コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

CATレディースゴルフトーナメント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
CATレディースから転送)
CAT Ladies Golf Tournament
In Hakone
トーナメント情報
創設 1997年
(新キャタピラー三菱レディースとして)
開催地 神奈川県(1998年 - )
開催コース 大箱根カントリークラブ
基準打数 Par72(2021年)[1]
ヤーデージ 6652Yards(2024年)
主催 日本キャタピラー
ツアー 日本女子プロゴルフ協会
競技方法 ストロークプレー
賞金総額 6000万円(2021年)[2]
開催月 8月
最高記録
最少打数 204 大韓民国の旗 アン・ソンジュ(2013年)
通算スコア -15 大韓民国の旗 アン・ソンジュ(2013年)
最新優勝者
日本の旗 川﨑春花(2024年)
テンプレートを表示

CATレディースゴルフトーナメント(CAT Ladies Golf Tournament)1997年より毎年8月第3週から第4週にかけて行われている建設機械大手の日本キャタピラー(旧・新キャタピラー三菱)の主催、日本女子プロゴルフ協会公認による女子プロゴルフトーナメントの一つである。2007年までは「新キャタピラー三菱レディース」の名称で行われていた。

大会の会場は1997年の第1回大会は静岡県三島市にあるグランフィールズカントリークラブで開催されたが、1998年の第2回大会以降は神奈川県足柄下郡箱根町大箱根カントリークラブで行われている。ゴルフ場が多数存在する箱根にあって、本大会はメジャー大会を除けば男女を通じて唯一開催されていたプロゴルフトーナメントだったが、2016年以降は毎年4月にPGAシニアツアーノジマチャンピオンカップ 箱根シニアプロ ゴルフトーナメント』が同じ箱根町の箱根カントリー倶楽部を舞台にして行われている[3]

2021年現在、賞金総額6000万円、優勝賞金1080万円[2]

各賞について

[編集]
  • 2000年以降、優勝者にはキャタピラー製の小型建設機械が副賞として贈呈される[4]2004年2005年はミニホイールローダが、それ以外の年は小型パワーショベルが贈られており、ゴルフ界ではちょっとした話題にもなっている。ちなみに、2004年に優勝した木村敏美は「メジャーより勝ちたい大会。ずーと狙ってました」と公言。そして念願のミニホイールローダを獲得して話題を呼んだ[4]
  • また、17番(パー3)にはホールインワン賞が設定されていて、これを達成した選手には500万円の賞金が贈られる。

歴代優勝者

[編集]
開催回 開催年 大会名称 優勝者名 開催コース
第1回 1997年 新キャタピラー三菱レディース
ゴルフトーナメント
日本の旗 坂東貴代 グランフィールズカントリークラブ
第2回 1998年 日本の旗 小野香子 大箱根カントリークラブ
第3回 1999年 日本の旗 村口史子
第4回 2000年 日本の旗 安井純子
第5回 2001年 日本の旗 天沼知恵子
第6回 2002年 日本の旗 肥後かおり
第7回 2003年 日本の旗 不動裕理
第8回 2004年 日本の旗 木村敏美
第9回 2005年 日本の旗 宮里藍
第10回 2006年 日本の旗 西塚美希世
第11回 2007年 日本の旗 横峯さくら
第12回 2008年 CATレディースゴルフトーナメント 日本の旗 古閑美保
第13回 2009年 日本の旗 諸見里しのぶ
第14回 2010年 日本の旗 福嶋晃子
第15回 2011年 日本の旗 有村智恵
第16回 2012年 大韓民国の旗 全美貞
第17回 2013年 大韓民国の旗 アン・ソンジュ
第18回 2014年 日本の旗 上田桃子
第19回 2015年 日本の旗 服部真夕[5]
第20回 2016年 大韓民国の旗 イ・ボミ[注 1][6][7]
第21回 2017年
第22回 2018年 日本の旗 大里桃子[8]
第23回 2019年 日本の旗 淺井咲希[2]
第24回 2021年[9] 日本の旗 小祝さくら[1]
第25回 2022年 日本の旗 岩井千怜[10]
第26回 2023年 日本の旗 蛭田みな美[注 2]
第27回 2024年 日本の旗 川﨑春花[11]

テレビ放送

[編集]
  • 2021年まではテレ朝チャンネル2で2日目・最終日前半を生中継、後半はテレビ朝日系列で録画放送されているが、「全国高校野球選手権大会・決勝戦」と重なった場合、延長戦などによる中継の延長を行った場合は、放送時間を短縮ないし深夜に放送される。なお、高校野球決勝戦中継が2015年よりローカルセールスに移行になったことにより、決勝戦と日程が重なっても、朝日放送テレビを除いて通常通りの放送となる(最近では2016年[注 3]が該当)。BS朝日での放送は行われないが、CSチャンネルのゴルフネットワークとことん1番ホール生中継」で2日目・最終日の模様を放送している。
    • 2004年は決勝戦の中継が延長されたために60分の短縮版で放送された。
    • 2006年は駒大苫小牧早稲田実決勝戦が延長15回、3時間37分の大熱戦の末引き分け再試合に。このため深夜に時間を変更して放送された。
    • 決勝戦と重ならない場合でも、朝日放送テレビでは高校野球中継を優先するため、その場合は同局のみ深夜に時間を変更して放送される(最近では2012年2016年が該当)。
    • また、2008年は雨天によりトーナメント自体が2時間中断したため、生放送で行われた。
  • 2022年からはBSフジで放送されることになった。

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 2016年大会は 日本の旗 大江香織大韓民国の旗 全美貞とのプレーオフを制す。
  2. ^ 日本の旗 西郷真央とのプレーオフを制してJLPGAツアー初優勝。
  3. ^ この年は南北海道代表の北海高校が決勝に進出したため、北海道テレビ放送も同様の対応を取った。

出典

[編集]
  1. ^ a b 小祝さくらが4打差逆転で2週連続V 稲見萌寧は後半大乱調で2位 - ALBA 2021年8月22日配信、同日閲覧
  2. ^ a b c 浅井咲希が「完全」で初優勝 黄金世代では9人目 - 日刊スポーツ、2019年8月25日配信、同日閲覧
  3. ^ ノジマチャンピオンカップ 大会概要”. 大会公式サイト. 2019年4月22日閲覧。
  4. ^ a b 意外にも(!?) ユニークな副賞に集まる熱視線 - ゴルフダイジェスト・オンライン、2008年8月21日掲載、2018年9月2日閲覧
  5. ^ 服部真夕が3年ぶり復活優勝!逆転で通算5勝目 - ゴルフダイジェスト・オンライン、2015年8月23日閲覧
  6. ^ イ・ボミ「日本戻ってこないかも」どん底から復活V - 日刊スポーツ、2017年8月21日閲覧
  7. ^ ボミ プレーオフ制しバースデーV CATレディース最終日 - スポニチアネックス、2016年8月21日閲覧
  8. ^ 20歳大里桃子がツアー初勝利「黄金世代」また新星 - 日刊スポーツ、2018年8月19日配信、同日閲覧
  9. ^ 「CAT Ladies 2020」開催中止について キャタピラージャパン(合)、JLPGA
  10. ^ ルーキー岩井千怜が逃げ切り 史上3人目の初勝利から2週連続V - ALBA 2022年8月21日配信、同日閲覧
  11. ^ "川崎春花が自身初の完全優勝で今季3勝目 03年度生まれダイヤモンド世代では一番乗りの5勝目". 日刊スポーツ. 日刊スポーツ新聞社. 18 August 2024. 2024年8月18日閲覧

参考

[編集]

外部リンク

[編集]