コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

HERMIT COMPLEX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『HERMIT COMPLEX』
UP-BEATスタジオ・アルバム
リリース
録音 1988年3月14日 - 1988年8月31日[1]
ジャンル ロック
時間
レーベル ビクターインビテーション
プロデュース 佐久間正英
チャート最高順位
UP-BEAT アルバム 年表
inner ocean
(1987年)
HERMIT COMPLEX
(1988年)
UNDER THE SUN
(1989年)
『HERMIT COMPLEX』収録のシングル
  1. Blind Age
    リリース: 1988年5月25日
  2. DEAR VENUS
    リリース: 1988年9月7日
テンプレートを表示

HERMIT COMPLEX』(ハーミット・コンプレックス)は、UP-BEATの3枚目のオリジナル・アルバム

1988年10月21日ビクターインビテーションから発売。

2008年8月20日には、紙ジャケ復刻で再発売された[3]

解説

[編集]

前作『inner ocean』よりおよそ1年ぶりとなるアルバム。これまで、1986年11月に1stアルバム『IMAGE』、1987年9月に2ndアルバム『inner ocean』と比較的、短時間で作品リリースを重ねてきたが[1]、今作は1988年3月14日から、間にツアー「To The Lasting Blind Tour」を挟みながら、同年8月31日までの延べ55日間、時間にして600時間と、じっくりと期間をかけて制作された[1]

ブックレットには、音楽ライターの市川清師によるライナーノーツが掲載されており、執筆に当たって、レコーディングを最初の段階から取材していた[1]。市川は本作に関して、「完全なコンセプト・アルバムであり、そこには一つの世界観が提示されている」と評価している[1]。また、GLAYTAKUROは、本作のライナーノーツを読んで、「メジャーデビューしたら市川清師に解説を書いてもらいたい。」と思い、1stアルバム『SPEED POP』のライナーノーツを市川に書いてもらったと言う逸話がある[4]

オリコンでは、最高7位および初のトップ10入りを記録しており[2](前作『inner ocean』は最高26位[5])UP-BEATのアルバムの中で最もヒットしたアルバム[6]

収録曲

[編集]
全編曲: 佐久間正英・UP-BEAT。
#タイトル作詞作曲備考時間
1.Dear Venus広石武彦・柳川英巳広石武彦7枚目のシングル
2.「HERMIT COMPLEX 〜世捨て人の憂鬱〜」広石武彦・柳川英巳広石武彦・水江慎一郎 
3.「Dried Flower」広石武彦・柳川英巳岩永凡・広石武彦 
4.「Glass Jewelry」広石武彦・柳川英巳広石武彦 
5.「What Am I? 〜勝手な話〜」広石武彦・柳川英巳広石武彦7枚目のシングル「Dear Venus」のカップリング曲。歌詞に本作の前に発売されたシングル『NO SIDE ACTION』や本作にも収録されている先行シングル『Blind Age』と同じフレーズが登場する。
6.「Mode Insane」広石武彦・柳川英巳岩永凡・広石武彦 
7.「Brother Hopeの為に」広石武彦・柳川英巳広石武彦 
8.「Two Alone」広石武彦・柳川英巳広石武彦・水江慎一郎 
9.Blind Age 〜Full Version〜広石武彦・柳川英巳広石武彦6枚目のシングル
10.「Around The Roulette」広石武彦・柳川英巳広石武彦 

関連項目

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e ライナーノーツより
  2. ^ a b UP-BEAT「HERMIT COMPLEX」 - ORICON STYLE”. ORICON STYLE. 2014年10月4日閲覧。
  3. ^ UP-BEAT「HERMIT COMPLEX」 - Victor Entertainment”. Victor Entertainment. 2014年10月4日閲覧。
  4. ^ 『別冊宝島617 音楽誌が書かないJポップ批評15・GLAY』17ページ「GLAYとUP-BEATと私の不思議な縁」(文:市川清師)
  5. ^ UP-BEAT「inner ocean」 - ORICON STYLE”. ORICON STYLE. 2014年10月4日閲覧。
  6. ^ UP-BEATのアルバム売り上げランキング”. ORICON STYLE. 2014年10月4日閲覧。