82式地上レーダ装置 JPPS-P10
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種別 | ノンコヒーレント・パルス・ドップラー・レーダー |
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目的 | 捜索・捕捉用 |
開発・運用史 | |
開発国 | 日本 |
就役年 | 1982年 |
送信機 | |
周波数 | Xバンド |
パルス幅 | 0.5マイクロ秒 |
パルス繰返数 | 10,000 pps |
送信尖頭電力 | 25ワット |
アンテナ | |
アンテナ利得 | 29デシベル |
ビーム幅 | 水平4.4°×垂直3.4° |
走査速度 | 20°/秒または10°/秒 |
方位角 | 捜索モード: 30° |
探知性能 | |
探知距離 |
10 km (大型車両) 8 km (中・小型車両) 5 km (人) |
精度 |
距離 ±25m(移動目標: 大型車両,距離2500m未満) ±1%(移動目標:大形車両,距離2500m以上) |
分解能 | 方位 20ミル以下(移動目標: 大型車両,距離500m) |
その他諸元 | |
重量 | 全構成品 41.2 kg |
82式地上レーダ装置 JPPS-P10は、富士通が製作していたレーダー。後に地上レーダ装置2号と改称した[2]。
地上レーダ装置AN/PPS-4の後継となる戦場監視装置として、陸上自衛隊において昭和57年度から配備開始された[2]。後継として、平成18年度より、やはり富士通が開発した地上レーダ装置2号(改) JPPS-P24が制式化されている。
構成
[編集]- 送受信機 JRT-P12(19.5 kg)[1]
- 三脚架 JLG-P1(8.5 kg)[1]
- 電池箱 JCH-P2(5.6 kg) - リチウム電池。なお自動車用蓄電池も使用できる[1]。
- たい頭受話器 JHS-P1 - ヘッドフォン型レシーバー。2個を備えている[1]。
- 眼鏡 JMX-V1 - 送受信機の側面に設置して、装置の方位角及び高低角の設定を行える[1]
- その他ケーブル類
各構成品に分解しての人力担送が可能であり、使用時には、送受信機を三脚上に架して地上に設置する。また整備性向上のため、送受信機はユニット化されている。動作モードとしては、探知モードと捕捉モードがある[1]。
参考文献
[編集]関連項目
[編集]- 陸上自衛隊の装備品一覧
- 85式地上レーダー装置 JTPS-P11(地上レーダ装置1号) - より大型で車載式の戦場監視装置。