B2takes!!
B2takes!! | |
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別名 | B to takes!、B2takes!(旧名) |
ジャンル | J-POP、地下アイドル |
活動期間 | 2012年12月11日[1] - |
レーベル | キングレコード |
事務所 | AtoMエンターテイメント |
公式サイト | http://b2takes.com/ |
メンバー | 奥山ピーウィー、IGU、OZAWAREN、春木 創太、迎 航平、仲野 五大、風岡 史也、横田 凌一、松田 夢生、HIROKI |
旧メンバー | 芦田悠、しだっくす、井上皓介、雉峪エイチ、品川翔、畠山龍之介、中島拓斗、飯山裕太、あつし、松本ひなた、わたる、森勇翔、結城伽寿也、YouJin、千葉良祐、矢島愛弥、喜瀬大陽 |
B2takes!!(ビートゥーテイクス[2])は、日本の男性音楽グループ。所属はAtoMエンターテイメント(グループ結成時の社名「BACSエンターテイメント[3]」より2020年1月に社名変更[4])。ライブ活動を中心とする男性アイドルグループの東京での草分けともいわれる[5][6]。
略歴
[編集]かつて男性アイドルといえば旧ジャニーズ系が大半であったことから、「AKB48の男性版」をコンセプトとして[5]、2012年(平成24年)12月11日に[1]、男性による地下アイドルとして、6人組グループとして結成される[3][5]。旧名は「B to takes![7][8]」、後に「B2takes![3]」(読みは同じ[9])。
結成当初は、女性の地下アイドルは流行していた反面、男性の地下アイドルはまだ黎明期ということや[3][9]、ライブで共演が可能なグループが少ない状況であり[3]、東京都新大久保のライブハウスをカフェとして、メンバーが店員を兼ねてライブ活動を続ける[3]。ライブの観客数は、最初のライブでは6人[10]、その後も5人程度であり[3]、メンバー自身が屋外でビラを配っても、ほとんど無視されたり、「何これ」と馬鹿にされる状態が続く[5][9]。後年にリーダーの奥山ピーウィーも当時を振り返り、「心が毎回毎回折れそうになる[9]」「最初の1〜2年は本当に動員がなかった[9]」「客席の前から2列ぐらいしかいなかった[9]」「決して楽ではなかった[10]」と語っている。
その後の、ビラ配りによる集客や[9]、定期公演など地道な活動[6]、ライバルとなるグループを設定しての盛り上げなどにより、次第に人気が増加する[3][11]。2014年(平成26年)頃からは、名古屋の男性アイドルグループのBOYS AND MENの人気も追い風となる[5]。デビューから5年目にして、ワンマンライブが実現する[11]。2016年(平成28年)4月の原宿でのワンマンライブでは、前売りのチケットが完売したために、当初の予定の会場を急遽、大規模の会場へ変更するほどの盛況ぶりとなる[12]。同2016年発売のシングル「モヤモヤLOVER」は、同2016年10月24日付オリコンデイリーシングルランキング1位[13][14]、2017年(平成29年)発売の「好きって言おう」も、オリコンデイリーチャート1位を記録する[15]。同2017年には、テレビで初の冠番組の放映が開始される[13]。
2018年(平成30年)8月、グループ名を「B2takes!!」に改名する[2]。同2018年、両A面シングル「ブラン・ニュー・アニバーサリー / Not Alone」でメジャーデビューが決定し[16]、CD予約数が55,555枚を突破[13]、2018年9月3日付オリコンデイリーシングルランキングで1位[14][17]、週間ランキングで2位を記録する[18][19]。この「Not Alone」が主題歌に起用された映画『BD〜明智探偵事務所〜』では、当時のメンバーであった小沢廉が寺坂頼我(祭nine.)とダブル主演を務め、他のメンバーも全員が出演する[20][21]。2019年(昭和64年)、第33回日本ゴールドディスク大賞の邦楽部門でベスト5・ニューアーティストの1組に選ばれる[22]。
人気男性グループが集まってライブパフォーマンスを行うイベント「Royal Straight Flush × 光文社JJ Special Live(通称JJフェス)」では、ファンの投票の結果、2023年(令和5年)9月の第1回と、同年11月の第2回において共に1位を獲得し、2連覇を達成する[23][24]。
特徴
[編集]グループ名は「みなさんへの贈り物」を意味しており、「パフォーマンスやトークを通して、多くの贈り物を届けたい」という意味が込められている[25]。ファンとの距離が近いことで知られ[6]、自身たちも「ファンと最も距離が近いグループ」を自称している[26]。「メンズアイドルの草分け的存在」との声もある[6]。ファンからは「ライブを見たその日に特典会ですぐメンバーに感想を伝えられる」と、ライブ中心のアイドルの魅力を語る声も上がっている[5]。
音楽面では、「元気になれるライブが特徴」と称しており、アップテンポな曲が多いことが、特徴に挙げられる[26]。
個人活動が優先されていることも特徴の一つであり[27]、音楽以外にも、各メンバーが役者、モデルなどで活動を行なっている[9]。2019年6月の矢島愛弥の加入時は、母が元アイドルの渡辺美奈代であることでも話題となっている[14][28]。
メンバー
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
結成当初のメンバーは6人であり[10]、一時は12人体制の大規模になったが[16][29]、コロナ禍の影響でライブ活動が困難になったことで脱退が相次ぎ、一時期は2人にまで減少したものの[5]、2024年(令和6年)5月以降は10人で活動している[30][31]。
各メンバーごとに、担当カラー(メンバーカラー)が設定されている[32]。当初のカラーは、IGU(山下翔貴)はパープル[1]、飯山裕太はイエロー[1]、あつしはホワイト[1]、わたるはブルーであったが[1]、2019年8月の担当カラー発表時にそれぞれ、ライムグリーン、ブルー、ボルドー、ブラックに変更された[32][33]。
内部リンクのあるメンバーは、本グループ加入前、グループ外の活動、旧メンバーの卒業後など、詳細については内部リンク先を参照。
名前 | カラー | 生年月日(年齢) | 出身 | 加入時期 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
ピンク[1] | 9月12日[1](年齢非公表[20]) | 神奈川県[1] | 2012年12月11日[1] | リーダー[1]、結成当初からの唯一のメンバー[34] | |
ライムグリーン[32] | 1991年5月6日(33歳)[10] | 愛知県[1] | 2013年初夏[1] | 旧名義は山下翔貴[35] | |
OZAWAREN | レッド[1] | 1991年8月12日(33歳)[34] | 神奈川県[34] | 2013年5月28日[36] | 旧名義は 2018年12月21日に卒業[6] → 2023年6月に復帰[37] |
イエロー[38] | 1997年5月12日(27歳)[38] | 大阪府[38] | 2023年7月15日[30] | ||
ライトブルー[38] | 1994年12月28日(29歳)[38] | 兵庫県[38] | |||
パープル[38] | 2000年2月18日(24歳)[38] | 滋賀県[38] | |||
ブラック[38] | 2000年2月22日(24歳)[38] | 静岡県[38] | |||
グリーン[38] | 1998年9月19日(26歳)[38] | 東京都[38] | |||
ブルー[38] | 2003年7月4日(21歳)[38] | 福岡県[38] | |||
HIROKI | オレンジ[38] | 2000年4月9日(24歳)[38] | 愛知県[38] |
旧メンバー
[編集]名前 | カラー | 生年月日(年齢) | 出身 | 加入時期 | 脱退時期 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
レッド[39] | 1991年5月20日(33歳)[40] | 2012年12月11日[1] | 2013年2月5日[41] | |||
ブルー[42] | 1992年2月4日(32歳)[43] | 京都府[43] | ||||
グリーン[42] | 1991年12月27日(32歳)[44] | 2014年3月20日[45] | 日本、ブラジル、ユダヤ、ドイツ、ポルトガルの混血[44] | |||
イエロー[42] | 1994年2月18日(30歳)[7] | 東京都[46] | 2013年11月5日[45] | |||
レッド[42] | 1993年12月28日(30歳)[7] | 2013年5月28日[36] | ||||
しだっくす | オレンジ[1] | 1990年12月4日(34歳)[10] | 北海道[1] | 2013年初夏[1] | 2023年3月24日[47] | 旧名義は志田昂平[1] |
スカイブルー[32] | 1994年11月5日(30歳)[48] | 神奈川県[1] | 2013年秋[1] | 2022年4月7日[49] | ||
ブルー[32] | 1996年7月29日(28歳)[50] | 千葉県[50] | 2014年5月6日[51] | 2022年1月7日[52] | ||
あつし | ボルドー[32] | 1991年2月18日(33歳)[53] | 愛知県[1] | 2016年1月13日[54] | ||
グリーン[12] | 1991年8月27日(33歳)[55] | 埼玉県[55] | 2014年9月10日[56] | 2016年4月16日[12] | ||
わたる | ブラック[32] | 1998年6月6日(26歳)[57] | 千葉県[1] | 2014年11月26日[58] | 2021年8月15日[59] | 体調不良により2018年11月20日卒業[60] → 2019年6月17日復帰[61] |
グリーン[1] | 1994年8月6日(30歳)[57] | 大阪府[1] | 2017年7月22日[62] | 2021年6月27日[63] | ||
ホワイト[32] | 1993年11月19日(31歳)[64] | 宮城県[29] | 2019年6月19日[61] | 2022年1月7日[52] | 元、Rush×300[61] | |
ラベンダー[32] | 1997年6月3日(27歳)[65] | 神奈川県[29] | 2020年8月31日[66] | 日韓ハーフで[61]、元K-POPアイドル[65] | ||
イエロー[32] | 1991年9月26日(33歳)[67] | 大阪府[29] | 2023年3月24日[47] | 元、Rush×300(ダンスヴォーカルグループ)[67] | ||
パープル[32] | 1997年7月22日(27歳)[68] | 東京都[29] | 渡辺美奈代の長男[28] | |||
ホワイト[38] | 2004年1月14日(20歳)[38] | 京都府[38] | 2023年7月15日[30] | 2024年5月9日[31] |
作品
[編集]シングル
[編集]- HANABI(2015年)[69]
- AKUBI(2016年)[69]
- モヤモヤLOVER(2016年)[69]
- 好きって言おう(2017年)[69]
- ギリギリ☆ファイティングマン(2017年)[69]
- Shanana ここにおいで(2018年)[69]
- ブラン・ニュー・アニバーサリー / Not Alone(2018年) - メジャーデビュー[16]
- GROWING(2019年)[70]
- 証-Akashi-(2019年)[70]
- PARTY UP!!〜むらむらぶ★〜(2023年)[71]
映像作品
[編集]- B2takes! 3周年記念ライブDVD(2016年)[72]
- B2takes! TV 〜チカメンですけど何か?〜(2017年) - 同名の冠番組のDVD化[73]
- B2takes! LET'S STARTING OVER 〜A TRIP TO BANGKOK!!(2017年)[74]
- B2takes! 〜5周年記念ライブ〜 in マイナビBLITZ赤坂[69](2018年[75])
- B2takes!!の探偵ナイトスクール(2020年) - 同名の冠番組のDVD化[76]
出演
[編集]テレビ
[編集]ラジオ
[編集]- B2takes!!の元気が出るラジオ!!(超!A&G+、2019年[80] - 2020年[81])
- オレたちやってマンデー(MBSラジオ、2019年[82] - 2021年[83]) - 飯山裕太のみ[82]
映画
[編集]- BD〜明智探偵事務所〜(2018年)[21]
- フィルムに宿る魂(2020年) - シングル「証-Akashi-」をモチーフとする映画、飯山裕太が主演、結城伽寿也が共演[84]
舞台
[編集]書籍
[編集]派生ユニット
[編集]2020年(令和2年)には、4つの派生ユニットの活動開始が発表されている[88]。
名称 | メンバー | 活動期間 |
---|---|---|
LUCK☆LIFE(ラックライフ) | 飯山裕太、森勇翔、矢島愛弥、他[89] | 結成 - 2021年6月27日[63] |
食べさせて♡Cherry Party | 奥山ピーウィー、しだっくす[90] | 結成 - [91] |
Re:sum(リズム) | わたる、あつし、千葉良祐、他[92] | 結成 - 2021年12月31日[93] |
Emotive(エモティブ) | IGU、中島拓斗、他[94] | 結成 - 2022年1月29日[95] |
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y 花村 2018, pp. 124–125
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- ^ AtoM_e_officialのツイート、2022年4月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g 「ゼロからのナゴヤアイドル学 stage98 東京の草分け「B2takes!!」地道な「男性版AKB48」」『中日新聞』中日新聞社、2024年5月31日、夕刊、5面。
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- ^ nyapippyのツイート、2022年4月8日閲覧。
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- ^ 花村 2018, p. 123
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- ^ “Re:sum”. NEXTAR (2020年). 2020年10月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月14日閲覧。
- ^ Resum_infoのツイート、2022年4月8日閲覧。
- ^ “LUCK LIFE”. NEXTAR (2020年). 2020年10月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月14日閲覧。
- ^ Emotive_infoのツイート、2022年4月8日閲覧。
参考文献
[編集]- 花村扶美「小澤廉 あざとかわいいのヒミツ 2.5次元舞台で大活躍の小澤くんが、アイドルグループB2takes!の一員って知ってた?」『JUNON』第45巻第2号、主婦と生活社、2017年2月、106-107頁、大宅壮一文庫所蔵:200010886。
- 花村扶美「B2takes! 5th BIRTHDAY! こんなに魅力的なグループを5年間も知らなかったなんて、ちょっと損かも。」『JUNON』第46巻第1号、2018年1月、123-125頁、大宅壮一文庫所蔵:200010897。
- 花村扶美「B2takes! 12人で叶えたい夢! メンバー増えてパワーアップ!」『JUNON』第47巻第9号、2019年9月、107-109頁、大宅壮一文庫所蔵:000045295。
- 武藤洋子「会いに行けるボーイズアイドル 超速・青田買いスペシャル」『週刊女性』第58巻第32号、主婦と生活社、2014年8月26日、205-209頁、大宅壮一文庫所蔵:200018480。
- 「美男子ネクストブレイク総選挙 ENTRY06 飯山裕太 俳優とアイドル、ふたつのジャンルで活躍中! 美しい顔が、人懐っこく笑う瞬間にキュン」『JUNON』第46巻第3号、2018年3月、122頁、大宅壮一文庫所蔵:200010899。