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AIBA世界ユース選手権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

IBA世界ユース選手権IBA Youth World Championships) は、国際ボクシング協会 (AIBA)が主催する、17歳から18歳の競技者を対象としたアマチュアボクシング大会である。世界シニア選手権の下の世代、世界ジュニア選手権(15歳から16歳が対象)の上の世代に当たる大会で、隔年で開催されている。

概要

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AIBA世界ユース選手権は、1979年に18歳以下の競技者を対象とした大会として日本横浜で第1回が開催された。1979年の第1回大会から2006年の第14回大会までは世界ジュニア選手権の名称で開催され、2018年の第15回大会から世界ユース選手権と改名された[1]

女子は、2011年に第1回女子選手権がトルコで開催され、2017年の第4回大会までは単独で開催されていた[2]

メダル獲得

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日本人では、2014年大会でライト級で保坂剛、ライトウェルター級で鈴木稔弘がともに銅メダルを獲得[3]。2016年大会でフライ級で堤駿斗が金メダルを獲得。2017年大会で女子フライ級で木下鈴花[4]、女子バンタム級で入江聖奈がともに銅メダルを獲得[5]。2018年大会でウェルター級で宇佐美正パトリック、女子フェザー級で入江聖奈がともに銅メダルを獲得[6]。2021年大会でライト級で堤麗斗が金メダルを獲得[7][8]。2022年大会でバンタム級で坂井優太が金メダルを、フライ級で山口瑠、女子フライ級で鈴木美結がともに銅メダルを獲得した[9]

階級

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男女ともに以下の10階級で実施される。

男子

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女子

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  • ライトフライ級 -48kg
  • フライ級 -51kg
  • バンタム級 -54kg
  • フェザー級 -57kg
  • ライト級 -60kg
  • ライトウェルター級 -64kg
  • ウェルター級 -69kg
  • ミドル級 -75kg
  • ライトヘビー級 -81kg
  • ヘビー級 +81kg

開催記録

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男子

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開催地 開催月日
世界ジュニア選手権
1 1979 日本の旗 日本, 横浜市 12月9日 – 16日
2 1983 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ, サントドミンゴ 9月17日 – 24日
3 1985 ルーマニアの旗 ルーマニア, ブカレスト 9月1日 – 9日
4 1987 キューバの旗 キューバ, ハバナ 6月25日 – 7月6日
5 1989 プエルトリコの旗 プエルトリコ, バヤモン 8月9日 – 17日
6 1990 ペルーの旗 ペルー, リマ 10月13日 – 20日
7 1992 カナダの旗 カナダ, モントリオール 9月25日 – 10月4日
8 1994 トルコの旗 トルコ, イスタンブール 9月8日 – 18日
9 1996 キューバの旗 キューバ, ハバナ 11月4日 – 10日
10 1998 アルゼンチンの旗 アルゼンチン, ブエノスアイレス 11月6日 – 16日
11 2000 ハンガリーの旗 ハンガリー, ブダペスト 11月5日 – 12日
12 2002 キューバの旗 キューバ, サンティアーゴ・デ・クーバ 9月15日 – 22日
13 2004 大韓民国の旗 大韓民国, 済州市 6月12日 – 18日
14 2006 モロッコの旗 モロッコ, アガディール 9月8日 – 18日
世界ユース選手権
15 2008 メキシコの旗 メキシコ, グアダラハラ 10月25日 – 11月1日
16 2010 アゼルバイジャンの旗 アゼルバイジャン, バクー 4月25日 – 5月3日
17 2012 アルメニアの旗 アルメニア, エレバン 11月29日 – 12月7日
19 2016 ロシアの旗 ロシア, サンクトペテルブルク 11月17日 – 27日

男女共催

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開催地 開催月日
18 2014 ブルガリアの旗 ブルガリア, ソフィア 4月14日 – 24日
20 2018 ハンガリーの旗 ハンガリー, ブダペスト 8月21日 – 31日
21 2021 ポーランドの旗 ポーランド, キェルツェ 4月13日 – 23日
22 2022 スペインの旗 スペイン, アリカンテ 11月14日 – 26日

女子

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開催地 開催月日
1 2011 トルコの旗 トルコ, アンタルヤ 4月20日 – 30日
2 2013 ブルガリアの旗 ブルガリア, アルベナ 9月22日 - 28日
3 2015 チャイニーズタイペイの旗 台湾, 台北市 5月16日 – 23日
4 2017 インドの旗 インド, グワーハーティー 11月19日 – 26日

脚注

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  1. ^ "Deadline closes for 2008 Youth World Championships entries"”. AIBA (2008年9月29日). 2009年2月6日閲覧。
  2. ^ ロンドンへ、羽ばたけ女子高生ボクサー=16歳の林、世界ユース代表に - 時事通信 2011年4月22日
  3. ^ アマ ユース世界選手権で保坂と鈴木が銅獲得”. ボクシングニュース (2014年4月25日). 2022年11月7日閲覧。
  4. ^ AIBA女子ユース選手権大会について⑥(報告)”. 日本ボクシング連盟 (2017年11月24日). 2022年11月7日閲覧。
  5. ^ AIBA女子ユース選手権大会について⑦(報告)”. 日本ボクシング連盟 (2017年11月25日). 2022年11月7日閲覧。
  6. ^ 2018 AIBA世界ユース選手権大会”. 日本ボクシング連盟 (2018年8月29日). 2022年11月7日閲覧。
  7. ^ 【世界ユース選手権】堤麗斗が優勝!「兄弟・金メダリスト」を果たす”. 日本ボクシング連盟 (2021年4月24日). 2022年11月7日閲覧。
  8. ^ 【世界ユース】日本は過去にメダル8個、金メダル獲得は堤兄弟”. 日本ボクシング連盟 (2022年10月25日). 2022年11月7日閲覧。
  9. ^ バンタム級の坂井優太がジョージア選手を4-1で破り決勝進出 世界ユース選手権”. 日刊スポーツ (2022年11月24日). 2022年11月24日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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