HYPERTOUGHNESS
『HYPERTOUGHNESS』 | ||||
---|---|---|---|---|
Fear, and Loathing in Las Vegas の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル |
ロック スクリーモ ポスト・ハードコア エレクトロニコア | |||
レーベル | ワーナーミュージック・ジャパン | |||
チャート最高順位 | ||||
Fear, and Loathing in Las Vegas アルバム 年表 | ||||
| ||||
『HYPERTOUGHNESS』収録のシングル | ||||
| ||||
ミュージックビデオ | ||||
「The Stronger, The Further You'll Be」 - YouTube 「The Gong of Knockout」 - YouTube 「Keep the Heat and Fire Yourself Up」 - YouTube 「Treasure in Your Hands」 - YouTube 「Massive Core」 - YouTube |
『HYPERTOUGHNESS』(ハイパータフネス)は、Fear, and Loathing in Las Vegasの6枚目となるアルバムである。2019年12月4日にワーナーミュージック・ジャパンから発売された。
概要
[編集]前作『New Sunrise』以来、約2年2か月ぶりとなる作品。
本来は3月にリリースされる予定であったが、ベーシストであるKeiの急逝によりリリースを延期。その後6月に新メンバーであるTetsuyaを迎え入れ、12月4日にリリースされる運びとなった。2018年にリリースされたシングル曲3曲に関してはSxunとKei在籍時の音源、2019年に先行配信配信されたシングル「The Stronger, The Further You'll Be」及び本作で初収録となる曲は新体制でレコーディングされていおり、新体制と旧体制の音源が混合した作品となった[2]。前作同様に収録曲は全て英語詞。
Soは本作について、「この音源でタイトルの通りハイパーなタフネスを示して、新体制になっても変わらないラスベガス(Fear, and Loathing in Las Vegas)らしさを感じてもらって、みなさんを安心させられたら嬉しい」[3]と述べている。
CD版は蓄光ジャケット仕様[4][5]。配信版は2020年1月15日にリリースされた[6][7]。
評価
[編集]ライターの山口哲生は、「バンドを襲ったさまざまな苦難を乗り越え、辿り着いた不屈の精神が強烈に伝わってくる。胸が熱くならずにいられない一枚[8][9]」と本作を評した。
rockin'onにて小池宏和は、「泣ける。冒頭の“The Stronger, The Further You’ll Be”がのっけからその不撓不屈の信念を証明しつつ、チップチューン風ブレイクビーツで切り出される中盤の“Interlude”以降はメーターの振り切れたエレクトロコア攻勢と化す。バンド一丸となった意気込みの結晶だ[10]」と、後藤寛子は「完全復活どころか、もっと強く、もっともっと加速して前へ」「今のラスベガスには、かつてない圧倒的な「頼もしさ」が宿った[11]」と本作を評した。
またReal Soundにてライターの荒金良介は、「どこから聴いてもラスベガスとしか言いようがない、不変のオリジナルブランドを高らかに鳴らしている[12]」「新体制になってもハイパータフネスな音楽性を貫き通すんだ! という彼らの“生き様”が刻まれている気がしてならない[13]」と本作を評した。
記録
[編集]オリコン週間アルバムチャート(2019年12月16日付)では、初週で11,835枚を売り上げ、10位を獲得[14]。
収録曲
[編集]# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
1. | 「The Stronger, The Further You'll Be」 | |
2. | 「The Gong of Knockout」 | |
3. | 「CURE」 | |
4. | 「Great Strange」 | |
5. | 「Interlude」 | |
6. | 「Keep the Heat and Fire Yourself Up」 | |
7. | 「Treasure in Your Hands」 | |
8. | 「Karma」 | |
9. | 「Thoughtless Words Have No Value But Just a Noise」 | |
10. | 「Where You Belong」 | |
11. | 「Massive Core」 | |
合計時間: |
曲解説
[編集]- The Stronger, The Further You'll Be
- 先行配信シングル。
- The Gong of Knockout
- 配信シングル。
- CURE
- スケール感のある爽快なメロディを押し出した[2]楽曲。
- Great Strange
- Interlude
- Keep the Heat and Fire Yourself Up
- 6thシングル収録曲。
- Treasure in Your Hands
- 6thシングル収録曲。
- Karma
- Thoughtless Words Have No Value But Just a Noise
- Where You Belong
- Massive Core
- 先行配信シングル。
タイアップ
[編集]The Stronger, The Further You'll Be
- テレビ番組「プロ野球No.1決定戦!バトルスタジアム 2020」CMソング
- テレビ番組「ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説 2020秋スペシャル」オープニングテーマ[16]
The Gong of Knockout
CURE
- テレビ番組「ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説スペシャル2020春」オープニングテーマ[16]
Keep the Heat and Fire Yourself Up
- アニメ「覇穹 封神演技」第1クールOPテーマ
- 日本テレビ系バラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』CMソング
Treasure in Your Hands
- アニメ「覇穹 封神演技」第2クールOPテーマ
カバー
[編集]Keep the Heat and Fire Yourself Up
- RAISE A SUILENによるカバー。同曲はアプリゲーム「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」に実装された。
ツアー
[編集]以下の日程でリリースツアーが組まれた。
2020年 | ||
---|---|---|
“HYPERTOUGHNESS” Release Tour 2020 | ||
01月17日(金) | 神戸 Harbor Studio | ROTTENGRAFFTY |
01月18日(土) | 京都 KBSホール | |
01月23日(木) | 名古屋 ダイアモンドホール | CRYSTAL LAKE |
01月25日(土) | 静岡 ROXY | THE 冠 |
01月26日(日) | 神奈川 横浜BAY HALL | dustbox |
02月01日(土) | 岡山 CRAZYMAMA KINGDOM | アルカラ |
02月02日(日) | 周南 RISING HALL | |
02月07日(金) | 盛岡 club changeWAVE | 八十八ヶ所巡礼 |
02月09日(日) | 郡山 HIPSHOT JAPAN | |
02月10日(月) | 仙台 GIGS | KEYTALK |
02月13日(木) | 神奈川 CLUB CITTA'川崎 | ENTH |
02月15日(土) | 水戸 ライトハウス | そこに鳴る |
02月16日(日) | 柏 PALOOZA | |
02月21日(金) | 新潟 LOTS | BLUE ENCOUNT |
02月23日(日) | 富山 MAIRO | キュウソネコカミ |
02月24日(月) | 金沢 EIGHT HALL | |
また、以下の日程でワンマン振替公演が行われた。
2021年 | |
---|---|
"HYPERTOUGHNESS" Release Tour 2020→2021 | |
06月15日(火) | 神奈川 KT Zepp Yokohama |
06月18日(金) | 福岡 BEAT STATIO |
06月19日(土) | 大分 T.O.P.S BittsHAL |
06月22日(火) | 愛知 Zepp Nagoya |
06月23日(水) | 愛知 Zepp Nagoya |
06月25日(金) | 広島 CLUB QUATTRO |
06月30日(水) | 北海道 Zepp Sapporo |
07月07日(水) | 福岡 Zepp Fukuoka |
07月09日(金) | 高松 MONSTER |
07月12日(月) | 東京 Zepp Tokyo |
07月13日(火) | 東京 Zepp Tokyo |
07月20日(火) | 大阪 Zepp Osaka Bayside |
07月21日(水) | 大阪 Zepp Osaka Bayside |
演奏
[編集]- So : Vocal
- Minami : Vocal, Keyboard
- Sxun : Guitar, Vocal, Chorus (Keep the Heat and Fire Yourself Up , Treasure in Your Handsのみ)
- Taiki : Guitar, Vocal, Chorus
- Tomonori : Drums
- Kei : Bass Guitar (Keep the Heat and Fire Yourself Up , Treasure in Your Hands , The Gong of Knockoutのみ)
- Tetsuya : Bass Guitar, Chorus (Keep the Heat and Fire Yourself Up , Treasure in Your Hands , The Gong of Knockout以外)
脚注
[編集]- ^ “HYPERTOUGHNESS”. オリコン. 2019年12月11日閲覧。
- ^ a b c d e “Fear, and Loathing in Las Vegas、新体制後も揺るがないバンドとしての“生き様”メンバーの他界や脱退から再帰するまでの姿(2ページ目)”. Real Sound (2019年11月22日). 2019年12月4日閲覧。
- ^ Department, Gekirock Editorial. “Fear, and Loathing in Las Vegas| 激ロック インタビュー”. 激ロック ラウドロック・ポータル. 2020年12月30日閲覧。
- ^ “Fear, and Loathing in Las Vegas、新体制後も揺るがないバンドとしての“生き様”メンバーの他界や脱退から再帰するまでの姿(1ページ目)”. Real Sound (2019年11月22日). 2019年12月4日閲覧。
- ^ Falilvさんのツイート(2019年11月29日)
- ^ Falilvさんのツイート(2019年11月22日)
- ^ “Fear, and Loathing in Las Vegas、ニュー・アルバム 『HYPERTOUGHNESS』サブスク&ダウンロード配信スタート!”. 激ロック. (2020年1月15日) 2020年1月15日閲覧。
- ^ “Fear, and Loathing in Las Vegas 『HYPERTOUGHNESS』 バンドを襲ったさまざまな苦難を乗り越えた不屈の精神が強烈に伝わる”. Mikiki. 2021年7月4日閲覧。
- ^ “Fear, and Loathing in Las Vegas/HYPERTOUGHNESS”. tower.jp. 2021年7月4日閲覧。
- ^ “Fear, and Loathing in Las Vegas『HYPERTOUGHNESS』/傷だらけでも再び笑うために-rockinon.com|https://rockinon.com/disc/detail/190893”. rockinon.com. 2021年7月4日閲覧。
- ^ a b c d “ベーシスト・Keiの急逝から約1年、Fear, and Loathing in Las Vegasは『HYPERTOUGHNESS』という驚異の新境地になぜ到達できたのか?-rockinon.com|https://rockinon.com/news/detail/191089”. rockinon.com. 2021年7月4日閲覧。
- ^ “Fear, and Loathing in Las Vegas、新体制後も揺るがないバンドとしての“生き様” メンバーの他界や脱退から再帰するまでの姿”. Real Sound|リアルサウンド. 2021年7月4日閲覧。
- ^ “Fear, and Loathing in Las Vegas、新体制後も揺るがないバンドとしての“生き様” メンバーの他界や脱退から再帰するまでの姿”. Real Sound|リアルサウンド. 2021年7月4日閲覧。
- ^ “週間 アルバムランキング 2019年12月16日付”. オリコン. 2019年12月11日閲覧。
- ^ Department, Gekirock Editorial. “困難にも負けず立ち上がり、復活を遂げたFaLiLV! 満を持して6thアルバム・ドロップ! 唯一無二のチームワークが生んだ、至高のラウドロック・サウンド!| 激ロック 特集”. 激ロック ラウドロック・ポータル. 2021年1月10日閲覧。
- ^ a b c “都市伝説 – 高橋剛 公式サイト”. 2021年1月11日閲覧。