4-ニトロフェニルホスファターゼ
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4-ニトロフェニルホスファターゼ(4-nitrophenylphosphatase、EC 3.1.3.41)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- 4-ニトロフェニルリン酸 + 水4-ニトロフェノール + リン酸
従って、この酵素の基質は4-ニトロフェニルリン酸と水の2つ、生成物は4-ニトロフェノールとリン酸の2つである。
この酵素は加水分解酵素に分類され、特にリン酸モノエステル結合に作用する。系統名は、4-ニトロフェニルリン酸 ホスホヒドロラーゼ(4-nitrophenylphosphate phosphohydrolase)である。リンデン(γ-ヘキサクロロシクロヘキサン)の分解に関与している。
構造
[編集]2007年末現在、1つの構造が解かれている。蛋白質構造データバンクのコードは、PDB: 1VJRである。
出典
[編集]- Attias J, Bonnet JL (1972). “A specific alkaline p-nitrophenylphosphatase activity from baker's yeast”. Biochim. Biophys. Acta. 268 (2): 422–30. PMID 4554643.
- Attias J, Durand H (1973). “Further characterization of a specific p-nitrophenylphosphatase from baker's yeast”. Biochim. Biophys. Acta. 321 (2): 561–8. PMID 4357666.