3.7 cm FlaK 43
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3.7 cm FlaK 43 | |
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Ⅳ号対空戦車メーベルワーゲンに搭載された3.7cm FlaK43 | |
種類 | 高射砲 |
原開発国 | ドイツ国 |
運用史 | |
配備期間 | 1943-1945 |
配備先 | ドイツ国 |
関連戦争・紛争 | 第二次世界大戦 |
開発史 | |
製造業者 | ラインメタル |
製造期間 | 1943-1945 |
派生型 | 3.7 cm Flakzwilling 43 |
諸元 | |
重量 | 1,250kg |
銃身長 | 2.13m(84インチ) (L/57) |
要員数 | 5 |
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砲弾 | 37mm |
口径 | 37mm/3.7cm(1.5インチ) |
仰角 | -7° - +90° |
旋回角 | 360° |
発射速度 | 実用150rpm、最大250rpm |
初速 | 770-1,150 m/s (2,500?-3,800 ft/s) |
有効射程 | 2,000m |
最大射程 | 4,800m |
装填方式 | 8発入りクリップ |
3.7 cm FlaK 43は、第二次世界大戦中にナチス・ドイツの使用した対空機関砲である。
開戦時、ドイツ国防軍では3.7 cm FlaK 18やその改良型である3.7 cm FlaK 36/37を配備運用していたが、これらは威力はともかく発射速度や生産性に問題があった。
新型対空機関砲の開発を命ぜられたラインメタル社は、削り出し部品の多かった従来型に対し、プレス加工された部品を多用することで応えた。これにより工程が75%も減らされて生産性が上がり、本体及び砲架の戦闘時1,250kg、輸送用ハンガーに載せた輸送時2,000kgと、旧型と比べ軽量化にも成功した。また作動方式がガス圧作動となり、80-160発/分だった発射速度が150-250発/分に向上した。
3.7 cm FlaK 43は、連装型の3.7 cm Flakzwilling 43を含め7,126門が生産され、旧型と共に終戦まで使われた。
また大戦後半の対空自走砲(重国防軍牽引車等)や対空戦車(メーベルワーゲン、オストヴィント等)の搭載砲としても使われている。
画像
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砲を縦二連装とした3.7 cm Flakzwilling 43
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右後方より
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左側面部
参考文献
[編集]ガリレオ出版 グランドパワー別冊 ドイツ陸軍兵器集 Vol.2 (野砲/野戦重砲/対戦車砲/高射砲)