AIBA世界ユース選手権
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IBA世界ユース選手権(IBA Youth World Championships) は、国際ボクシング協会 (AIBA)が主催する、17歳から18歳の競技者を対象としたアマチュアボクシング大会である。世界シニア選手権の下の世代、世界ジュニア選手権(15歳から16歳が対象)の上の世代に当たる大会で、隔年で開催されている。
概要
[編集]AIBA世界ユース選手権は、1979年に18歳以下の競技者を対象とした大会として日本の横浜で第1回が開催された。1979年の第1回大会から2006年の第14回大会までは世界ジュニア選手権の名称で開催され、2018年の第15回大会から世界ユース選手権と改名された[1]。
女子は、2011年に第1回女子選手権がトルコで開催され、2017年の第4回大会までは単独で開催されていた[2]。
メダル獲得
[編集]日本人では、2014年大会でライト級で保坂剛、ライトウェルター級で鈴木稔弘がともに銅メダルを獲得[3]。2016年大会でフライ級で堤駿斗が金メダルを獲得。2017年大会で女子フライ級で木下鈴花[4]、女子バンタム級で入江聖奈がともに銅メダルを獲得[5]。2018年大会でウェルター級で宇佐美正パトリック、女子フェザー級で入江聖奈がともに銅メダルを獲得[6]。2021年大会でライト級で堤麗斗が金メダルを獲得[7][8]。2022年大会でバンタム級で坂井優太が金メダルを、フライ級で山口瑠、女子フライ級で鈴木美結がともに銅メダルを獲得した[9]。
階級
[編集]男女ともに以下の10階級で実施される。
男子
[編集]- ライトフライ級 -49kg
- フライ級 -52kg
- バンタム級 -56kg
- ライト級 -60kg
- ライトウェルター級 -64kg
- ウェルター級 -69kg
- ミドル級 -75kg
- ライトヘビー級 -81kg
- ヘビー級 -91kg
- スーパーヘビー級 +91kg
女子
[編集]- ライトフライ級 -48kg
- フライ級 -51kg
- バンタム級 -54kg
- フェザー級 -57kg
- ライト級 -60kg
- ライトウェルター級 -64kg
- ウェルター級 -69kg
- ミドル級 -75kg
- ライトヘビー級 -81kg
- ヘビー級 +81kg
開催記録
[編集]男子
[編集]- http://amateur-boxing.strefa.pl/Championships/WorldJuniorChamps.html
- http://www.aiba.org/aiba-youth-world-boxing-championships/
回 | 年 | 開催地 | 開催月日 | |
---|---|---|---|---|
世界ジュニア選手権 | ||||
1 | 1979 | 日本, 横浜市 | 12月9日 – 16日 | |
2 | 1983 | ドミニカ, サントドミンゴ | 9月17日 – 24日 | |
3 | 1985 | ルーマニア, ブカレスト | 9月1日 – 9日 | |
4 | 1987 | キューバ, ハバナ | 6月25日 – 7月6日 | |
5 | 1989 | プエルトリコ, バヤモン | 8月9日 – 17日 | |
6 | 1990 | ペルー, リマ | 10月13日 – 20日 | |
7 | 1992 | カナダ, モントリオール | 9月25日 – 10月4日 | |
8 | 1994 | トルコ, イスタンブール | 9月8日 – 18日 | |
9 | 1996 | キューバ, ハバナ | 11月4日 – 10日 | |
10 | 1998 | アルゼンチン, ブエノスアイレス | 11月6日 – 16日 | |
11 | 2000 | ハンガリー, ブダペスト | 11月5日 – 12日 | |
12 | 2002 | キューバ, サンティアーゴ・デ・クーバ | 9月15日 – 22日 | |
13 | 2004 | 大韓民国, 済州市 | 6月12日 – 18日 | |
14 | 2006 | モロッコ, アガディール | 9月8日 – 18日 | |
世界ユース選手権 | ||||
15 | 2008 | メキシコ, グアダラハラ | 10月25日 – 11月1日 | |
16 | 2010 | アゼルバイジャン, バクー | 4月25日 – 5月3日 | |
17 | 2012 | アルメニア, エレバン | 11月29日 – 12月7日 | |
19 | 2016 | ロシア, サンクトペテルブルク | 11月17日 – 27日 |
男女共催
[編集]回 | 年 | 開催地 | 開催月日 |
---|---|---|---|
18 | 2014 | ブルガリア, ソフィア | 4月14日 – 24日 |
20 | 2018 | ハンガリー, ブダペスト | 8月21日 – 31日 |
21 | 2021 | ポーランド, キェルツェ | 4月13日 – 23日 |
22 | 2022 | スペイン, アリカンテ | 11月14日 – 26日 |
女子
[編集]- http://amateur-boxing.strefa.pl/Championships/World_wom_Champs_J.html
- http://www.aiba.org/aiba-womens-youthjunior-world-boxing-championships/
回 | 年 | 開催地 | 開催月日 |
---|---|---|---|
1 | 2011 | トルコ, アンタルヤ | 4月20日 – 30日 |
2 | 2013 | ブルガリア, アルベナ | 9月22日 - 28日 |
3 | 2015 | 台湾, 台北市 | 5月16日 – 23日 |
4 | 2017 | インド, グワーハーティー | 11月19日 – 26日 |
脚注
[編集]- ^ “"Deadline closes for 2008 Youth World Championships entries"”. AIBA (2008年9月29日). 2009年2月6日閲覧。
- ^ ロンドンへ、羽ばたけ女子高生ボクサー=16歳の林、世界ユース代表に - 時事通信 2011年4月22日
- ^ “アマ ユース世界選手権で保坂と鈴木が銅獲得”. ボクシングニュース (2014年4月25日). 2022年11月7日閲覧。
- ^ “AIBA女子ユース選手権大会について⑥(報告)”. 日本ボクシング連盟 (2017年11月24日). 2022年11月7日閲覧。
- ^ “AIBA女子ユース選手権大会について⑦(報告)”. 日本ボクシング連盟 (2017年11月25日). 2022年11月7日閲覧。
- ^ “2018 AIBA世界ユース選手権大会”. 日本ボクシング連盟 (2018年8月29日). 2022年11月7日閲覧。
- ^ “【世界ユース選手権】堤麗斗が優勝!「兄弟・金メダリスト」を果たす”. 日本ボクシング連盟 (2021年4月24日). 2022年11月7日閲覧。
- ^ “【世界ユース】日本は過去にメダル8個、金メダル獲得は堤兄弟”. 日本ボクシング連盟 (2022年10月25日). 2022年11月7日閲覧。
- ^ “バンタム級の坂井優太がジョージア選手を4-1で破り決勝進出 世界ユース選手権”. 日刊スポーツ (2022年11月24日). 2022年11月24日閲覧。