5-ヨード-2-アミノインダン
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IUPAC命名法による物質名 | |
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臨床データ | |
胎児危険度分類 |
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法的規制 |
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識別 | |
CAS番号 | 132367-76-1 |
ATCコード | none |
PubChem | CID: 131506 |
ChemSpider | 116224 |
UNII | 7X16E45Y1X |
化学的データ | |
化学式 | C9H10IN |
分子量 | 259.087 g/mol |
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5-ヨード-2-アミノインダン(5-Iodo-2-aminoindane)または5-IAIは、セロトニン、ノルエピネフリン、ドーパミンの放出薬として作用する薬剤である[1]。1990年代に、パデュー大学のデヴィッド・E・ニコルズらによって開発された[2]。日本では2012年12月17日より薬事法の指定薬物に指定されている。
ネズミの実験で、5-IAIは完全にメチレンジオキシメタンフェタミンの代替となり、ヒトにエンタクトゲンとして作用すると考えられている[2]。5,6-メチレンジオキシ-2-アミノインダンや5-メトキシ-6-メチル-2-アミノインダン等の他の2-アミノインダン誘導体と異なり、5-IAIは、ラットでいくらかのセロトニン性の神経毒性を示すが、アンフェタミンのホモログであるパラヨードアンフェタミンと比べるとかなり低く、観測される障害が統計的有意性に達することは滅多にない[1]。
関連項目
[編集]- 2-アミノインダン(2-AI)
- パラヨードアンフェタミン(pIA)
- 6-クロロ-2-アミノテトラリン(6-CAT)
出典
[編集]- ^ a b Johnson MP, Conarty PF, Nichols DE (July 1991). “[3H]monoamine releasing and uptake inhibition properties of 3,4-methylenedioxymethamphetamine and p-chloroamphetamine analogues”. European Journal of Pharmacology 200 (1): 9–16. doi:10.1016/0014-2999(91)90659-E. PMID 1685125.
- ^ a b Nichols DE, Johnson MP, Oberlender R (January 1991). “5-Iodo-2-aminoindan, a nonneurotoxic analogue of p-iodoamphetamine”. Pharmacology, Biochemistry, and Behavior 38 (1): 135–9. doi:10.1016/0091-3057(91)90601-W. PMID 1826785 .