CATTI
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CATTI(中国全国翻訳専業資格(水平)考試、China Accreditation Test for Translators and Interpreters)とは、中華人民共和国の翻訳および通訳の国家資格である。中国外文局によって運営され、年に1度実施し、中国の最も規模が大きい翻訳通訳資格試験となる。[1][2]
試験言語は英語、日本語、フランス語、アラビア語、ロシア語、ドイツ語、スペイン語、朝鮮語(韓国語)、ポルトガル語。
試験は3級から1級まで設定し、3級と2級は誰でも出願できるが、1級の出願は2級合格者に限定する。3級と2級は合格点を取れたら合格証書を与える。1級は合格した上に、専門能力の審査を得てから合格を認定する。
翻訳と通訳の試験は分けて出願、受験する。試験は基本2科目から構成し、言語能力を測る総合科目と実技能力を測る実務科目をそれぞれ受けて、両方合格点を取れたら合格と判定する。
2024年時点ではすべてキーボード入力を求めるパソコン試験となっている。
翻訳修士(MTI)との関係
[編集]翻訳修士(MTI)の学生は、修了条件として「CATTI2級または同じレベルの翻訳通訳能力」を求めることとなる[3]。
CATTI国際試験
[編集]CATTIの本試験は中国国内のみ実施のため、海外で受験できる「CATTI国際試験」を外文局が開発し実施している[4]。
参考文献
[編集]- ^ “全国翻译专业资格(水平)考试介绍(中文)”. 2019年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月8日閲覧。
- ^ “中国の通訳・翻訳業界の国家資格「CATTI」の合格者は20年で24万人に--人民網日本語版--人民日報”. j.people.com.cn. 2024年6月30日閲覧。
- ^ Sanchis, Luz M.. “What is CATTI? | MTS” (英語). 2024年6月30日閲覧。
- ^ “CATTI日本実施委員会(www.catti.jp)は日本国内でCATTI国際試験を運営する公式機構です。”. CATTI日本. 2024年6月30日閲覧。