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AN/APG-69

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
AN/APG-69
種別 パルスドップラー・レーダー
開発・運用史
開発国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
アンテナ
形式 平面スロットアンテナ
探知性能
探知距離
  • ルックアップ:30nm[1]
  • ルックダウン:20nm
その他諸元
重量 80kg
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AN/APG-69は、アメリカ合衆国エマソン・エレクトリック社が開発したXバンドパルスドップラー・レーダー

概要

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本機は元来、ノースロップ社が開発したF-20戦闘機に搭載するために開発された。F-20の鋭くとがったレドームに収容できるよう、AN/APG-67同様コンパクトに設計されている。しかし、ノースロップは、ゼネラル・エレクトリックが開発したAN/APG-67を採用したため、APG-69は不採用となった。しかし、コンパクトに設計されていることから、本機は様々な航空機に適合化することができ、多くのF-5運用国によるアップグレードおよびピラニア英語版のような軽戦闘機への採用が検討された。 エマソン社の初期のレーダーと異なり、AN/APG-69は、空対空・空対地のモード完全一式を備えており、MTBFは200時間である。 空対空のモードは、長距離広角捜索、捜索中追尾、近距離でのドッグファイトモードを備え、空対地のモードはグランドマッピングモードによる移動標的探索、および海面捜索モードを有している。 APG-69は、AIM-7 スパローミサイルを誘導でき、エマソン社のレーダーで初めてBVR戦闘能力を獲得した。

出典

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  1. ^ “Old F-5s never die”. Flight International: p73. (1986-01-04). http://www.flightglobal.com/pdfarchive/view/1986/1986%20-%200079.html 2013年8月7日閲覧。. 

関連項目

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