜で争われて聖菜が獲得。初防衛戦で、さくらアイスリボン選手代表のI.W.A.JAPAN時代の同僚であった市来貴代子を迎えるが、敗戦し市来が第2代王座を奪取。

2009年10月、さくらえみが減量と戦いながら王座を奪取し、その後10度の防衛記録を樹立。

2010年8月27日、USTREAMを活用した興行「19時女子プロレス」での初のタイトルマッチとして同王座戦が組まれ、コマンド・ボリショイJWP女子プロレス)が他団体所属選手として初めて王座を奪取した。

2011年10月9日、イギリスプロレスリングEVEへの遠征でみなみ飛香がシャナ相手に防衛戦を行い、これが初の海外での選手権試合となった。

女子プロレス界において唯一体重制限のあるタイトルであったが、創設者である真琴の退団や団体内で60kg前後あるいはそれを超える選手も増えてきたこともあり無差別級への変更も検討された。その後、19時女子プロレス認定インターネットシングル王座19時女子プロレスの終了に伴い、封印されることが決まったため、ICE×60王者の、つくしとIW19王者の藤本つかさの間で決行されたダブルタイトルマッチで事実上統一した藤本により体重制限撤廃を宣言、防衛戦の相手に豊田真奈美を指名した[1]

2013年7月14日、体重別階級廃止のため、王座名をICE×∞王座に変更[2]。試合時間も30分に拡大された。

ICE×∞に変更後は王座戦は必ずメインイベントで行われ、挑戦者もほぼ所属選手のみとなっている。

2020年11月12日、鈴季すずが電車で移動中にベルトを紛失。一時的に代替としてICE×60のベルトが使用されることとなる。

2021年1月23日、2代目のICE×∞王座ベルトが完成。同日の王座戦で勝利した藤本つかさが初代ベルトと同じく最初に巻くこととなる。

歴代王者

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ICE×60王座

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歴代 選手 戴冠回数 防衛回数 獲得日付 獲得場所
(対戦相手・その他)
初代 聖菜 1 0 2008年12月23日 北沢タウンホール
真琴
第2代 市来貴代子 1 4 2009年1月18日 北沢タウンホール
第3代 真琴 1 1 2009年8月23日 後楽園ホール
第4代 さくらえみ 1 10 2009年10月12日 北沢タウンホール
第5代 藤本つかさ 1 3 2010年1月4日 新木場1stRING
第6代 松本都 1 1 2010年3月21日 アイスリボン道場
第7代 りほ 1 0 2010年4月3日 アイスリボン道場
第8代 さくらえみ 2 2 2010年5月3日 後楽園ホール
第9代 みなみ飛香 1 0 2010年7月19日 板橋グリーンホール
第10代 コマンド・ボリショイ 1 3 2010年8月27日 アイスリボン道場
第11代 藤本つかさ 2 7 2010年12月26日 後楽園ホール
第12代 みなみ飛香 2 4 2011年8月21日 後楽園ホール
第13代 藤本つかさ 3 0 2011年11月19日 アイスリボン道場
第14代 志田光 1 5 2011年12月25日 後楽園ホール
第15代 紫雷美央 1 2 2012年9月23日 後楽園ホール
第16代 成宮真希 1 0 2012年12月31日 後楽園ホール
2013年1月7日に負傷のため返上
第17代 つくし 1 3 2013年2月27日 アイスリボン道場
松本都

ICE×∞王座

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歴代 選手 戴冠回数 防衛回数 獲得日付 獲得場所
(対戦相手・その他)
第18代 藤本つかさ 4 11 2013年7月14日 新宿FACE
第19代 柊くるみ[3] 1 2 2015年3月21日 後楽園ホール
第20代 希月あおい 1 2 2015年6月24日 後楽園ホール
第21代 星ハム子 1 2 2015年12月31日 後楽園ホール
第22代 世羅りさ 1 1 2016年3月21日 広島県立広島産業会館東館
第23代 藤本つかさ 5 9 2016年7月3日 後楽園ホール
2016年11月3日の防衛戦が引き分けのため剥奪
第24代 世羅りさ 2 7 2016年12月31日 後楽園ホール
柊くるみ
第25代 柊くるみ 2 1 2017年12月31日 後楽園ホール
第26代 松本都 2 2 2018年3月25日 後楽園ホール
第27代 星ハム子 2 0 2018年5月13日 両国KFCホール
第28代 藤本つかさ 6 3 2018年6月16日 大阪府立体育会館第2競技場
第29代 雪妃真矢 1 3 2018年12月31日 後楽園ホール
2019年8月3日の防衛戦が引き分けのため剥奪
第30代 雪妃真矢 2 6 2019年9月14日 横浜文化体育館
世羅りさ
第31代 鈴季すず 1 4 2020年8月9日 横浜文化体育館
第32代 藤本つかさ 7 9 2021年1月23日 後楽園ホール
第33代 春輝つくし 2 7 2021年11月13日 大田区総合体育館
2022年5月4日に引退のため返上
第34代 安納サオリ 1 5 2022年6月26日 後楽園ホール
真白優希
第35代 トトロさつき 1 3 2023年3月19日 後楽園ホール
第36代 YuuRI 1 1 2023年7月17日 ラジアントホール
第37代 星いぶき 1 3 2023年8月26日 後楽園ホール
2024年4月6日に妊娠のため返上
第38代 YuuRI 2 1 2024年6月23日 後楽園ホール
星ハム子
第39代 真白優希 1 2024年10月19日 後楽園ホール

主な記録

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  • 最多戴冠回数:藤本つかさ(7回)
  • 最多連続防衛回数:藤本つかさ(11回)
  • 最多通算防衛回数:藤本つかさ(42回)

脚注

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