4-ビニルトルエン
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4-ビニルトルエン | |
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1-Ethenyl-4-methylbenzene | |
別称 1-メチル-4-ビニルベンゼン 4-メチルスチレン | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 622-97-9 |
PubChem | 12161 |
ChemSpider | 11661 |
EC番号 | 210-762-8 |
MeSH | C042272 |
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特性 | |
化学式 | C9H10 |
モル質量 | 118.18 g mol−1 |
外観 | 無色ないしごくうすい黄色 |
匂い | 特異臭 |
融点 |
-34℃[1] |
沸点 |
175℃[2] |
水への溶解度 | 不溶 |
有機溶媒への溶解度 | メタノール、エーテル、ベンゼン、エタノールに混和[2] |
危険性 | |
引火点 | 45℃ |
発火点 | 515℃ |
爆発限界 | 1.1 - 5.3% |
半数致死量 LD50 | 2255 mg/kg(ラット、経口) |
関連する物質 | |
関連物質 | トルエン スチレン p-キシレン ジビニルベンゼン 3-ビニルトルエン |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
4-ビニルトルエン(英: 4-Vinyltoluene、または4-メチルスチレン)は、化学式CH3C6H4CH=CH2で表される有機化合物である。
スチレンの誘導体であり、特殊なポリスチレンの製造においてコモノマーとして使用される。4-エチルトルエンの脱水素によって生成される[3]。
性質
[編集]塗料用改質剤、絶縁強化剤、医薬品や農薬の中間体として用いられる[4]。過酸化物などの重合開始剤との接触、熱や光などの影響により重合することがある。日本の消防法では危険物第4類第二石油類に区分される[2]。市販品は3-ビニルトルエンとの混合体の場合がある。4-tert-ブチルカテコールが捕捉剤として添加されている[4]。
脚注
[編集]- ^ “国際化学物質安全性カード”. 厚生労働省. 2017年10月15日閲覧。
- ^ a b c 4-ビニルトルエン(東京化成工業)
- ^ Denis H. James; William M. Castor (2007), “Styrene”, Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry (7th ed.), Wiley, p. 1, doi:10.1002/14356007.a25_329.pub2
- ^ a b “ビニルトルエンの測定手法検討結果” (PDF). 厚生労働省労働基準局総務課 (2015年2月27日). 2017年10月15日閲覧。