2012年ピューリッツァー賞
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2012年ピューリッツァー賞(2012ねんピューリッツァーしょう)は、2012年4月16日[1]に発表された第96回目のピューリッツァー賞である。
受賞
[編集]部門 | 受賞者 | 所属 | 内容 |
---|---|---|---|
公益 | フィラデルフィア・インクワイアラー | 校内暴力問題 | |
速報報道 | スタッフ | The Tuscaloosa | ソーシャルメディアを併用した竜巻報道 |
調査報道 | Michael J. Berens、Ken Armstrong | シアトル・タイムズ | ワシントン州の行政機関が痛み止めを安価だが危険な薬メサドンに変更させている問題をデータジャーナリズムを使って解説 |
調査報道 | Matt Apuzzo、Adam Goldman、Eileen Sullivan、Chris Hawley | AP通信 | ニューヨーク市警察がイスラム教徒の日常生活を監視していた問題 |
解説報道 | David Kocieniewski | ニューヨーク・タイムズ | 富裕層や企業による租税回避の方法 |
地方報道 | Sara Ganimなど | The Patriot-News | ペンシルベニア州立大学フットボール部の性的虐待スキャンダル |
全国報道 | David Wood | ハフィントン・ポスト | イラクやアフガニスタンで負傷した兵士の挑戦 |
海外報道 | Jeffrey Gettleman | ニューヨーク・タイムズ | 東アフリカの飢餓や紛争の報道 |
特集記事 | Eli Sanders | The Stranger | 住居侵入犯に夫を殺害され、自身も被害を受けた女性が法廷で勇敢に証言 |
論説 | Mary Schmich | シカゴ・トリビューン | 自分の性格やシカゴの文化を捉えた現実派のコラム |
批評 | ウェスリー・モリス | ボストン・グローブ | スマートで独創的な映画批評 |
社説 | なし | ||
時事漫画 | Matt Wuerker | ポリティコ | |
速報写真 | Massoud Hossaini | フランス通信社 | カーブル近郊のアブ・ファズル・モスクの自爆テロの現場で泣き叫ぶ女の子 |
特集写真 | Craig F. Walker | The Denver Post | 心的外傷後ストレス障害に苦しむイラク帰還兵 |
部門 | 受賞者 | 作品 | 備考 |
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フィクション | なし | ||
戯曲 | Quiara Alegría Hudes | 「Water by the Spoonful」 (スプーンひとさじの水) |
|
歴史書 | Manning Marable | 「Malcolm X: A Life of Reinvention」 (マルコム・エックス: 人生の再発明) |
ISBN 978-0670022205 |
伝記・自叙伝 | ジョン・ルイス・ギャディス | 「George F. Kennan: An American Life」 (ジョージ・ケナン: アメリカ人の生活) |
ISBN 978-1594203121 |
詩 | Tracy K. Smith | 「Life on Mars」 (火星の生活) |
ISBN 978-1555975845 |
一般ノンフィクション | スティーヴン・グリーンブラット | 「The Swerve: How the World Became Modern」 「一四一七年、その一冊がすべてを変えた」 |
ISBN 978-0393064476 ISBN 978-4760141760 |
音楽 | Kevin Puts | 「Silent Night: Opera in Two Acts」 (きよしこの夜:2幕のオペラ) |
脚注
[編集]- ^ “COLUMBIA UNIVERSITY ANNOUNCES 96th ANNUAL PULITZER PRIZES IN JOURNALISM, LETTERS, DRAMA AND MUSIC”. The Pulitzer Prizes (2013年4月16日). 2014年4月17日閲覧。
- ^ a b “2012 Winners and Finalists”. The Pulitzer Prizes. 2014年4月17日閲覧。
外部リンク
[編集]- 冷泉彰彦「「ペン・ステート・フットボール部」に厳罰の下った理由」(ニューズウィーク日本版)
- 長田美穂「ゼロから学ぶ・不思議の国アメリカ--ジャーナリスト・長田美穂のシアトル通信 No.2・・・今年のピュリツァー賞、シアトルのフリーペーパーが受賞」(ふくしまニュースリリース)