FCoinJP
種類 | コミュニティ型組織 |
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設立 | 2018年10月30日 |
業種 | 仮想通貨取引所 |
代表者 | FCoinJPコミュニティ委員会 |
外部リンク | https://www.fcoinjp.com [リンク切れ] |
FCoinJP(エフコイン・ジェイピー)は、暗号通貨取引所である。
概要
[編集]FCoinJPはいわゆる企業体ではなく、ユーザーが主体となって自治するコミュニティ主体の取引所である。同じくコミュニティ主体の仮想通貨取引所FCoinと提携し、日本語使用者向けのサービスとして2018年に設立した。しかし、2019年11月現在のユーザー数は公式テレグラム[1]のアカウント数から推測すると中国語使用者の方が多い。
FCoinJPのFは、二つの意味を持つ。
- 金融レベルの取引所を示す Finance
- 未来を示す Future
主なサービス
[編集]通常の仮想通取引に加えて、以下のサービスが受けられた。
理財口座
[編集]ビットコインなどの主要通貨を預けることにより、毎日利息を受け取る。利息は、後述するレバレッジ取引の利用状況により変動する。対象コインは、2019年12月現在ビットコイン、イーサリアム、リップル、イオス、USDTの5種類。
レバレッジ口座
[編集]証拠金を預けて、仮想通貨の信用取引ができる。 2019年12月現在、証拠金に対して最大6倍の取引が可能である。
FCoinJP Token
[編集]FCoinJP Token(略:FJ)当初の発行計画通りに、FJ 100億枚の発行を完了した。[2]FJは様々な権益をユーザにもたらす。
- 収益の分配 FJをロックアップしたユーザには、取引所の収益の80%を比率に応じて分配される。ただし、2019年5月からFJの買い上げ及びバーンにユーザへの分配全てを使用することが全体投票で決定した。これによりユーザへの分配は一時停止している。
- 意思決定権 選挙及び重要な意思決定の投票権を有する。
また、FJは2019年11月16日にフラクタル(Fractal)のメインネットへの移行が完了した。[3]
事故
[編集]2020年2月17日、技術・制度・セキュリティーなどについて全面支援[4]をしていたFCoinが、最大1億3000万ドル(約140億円)相当のビットコインの不足を発表し、顧客のビットコインの引き出しができないことを発表した[5][6]。システムバグで本来の配当以上の量を配布してしまったという[7]。2020年3月現在、取引所の再開に向けて動いている[8]。これに伴い、FCoinJPも同じく顧客資産の引き出しができない状況にある。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 公式テレグラム
- ^ FJが全ての発行を終えたお知らせ
- ^ FJがメインネットへの移行完了したお知らせ
- ^ “オフィシャルコメント発表: なぜ FCoinJPは日本に上陸するのか?|KimYoungSoo rep FCoinJP|note”. note(ノート). 2020年4月16日閲覧。
- ^ Daniel Cawrey (2020年2月28日). “エラーか詐欺か? 消えた140億円のビットコインの行方【エフコイン】”. CoinDesk Japan
- ^ “仮想通貨取引所Fコイン、最大137億円相当のビットコイン不払いも【ニュース】”. (2020年2月18日)
- ^ “暗号資産(仮想通貨)の取引所が閉鎖する要因【フィスコ・暗号資産コラム】”. 幻冬舎. 2020年4月16日閲覧。
- ^ 浦上 早苗 (2020年3月2日). “経営破綻の中国仮想通貨交換所FCoin、債権者グループが創業者の家族を“軟禁””. インプレス