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BMW・269

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
BMW・269
カテゴリー F1
F2
コンストラクター BMW
デザイナー レン・テリー
主要諸元
シャシー アルミニウムモノコック
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン
サスペンション(後) ダブルウィッシュボーン
エンジン BMW M12/1 1.6 L4 1,598 cc (97.5 cu in)
トランスミッション ヒューランド FT 200, 5速 + 反転1速[1] MT,
タイヤ ダンロップ
主要成績
ドライバー ヒューベルト・ハーネ
ゲルハルト・ミッター
ディーター・クエスター
初戦 1969年ドイツグランプリ
出走優勝ポールFラップ
0000
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BMW・269は、レン・テリーが設計したフォーミュラ2カー[2]1969年から1970年のヨーロッパF2選手権に投入された。

概要

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BMWがフォーミュラ2で使用した車はローラ・カーズによって製作されていた。269(F269とも)はBMWが自ら製作した初のマシンであった。レン・テリーによって設計されたこのマシンは比較的単純な構造でオーソドックスなモデルであったが、強力なエンジンのおかげで好成績を納めた[3]。エンジンは排気量1,598 cc (97.5 cu in)、10700rpmで250hpを発揮した[4]

BMWは1969年シーズン、ローラ・T102とBMW・269を使用し、ヒューベルト・ハーネがランキング2位を獲得した。しかしながらポイントの多くはローラ・T102によるもので、BMW・269のポイントはオーストリアにおける1度のみであった[5]

269はF11969年ドイツグランプリにも出場した。ドライバーはヒューベルト・ハーネゲルハルト・ミッターディーター・クエスターであった。しかし、金曜日の練習走行でミッターが事故死し、BMWは同グランプリから撤退した。

後継のモデルはBMW・270であった[6]


F1における全成績

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(key) (太字ポールポジション

Formula 1

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チーム エンジン タイヤ ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 ポイント 順位
1969年 Bayerische Motoren Werke BMW L4 D RSA
南アフリカの旗
ESP
スペインの旗
MON
モナコの旗
NED
オランダの旗
FRA
フランスの旗
GBR
イギリスの旗
GER
ドイツの旗
ITA
イタリアの旗
CAN
カナダの旗
USA
アメリカ合衆国の旗
MEX
メキシコの旗
0 NC
ドイツの旗 ヒューベルト・ハーネ WD
ドイツの旗 ゲルハルト・ミッター DNQ
オーストリアの旗 ディーター・クエスター WD

Formula 2

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チーム エンジン タイヤ ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9
1969年 Bayerische Motoren Werke BMW L4 D THR HOC NUR JAR TUL PER VAL
ドイツの旗 ゲルハルト・ミッター Ret
ドイツの旗 ヒューベルト・ハーネ 7 DNS Ret
オーストリアの旗 ディーター・クエスター Ret Ret
スイスの旗 ジョー・シフェール Ret
1970年 Bayerische Motoren Werke BMW L4 D THR HOC MON CRP HOC PER TUL IMO HOC
オーストリアの旗 ディーター・クエスター 7 Ret 5 Ret Ret Ret Ret
ドイツの旗 ヒューベルト・ハーネ DNQ 4 DNQ 1

参照

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  1. ^ BMW 269 (F2)”. statsf1.com. 2012年2月8日閲覧。
  2. ^ Leo Breevoort. “Grand Prix car designers”. forix.com. 2012年2月8日閲覧。
  3. ^ Mattijs Diepraam. “The last of the German locals”. 8wforix.com. 2012年2月8日閲覧。
  4. ^ BMW”. allf1.info. 2012年2月8日閲覧。
  5. ^ Formula 2 1969”. oldracingcars.com. 2012年2月8日閲覧。
  6. ^ GRAND PRIX RESULTS: GERMAN GP, 1969”. grandprix.com. 2012年2月8日閲覧。