CD-ROM XA
Compact Disc Read Only Memory eXtended Architecture CD-ROM XA | |
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メディアの種類 | 光ディスク |
記録容量 |
650MB 700MBなど(12cm) |
フォーマット | ISO 9660など |
読み込み速度 |
1.2Mbps (150kiB/s、1倍速) 最高72倍速 |
回転速度 | 200/min. - 600/min. |
読み取り方法 | 780nm赤外線レーザー |
主な用途 | データ |
ディスクの直径 | 12cm |
下位規格 | なし |
CD-ROM XA(シーディーロム エクスエー、Compact Disc Read Only Memory eXtended Architecture)は、データ記録向けに作られたCD-ROMの仕様を拡張[1]し、マルチメディアデータを混在できるようにした、“CD-ROM Mode2”に内包される規格である。なお、CD-XAはCD-ROM XAの別名である。
CD-ROM Mode1との違い
[編集]CD-ROMは厳密には"CD-ROM Mode1"と呼ばれ、1ビットの誤りも許されないPCでの使用を念頭に置き、オーディオ用途のCD-DA(オーディオCD)より高いエラー訂正機能を有する規格として策定された。エラー訂正機構としてはCD-DAに用いられたCIRCに加え、EDCやECCが追加された。
一方、CD-ROM Mode2は当初からマルチメディアデータを記録するフォーマットとして、CD-ROM Mode1とともに規格書であるイエローブックで定められているが、Mode1とMode2は同じディスク内に混在できないというイエローブックの規定が存在する。
そのため、一般データとマルチメディアデータを混在できるように、また既に存在していたCD-iの規格上の制限を回避するために、CD-DAの策定にも関わったソニー、フィリップスに加え、マイクロソフトが中心となってMode2内に"Form1"と"Form2"を盛り込むことが提唱され、新たにCD-ROM XAとして策定された。 1セクタ当たりの容量はMODE2・FORM1で2,048バイト、MODE2で2336バイト、MODE2/FORM2で2324バイトである。 CD-ROM XA Mode2 Form1はCD-ROM Mode1と同様にEDC、ECCを使用する。
一方、CD-ROM XA Mode 2 Form2はECCを用いないことにより、エラー訂正機能はCD-ROM Mode1やMode2 Form1より低くなるが、その分これらよりも約15%多くの情報を記録することができる。
画像や音声・動画などのマルチメディア用途では、データのごく一部が欠損しても可読性にあまり問題ないことから、より多くの情報を記録する目的で、このMode2 Form2が採用されることがある。
採用例
[編集]プレイステーション(パラッパラッパーに代表される音楽ゲームが積極的に活用している)、ビデオCD、フォトCDなど
脚注
[編集]- ^ “CD Products”. フィリップス. 2020年8月8日閲覧。